| 【発明の名称】 |
全自動食器洗浄システムおよびそれに用いる装置および器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】小山 政則
【氏名】徳田 晴彦
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| 【要約】 |
【課題】全く人手を必要とせず、衛生管理上も特別を配慮を必要としない洗浄システム、およびそれに使用する装置および食器篭を提供する。
【解決手段】使用済の食器を収納した食器篭の浸漬装置5、食器・食器篭自動分離移載装置及び食器篭受取り装置で食器を送受する食器・食器篭自動移送装置6、受取った食器を1個つづ分離して送る装置7、分離された食器の搬送コンベア及び食器篭の搬送コンベアを備えた洗浄装置8、洗浄済の食器を積段状態に整理する食器自動整理装置9、並びに洗浄済の食器篭の搬送コンベア、篭を受取り待機させるリフターコンベア、食器自動整理装置9で積段状態に整理した食器をリフターコンベア上で待機する食器篭に移載する装置、及び食器を入れた食器篭をリフターコンベアより受取り搬送するコンベアよりなる食器・食器篭自動移送装置10でシステムを構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ■ 線材で構成され、所定数の食器を直立姿勢で水平方向に積段状態で収納するすることのできる食器篭と,■ 所定数の使用済食器を直立して横に積段して収納した前記食器篭を搬送し、定位置で停止させることのできるコンベアを備え、順次浸漬して搬出する浸漬装置と,■ 前記浸漬装置で浸漬された食器収納の食器篭から食器を取り出し、食器と食器篭を分離移載する食器・食器篭自動分離移載装置と、該食器・食器篭自動分離移載装置より送られた空の食器篭を受け取り移送する食器篭受取装置とよりなる食器・食器篭自動移送装置と,■ 前記食器・食器篭自動分離移載装置より送られた積段状態の食器を1個づつ自動分離して送る食器自動分離装置と,■ 前記食器自動分離装置により分離されて送られた食器の搬送コンベアと、前記食器篭受取装置で送られた食器篭の搬送コンベアとを内蔵する洗浄装置と,■ 前記洗浄装置で洗浄された食器の所定を積段状態に整理する食器自動整理装置と,■ 前記洗浄装置の食器篭搬送コンベアで送られた洗浄済の食器篭を受け取り搬送するコンベアと、該搬送コンベアより食器篭を受け取り待機させるコンベアと、前記食器自動整理装置で積段状態に整理された所定数の食器を前記待機中の食器篭に入れる食器自動移載装置と、該食器を入れた食器篭を搬送搬出する搬送コンベアと、よりなる食器・食器篭自動移送装置と,よりなる全自動食器洗浄システム。 【請求項2】 ■ 線材で構成され、所定数の食器を直立姿勢で水平方向に積段状態で収納するすることのできる食器篭と,■ 使用済の食器を収納した食器篭から食器を取り出し、食器と食器篭を分離移載する食器・食器篭自動分離移載装置と、該食器・食器篭自動分離移載装置より送られた空の食器篭を受け取り移送する食器篭受取装置とよりなる食器・食器篭自動移送装置と,■ 前記食器・食器篭自動分離移載装置より送られた積段状態の食器を1個づつ自動分離して送る食器自動分離装置と,■ 前記食器自動分離装置により分離されて送られた食器の搬送コンベアと、前記食器篭受取装置で送られた食器篭の搬送コンベアとを内蔵する浸漬・洗浄装置と,■ 前記浸漬・洗浄装置で洗浄された食器の所定を積段状態に整理する食器自動整理装置と,■ 前記洗浄装置の食器篭搬送コンベアで送られた洗浄済の食器篭を受け取り搬送するコンベアと、該搬送コンベアより食器篭を受け取り待機させるコンベアと、前記食器自動整理装置で積段状態に整理された所定数の食器を前記待機中の食器篭に入れる食器自動移載装置と、該食器を入れた食器篭を搬送搬出する搬送コンベアと、よりなる食器・食器篭自動移送装置と,よりなる全自動食器洗浄システム。 【請求項3】 間隔を拡大、縮小可能な2枚の対向したチャッキングプレートを有するチャッキング部を、伸縮可能なアームを備えた直動アーム部に連結し、該直動アーム部を回動して所定の角度に変更可能な回動部に連結してなり,食器を横に積段して収納した食器篭の上方より前記アームを伸ばして食器と食器篭の側面との間にチャッキングプレートを挿入し、チャッキングプレートの間隔を狭めて所定数の積段した食器を挟持し、アームを縮めて食器を取り出し、回動部により直動アーム部を回動させて挟持した食器を食器自動分離装置に対向させ、アームを伸ばし、2枚の対向させたチャッキングプレートの間隔を拡げて挟持した食器を放し、挟持した食器を食器自動分離装置に移し、アームを縮めて回動して直動アーム部を残った空の食器篭の上方に位置させ、アームを伸ばしてチャッキングプレートを食器篭に挿入し、チャッキングプレートの間隔を拡げてチャッキングプレートで食器篭の側部を押し圧して食器篭を保持し、アームを縮めてアーム部を回動させてアーム部を食器篭受取装置に対向させ、アームを伸ばし、2枚の対向させたチャッキングプレートの間隔を狭めて保持した食器篭を放し、保持した食器篭を食器篭受け取り装置に移すことを可能とする、食器・食器篭自動分離移載装置。 【請求項4】 2個のL字状プレートを、それらの水平部分を対向させ、垂直部分を平行とし、その平行の垂直部分の間隔をシリンダーで拡大、収縮可能とし、かつ、2個のL字状プレートを回転手段に連結し、回転してL字状プレートの先端を斜め下向きと斜め上向きに姿勢を切り換えることを可能とし、回転して斜め上向きとした際に、L字状プレートは傾斜し、その下端がシュートの上端部上方に位置してなり、2個のL字状プレートの先端を下向きとし、食器・食器篭自動分離移載装置により送られて来た食器篭を2個のL字状プレートの平行の垂直部分の間隔を狭めて保持し、回動して先端を上向きにし、2個のL字状プレートの平行の垂直部分の間隔を拡げて食器篭を放し、シュートで食器篭を移送することを可能とする食器篭受取装置。 【請求項5】 洗浄済の食器篭を受け取り待機させるリフターコンベアと,間隔を拡大、縮小可能な2枚の対向したチャッキングプレートを有するチャッキング部のアームを回動手段に連結して、該チャッキング部を回動して食器自動整理装置において積段状態に整理した食器の整理方向と水平方向選択可能とし、前記チャッキング部を回動して食器自動整理装置において積段状態に整理した食器の方向に向け、前記2枚の対向したチャッキングプレートで積段状態の食器を挟持し、前記チャッキング部を水平にし、前記リフターコンベア上で待機する食器篭の上方へ移行させる手段を設け、前記待機する食器篭の上方へ移行させた後、リフターコンベアを上昇させることにより、チャッキングプレートを食器篭に挿入し、チャッキングプレートの間隔を拡げて挟持する食器を放し、リフターコンベアを下降させることにより、チャッキングプレートを食器篭より抜き取ることを可能とする食器自動移載装置と,前記の食器を収納した食器篭を搬送搬出するコンベアと,よりなる食器・食器篭自動移送装置【請求項6】 線材で構成され、水平方向に積段状態で収納する所定数の食器の最前部の食器の外周の中心部より下方を支持する1対の食器支持部材と、該食器支持部材に直立して固定され、収納する所定数の食器の最後部の食器の内面または開口縁に接触して、収納する食器を直立姿勢で保持するための食器収納の姿勢および枚数の確定部材と、前記食器支持部材に直立して固定された部材に、食器の出し入れにより食器の押圧で回動可能にして係止された、食器の収納位置確定部材とを設けてなる食器篭。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、食器篭に入れて運ばれて来た使用済みの食器を浸漬し、食器篭より食器を取り出し、両者を洗浄し、洗浄済食器を食器篭に入れて搬出する一連の工程を完全自動化した全自動食器洗浄システムと、そのシステムに用いることのできる装置および食器篭に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の食器洗浄システムは、図14に示すように、浸漬装置1と洗浄装置2と、それら装置の間で洗浄装置2の入口部に取り付けた食器自動分離装置3と、洗浄装置2の出口部に設けられた食器自動整理装置4と、食器篭に入れられて搬送されて来た食器を食器篭に入れたまま浸漬装置1に投入する作業員M1 と、浸漬済の食器を食器篭より取り出し、食器自動分離装置3に供給し、空の食器篭を洗浄コンベア上に載置する作業員M2 と、洗浄装置2より出て来た洗浄済の食器を洗浄済の食器篭に入れる作業員M3 とより構成されている。 食器自動分離装置3は、積み重ねられた食器を1個づつ分離して送る装置である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の上記システムでは、最低で3人、実際はそれ以上の作業員を必要とする。また、作業員が洗浄済の食器に触れるので衛生管理上特別な配慮をしなければならない。 【0004】この発明は、食器の洗浄の一連の工程において、全く人手を必要とせず完全自動化し、衛生管理上も特別な配慮を必要としない洗浄システムおよびそのシステムに使用する装置および食器篭を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】全自動食器洗浄システムを、 ■ 線材で構成され、所定数の食器を直立姿勢で水平方向に積段状態で収納するすることのできる食器篭と,■ 所定数の使用済食器を直立して横に積段して収納した前記食器篭を搬送し、定位置で停止させることのできるコンベアを備え、順次浸漬して搬出する浸漬装置と,■ 前記浸漬装置で浸漬された食器収納の食器篭から食器を取り出し、食器と食器篭を分離移載する食器・食器篭自動分離移載装置と、該食器・食器篭自動分離移載装置より送られた空の食器篭を受け取り移送する食器篭受取装置とよりなる食器・食器篭自動移送装置と,■ 前記食器・食器篭自動分離移載装置より送られた積段状態の食器を1個づつ自動分離して送る食器自動分離装置と,■ 前記食器自動分離装置により分離されて送られた食器の搬送コンベアと、前記食器篭受取装置で送られた食器篭の搬送コンベアとを内蔵する洗浄装置と,■ 前記洗浄装置で洗浄された食器の所定を積段状態に整理する食器自動整理装置と,■ 前記洗浄装置の食器篭搬送コンベアで送られた洗浄済の食器篭を受け取り搬送するコンベアと、該搬送コンベアより食器篭を受け取り待機させるコンベアと、前記食器自動整理装置で積段状態に整理された所定数の食器を前記待機中の食器篭に入れる食器自動移載装置と、該食器を入れた食器篭を搬送搬出する搬送コンベアと、よりなる食器・食器篭自動移送装置と,で構成する。 【0006】前記浸漬装置と洗浄装置のかわりに、公知の浸漬・洗浄の両機能を備えた装置を使用してもよい。その場合には、浸漬・洗浄工程前に、食器・食器篭自動移送装置と食器自動分離装置を配置する。 【0007】未洗浄の使用済食器を収納した食器篭を食器と食器篭に自動分離して移載する装置を,間隔を拡大、縮小可能な2枚の対向したチャッキングプレートを有するチャッキング部を、伸縮可能なアームを備えた直動アーム部に連結し、該直動アーム部を回動して所定の角度に変更可能な回動部に連結させ、食器を横に積段して収納した食器篭の上方より前記アームを伸ばして食器と食器篭の側面との間にチャッキングプレートを挿入し、チャッキングプレートの間隔を狭めて所定数の積段した食器を挟持し、アームを縮めて食器を取り出し、回動部により直動アーム部を回動させて挟持した食器を食器自動分離装置に対向させ、アームを伸ばし、2枚の対向させたチャッキングプレートの間隔を拡げて挟持した食器を放し、挟持した食器を食器自動分離装置に移し、アームを縮めて回動して直動アーム部を残った空の食器篭の上方に位置させ、アームを伸ばしてチャッキングプレートを食器篭に挿入し、チャッキングプレートの間隔を拡げてチャッキングプレートで食器篭の側部を押し圧して食器篭を保持し、アームを縮めてアーム部を回動させてアーム部を食器篭受取装置に対向させ、アームを伸ばし、2枚の対向させたチャッキングプレートの間隔を狭めて保持した食器篭を放し、保持した食器篭を食器篭受取装置に移すことを可能とする構成とする。 【0008】食器篭受取装置を、2個のL字状プレートを、それらの水平部分を対向させ、垂直部分を平行とし、その平行の垂直部分の間隔をシリンダーで拡大、収縮可能とし、かつ、2個のL字状プレートを回転手段に連結し、回転してL字状プレートの先端を斜め下向きと斜め上向きに姿勢を切り換えることを可能とし、回転して斜め上向きとした際に、L字状プレートは傾斜し、その下端がシュートの上端部上方に位置させ、2個のL字状プレートの先端を下向きとし、食器・食器篭自動分離移載装置により送られて来た食器篭を2個のL字状プレートの平行の垂直部分の間隔を狭めて保持し、回動して先端を上向きにし、2個のL字状プレートの平行の垂直部分の間隔を拡げて食器篭を放し、シュートで食器篭を移送することを可能な構成とする。 【0009】洗浄済の食器と食器篭を受け取り、食器を食器篭にいれで搬送搬出する食器・食器篭自動移送装置を,洗浄済の食器篭を受け取り待機させるリフターコンベアと,間隔を拡大、縮小可能な2枚の対向したチャッキングプレートを有するチャッキング部のアームを回動手段に連結して、該チャッキング部を回動して食器自動整理装置において積段状態に整理した食器の整理方向と水平方向選択可能とし、前記チャッキング部を回動して食器自動整理装置において積段状態に整理した食器の方向に向け、前記2枚の対向したチャッキングプレートで積段状態の食器を挟持し、前記チャッキング部を水平にし、前記リフターコンベア上で待機する食器篭の上方へ移行させる手段を設け、前記待機する食器篭の上方へ移行させた後、リフターコンベアを上昇させることにより、チャッキングプレートを食器篭に挿入し、チャッキングプレートの間隔を拡げて挟持する食器を放し、リフターコンベアを下降させることにより、チャッキングプレートを食器篭より抜き取ることを可能とする食器自動移載装置と,前記の食器を収納した食器篭を搬送搬出するコンベアと,より構成する。 【0010】食器篭を、線材で構成し、水平方向に積段状態で収納する所定数の食器の最前部の食器の外周の中心部より下方を支持する1対の食器支持部材と、該食器支持部材に直立して固定され、収納する所定数の食器の最後部の食器の内面または開口縁に接触して、収納する食器を直立姿勢で保持するための食器収納の姿勢および枚数の確定部材と、前記食器支持部材に直立して固定された部材に、食器の出し入れにより食器の押圧で回動可能にして係止された、食器の収納位置確定部材とを設ける。 【発明の実施の形態】 【0011】この発明に係るシステムおよびそれに使用する装置および食器篭の実施の形態を以下チヤートおよび図面により説明する。 【0012】この発明に係るシステムは、浸漬装置5、食器・食器篭自動移送装置6、食器自動分離装置7、洗浄装置8、食器自動整理装置9、および食器・食器篭自動移送装置10とよりなる。図1は、この発明に係るシステムのの装置の配置説明図であり、第2図は、システムの工程チヤート図である。 【0013】先ず使用済の食器19が食器篭20に収納されて搬送コンベアに運ばれて、または人手で、浸漬装置5に投入され浸漬済の食器および食器篭が浸漬装置5より搬出される。 【0014】次いで、食器・食器篭自動移送装置6の食器・食器篭自動分離移載装置11(以下装置11と言う)で、食器19と食器篭20とに分離され、食器19は食器自動分離装置7により1個づつに分離されて洗浄装置8の食器搬送コンベア13に送られ、食器篭20は、洗浄装置8に設けられた食器篭受取装置12により洗浄装置8の食器篭搬送コンベア14に送られる。 【0015】食器19および食器篭20は、食器搬送コンベア13および食器篭搬送コンベア14で搬送されて洗浄装置8内を洗浄されながら通過する。 【0016】洗浄装置8から出て来た洗浄済の食器19は、食器自動整理装置9で所定数のものが積段状態に重ねられ、押し上げられると食器自動整理装置9の作動が止まる。 【0017】洗浄装置8から出て来た洗浄済の食器篭20は食器・食器篭自動移送装置10の搬送コンベア16により送られて、リフターコンベア17上に受け止められ降下して待機する。 【0018】前記押し上げられた積段状態の食器19を、食器自動移載装置15(以下装置15と言う)装置が取り上げ、装置15は、その状態でリフターコンベア17上へ移動し、リフターコンベア17上に待機している洗浄済の空の食器篭20に食器19を入れて離す。 【0019】次いでリフターコンベア17が降下し、リフターコンベア17のコンベアが回転して、そのコンベア上の洗浄済の食器19を収納した食器篭20を、食器・食器篭自動移送装置10の搬送コンベア18に移し、搬出する。 【0020】上記工程の流れは制御装置(図示せず)により制御される。 【0021】浸漬装置5は、水槽内を搬送コンベアが回転し、その上に使用済の食器19を横に重ねて収納した食器篭20を載置して浸漬搬送する。 【0022】浸漬装置5の食器篭投入部に1対の傾斜平行バー21と、搬送コンベア5aの上方に位置し、搬送コンベア5aと平行な乗り移りバー22を設け、投入された食器篭の先端部が傾斜平行バー21と乗り移りバー22との接点部で食器篭20を待機させる。 【0023】搬送コンベア5aには、食器篭20に対応する所定の間隔にアタッチメント5bを配設し、このアタッチメント5bが前記待機中の食器篭20に係止して食器篭20を搬送コンベア5aの回転とともに移行させる。 【0024】浸漬装置5の搬送コンベア5aの終端部に、回動可能なエンドストッパー23と、その回動位置を検出するセンサー23aを設け、食器19を収納して浸漬された食器篭20が浸漬装置終端に到着した時、食器篭20の先端部とエンドストッパー23が接触して、エンドストッパー23が回動し、その回動位置をセンサーが検出して、その検出信号により浸漬装置5の搬送コンベア5aが停止し、食器篭20は所定の位置で停止する。食器篭20の停止位置は、装置11の食器19のつかみ位置に一致している。 【0025】装置11は、浸漬装置5と食器自動分離装置7との間に位置している。 【0026】装置11は、浸漬を完了した積段状態の食器19を食器篭20より取り出し、積段状態の食器19を自動分離装置7に供給し、空になった食器篭20を洗浄装置8の食器篭受取装置12に供給する装置である。 【0027】装置11は、積段状態の食器19の外周を押圧挟持するチャッキング部24と、チャッキング部24を掴み位置に移動させ、チャッキングした食器19を食器篭20より取り出して自動分離装置7に投入するために回転移動させ、チャッキングした空の食器篭20を洗浄装置8の食器篭搬送コンベア14の入口部に対向して設けた食器篭受取装置12に受け渡す位置まで移動させる直働アーム部25と、食器19および食器篭20の投入姿勢(角度)および受け渡し姿勢を確定するためのアーム回動部26より構成され、1つのチャッキングアームで、所定数の積段状態の食器19と1つの空の食器篭20を順次チャッキングして、食器19の食器自動分離装置7への投入と、食器篭20の洗浄装置8の食器篭受取装置12への受け渡し作業を可能にするものである。 【0028】チャッキング部24は、平行に配設した2枚のチャッキングプレート27、27を直働アーム部25に取り付け、シリンダー28によりチャッキングプレート27、27間隔の拡大、縮小を可能とし、間隔を狭めてチャッキングプレート27、27で積段状態の食器19を挟持し、食器篭20にチャッキングプレート27、27を挿入してその間隔を拡げてチャッキングプレート27、27の外面を食器篭20の側壁または側枠に押圧させて食器篭20を保持することを可能とする【0029】チャッキングプレート27、27には、食器19および食器篭20の保持を確実にするために、チャッキングプレート27、27に立直して固定され、食器篭20に収納された食器19 の最前部および最後部断面方向に接触する補助ガイド29と、チャッキングプレート27、27の内外面の、食器19および食器篭20に接触する面に、ゴム系よりなる保持プレート30を設けるのが好ましい。 【0030】以上の構成により、積段状態の食器19のチャッキングおよび受渡しと、食器篭20のチャッキングと受け渡しの作業が1つのチャッキング部24により可能となる。チャッキング部24を複数並べて設ければ、複数列の作業を同時に行うことができる。 【0031】直動アーム部25は、駆動モータと、モータの回転を読み取るロータリーエンコーダ等の検出器を直結させて制御系と連動させることにより、チャッキングアームの進退停止運動が可能になり、アーム回動部26には、電磁クラッチブレーキとモータとロータリーエンコーダー等の検出器を連結させて制御系に連動させ、チャッキングアームの回転角度の制御を容易にする。 【0032】洗浄装置8の入口上部で、食器篭搬送コンベア14の入口先端部に対向して、食器篭受取装置12を設ける。 【0033】食器篭受取装置12は、図8に示すように、2個のL字状プレート31を、それらの水平部分を対向させ、垂直部分を平行とし、その平行の垂直部分の間隔をシリンダーで拡大、収縮可能とし、かつ、2個のL字状プレート31を回転手段32aに連結し、回転してL字状プレート31、31の先端を斜め下向きと斜め上向きに姿勢を切り換えることを可能とし、回転して斜め上向きとした際に、L字状プレート31、31は傾斜し、その下端がシュート32の上端部上方に位置する。 【0034】図5に示すC1〜C6は、チャッキング部24の作動位置の移動状態を示すもので、C1は、直動アーム部25を縮めて待機姿勢の状態であり、C2は、直動アーム部25を伸ばして浸漬装置5より送られて来た食器篭20の中の浸漬済の食器19を挟持した状態であり、C3は、直動アーム部25を縮めた後回転して食器自動分離装置7の回転杆36に対向指せた状態であり、C4は、C3の位置で直動アーム部25を伸ばして挟持した積段状態の食器19を回転杆36の前に運んだ状態であり、C5は、C4の位置で積段状態の食器19を離し、C3→C1→C2の位置に戻り、空の食器篭20にチャッキングプレート27、27を挿入し、その間隔を拡げて食器篭20を保持し、再びC1→C3の位置を経て洗浄装置8の食器篭受取装置12の2個のL字状プレート31に対向する位置まで回転した状態であり、C6は、C5の状態で直働アーム25を伸ばして食器篭20をL字状プレート31の位置に押した状態を示す。C6の状態で、L字状プレート31、31の間隔を狭めて、L字状プレート31、31で食器篭20を保持し、チャッキングプレート27、27の間隔を狭めて食器篭20を離し、チャッキングプレート27、27を食器篭20より抜く。L字状プレート31、31を回転してその間隔を拡げて食器篭20を離す。食器篭20はシュート40を滑り洗浄装置8の食器篭搬送コンベア14上に落下する。 【0035】洗浄装置8は、従来のシャワー式連続洗浄方式のものを用いるが、それに限定するものでなく、他の方式のものでもよい。 【0036】自動食器分離装置7は、従来から公知の回転杆に設けた分離部材で積段食器を分離する装置であるが、出願人が考案した実用新案登録第3023714号の装置を使用するのが好ましい。 【0037】その装置は、図9に示すもので、一部除去部を有するフランジよりなる分離爪33と、分離爪33の除去部に対応し、分離爪33により分離した食器19の端縁を支持する、一部除去部を有するフランジよりなる支持部34とよりなる分離部材35を下部に設けた回転杆36を2本と、その2本の回転杆36の間隔中心点方向へスライドとその任意の位置で固定を可能とするアジャスト台37と、分離部材35の下方に、傾斜するガイド板38と、ガイド板38の下端下方にコンベア39を設けたものである。 【0038】この装置は、装置11のチャッキング部24で回転杆36、36の前に運ばれた浸漬済の積段状態の食器19を1つづつ分離部材35で分離して落下させ、ガイド板38でコンベア39上へ、または、直接洗浄装置8の食器搬送コンベア13に移す。分離された食器19は、洗浄装置8により洗浄される。 【0039】食器自動整理装置9は、洗浄装置8の食器搬送コンベア13により搬出されて来た洗浄済の食器19を所定数積み重ねる装置であれば、公知のいずれの装置であってもよいが、出願人が考案した実用新案登録第2083119号の装置を使用するのが好ましい。 【0040】その食器自動整理装置9は、洗浄装置8の食器搬送コンベア13の回転方向先端に対向して設けたシュート40の下端に、斜め上方に傾斜させた樋形状の案内部材41と、反復運動して、シュート40から案内部材41に落下した食器19を起立状態で押す押出部材42と、押出部材42が食器19を1個づつ反復して押すことと、所定数溜まり重ねられた食器19を更に一度に押し上げることを可能とする押出部材42の駆動部43とよりなる。 【0041】案内部材41には、食器19がシュート40より落下する位置よりやや上方に、食器19が案内部材41の下方から上方へ移動することのみ可能とし、案内部材41の表面から出没自在の突部44と、それより上方に、押出部材42が所定数の溜まった食器19を一度に押し上げた際に、それら食器19が案内部材41の下方から上方へ移動することのみ可能とし、案内部材41の表面から出没自在の突部45とを設ける。押出部材42が食器19を1つづつ押し上げると、食器19は順次突部44を通過して案内部材41の下方から上方へ移動し、所定数の食器19が溜まると、押出部材42がそれら食器19を一度に押し上げて突起45を通過させる。突起44および45は押し上げられた食器19の滑り落ちを阻止する。 【0042】上記装置で押出部材42が積段状態の食器19を押し上げた際に、押出部材42が一時停止し、チャッキング部24が食器19を掴んだ後に、押出部材42が下がるようにするのが好ましい。 【0043】食器・食器篭自動移送装置10は、装置15とリフターコンベア17と2つの搬送コンベア16、18とよりなる。 【0044】装置15は、洗浄装置8で洗浄され、食器自動整理装置9の案内部材41上で積段状態に整理された食器19を、リフターコンベア17上で待機する洗浄済の食器篭20まで移動させ、それら食器19を食器篭20にいれる装置である。 【0045】装置15は、食器自動整理装置9の案内部材41上で積段状態に整理された食器19の整理方向と直角方向に進退運動が可能な、装置11のチャッキング部24と同じ構成のチャッキング部24を有し、平行のチャッキングプレート27、27のアーム部46が回転手段47に連結しており、アーム部46が回転手段47により回転してチャッキングプレート27、27が前記食器自動整理装置9の傾斜した案内部材41と平行となり、案内部材41上で積段状態に整理された食器19の両側へ移動し、それら食器19をつかみ、チャッキング部24が回転手段47で回転されて水平となり、移動手段、例えばロットレスシリンダー48、または、公知の一般のシリンダーとガイドよりなる移動手段で、横に移行して、受け渡し位置、すなわち、後述のリフトコンベア17上で待機する食器篭20の上方へ水平移行を可能としている。 【0046】装置15のチャッキング部24のチャッキング姿勢は、食器自動整理装置9の案内部材41の傾斜角度に一致しておれば、安定して食器19をつかむことができる。それ故に、装置15に使用した複数の角度を制御する回転手段は不要であり、案内部材41に一致した角度と移行角度(水平)でチャッキング部24を保持すればよい。 【0047】搬送コンベア16は、洗浄装置8の食器篭搬送コンベア14の終端部に対向して設けられ、リフターコンベア17は、食器自動整理装置9の隣で、装置15チャッキング部24の移行先終端のレール間を昇降できる位置に配置され、食器篭20の投入位置(上限)、すなわち上面が前記食器篭搬送コンベア16より食器篭20を受けとる位置と、食器受取り位置(中間)、すなわ降下して装置15のチャッキング部24の移行終端で食器19を食器篭20内に受取る位置と、食器・食器篭搬出位置、すなわち、更に降下してもう1つの搬送コンベア18と対向させた位置、すなわち、搬出位置と、の間を昇降・停止可能とする。 【0048】リフターコンベア17は、上限位置で洗浄済の食器篭20を受け取り、搬出位置に下降して待機する。積段状態の食器19が装置15のチャッキング部24で運ばれて、チャッキング部24が保持している積段状態の食器19をリフトコンベア17の食器受取り位置まで運び、リフターコンベア17が上昇して中間位置で止まる。このリフターコンベア17の上昇により、リフターコンベア17上で待機している洗浄済の食器篭20にチャッキング部24が入り、チャッキングを解除し食器19を離す。リフターコンベア17は下限位置に降下し、リフターに搭載したコンベアを作動させて食器19を収納した食器篭20を搬送コンベア18に移し、搬送コンベア18で搬出する。 【0049】食器篭20は、装置11および15のチャッキングプレート27、27および食器篭受取り装置11のL字状プレート25により保持が容易で、チャッキング部24により積段状態の食器19を食器篭20より出し入れするのが容易確実で食器自動整理装置9で整理する所定数の食器を確実に収納する構造とする。 【0050】すなわち、食器篭20は、線材で構成され、食器19の外周より内側で食器19の中心部より下部を保持する一対または二対の水平の食器支持部材49と、該食器支持部材49に立直して収納する食器19の内面最後部または開口縁と接触して食器19をほぼ直立姿勢で保持するための食器19の収納姿勢および収納枚数確定部材50と、食器支持部材49に立直して固定された部材51に、食器19の出し入れを容易にするために、所定角度に回動可能に設けた食器収納位置確定部材52により構成される。収納姿勢および収納枚数確定部材50は、バネと係止部材(図示省略)で取り付け位置を可変にすることで、収納枚数の変更を可能とする。 【0051】食器収納位置確定部材52は、L字状の2つの線材がL字の水平線の部分が平行であって、その先端で食器支持部材49に直立固定された部材51に、食器の出し入れにより食器の押圧で回動可能に係止され、2つのL字の垂直部分がその先端でつながりアーチ状をなす。 【0052】所定数の食器19が食器支持部材49に載置されて食器篭20に収納されたときに、食器収納位置確定部材51のアーチ部に最端の食器19の糸尻が入り、該アーチ部が食器19を収納姿勢および収納枚数確定部材50の方向へ押して、食器収納位置確定部材52と収納姿勢および収納枚数確定部材50とで積段状態の食器19を安定させる。食器収納位置確定部材52が所定角度に回動可能であるので、食器篭20に収納した食器16を装置11および15のチャッキング部24で取り出すのを容易にする。 【0053】装置11および15のチャッキングプレート27、27を食器篭20に挿入して、その間隔を狭めて積段状態の食器19を掴み、その間隔を広げて食器篭20を保持するために、食器篭20に収納した積段状態の食器19の側方と食器篭20の側方枠との間隔は約3cm以上あるようにする。そのために、洗浄しようとする食器19の大きさに適合した食器篭20を選ぶ。 【0054】前記浸漬装置5と洗浄装置8の代わりに、食器搬送コンベア13と食器篭搬送コンベア14を備え、浸漬・洗浄の両機能を備えた装置を使用してもよい。その場合には、浸漬・洗浄工程前に、食器・食器篭自動移送装置6と食器自動分離装置7を配置する。 【0055】食器・食器篭自動分離移載装置、食器篭受取装置12、食器自動移載装置15は、この発明に係るシステムでの使用以外に、それぞれ個別の装置として、他の装置と共に使用することができる。 【0056】 【発明の効果】この発明に係る全自動食器洗浄システムは、使用済の食器を食器篭に入れて浸漬し、食器と食器篭に分離して洗浄し、洗浄した食器を再び洗浄した食器篭にいれて搬出する一連の工程を、全く人手を必要とせずに完全自動化し、衛生管理上も特別な配慮を必要としない。 【0057】この発明に係る食器・食器篭自動分離移載装置は、完全自動的に、浸漬した食器を食器篭より取り出して食器自動分離装置に送り、空の食器篭を浸漬装置の食器受取装置に送るので、全く人手を必要とせず、衛生管理上も特別な配慮を必要としない。 【0058】この発明に係る食器篭受取装置は、空の食器篭を受け取り、他の装置に移送するのを容易にする。 【0059】この発明に係る食器自動移載装置、完全自動的に、洗浄され食器自動整理装置で積段状態に整理された食器を挟持し、リフターコンベア上で待機している食器篭の上方へ移行した後、空の食器篭に食器を収納させることができ、全く人手を必要とせず、衛生管理上も特別な配慮を必要としない。 【0060】この発明に係る食器篭は、収納した食器を食器・食器篭自動移載装置で取り出し、洗浄した食器を食器自動移載装置により収納するのを容易にする。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390007456 【氏名又は名称】株式会社中西製作所
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月4日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】西沢 茂稔
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| 【公開番号】 |
特開平11−216094 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−39725 |
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