| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹本 律雄
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| 【要約】 |
【課題】集塵の際に塵の散逸を防止した循環式の電気掃除機の開示【解決手段】空気を吸引する吸込開口55を有すると共に、吸込開口55の内側空間を形成する内壁縦壁面50Cの一方に、排気風を循環して吹き出す排気孔58が形成されると共に、この排気孔58が他方の内側縦壁面50D側に向けられており、吸込開口55の周りの縁部であって排気孔58近傍を除いた縁部59Bに、吸込口体50と清掃対象物との隙間を遮るリップ60が形成されていることを特徴とする。
【解決手段】空気を吸引する吸込開口55を有すると共に、吸込開口55の内側空間を形成する内壁縦壁面50Cの一方に、排気風を循環して吹き出す排気孔58が形成されると共に、この排気孔58が他方の内側縦壁面50D側に向けられており、吸込開口55の周りの縁部であって排気孔58近傍を除いた縁部59Bに、吸込口体50と清掃対象物との隙間を遮るリップ60が形成されていることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】電動送風機により吸込口体からの吸引した空気を前記電動送風機から排気した後に、この排気を再び前記吸込口体に循環する電気掃除機において、前記吸込口体は、前記吸込口の内側空間を形成する内壁縦壁面の一方に、前記電動送風機の排気風を循環して吹き出す吹き出し口が形成されると共に、この吹き出し口が他方の内側縦壁面側に向けられており、前記吸込口の周りの縁部であって前記吹き出し口近傍を除いた縁部に、吸込口体と清掃対象物との隙間を遮る遮蔽部が形成されていることを特徴とする電気掃除機。 【請求項2】請求項1の電気掃除機において、前記吸込口体は、前記吹き出し口を、前記吸込口体の掃除機本体側に接続する接続管取付部位の反対側に設けたことを特徴とする電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,電気掃除機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来,電気掃除機には特開昭61-2821号公報が公開されている。この電気掃除機は、図5に示すように、駆動モータ1により回転するファン2により空気の流れを発生し、その空気の流れにゴミを取り込み運搬して、フィルター3によりゴミを収集する電気掃除機である。排気管4と吸気管5は連結されて空気循環回路を形成している。この空気循環回路の一部は切り欠かれてゴミ収集口6とされ、このゴミ収集口6に駆動モータを通過した排出空気を吹き出させ、更に、ゴミ収集口6から吹き出した排出空気の一部又は全体を吸気管4に回収することにより、ゴミを回収しようとするものである。 【0003】この電気掃除機では、ゴミ収集口6を床面に当ててゴミの収集を始めると、排出空気が床面7に当たるために吸引された空気と共に乱流を発生し、ゴミ8が散乱する可能性がある。このため、ゴミ収集口の床面に当たる縁部には、ブラシ又はクッション材からなるシール9が設けられており、ゴミ収集口6の内側空間の密閉性が維持されるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭61-2821号公報の電気掃除機は、床面7のゴミ8を収集するために、ゴミ収集口6を移動させると、ゴミ収集口6の縁部全域に設けられたシール9のために、収集しようとするゴミ自身が移動してしまうという問題がある。 【0005】本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、集塵ファンから排出される排気風を吸込口に戻して清掃対象部位に吹き付けると共に、吸込口から新たな空気を吸引して集塵を行う循環式の電気掃除機において、吸込口に戻す空気が外に漏れて塵が散逸することを防止すると共に、吸込口体を移動させるときに、吸込口に塵を導入しやすい電気掃除機を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる電気掃除機は、電動送風機により吸込口体からの吸引した空気を前記電動送風機から排気した後に、この排気を再び前記吸込口体に循環する電気掃除機において、前記吸込口体は、前記吸込口の内側空間を形成する内壁縦壁面の一方に、前記電動送風機の排気風を循環して吹き出す吹き出し口が形成されると共に、この吹き出し口が他方の内側縦壁面側に向けられており、前記吸込口の周りの縁部であって前記吹き出し口近傍を除いた縁部に、吸込口体と清掃対象物との隙間を遮る遮蔽部が形成されていることを特徴とする。 【0007】本発明の請求項2の電気掃除機は、請求項1の電気掃除機において、前記吸込口体は、前記吹き出し口を、前記吸込口体の掃除機本体側に接続する接続管取付部位の反対側に設けたことを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態にかかる電気掃除機を図面に基づいて説明する。 【0009】図3,4において、20は電気掃除機本体であり、この本体20内には、集塵室21とこの集塵室21を負圧にする電動送風機22とこの電動送風機22から空気が排気される排気室23とが設けられている。集塵室21には集塵フィルタ24が取り付けられ、また、本体20に設けた接続口25にはホース30の接続部31が着脱自在に接続されている。 【0010】ホース30は排気ホース33内に吸込ホース34を取り付けた2重構造となっており、ホース30を接続口25に接続すると吸込ホース34が集塵室21に連通し、排気ホース33が排気室23に連通するようになっている。 【0011】ホース30の他端には手元操作管35が設けられており、この手元操作管35には着脱自在に延長管40が接続され、この延長管40の先端部は吸込口体50の接続管51に着脱自在に接続されている。 【0012】手元操作管35には把手部35Aと操作部35Bが設けられており、操作部35Bには電動送風機22のオン・オフ動作や出力を設定する操作スイッチ(図示せず)が設けられている。 【0013】手元操作管35は、ホース30と同様に排気管部36の中に吸込管部37が配設され、排気管部36と排気ホース33とが接続され、吸込管部37と吸込ホース34とが接続されている。 【0014】延長管40は、図3に示すように、排気管41とこの排気管41内に取り付けられた吸込管42とからなる二重構造となっている。そして、排気管41は手元操作管35の排気管部36に接続され、吸込管42は吸込管部37に接続されている。排気管41の内径L1は吸込管42の内径L2の1.6倍に設定されている。同様に、手元操作管35の排気管部36の内径が吸込管部37の内径の1.6倍に設定され、ホース30の排気ホース33の内径が吸込ホース34の内径の1.6倍に設定されている。 【0015】吸込口体50の接続管51は、外管52とこの外管52内に取り付けられた内管53とを有し、2重構造となっている。外管52は延長管40の排気管41に接続され、内管53は吸込管42に接続されている。外管52の内径も上記と同様に内管53の内径の1.6倍に設定されている。 【0016】吸込口体50には、底面に吸込開口55(吸込口)を有する吸込室56が形成され、この吸込室56が接続管51の内管52に連通している。また、吸込口体50の内壁50Aと外壁50Bとの間には接続管51の外管52に連通した空間部57が形成され、内壁50Aの縦壁面50Cには床面に向けて空気を吹き付ける複数の排気孔58(吹き出し口)が形成され、排気孔58と空間部57とが連通している。排気孔58は、吸込口体50の接続管51取付部位の反対側に設けられている。 【0017】吸込口体50の吸込室56は内管52,吸込管42,吸込管部37および吸込ホース34を介して本体20の集塵室21に連通し、本体20の排気室23は排気ホース33,排気管部36,排気管41,吸込口体50の外管52,空間部57および排気口58を介して吸込室56に連通している。 【0018】排気孔58は縦壁面50Cに対向する他方の内側縦壁面50D側に向けられており、清掃対象となる床面に沿って排気を吹き出すように、略水平に向けられている。 【0019】吸込開口55の周りの縁部であって、排気孔58近傍(吸込口体前部)を除いた縁部59に、吸込口体50と床面との隙間を遮るリップ60(遮蔽部)が形成されている。このリップ60は、この実施形態では、軟質プラスチックにより形成されており、リップ60の基部は吸込口体50の吸込開口55の縁部に埋設されている。リップ60は吸込口体50の後部及び左右に突設されており、吸込口体50前部の一対のローラ61,61と略同じ突出量をもっている。 【0020】尚、この実施形態では、リップ60により遮蔽部を形成しているが、リップ60の代わりにブラシやシールゴムを設けて遮蔽部としても良い。また、一対のローラ61,61の間の縁部59Aの床面側への突出量を、リップ60が形成された縁部59Bの床面側への突出量より少なくして遮蔽部を形成することにより、床面に吸込口体50を当てたときに、吸込口体50の前部の縁部59Aと床面との隙間が縁部59Bと床面の隙間より大きくなるように、吸込口体50の縁部を形成しても良い。 【0021】次に、上記実施形態の電気掃除機の動作を説明する。 【0022】電動送風機22が駆動されて集塵室21が負圧になると、吸込口体50の吸込室56から空気とともに塵埃が吸引され、この塵埃および空気が吸込管60を介して本体20の集塵室21へ吸引されていく。 【0023】他方、電動送風機22の駆動によって、集塵室21の空気は排気室23に排気され、排気室23に排気された空気は、排気ホース33,排気管部36,排気管41,吸込口体50の外管52,空間部57および排気口58を介して吸込室56に循環する。このように、吸込室56から吸引された空気は循環し、吸込口体50の吸込室56から吸引した空気は外部へ排気されないことになる。 【0024】また、リップ60が吸込口体50の後部に形成され、排気孔58が略水平を向いていると共に、吸込口体50の前部と床面との間の隙間が大きく設定されているため、吸込口体50を前方に移動させて集塵を行うときに、吸込口体50前方の塵を押し出してしまうことが防止されると共に、吸込室56から吸込口体50の外へ空気が吹き出してしまうこともなく、塵埃をまき散らすこともない。 【0025】更に、排気孔58から吹き出される循環風が、床面(清掃対象物)の表面に沿って流れるため、例えば畳や絨毯などの繊維に付着している塵埃を剥離する力が増大して集塵効果が向上する。これにより、駆動モータの負担を軽減することも可能となる。 【0026】尚、本実施形態において排気孔58が設けられた前側縁部にリップ60を設け、このリップにゴミが通過可能な適度の切り欠きを形成しても良い。 【0027】 【発明の効果】本発明の請求項1の電気掃除機によれば、吹き出し口から集塵ファンの循環風が吹き出す際に、清掃対象物の表面に沿って吹き出され、しかも、吹き出し口近傍の縁部を除いて吸込口の周りの縁部に遮蔽部が形成されているので、吹き出し口から清掃対象物の表面の塵埃が吸込口体の外側に散逸するおそれがない。更に、吹き出し口から吹き出される循環風が、清掃対象物の表面に沿って流れるため、例えば畳や絨毯などの繊維に付着している塵埃を剥離する力が増大して集塵効果が向上する。 【0028】本発明の請求項2の電気掃除機によれば、接続管と反対側から塵埃を吸引することが可能であるため、壁際まで塵埃を吸引することが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】西脇 民雄
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| 【公開番号】 |
特開平11−187997 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月13日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−360246 |
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