| 【発明の名称】 |
電気掃除機の吸込口体 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹本 律雄
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| 【要約】 |
【課題】この発明は、小型化および吸塵効果を高めた回転清掃体を有する電気掃除機の吸込口体の提供にある。
【解決手段】中空筒体51からなりその周壁に複数個の噴出孔54を有するとともに空気取入口58を有する中空軸50と、中空筒体61からなり周壁に前記噴出孔54に対応して形成され前記噴出孔54から噴出する空気を受けるファン翼64、周壁に形成され前記ファン翼64が受けた空気を吸込室22に流出させる通孔65、周壁の外側に軸方方向に沿って形成されたブラシ部材68を有し回転自在に配設された回転清掃体60とを本体ケース21の吸込室22内に配設し、噴出孔54から空気を噴出させてファン翼64に当て回転清掃体60を回転させることにより、小型化および吸塵効果を高めるようにした電気掃除機の吸込口体。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被掃除面との対向面に設けた吸込開口と電気掃除機の吸込口に連通接続される接続部とに連通する吸込室を有する本体ケースと、中空筒体からなりその両端側を前記本体ケースに固定して前記吸込室内に配設され周壁に形成された複数個の噴出孔を有するとともに空気取入口を有する中空軸と、中空筒体からなり周壁に前記噴出孔に対応して形成され前記噴出孔から噴出する空気を受けるファン翼、周壁に形成され前記ファン翼が受けた空気を前記吸込室に流出させる通孔、周壁の外側に軸方向に沿って設けられたブラシ部材を有するとともに回転自在に前記吸込室内に配設された回転清掃体とを備えたことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。 【請求項2】 前記回転清掃体の内周壁と中空軸の外周壁との間に配設された軸受によって回転清掃体を回転自在としたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項3】 中空軸に形成された複数個の噴出孔に、この噴出孔から噴出される空気を回転清掃体に形成されたファン翼に向けて案内する案内部材を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項4】 中空軸に形成した噴出孔、回転清掃体に形成したファン翼および通孔を、前記吸込室と接続部との連通部に略対応させたことを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項5】 中空軸に形成した噴出口を軸方向中間部で仕切壁によって分割するとともに互いに周方向に所定角度ずらしたことを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項6】 噴出孔とファン翼との相対位置関係を、前記噴出孔から噴出する空気が前記ファン翼の面に略垂直に当たる関係として形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の電気掃除機の吸込口体。 【請求項7】 中空筒体の両端部までブラシ部材を設けた回転清掃体としたことを特徴とする請求項2記載の電気掃除機の吸込口体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機に用いられる吸込口体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の電気掃除機の吸込口体の中には、吸込口体の本体ケース内にいわゆる回転ブラシ等と呼ばれている回転清掃体を設け、この回転清掃体を回転させつつ吸込口体を床面上を走行させ掃除をする形式のものがある。そして、前記回転清掃体を回転させる方法としては、電動機あるいは吸込み気流によって回転する駆動ファンを用い、これら電動機あるいは駆動ファンの回転力をベルト等を介して回転清掃体に伝達して回転させるようにしたもの、あるいは回転清掃体の両端部にファンを一体に取り付けるとともに、本体ケースの後側上部に空気取入口を設けこの空気取入口から吸い込ませた空気を前記ファンに吹き付るつまり当てることにより回転清掃体を回転させるようにしたもがある。 【0003】しかし、電動機、駆動ファンを用る方法では、本体ケース内に電動機、駆動ファンおよびベルト等を収納するスペースが必要となるため、吸込口体が大型となり、また、構造が複雑となるとともにコスト面で高価となるものである。また、回転清掃体の両端部にファンを取り付ける方法では、回転清掃体に設ける毛、あるいは軟質部材からなり被掃除面の塵埃を叩き出したり掻き出すブラシ部材を、回転清掃体の両端部まで設けることができないため、吸込口体の両端部の掃除ができなくなり、また、本体ケースの後側上部に設けた空気取入口から吸い込ませた空気は、ファンを回転させることのみに使われ塵埃を吸い込むためには何等寄与しないことから吸塵効率が悪いものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の吸込口体の、回転清掃体を回転駆動させるために電動機、駆動ファンを用る方法では、本体ケース内に電動機、駆動ファンおよびベルト等を収納するスペースが必要となるため、吸込口体が大型となり、また、構造が複雑となるとともにコスト面で高価となるという問題があり、また、回転清掃体の両端部にファンを取り付ける方法では、ブラシ部材を回転清掃体の両端部まで設けることができないため、吸込口体の両端部の掃除ができなくなり、また、本体ケースの後側上部に設けた空気取入口から吸い込ませた空気は、ファンを回転させることのみに使われ塵埃を吸い込むためには何等寄与しないことから吸塵効率が悪いという問題がある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、被掃除面との対向面に設けた吸込開口と電気掃除機の吸込口に連通接続される接続部とに連通する吸込室を有する本体ケースと、中空筒体からなりその両端側を前記本体ケースに固定して前記吸込室内に配設され周壁に形成された複数個の噴出孔を有するとともに空気取入口を有する中空軸と、中空筒体からなり周壁に前記噴出孔に対応して形成され前記噴出孔から噴出する空気を受けるファン翼、周壁に形成され前記ファン翼が受けた空気を前記吸込室に流出させる通孔、周壁の外側に軸方方向に沿って設けられたブラシ部材を有するとともに回転自在に前記吸込室内に配設された回転清掃体とを備えた電気掃除機の吸込口体としたものである。 【0006】このように請求項1記載の発明は、本体ケース内に、中空筒体からなりその両端側を前記本体ケースに固定して前記吸込室内に配設され周壁に形成された複数個の噴出孔を有するとともに空気取入口を有する中空軸と、中空筒体からなり周壁に前記噴出孔に対応して形成され前記噴出孔から噴出する空気を受けるファン翼、周壁に形成され前記ファン翼が受けた空気を前記吸込室に流出させる通孔、周壁の外側に軸方方向に沿って設けられたブラシ部材を有するとともに回転自在に前記吸込室内に配設された回転清掃体とを設ける構成としたことから、回転清掃体を回転させるために、回転清掃体と別個の電動機あるいは駆動ファンを不要とするため、吸込口体の小形化が図れ、また、構造を簡単とすることができるとともに安価とすることができるという作用を有するものである。また、中空軸の噴出口から噴出される空気の一部は中空筒体に形成した通孔から被掃除面にその方向を変えつつ吹き付けられることから、回転清掃体を回転させる空気を被掃除面から塵埃を浮き上がらせために利用して吸塵効果を高めることができるという作用を有するものである。 【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、回転清掃体の内周壁と中空軸の外周壁との間に配設された軸受によって回転清掃体を回転自在とした電気掃除機の吸込口体としたものである。 【0008】このように請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、回転清掃体の内周壁と中空軸の外周壁との間に配設された軸受によって回転清掃体を回転自在としたことから、請求項1記載の作用に加えて、中空軸と回転清掃体との軸心を確実に一致させることができるため、回転清掃体は偏心して回転することがなく振動の発生を防止できるとともに、回転清掃体をスムーズに回転させることができ、また、軸受の磨耗を防止できるという作用を有するものである。 【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、中空軸に形成された複数個の噴出孔に、この噴出孔から噴出される空気を回転清掃体に形成されたファン翼に向けて案内する案内部材を形成した電気掃除機の吸込口体としたものである。 【0010】このように請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、中空軸に形成された複数個の噴出孔に、この噴出孔から噴出される空気を回転清掃体に形成されたファン翼に向けて案内する案内部材を形成したことから、請求項1および請求項2記載のそれぞれの発明の作用に加えて、噴出気流をファン翼に効率よく当てることができるため、回転清掃体の回転力を大きくすることができるという作用を有するものである。 【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3記載の発明において、中空軸に形成した噴出孔、回転清掃体に形成したファン翼および通孔を、前記吸込室と接続部との連通部に略対応させた電気掃除機の吸込口体としたものである。 【0012】このように請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3記載の発明において、中空軸に形成された噴出孔、回転清掃体に形成したファン翼および通孔を、前記吸込室と接続管との連通部に略対応させたことから、請求項1ないし請求項3記載のそれぞれの発明の作用に加えて、吸込室の吸込力が最も大きい領域に噴出孔、ファン翼および通孔が位置するため噴出孔から噴出される空気を集中させるとともに回転清掃体の回転力大きくできるという作用を有するもなである。 【0013】また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4記載の発明において、中空軸に形成した噴出口を軸方向中間部で仕切壁によって分割するとともに互いに周方向に所定角度ずらした電気掃除機の吸込口体といしたものである。 【0014】このように請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4記載の発明において、中空軸に形成した噴出口を軸方向中間部で仕切壁によって分割するとともに互いに周方向に所定角度ずらしたことから、請求項1ないし請求項4の発明の作用に加えて、噴出する空気をファン翼に連続的に当てることができるため回転力を連続的に発生させることができるとともに回転清掃体をスムーズに回転させることができるという作用を有するものである。 【0015】また、請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5記載の発明において、噴出孔とファン翼との相対位置関係を、前記噴出孔から噴出する空気が前記ファン翼の面に略垂直に当たる関係として形成した電気掃除機の吸込口体としたものである。 【0016】このように請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5記載の発明において、噴出孔とファン翼との相対位置関係を、前記噴出孔から噴出する空気が前記ファン翼の面に略垂直に当たる関係として形成したことから、請求項1ないし請求項5記載のそれぞれの発明の作用に加えて、噴出孔から噴出されファン翼に当たる空気の圧力を大きくできるため、回転清掃体の回転力を大きくできるという作用を有するものである。 【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明において、中空筒体の両端部までブラシ部材を設けた回転清掃体とした電気掃除機の吸込口体としたものである。 【0018】このように請求項7記載の発明は、請求項2記載の発明において、中空筒体の両端部までブラシ部材を設けた回転清掃体としたことから、請求項2記載の発明の作用に加えて、吸込口体の回転清掃体の軸方向両端部までブラシ部材を位置させることができるため、壁際あるいは部屋の隅部の塵埃を効果的に吸込むことができるという作用を有するものである。 【0019】 【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。 【0020】図1はこの発明を適用した吸込口体を吸込みホースおよび延長管を介して電気掃除機に接続した状態を示した斜視図である。 【0021】図1に示すように、電気掃除機1の本体2の前部には吸込口3が設けられており、また、前記本体2内には図示しないが前記吸込口3に連通する集塵室およびこの集塵室の下流側に形成された電動送風機室が設けられており、そして前記集塵室には集塵装置が、また電動送風機室には電動送風機が収納されている。 【0022】また、本体2の後部両側には走行車輪4が取り付けられており、前方底部には旋回輪5が取り付けられている。また、本体2の上部には電気掃除機1を持ち運ぶ運搬用把手6が設けられ、また、後部壁には図示しない排気口が設けられている。 【0023】また、前記吸込口3には吸込みホース7の一端側が接続されており、この吸込みホース7の他端側には把手9が形成された接続部8が設けられている。そして、前記接続部8には把手9の前部に位置して、前記図示しない電動送風機の出力を制御する複数のスイッチ釦9aが設けられており、これらスイッチ釦9aの閉成信号は前記吸込みホース7内に配線された信号線を介して図示しない制御手段に送られて、この制御手段の制御によって電動送風機は制御されるようになっている。 【0024】また、前記接続部8には、延長管10が接続されており、この延長管10にはもう一つの延長管11が接続され、この延長管11には前記吸込口体である床ブラシ20が接続されている。 【0025】つぎに、この床ブラシ20を図2ないし図4に基づいて説明する。 【0026】図4に示すように床ブラシ20は、上部ケース30とこの上部ケース30と図示しないねじによって一体的に結合される下部ケース40から構成される本体ケース21および回転清掃体60等から構成されている。 【0027】そして、前記上部ケース30は、図3に示すように長方形状に形成され、また、図4に示すように下方を開口31とするとともに天井壁32を有し、この天井壁32を底壁とした有底箱状に形成されている。また、上部ケース30の後部側つまり前記延長管11に接続される側の長手方向中間部には後方に突出させて形成されるとともに内部に流路孔33aが形成された接続部33が形成されている。また、上部ケース30の長手方向両端壁30aには、図1および図3に示すように半円形の切欠35が形成されている。 【0028】つぎに、前記下部ケース40は、長方形状に形成され、上方を前記上部ケース30の開口31に対応して開口41が形成されるとともに、被掃除面と対向する対向面である略平坦状の底壁42を有した有底箱状に形成されている。また、前記底壁42には図2に示すように長方形状の吸込開口43が形成されている。 【0029】また、下部ケース40の長手方向両端壁には、図1に示すように前記上部ケース30の長手方向両端壁30aに形成した切欠35に対応した半円形の切欠4545が形成されている。 【0030】そして、前記上部ケース30と下部ケース40とを図示しないねじよって結合することにより本体ケース21が構成つまり組み立てられる。そして、上部ケース30と下部ケース40とにより組み立てられた本体ケース21の内部には、吸込室22が形成され、この吸込室22は前記吸込開口43および接続部33の流路孔33aに連通している。 【0031】また、前記上部ケース30の前記接続部33には接続管23が周方向に回動可能にして取り付けられており、この接続管23は前記延長管11に着脱可能に嵌合接続されるようになっている。 【0032】つぎに、前記上部ケース30および下部ケース40の長手方向両端壁に形成された切欠35および切欠45に、両端部を固定的に挟持されて前記吸込室22に配設される中空軸50について説明する。 【0033】この中空軸50は、図3に示すように内部を中空部52とした中空筒体51からなり、この中空筒体51の軸方向中間部つまり図3に示すように前記接続部33の軸心の延長線上に位置する部位に前記中空部52を仕切る仕切壁53が形成され、この仕切壁53によって前記中空部52は軸方向中間部で長手方向に二分されるとともに、その両端は外部に開口させて空気取入口58を形成している。 【0034】また、前記中空筒体51には前記仕切壁53を中心として軸方向つまり図3において左右方向に所定長の長さとした複数個(この実施の形態では4個)のスリット状の噴出口54が、その外側縁を中空筒状体51の内径の接線方向に位置させて形成されている。また、前記噴出口54の外側にはこの噴出口54から噴出する空気を整流しつつ案内する案内部材55が形成されている。この案内部材55は前記中空部52内に一部延出させて形成されている。 【0035】なお、図3において前記仕切壁53の左側に形成された噴出口54と右側に形成された噴出口54とは、一方側の噴出口54が他方側の互いに隣接する噴出口54の中間に位置するように周方向にずらして形成され、このことによって噴出口54から噴出する空気による圧力が回転清掃体60に形成された後述するファン翼64に周方向の位相差が小さい状態で加えられ、回転清掃体60の回転をスムーズにできるとものである。 【0036】また、前記中空筒体51の両端部にはそれぞれ嵌合溝56が形成されており、前記上部ケース30と下部ケース40を結合する際に、上部ケース30の切欠35および下部ケース40の切欠45を前記嵌合溝56に嵌合させて挟持することによって中空軸50は、本体ケース21の収納室22内に配設されるようになっている。 【0037】つぎに、本体ケース21の吸込室22内に配設される回転清掃体60について説明する。 【0038】この回転清掃体60は、図3および図4に示すように内部を中空部62とした中空筒体61とこの中空筒体61に一体的に取り付けられたブラシ部材68とから構成されている。 【0039】そして、前記中空筒体61の軸方向中間部つまり前記中空軸50の仕切壁53と対応する部位に環状壁63が形成されており、この環状壁63には前記中空軸50の外周を結ぶ仮想円の直径よりも大きい直径とした貫通孔63aが設けられており、中空軸50は中空筒体61内に軸方向に挿入できるようになっている。 【0040】また、中空筒体61の内周壁には前記噴出口54から噴出する空気を受ける複数枚(この実施の形態では12枚)のファン翼64が形成されている。このファン翼64は、その中心部が前記噴出口54の軸心と対応した際、その面と噴出口54の軸心とは略直交する関係となるように、中空筒体61の内周壁に傾斜させて形成されており、このことによって噴出口54から噴出する空気はファン翼64の面に略垂直に当たる関係となり空気による圧力をファン翼64に効率よく作用させることができるものである。 【0041】また、このようにファン翼64の面と噴出口54の軸心とを略直交する関係としたことに加えて、上記したように前記仕切壁53の左側に形成された噴出口54と右側に形成された噴出口54とは、一方側の噴出口54が他方側の互いに隣接する噴出口54の中間に位置するように周方向にずらして形成したことから、さらに噴出口54から噴出する空気による圧力をファン翼64に効率よく作用させることができるものである。 【0042】また、前記中空筒体61に設けた前記ファン翼64の基部の中空筒体61つまり回転清掃体60の回転方向(図4において反時計方向)下流側には、このファン翼64が受けた空気を外部つまり前記収納室22に流出させる通孔65が形成されている。 【0043】また、前記中空筒体61には前記通孔65の中空筒体61の回転方向上流側の孔縁には、例えば軟質に塩化ビニールからなる肉厚の薄い短冊状の板部材から形成された前記ブラシ部材68が一体的に設けられている。なお、このブラシ部材68は自由状態における前記回転方向下流側の面は、前記ファン翼64の前記回転方向下流側の面と略面一になるようになっており、このことによりファン翼64で受けた空気はファン翼64とブラシ部材68の回転方向下流側の面に沿ってスムーズに吸込室22に流出させることができるものである。このことはまた騒音の発生を減少させることができるものである。 【0044】また、前記中空筒体61に両端部内周には、図3に示すように軸受嵌合部66が形成されている。 【0045】そして、このように構成された回転清掃体60は、軸受であるボールベアリング70を介して前記中空軸50に取り付けられるものである。つまり、中空軸50にボールベアリング70の内輪を圧入し、外輪を前記中空筒体61に両端部に形成した軸受嵌合部66に圧入することにより取り付けられるものである。 【0046】そして、前記ボールベアリング70は、中空筒体61の内周に嵌合するようにしたことから、中空筒体61の長さはその両端が前記本体ケース21の長手方向両側壁の内面との間に僅かな間隙が形成される長さに設定することができ、また、この中空筒体61に設けられる前記ブラシ部材68は中空筒体61の長さと同一長さに設定でき、また、下部ケース40に形成する吸込開口43を図2に示すように長手方向両側壁近傍まで形成できることから、吸込開口43の端部は壁際近傍まで位置させることができ、吸塵効率を上げることができるものである。 【0047】そして、吸込口体20の組み立ては、中空軸50にボールベアリング70を介して回転清掃体60を取り付けた後、中空軸50の両端部の嵌合溝56に上部ケース30の切欠35および下部ケース40の切欠45を嵌合して、上部ケース30および下部ケース40を図示しないねじによって結合することによってなされる。 【0048】つぎに、上記の構成した吸込口体20の動作について説明する。 【0049】まず、使用の際は図1に示すように、電気掃除機1に吸込みホース7、延長管10、11を接続するとともに延長管11に吸込口体20を接続し、そして、接続部8に設けられた複数のスイッチ釦9aのうちの所定のスイッチ釦9aを閉成操作して図示しない電動送風機を駆動し、吸込口体20を被掃除面上を走行させつつ掃除を行う。 【0050】そして、電動送風機が駆動されると集塵室が負圧になることに応じて吸込口体20の吸込室22も負圧となり吸込開口43から吸い込まれる空気とともに塵埃は吸込まれ、この塵埃は集塵装置によって除去され、空気は排気口から排気される。 【0051】また、吸込室22が負圧になることにより、前記中空軸50の両端に形成したそれぞれの空気取入口58から空気が吸い込まれ、この空気は前記仕切壁53が形成されているため、この仕切壁53の両側の周壁にそれぞれ形成された噴出口54から空気として案内部材55によって整流されつつ案内されて噴出し、回転清掃体60の中空筒体61に形成されたファン翼64に吹き付けられる。そして、ファン翼64に空気が吹き付けられるつまりファン翼64が空気を受けると、この空気はファン翼64に沿って通孔65、ブラシ部材68に沿って吸込室22に流出する。そして、ファン翼64が空気を受けることによりファン翼64は風圧つまり圧力を受けて、この圧力によって回転清掃体60は図4において反時計方向に回転する。 【0052】この回転力は、吸込室22の吸込力が最も大きい部位つまり接続部33との連通部の近傍領域に噴出孔54、ファン翼64および通孔65が位置するため噴出孔54から噴出される空気を集中させているため大きくできるものである。 【0053】そして、回転清掃体60が回転するとブラシ部材68によって、被掃除面に存在する塵埃は叩き出されあるいは掻き上げられ、この叩き出されあるいは掻き上げられた塵埃は、吸込開口43から吸込まれる空気とともに吸込まれる。 【0054】また、回転清掃体60の回転中には、前記通孔65のうちのいくつかは前記吸込開口43に移動しつつ対向することになり、この吸込開口43に対向した通孔65から流出する空気は、被掃除面に方向を変えつつ吹き付けられ被掃除面に存在する塵埃を被掃除面から浮遊させるように機能する、つまり、回転清掃体60を回転させる空気を被掃除面に存在する塵埃を浮遊させる空気として利用できることから、被掃除面に存在する塵埃特に微細塵を効率よく除去できるものである。 【0055】また、上述したように吸込開口43は、吸込口体20の左右方向両端部まで形成されていることから、部屋の壁際あるいは隅部まで確実に掃除ができるものである。 【0056】このように上記吸込口体20は、本体ケース21内に、中空筒体51からなり、周壁に形成された複数個の噴出孔54を有するとともに両端に空気取入口58を形成した中空軸50を、その両端側を前記本体ケース21に固定し配設し、この中空軸50にボールベアリング70を介して、中空筒体61からなり周壁に前記噴出孔54に対応して形成され噴出孔54から噴出する空気を受けるファン翼64、周壁に形成され前記ファン翼64が受けた空気を前記吸込室22に流出させる通孔65、外周壁に軸方方向に沿って形成されたブラシ部材68を有する回転清掃体60を吸込室22に配設したことから、従来のもののように、回転清掃体を回転させる別個の電動機あるいは駆動ファンを不要とするため、吸込口体の小形化が図れ、また、構造を簡単とすることができるとともに安価とすることができるものである。また、中空軸50の噴出口から噴出される空気の一部は中空筒体61に形成した通孔65から被掃除面に方向を変えつつ吹き付けられることから、被掃除面から塵埃を浮遊つまり浮き上がらせるために利用できるため吸塵効果を高めることができるものである。 【0057】また、中空筒体61の内周壁と中空軸50の外周壁との間に配設されたボールベアリング70によって回転清掃体60を回転自在としたことから、中空軸50と回転清掃体60との軸心を確実に一致させることができるため、回転清掃体50は偏心して回転することがなく振動の発生を防止できるとともに、回転清掃体60をスムーズに回転させることができ、また、ボールベアリング70の磨耗の防止ができるものである。 【0058】また、中空軸50に形成された複数個の噴出孔54に、この噴出孔54から噴出される空気を回転清掃体60の中空筒体61に形成されたファン翼64に向けて案内する案内部材55を形成したことから、噴出気流つまり噴出口54から噴出された空気をファン翼に効率よく当てることができるため、回転清掃体60の回転力を大きくすることができるものである。 【0059】また、中空軸50に形成された噴出孔54、回転清掃体60に形成したファン翼64および通孔65を、前記吸込室22と接続部33との連通部に略対応させたことから、吸込室22の吸込力が最も大きい領域に噴出孔54、ファン翼64および通孔65が位置するため噴出孔54から噴出される空気を集中させるとともに回転清掃体60の回転力を大きくできるものである。 【0060】また、中空軸50に形成した噴出口54を軸方向中間部で仕切壁53によって分割するとともに互いに周方向に所定角度ずらしたことから、噴出する空気をファン翼64に連続的に当てることができるため回転力を連続的に発生させて回転清掃体60をスムーズに回転させることができるものである。 【0061】また、噴出孔54とファン翼64との相対位置関係を、前記噴出孔54から噴出する空気が前記ファン翼の面に略垂直に当たる関係として形成したことから、噴出孔54から噴出されファン翼64にあたる空気の圧力を大きくできるため、回転清掃体60の回転力を大きくでるものである。 【0062】また、中空筒体61の内周にボールベアリング70を設けるようにしたことから、中空筒体61の両端部までブラシ部材68を設けることができるため、壁際あるいは部屋の隅部の塵埃を効果的に吸込むことができるものである。 【0063】なお、上記実施の形態においては、中空筒体61の内周壁と中空軸50の外周壁との間に軸受であるボールベアリング70を配設するようにしたが、これは本体ケース21の両端部に軸受を取り付け、この軸受に中空筒体61を軸支する構成としてもよいが、上記実施の形態にのようにした場合は上記したように、中空軸50と回転清掃体60との軸心を確実に一致させることができるため、回転清掃体60が偏心して回転することを防止して振動の発生を防止でき、また、回転清掃体60の回転をスムーズにできる等の利点がある。 【0064】また、上記実施の形態においては、中空軸50に形成された噴出孔54からの空気をファン翼64に向けて案内する案内部材55を形成したが、これは必ずしも設ける必要はないものであるが、設けた場合は上述のように、噴出空気をファン翼64に効率よく当てることができ、回転清掃体60の回転力を大きくするという利点がある。 【0065】また、上記実施の形態においては、中空軸50に形成された噴出孔54、回転清掃体に形成したファン翼64および通孔65を、前記吸込室22と接続部33との連通部に略対応させる構成としたが、これは必ずしも対応させる必要はないが、上記実施の形態のようにした場合はは、上述のように回転清掃体の回転力大きくできるという利点がある。 【0066】また、上記実施の形態においては、中空軸50の中空筒体61の軸方向中間部に、仕切壁53を設けるようにしたが、これは必ずしも設ける必要はないものであるが、設けた場合は空気の噴出をスムーズにできるという利点がある。 【0067】また、上記実施の形態においては、ファン翼64は周方向にずらすことなく形成したが、これは中間部で分割するとともに互いに周方向に所定角度ずらすようにしてもよく、このようにした場合は、回転力を連続的に発生させることができるため回転清掃体60をスムーズに回転させることができる。 【0068】また、上記実施の形態においては、ブラシ部材68をその回転方向下流側の面をファン翼64の回転方向下流側の面と面一とするようにしたが、これは必ずしも面一にしなくともよいものである。また、ブラシ部材68は中空筒体61の軸方向に沿って直線状に形成したが、これは螺旋状に形成してもよいものである。また、ブラシ部材68は板状部材ではなく、ブラシ毛等としてもよいものである。 【0069】また、上記実施の形態においては、中空軸50の両端に空気取入口68を設けるようにしたが、これはいずれか一方に設けるようにしてもよいものであり、また、空気取入口68は、中空軸50の端部を本体ケース21の両側に突出させて外部に直接開口させるようにしたが、これは本体ケース21の両側に直接開口させないようにするとともに、本体ケース21に開口(本体ケース21の側壁ではなく例えば後壁でもよい)を設け、この開口と中空軸50の空気取入口68とを本体ケース21で通気管を介して連通させるようにしてもよい。 【0070】また、上記実施の形態においては、ファン翼64の面に略垂直に空気を当てるためにファン翼64を傾斜させて噴出口54の軸方向とファン翼64の面とを略直交させるようにしたが、これは図5に示すように、噴出口54の軸心線上を中心点とした半径Rの曲面状としたファン翼164に形成すれば、回転清掃体60の回転とともに回転移動するファン翼164の面を常に噴出口54の軸方向を直交させることができるものである。なお、図5において上記実施の形態と同一部分には同一符号を付してある。 【0071】 【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発明は、本体ケース内に、中空筒体からなりその両端側を前記本体ケースに固定して前記吸込室内に配設され周壁に形成された複数個の噴出孔を有するとともに空気取入口を有する中空軸と、中空筒体からなり周壁に前記噴出孔に対応して形成され前記噴出孔から噴出する空気を受けるファン翼、周壁に形成され前記ファン翼が受けた空気を前記吸込室に流出させる通孔、周壁の外側に軸方方向に沿って設けられたブラシ部材を有するとともに回転自在に前記吸込室内に配設された回転清掃体とを設ける構成としたことから、回転清掃体を回転させるために、回転清掃体と別個の電動機あるいは駆動ファンを不要とするため、吸込口体の小形化が図れ、また、構造を簡単とすることができるとともに安価とすることができるという効果を有するものである。また、中空軸の噴出口から噴出される空気の一部は中空筒体に形成した通孔から被掃除面にその方向を変えつつ吹き付けられることから、回転清掃体を回転させる空気を被掃除面から塵埃を浮き上がらせために利用して吸塵効果を高めることができるという効果を有するものである。 【0072】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、回転清掃体の内周壁と中空軸の外周壁との間に配設された軸受によって回転清掃体を回転自在としたことから、請求項1記載の効果に加えて、中空軸と回転清掃体との軸心を確実に一致させることができるため、回転清掃体は偏心して回転することがなく振動の発生を防止できるとともに、回転清掃体をスムーズに回転させることができ、また、軸受の磨耗を防止できるという効果を有するものである。 【0073】また、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、中空軸に形成された複数個の噴出孔に、この噴出孔から噴出される空気を回転清掃体に形成されたファン翼に向けて案内する案内部材を形成したことから、請求項1および請求項2記載のそれぞれの発明の効果に加えて、噴出する空気をファン翼に効率よく当てることができるため、回転清掃体の回転力を大きくすることができるという効果を有するものである。 【0074】また、請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3記載の発明において、中空軸に形成された噴出孔、回転清掃体に形成したファン翼および通孔を、前記吸込室と接続管との連通部に略対応させたことから、請求項1ないし請求項3記載のそれぞれの発明の効果に加えて、吸込室の吸込力が最も大きい領域に噴出孔、ファン翼および通孔が位置するため噴出孔から噴出される空気を集中させるとともに回転清掃体の回転力大きくできるという効果を有するもなである。 【0075】また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項4記載の発明において、中空軸に形成した噴出口を軸方向中間部で仕切壁によって分割するとともに互いに周方向に所定角度ずらしたことから、請求項1ないし請求項4の発明の効果に加えて、噴出する空気をファン翼に連続的にあてることができるため、回転力を連続的に発生させることができるとともに回転清掃体をスムーズに回転させることができるという効果を有するものである。 【0076】また、請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項5記載の発明において、噴出孔とファン翼との相対位置関係を、前記噴出孔から噴出する空気が前記ファン翼の面に略垂直に当たる関係として形成したことから、請求項1ないし請求項5記載のそれぞれの発明の効果に加えて、噴出孔から噴出されファン翼に当たる空気の圧力を大きくできるため、回転清掃体の回転力を大きくできるという効果を有するものである。 【0077】また、請求項7記載の発明は、中空筒体の両端部までブラシ部材を設けた回転清掃体としたことから、請求項2記載の発明の効果に加えて、吸込口体の回転清掃体の軸方向両端部までブラシ部材を位置させることができるため、壁際あるいは部屋の隅部の塵埃を効果的に吸込むことができるという効果を有するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−155778 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月15日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−326303 |
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