| 【発明の名称】 |
洗浄機 |
| 【発明者】 |
【氏名】幸泉 玲智
【氏名】井上 純男
【氏名】嘉本 定
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| 【要約】 |
【課題】洗浄配管を通して供給される洗浄液を、ヒータを内蔵した貯湯タンク内のすすぎ湯にて加熱昇温させて、被洗浄物の汚れを的確に洗浄すること。
【解決手段】洗浄ノズル13,15に洗浄配管P1を通して供給される洗浄液を収容する洗浄タンク21と、ヒータ51を内蔵しすすぎノズル17,19にすすぎ配管P3を通して供給されるすすぎ湯を貯える貯湯タンク23とを備えて、洗浄行程にて洗浄ノズル13,15から噴射される洗浄液によって被洗浄物Aが洗浄されるとともに、すすぎ行程にてすすぎノズル17,19から噴射されるすすぎ湯にて被洗浄物Aがすすがれるようにした洗浄機において、洗浄配管P1の一部P1aを貯湯タンク23内のすすぎ湯中に浸漬するように配設した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗浄ノズルに洗浄配管を通して供給される洗浄液を収容する洗浄タンクと、ヒータを内蔵しすすぎノズルにすすぎ配管を通して供給されるすすぎ湯を貯える貯湯タンクとを備えて、洗浄行程にて前記洗浄ノズルから噴射される洗浄液によって被洗浄物が洗浄されるとともに、すすぎ行程にて前記すすぎノズルから噴射されるすすぎ湯にて前記被洗浄物がすすがれるようにした洗浄機において、前記洗浄配管の一部を前記貯湯タンク内のすすぎ湯中に浸漬するように配設したことを特徴とする洗浄機。 【請求項2】 前記貯湯タンク内のすすぎ湯中に浸漬する前記洗浄配管の一部を螺旋状としたことを特徴とする請求項1記載の洗浄機。 【請求項3】 前記洗浄ノズル及び前記すすぎノズルがそれぞれ上下一対であり、また上方の洗浄ノズルに洗浄液を供給する洗浄配管の一部を収容するようにして前記貯湯タンクを配設したことを特徴とする請求項1または2記載の洗浄機。 【請求項4】 前記貯湯タンクに同タンク内の湯温を検出する温度センサを設けて、この温度センサによって検出される湯温が設定値に達したときを基準として洗浄行程の完了を決定したことを特徴とする請求項1、2または3記載の洗浄機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、食器等の被洗浄物を洗浄液とすすぎ湯にて洗浄するための洗浄機に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の洗浄機の一つとして、洗浄ノズルに洗浄配管を通して供給される洗浄液を収容する洗浄タンクと、ヒータを内蔵しすすぎノズルにすすぎ配管を通して供給されるすすぎ湯を貯える貯湯タンク(すすぎタンク)とを備えて、洗浄行程にて前記洗浄ノズルから噴射される洗浄液によって被洗浄物が洗浄されるとともに、すすぎ行程にて前記すすぎノズルから噴射されるすすぎ湯にて前記被洗浄物がすすがれるようにしたものがあり、例えば特開平3−99623号公報に示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した公報の洗浄機においては、洗浄行程前の初期給湯行程時に貯湯タンクから洗浄タンクに供給される湯が洗浄液となるようになっており、また洗浄液を加熱する手段を備えていないため、洗浄液の湯温は被洗浄物の洗浄によって低下し、洗浄液による洗浄能力が低下するおそれがある。なお、洗浄液の湯温は、例えば洗浄液を収容する洗浄タンクにヒータを設けることにより高めることは可能であるが、このヒータは洗浄タンクの清掃(高頻度にて行われる)に際して非常に邪魔となる。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、洗浄ノズルに洗浄配管を通して供給される洗浄液を収容する洗浄タンクと、ヒータを内蔵しすすぎノズルにすすぎ配管を通して供給されるすすぎ湯を貯える貯湯タンクとを備えて、洗浄行程にて前記洗浄ノズルから噴射される洗浄液によって被洗浄物が洗浄されるとともに、すすぎ行程にて前記すすぎノズルから噴射されるすすぎ湯にて前記被洗浄物がすすがれるようにした洗浄機において、前記洗浄配管の一部を前記貯湯タンク内のすすぎ湯中に浸漬するように配設したことに特徴がある。 【0005】この場合において、前記貯湯タンク内のすすぎ湯中に浸漬する前記洗浄配管の一部を螺旋状とするのが望ましく、また前記洗浄ノズル及び前記すすぎノズルがそれぞれ上下一対である場合には、上方の洗浄ノズルに洗浄液を供給する洗浄配管の一部を収容するようにして前記貯湯タンクを配設するのが望ましい。また、貯湯タンクに同タンク内の湯温を検出する温度センサを設けて、この温度センサによって検出される湯温が設定値に達したときを基準として洗浄行程の完了を決定するのが望ましい。 【0006】 【発明の作用・効果】本発明による洗浄機においては、洗浄配管の一部を貯湯タンク内のすすぎ湯中に浸漬するように配設したため、伝熱面積を十分に確保した上で洗浄配管内の洗浄液を貯湯タンク内のすすぎ湯(内蔵したヒータによって加熱されている)によって加熱昇温させることができる。したがって、低温の洗浄液にて洗浄を開始して高温の洗浄液にて洗浄を終了することが可能であり、低温の洗浄液によって蛋白質成分や高温にされることにより凝固するような汚れを洗浄行程の初期に的確に洗浄することができるとともに、高温の洗浄液によって油質成分等の汚れを洗浄行程の後期に的確に洗浄することができる。また、低温の洗浄液にて洗浄を開始することができるため、ガラス製食器等で冷たい飲食物が入れられていた被洗浄物を洗浄する場合にも、高温の洗浄液で洗浄を開始する場合のように急激な温度上昇がなくて、急激的な温度上昇に起因する被洗浄物の破損発生を防止することができる。 【0007】また、本発明による洗浄機においては、洗浄タンクにヒータを設けることなく実施できるため、洗浄タンクの清掃を容易に行うことができる。また、すすぎタンクに内蔵したヒータを兼用して洗浄液を加熱昇温させるため、コスト低減を図ることができる。 【0008】また、本発明の実施に際して、貯湯タンク内のすすぎ湯中に浸漬する洗浄配管の一部を螺旋状とした場合には、洗浄管路での流路抵抗の増大を抑えながら貯湯タンク内のすすぎ湯中に浸漬する洗浄配管の管路長を長くすることができて、伝熱面積の増大を図ることができ、洗浄液をすすぎ湯にて効率よく加熱昇温させることができる。 【0009】また、洗浄ノズル及びすすぎノズルがそれぞれ上下一対である場合において、上方の洗浄ノズルに洗浄液を供給する洗浄配管の一部を収容するようにして貯湯タンクを配設した場合には、洗浄配管の構成をシンプルに維持して貯湯タンクを配設でき、洗浄機全体をコンパクトに構成することができる。 【0010】また、貯湯タンクに同タンク内の湯温を検出する温度センサを設けて、この温度センサによって検出される湯温が設定値に達したときを基準として洗浄行程の完了を決定した場合には、洗浄タンクに供給される洗浄液の温度が低い場合においても、少なくともすすぎ湯が設定値に達して洗浄液が所定値に上昇するまでは洗浄行程を続行することができて、高温の洗浄液によって油脂成分等の汚れを確実に洗浄することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明による洗浄機を示していて、この洗浄機は家庭用の食器洗浄機であって、箱形の本体11内に洗浄ノズル13,15及びすすぎノズル17,19がそれぞれ上下一対で対向配置されている。また、本体11の底部に洗浄タンク21が一体的に形成されるとともに、本体11の背部に貯湯タンク23が配設されている。なお、本体11の前方に設けた開口は開閉扉(図示省略)によって開閉されるようになっていて、本体11と開閉扉によって仮想線にて示した被洗浄物A(ラックBに収容された食器)を収容可能な洗浄室Rが形成されるようになっている。また、各洗浄ノズル13,15及び各すすぎノズル17,19は、それぞれ周知のもので、内部に圧送される洗浄液及びすすぎ湯を回転しながら被洗浄物Aに向けて噴射する多数の噴射口(図示省略)を備えている。 【0012】洗浄タンク21は、各洗浄ノズル13,15に洗浄配管P1を通して供給される洗浄液を所要量(規定水位で略5リットル程度)収容するもので、洗浄液は本体11の背面上部と貯湯タンク23の前面上部を連通させる連通管25と本体11内の洗浄室R背部を通して貯湯タンク23の上部から洗浄行程前の初期給湯行程時に供給されるようになっており、洗浄配管P1には電動式の洗浄ポンプ31が介装されている。洗浄ポンプ31は、制御装置(図示省略)によって洗浄行程時に駆動されるようになっていて、この洗浄ポンプ31の駆動によって洗浄タンク21内の洗浄液が各洗浄ノズル13,15に圧送されて周知のように被洗浄物Aに噴射されるようになっている。 【0013】また、洗浄タンク21には、洗浄タンク21内の洗浄液及びすすぎ湯を機外に排水するための排水配管P2が接続されていて、排水配管P2には制御装置によって排水行程時に駆動される電動式の排水ポンプ33が介装されており、この排水ポンプ33の駆動によって洗浄タンク21内の洗浄液及びすすぎ湯が機外に排水されるようになっている。また、洗浄タンク21には、内部の水位が規定水位以上となったとき制御装置にON信号を出力する水位センサ41と、内部の水位がオーバーフロー水位(規定水位より所定量高い異常水位)以上となったとき制御装置にON信号を出力する水位センサ43が配設されている。なお、オーバーフロー水位を検出する水位センサ43が制御装置にON信号を出力すると、制御装置によって排水ポンプ33が所定時間駆動されるようになっている。 【0014】貯湯タンク23は、図1では洗浄タンク21より大きく図示されているが実際には洗浄タンク21より小さくて、各すすぎノズル17,19にすすぎ配管P3を通して供給されるすすぎ湯を設定量(すすぎ行程にて消費される容量であり、洗浄タンク21の規定水位にて収容される容量より少ない略3.5リットル)貯えるもので、すすぎ湯は貯湯タンク23の背面上部に配設した給湯配管P4を通して洗浄行程前の初期給湯行程時に供給されるようになっており、すすぎ配管P3には電動式のすすぎポンプ35が介装され、また給湯配管P4には電磁式で常閉形の開閉バルブ37が介装されている。 【0015】すすぎポンプ35は、制御装置によってすすぎ行程時に駆動されるようになっていて、このすすぎポンプ35の駆動によって貯湯タンク23内のすすぎ湯が各すすぎノズル17,19に圧送されて周知のように被洗浄物Aに噴射されるようになっている。また開閉バルブ37は、制御装置によって初期給湯行程の開始時に開かれるようになっていて、この開閉バルブ37の開動作によって例えばガス湯沸かし器(図示省略)等の給湯源から50℃程度の湯が貯湯タンク23に注がれるようになっている。なお、開閉バルブ37は水位センサ41から制御装置にON信号が出力された時(初期給湯行程の完了信号出力時)に閉動作するようになっており、これによって洗浄タンク21に所定量の洗浄液が収容されるとともに貯湯タンク23に設定量のすすぎ湯が貯えられて初期給湯行程が完了するようになっている。 【0016】また、貯湯タンク23には、電気式のヒータ51が内蔵されるとともに、サーミスタ53が取付けられており、また上方の洗浄ノズル13に洗浄液を供給する洗浄配管の一部P1aが螺旋状とされてすすぎ湯中に浸漬するように配設されている。ヒータ51は、通電によって貯湯タンク23内のすすぎ湯を加熱昇温させるもので、制御装置によって水位センサ41から制御装置にON信号が出力された時(洗浄タンク21に所定量の洗浄液が収容されるとともに貯湯タンク23に設定量のすすぎ湯が貯えられる時であり、給湯配管P4を通して貯湯タンク23に給湯が完了した時)に通電開始され、またすすぎポンプ35が駆動開始すると同時(すすぎ行程の開始時)に通電停止されるようになっている。サーミスタ53は、貯湯タンク23内の湯温を検出する温度センサであり、制御装置に接続されていて、このサーミスタ53によって貯湯タンク23内の湯温が設定値(80℃)に達したことが検出されると、制御装置が洗浄行程を完了するようになっている。 【0017】上記のように構成した食器洗浄機においては、両タンク21,23が共に空の状態で、被洗浄物Aを本体11内の所定の位置に入れるとともに、洗剤を例えばラックBに取付けた洗剤ケース(図示省略)に入れて開閉扉(図示省略)を閉じ、スタートスイッチ(押動操作時にのみONする図示省略のスイッチ)を押すと、制御装置によって各ポンプ31,33,35と開閉バルブ37の各作動及びヒータ51の通電・非通電がそれぞれ制御されて、以下に詳述する初期給湯行程、洗浄行程、洗浄水の排水行程、すすぎ行程及びすすぎ湯の排水行程が順次連続的に実行される。 【0018】初期給湯行程では、その開始時にスタートスイッチのONに伴って開閉バルブ37が開き、給湯配管P4を通して貯湯タンク23に給湯源から50℃程度の湯が注がれる。かくして、貯湯タンク23に設定量の湯が貯えられると、その後は連通管25と本体11内の洗浄室R背部を通して洗浄タンク21に湯が供給され、洗浄タンク21の水位が規定水位に達すると、水位センサ41からON信号が出力されて開閉バルブ37が閉じ、これによって初期給湯行程が完了する。 【0019】また、初期給湯行程の完了後に実行される洗浄行程では、水位センサ41からON信号が出力されるのに伴ってヒータ51への通電が開始されて貯湯タンク23内の湯(すすぎ湯)が加熱昇温されるとともに、洗浄ポンプ31が駆動を開始し、洗浄タンク21内の湯(洗浄液)が洗浄配管P1を通して各洗浄ノズル13,15に圧送され、各洗浄ノズル13,15から洗浄液が被洗浄物Aに噴射されて被洗浄物Aが洗浄され、その後に洗浄液は本体11内の洗浄室Rを下方に流れて洗浄タンク21へと戻る。この洗浄行程では、洗剤が洗浄液に溶けて洗浄液とともに被洗浄物Aに循環供給されるとともに、貯湯タンク23内のすすぎ湯中に浸漬している洗浄配管の一部P1aにて洗浄液が加熱昇温される。この洗浄行程は、貯湯タンク23内の湯温が設定値(80℃)に達するまで実行され、貯湯タンク23内の湯温が設定値(80℃)に達した時点で洗浄ポンプ31の駆動が停止して、洗浄工程が完了する。 【0020】また、洗浄行程後に実行される洗浄水の排水行程では、洗浄ポンプ31の駆動停止に伴って排水ポンプ33が駆動を開始し、洗浄タンク21内の洗浄液が排水管路P2を通して機外に排水される。この排水行程は、設定時間(排水ポンプ33の吐出能力と洗浄タンク21内の洗浄液量によって決定される)後に排水ポンプ33の駆動が停止されることにより完了し、これによって洗浄タンク21内の洗浄液は略全量が洗浄タンク21から機外に排水される。 【0021】また、洗浄水の排水行程後に実行されるすすぎ行程では、排水ポンプ33の停止に伴ってすすぎポンプ35が駆動を開始すると同時に、ヒータ51への通電が停止されて、貯湯タンク23内のすすぎ湯のヒータ51による加熱昇温が終了するとともに、貯湯タンク23内のすすぎ湯がすすぎ配管P3を通して各すすぎノズル17,19に圧送され、各すすぎノズル17,19からすすぎ湯が被洗浄物Aに噴射されて被洗浄物Aがすすがれる。なお、被洗浄物Aをすすいだ後の湯は本体11内の洗浄室Rを下方に流れて洗浄タンク21内に流入する。このすすぎ行程は、設定時間(すすぎポンプ35の吐出能力と貯湯タンク23内のすすぎ湯量によって決定される)後にすすぎポンプ35の駆動が停止することにより完了し、これによって貯湯タンク23内のすすぎ湯は略全量がすすぎ湯として使用されて消費される。 【0022】また、すすぎ行程後の所定時間(例えば5分間)内に再使用の操作(すなわち、洗浄・すすぎが完了した被洗浄物Aを本体11外に出した後に未洗浄・未すすぎの被洗浄物Aを上述したように本体11内に入れて開閉扉を閉じ、その後にスタートスイッチを押す操作)が行われないときに実行されるすすぎ湯の排水行程では、所定時間の経過時に排水ポンプ33が駆動を開始し、洗浄タンク21内のすすぎ湯が排水管路P2を通して機外に排水される。この排水行程は、設定時間(排水ポンプ33の吐出能力と洗浄タンク21内に流入したすすぎ湯量によって決定される)後に排水ポンプ33の駆動が停止されることにより完了し、これによって洗浄タンク21内のすすぎ湯は略全量が洗浄タンク21から機外に排水される。なお、すすぎ行程後の所定時間内に再使用の操作が行われた場合には、上述した初期給湯行程、洗浄行程、洗浄水の排水行程及びすすぎ行程が順次連続的に実行される。 【0023】上記した構成及び作動の説明から明らかなように、上記実施形態の食器洗浄機においては、洗浄配管P1の一部P1aを貯湯タンク23内のすすぎ湯中に浸漬するように配設したため、伝熱面積を十分に確保した上で洗浄配管P1内の洗浄液を貯湯タンク23内のすすぎ湯(内蔵したヒータ51によって加熱されている)によって加熱昇温させることができる。したがって、50℃程度の低温の洗浄液にて洗浄を開始して80℃に近い高温の洗浄液にて洗浄を終了することが可能であり、低温の洗浄液によって蛋白質成分や高温にされることにより凝固するような汚れを洗浄行程の初期に的確に洗浄することができるとともに、高温の洗浄液によって油質成分等の汚れを洗浄行程の後期に的確に洗浄することができる。 【0024】また、50℃程度の低温の洗浄液にて洗浄を開始することができるため、ガラス製食器等で冷たい飲食物が入れられていた被洗浄物Aを洗浄する場合にも、高温の洗浄液で洗浄を開始する場合のように急激な温度上昇がなくて、急激的な温度上昇に起因する被洗浄物Aの破損発生を防止することができる。 【0025】また、上記実施形態の食器洗浄機においては、洗浄タンク21にヒータを設けることなく実施できるため、洗浄タンク21の清掃を容易に行うことができる。また、すすぎタンク23に内蔵したヒータ51を兼用して洗浄ポンプ31によって循環供給される洗浄液を加熱昇温させるため、コスト低減を図ることができる。 【0026】また、上記実施形態の食器洗浄機においては、貯湯タンク23内のすすぎ湯中に浸漬する洗浄配管の一部P1aを螺旋状としたため、洗浄管路P1での流路抵抗の増大を抑えながら貯湯タンク23内のすすぎ湯中に浸漬する洗浄配管P1aの管路長を長くすることができて、伝熱面積の増大を図ることができ、洗浄配管P1内の洗浄液を貯湯タンク23内のすすぎ湯にて効率よく加熱昇温させることができる。 【0027】また、上記実施形態の食器洗浄機においては、上方の洗浄ノズル13に洗浄液を供給する洗浄配管の一部P1aを収容するようにして貯湯タンク23が配設されているため、洗浄配管P1の構成をシンプルに維持して貯湯タンク23を配設でき、食器洗浄機全体をコンパクトに構成することができる。 【0028】また、上記実施形態の食器洗浄機においては、貯湯タンク23に同タンク23内の湯温を検出するサーミスタ53を設けて、このサーミスタ53によって検出される湯温が設定値(80℃)に達したときに洗浄行程が完了するようにしたため、洗浄タンク21に供給される洗浄液の温度が低い場合(50℃以下である場合も含む)においても、少なくともすすぎ湯が設定値に達して洗浄液が所定値に上昇するまでは洗浄行程を続行することができて、高温の洗浄液によって油脂成分等の汚れを確実に洗浄することができる。なお、貯湯タンク23内の湯温が設定値に達したときを基準として洗浄行程の完了を決定する、例えば貯湯タンク23内の湯温が設定値に達した後の設定時間後に洗浄行程が完了するようにして実施することも可能である。 【0029】また、上記実施形態の食器洗浄機においては、ヒータ51への通電を洗浄タンク21及び貯湯タンク23への給水完了時からすすぎ行程の開始時までの間としたため、ヒータ51への通電を特定の期間のみとすることができて、省エネルギーの効果が得られる。また、洗浄タンク21に規定水位を検出する水位センサ41を設けて、この水位センサ41によって規定水位が検出されることにより洗浄タンク21及び貯湯タンク23への給水が完了するように構成したため、貯湯タンク23に水位センサが不要で、貯湯タンク23の構成をシンプルかつコンパクトとすることができる。 【0030】また、上記実施形態の食器洗浄機においては、貯湯タンク23の貯水量を洗浄タンク21の貯水量より少なくてすすぎ行程にて消費される容量とするとともに、洗浄行程とすすぎ行程間の洗浄水の排水行程にて洗浄タンク21内の洗浄液が排水ポンプ33の駆動により機外に排水されるように構成したため、ヒータ51によって加熱昇温された貯湯タンク23内のすすぎ湯をすすぎ行程にて全て有効に使用することができて、エネルギー効率を高めることができ、省エネルギー効果を期待することができる。また、食器洗浄機を連続的に使用する場合、すすぎ行程時に貯湯タンク23から洗浄タンク21に流れるすすぎ湯を機外に排水させることなく、このすすぎ湯を全て次回の洗浄液として使用することが可能であり、これによって消費水量を少なくすることができる。 【0031】上記実施形態においては、本発明を食器洗浄機に実施したが、本発明は他の被洗浄物を洗浄する洗浄機にも同様に実施し得るものである。また、上記実施形態においては、貯湯タンク23内のすすぎ湯中に浸漬する洗浄配管の一部P1aを螺旋状として実施したが、これを他の形態、例えば蛇行状として実施することも可能である。 【0032】また、上記実施形態においては、初期給湯行程時に、貯湯タンク23から連通管25を通して洗浄タンク21に湯が供給されるように構成したが、連通管25を無くすとともに、初期給湯行程時にすすぎポンプ35の駆動により各すすぎノズル17,19を通して貯湯タンク23から洗浄タンク21に湯が供給されるように構成して実施することも可能である。 【0033】また、上記実施形態においては、洗浄水の排水行程後にすすぎ行程が実行されるようにするとともに、すすぎ行程後において食器洗浄機を連続的に使用する場合に、すすぎ湯が次回の洗浄液の一部として利用されて消費水量の低減を図るようにしたが、排水ポンプ33の吐出能力をすすぎポンプ35の吐出能力より十分に高くして、洗浄水の排水行程とすすぎ行程が同時に実行されるようにして実施することも可能である。この場合には、すすぎ湯の排水行程も同時に実行される。 【0034】また、上記実施形態においては、洗浄ノズル及びすすぎノズルがそれぞれ上下一対である(洗浄室Rの下側と上側に洗浄ノズル及びすすぎノズルがそれぞれ配設されている)食器洗浄機に本発明を実施したが、洗浄室Rの下側にのみ洗浄ノズル及びすすぎノズルが配設されている食器洗浄機にも本発明(請求項3以外の発明)は同様に実施し得るものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000194893 【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)9月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】長谷 照一 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−104056 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月20日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−266930 |
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