| 【発明の名称】 |
吸引掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】濱田 憲司
【氏名】服部 静尚
【氏名】片岡 利充
【氏名】柴田 勉
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】電動送風機4と集塵部5とを内蔵した吸引掃除機本体1と、塵を吸引する吸い込み部2とを有し、吸い込み部2から吸い込まれた空気を吸引掃除機本体1から吸い込み部2に還流する還流通路を有する吸引掃除機において、前記還流通路における外部に面する壁面に蓄熱材11を取り付ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電動送風機(4)と集塵部(5)とを内蔵した吸引掃除機本体(1)と、塵を吸引する吸い込み部(2)とを有し、吸い込み部(2)から吸い込まれた空気を吸引掃除機本体(1)から吸い込み部(2)に還流する還流通路を有する吸引掃除機において、前記還流通路における外部に面する壁面に蓄熱材(11)を取り付けたことを特徴とする、吸引掃除機【請求項2】 電動送風機(4)と集塵部(5)とを内蔵した吸引掃除機本体(1)と、塵を吸引する吸い込み部(2)とを有し、吸い込み部(2)から吸い込まれた空気を吸引掃除機本体(1)から吸い込み部(2)に還流する還流通路を有する吸引掃除機において、前記還流通路に隣接して冷却風を通す冷風路(17)を設け、冷風ファン(20)により当該冷風路(17)内に外気を通過せしめたことを特徴とする、吸引掃除機【請求項3】 電動送風機(4)と集塵部(5)とを内蔵した吸引掃除機本体(1)と、塵を吸引する吸い込み部(2)とを有し、吸い込み部(2)から吸い込まれた空気を吸引掃除機本体(1)から吸い込み部(2)に還流する還流通路を有する吸引掃除機において、前記電動送風機(4)のモーター(6)の大部分を吸い込まれた空気の流路から隔離し、当該モーター(6)により回転せしめられる冷却ファン(29)により外気を吸い込んでモーター(6)を冷却するようにしたことを特徴とする、吸引掃除機 |
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は家庭用などにおいて使用される吸引掃除機に関するものであって、特に吸い込み部から吸入された空気を再度吸い込み部に還流せしめる形式の吸引掃除機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から広く使用されている吸引掃除機は、本体内の電動送風機により吸い込み部から空気と共に塵を吸入し、それを本体内の集塵フィルターで集塵したのち、空気はそのまま外部に排出するものであった。 【0003】しかしながらこのものでは、集塵フィルターで捕集しきれなかった微細な塵が排気と共に室内に飛散したり、排気が床の塵を巻き上げることがあるので、吸入された空気を再度吸い込み部に還流させる形式のものが提案されている。例えば特開昭55−32541号公報や、実開昭60−188553号公報に記載されたものが知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】一般に吸引掃除機においては、吸い込まれた空気により電動送風機のモーターを冷却し、加熱された空気は外部に排出されるのであるが、前述のような還流型の吸引掃除機においては、モーターを冷却して加熱された空気が再度吸い込み部に還流され、繰り返し吸い込まれてモーターの周囲を通るので、その空気の温度が次第に上昇し、モーターが十分に冷却されず、過熱する恐れがある。 【0005】本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、このような空気還流型の吸引掃除機において、電動送風機のモーターを冷却し、過熱するのを防止することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】而して本願第一の発明は、電動送風機と集塵部とを内蔵した吸引掃除機本体と、塵を吸引する吸い込み部とを有し、吸い込み部から吸い込まれた空気を吸引掃除機本体から吸い込み部に還流する還流通路を有する吸引掃除機において、前記還流通路における外部に面する壁面に蓄熱材を取り付けたことを特徴とするものである。 【0007】また第二の発明は、電動送風機と集塵部とを内蔵した吸引掃除機本体と、塵を吸引する吸い込み部とを有し、吸い込み部から吸い込まれた空気を吸引掃除機本体から吸い込み部に還流する還流通路を有する吸引掃除機において、前記還流通路に隣接して冷却風を通す冷風路を設け、冷風ファンにより当該冷路内に外気を通過せしめたことを特徴とするものである。 【0008】さらに第三の発明は、電動送風機と集塵部とを内蔵した吸引掃除機本体と、塵を吸引する吸い込み部とを有し、吸い込み部から吸い込まれた空気を吸引掃除機本体から吸い込み部に還流する還流通路を有する吸引掃除機において、前記電動送風機のモーターの大部分を吸い込まれた空気の流路から隔離し、当該モーターにより回転せしめられる冷却ファンにより外気を吸入してモーターを冷却するようにしたことを特徴とするものである。 【0009】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に従って説明する。図1は本願第一の発明の吸引掃除機の実施の一形態を示すものであって、1は吸引掃除機本体であり、当該吸引掃除機本体1の下部に吸い込み部2が取り付けられており、吸引掃除機本体1の上部に突設されたハンドル3により操作され、吸い込み部2で床面の塵を吸引して掃除するようになっている。 【0010】吸引掃除機本体1内には電動送風機4と、集塵部としての集塵フィルター5とが内蔵されている。前記電動送風機4はモーター6と当該モーター6により駆動される吸入ファン7とよりなっており、当該吸入ファン7によって吸い込み部2内の空気を吸入し、その空気に含まれる塵を前記集塵フィルター5で捕集した後、空気は上方に送られてモーター6の周囲を通過し、当該モーター6を冷却するようになっている。 【0011】そして吸気口の前部には、隔壁8を隔てて排気還流路9が形成されており、当該排気還流路9における外部に面する壁面10に、熱を吸収する蓄熱材11が取り付けられている。 【0012】また排気還流路9の下部に接続された還流パイプ12の先端は吸い込み部2内に挿入されており、当該還流パイプ12と前記排気還流路9とで還流通路を形成している。前記蓄熱材11は、還流パイプ12に設けてもよい。 【0013】またこの例においては、還流パイプ12の先端は、下方に向かってほゞ垂直の直管部13と前方に向かって斜めに延びる斜管部14とに二股に分かれている。そして吸い込み部2の前部には内方に向かって揺動可能のシャッター15が設けられ、当該シャッター15の前面には突起16が突設されている。 【0014】而して部屋の隅などを掃除する際には、吸い込み部2の前部を部屋の壁に押し付けることにより、突起16が押されてシャッター15が内方に揺動して開き、斜管部14から吹き出す空気により隅に溜まった塵を巻き上げて、吸い込むことができるようになっている。 【0015】図2は本願の第二の発明の実施の一形態を示すものである。この形態においても先の図1において述べたと同様に、吸引掃除機本体1と吸い込み部2とよりなり、吸引掃除機本体1内には電動送風機4及び集塵フィルター5が内臓されており、前部には排気還流路9が形成されている。 【0016】そして排気還流路9の前部に隣接して冷風路17が形成されており、当該冷風路17の上下に外部に通じる通気孔18,19が形成され、その一方の通気孔18に取り付けられた冷風ファン20で冷風路17内に外気を通し、隔壁21を介して排気還流路9内を通る排気を冷却するようになっている。 【0017】なお排気の冷却効率を高めるために、冷風路17と排気還流路9との間の隔壁21を熱伝導度の大きい材料で形成し、又は隔壁21の内外面にフィンを突設することが好ましい。また先の第一の発明のように排気還流路9に蓄熱材を取り付け、排気の熱を蓄熱材11に蓄え、その蓄熱材11を隔壁21を介して冷風路17の外気で冷却せしめることも好ましい。 【0018】排気還流路9で冷却された排気は還流パイプ12を経て、吸い込み部2の前部に形成された吹き出し口22から吸い込み部2内に吹き出すようになっている。また23は吸い込み部2内に設けられた回転ブラシであって、吹き出し口22から吹き出す排気により回転せしめられ、絨毯などの毛脚の中に入り込んだ塵を掻き出す作用を有している。 【0019】図3は、本願の第三の発明の実施の一形態を示すものである。この形態においても先の図1において述べたと同様に、吸引掃除機本体1と吸い込み部2とよりなり、吸引掃除機本体1内には電動送風機4及び集塵フィルター5が内臓されている。 【0020】この発明においては、吸引掃除機本体1における電動送風機4を収容した部分が隔壁24により二室に分かれており、その下室25には主として電動送風機4の吸入ファン7が配置されて空気の流路を形成しており、隔壁24の上室26にはモーター6の大部分が配置されており、前記隔壁24により、空気の流路を形成する下室25から隔離されている。 【0021】そして上室26には通気孔27,28が形成されており、前記モーター6により回転せしめられる冷却ファン29により、通気孔27,28を通じて外気を吸入し、モーター6を冷却するようになっている。 【0022】 【作用】本願第一の発明においては、電動送風機4により吸い込み部2内の空気が吸入され、集塵フィルター5で塵を除去された後、電動送風機4を通過して排気還流路9に送られ、還流パイプ12を経て吸い込み部2内に噴出せしめられ、再度電動送風機4によって吸入される。 【0023】このとき電動送風機4のモーター6が発熱し、吸い込まれた空気がこのモーター6の周囲を通過することにより、モーター6が冷却されると共に、空気は加熱される。そしてその加熱された空気が排気還流路9を通過するとき、蓄熱材11により熱を吸収されて冷却された状態で吸い込み部2に吹き込まれ、再度電動送風機4により吸引される。一方、熱を吸収した蓄熱材11は壁面10を介して外部に熱を放出する。 【0024】従ってこの発明においては、モーター6で生じた熱を吸い込んだ空気が奪い、その熱を蓄熱材11に伝えて外部に放熱させるので、同じ空気が繰り返し還流するものではあるが、モーター6には常に冷却された空気が通過するので、熱が蓄積してモーター6が過熱することはない。 【0025】また第二の発明においては、排気還流路9に隣接して隔壁21を介して冷風路17が形成されており、当該冷風路17内に冷風ファン20により外気を通過せしめるので、当該外気により隔壁21を介して排気還流路9内の排気が冷却され、冷たい空気を循環させることができる。 【0026】また第三の発明においては、電動送風機4のモーター6の大部分が吸い込まれた空気の流路を形成する下室25から隔離しているので、流路を流れる空気にモーター6の熱が空気に伝達されることがなく、その空気が繰り返し循環しても過度に昇温することがない。 【0027】そしてモーター6の大部分は上室26に露出しており、モーター6に取り付けられた冷却ファン29で上室26内の空気を外気と入れ替え、モーター6を冷却するので過熱することがない。 【0028】 【発明の効果】従って本発明によれば、吸い込んだ空気を吸い込み部2に還流するので、空気が外部に放出されることがなく、塵が放出された空気と共に撒き散らされたり、放出された空気によって塵が巻き上げられたりすることがない。 【0029】また第一の発明においては排気の熱を蓄熱材11に吸収して壁面10を介して外部に放熱し、また第二の発明では排気の熱を隔壁21を介して冷風路17を通過する外気により冷却するので、モーター6の熱で過熱された排気は冷却されて吸い込み部2に吹き込まれ、再度吸い込まれたときにも有効にモーター6を冷却することができる。 【0030】また第三の発明においては、モーター6の大部分が空気の流路から隔離されており、冷却ファン29で吸い込まれた外気により冷却するので、モーター6が過熱することがなく、また空気が繰り返し循環してもその空気が熱を蓄積して過熱されることがない。 【0031】従って本発明によれば、排気を吸い込み部2に還流し、再度繰り返し吸入して循環させても、その空気が過度に昇温することがなく、またモーター6が過熱することもない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002473 【氏名又は名称】象印マホービン株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月20日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】竹安 英雄
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| 【公開番号】 |
特開平11−9509 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月19日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−180595 |
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