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【発明の名称】 便器装置
【発明者】 【氏名】有川 富夫

【氏名】田中 栄一

【氏名】山崎 茂

【要約】 【課題】長期にわたって安定した閉止速度抑制機能及び軸受機能を保持しながら便蓋の着脱が可能でかつ着脱操作の簡単な便器装置を提供する。

【解決手段】便器上に載置固定され便座と便蓋2を回動自在に枢支する本体カバー1の互いに略平行な一対の側面4a、4bに、同一水平軸芯上に位置させて便蓋2を枢支する一対の軸を突出し、一方の軸は便蓋2の閉止速度抑制装置7の制動軸5にて構成し、他方の軸は本体カバー1と一体の固定軸6にて構成し、便蓋2の枢支部の一側に制動軸5をその一端から嵌入係合させる係合軸受穴10を有する支持軸受部9を設け、便蓋2の枢支部の他側に固定軸6をその周側面から挿入・抜き出し可能で挿入状態で固定軸6を回転自在に保持する着脱軸受部14を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 便座と便蓋を回動自在に枢支する本体カバーを便器上に載置固定してなる便器装置において、本体カバーの互いに略平行な一対の側面に同一水平軸芯上に位置させて便蓋を枢支する一対の軸を突出し、一方の軸は便蓋の閉止速度抑制装置の制動軸にて構成し、他方の軸は本体カバーと一体の固定軸にて構成し、便蓋の基端部の一側に制動軸をその一端から嵌入係合させる係合軸受穴を有する支持軸受部を設け、便蓋の基端部の他側に固定軸をその周側面から挿入・抜き出し可能で挿入状態で固定軸を回転自在に保持する着脱軸受部を設けたことを特徴とする便器装置。
【請求項2】 着脱軸受部は、便蓋に設けられ周側に固定軸の挿入開口を有する軸受ハウジング部と、軸受ハウジング部内に回動自在に収納保持され周壁に固定軸の受入開口を有する可動軸受部材と、可動軸受部材をその受入開口を挿入開口と重ならない位置に向けて付勢する弾性体と、可動軸受部材の抜け出しを防止する軸受蓋とを備えたことを特徴とする請求項1記載の便器装置。
【請求項3】 本体カバーに互いに対向する一対の側面を形成する凹部を形成し、便蓋の基端部両側にこれら一対の側面の内側に各々対向するように支持軸受部と着脱軸受部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の便器装置。
【請求項4】 着脱軸受部において、可動軸受部材の端壁外面に回動軸芯から偏芯した位置に操作つまみを突設し、軸受ハウジング部に操作つまみが貫通する円弧状の長孔を形成したことを特徴とする請求項3記載の便器装置。
【請求項5】 可動軸受部材の端壁外面の軸芯部に軸受ハウジング部の内側面に形成した中心穴に嵌合する円形突起を設けるとともにその直径方向に係合溝を設け、軸受ハウジング部に一端を固定して配置した渦巻きばねの中心側の他端部を係合溝に係合させたことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載の便器装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は便器装置に関し、特に便器上に載置固定される本体カバーに回動自在に枢支される便蓋を着脱可能とした便器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】便器装置において、便器上に載置固定される本体カバーに便座と便蓋が回動自在に枢支したものが従来から知られているが、通常その便蓋は簡単に着脱できるようにはなっていない。しかし、便器装置を清掃する際に便蓋が取り外せないと清掃し難い部分が生じ、隅々まで衛生的に保つのに大変な手間を要するという問題があった。
【0003】そこで、例えば特開平7−31562号公報に開示されているように、便蓋を着脱可能に構成したものが提案されている。その便蓋着脱装置は、便蓋を回動自在に枢支する両側の枢支部に、回動中心部から外周面に延びて一端開放された軸孔を形成した軸受部を設け、この軸受部に軸孔の外部との連通を遮断する位置と開放する位置との間で回動操作可能な着脱用部材を設けて構成されている。一方、本体カバーの両側部には便蓋の閉止速度抑制装置がその制動軸を両側外方に突出させて配設され、制動軸の先端部を便蓋の軸受部の軸孔に嵌入係合させるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記便蓋着脱装置では、その軸受部の軸孔が一端開放されており、その軸孔に制動軸の軸端が係合しているので、便蓋の開閉の度に軸孔の両側面に大きな力が作用し、そのため軸孔の剛性・強度を極めて高くしないと便蓋を繰り返し開閉する間に軸孔が容易に変形・損傷する恐れがあり、長期にわたって安定して閉止速度抑制機能及び軸受機能を保持することができないという問題がある。また、便蓋を装着する際に着脱用部材を操作して軸孔を開き、制動軸を軸孔に挿入した後着脱用部材を操作して軸孔の外部との連通を遮断する操作が必要であるため、操作が面倒であるとともに着脱用部材を操作して軸孔を遮断するのを忘れた場合や着脱用部材の係止が不十分で不測に移動した場合には便蓋が脱落する恐れがあるという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、長期にわたって安定した閉止速度抑制機能及び軸受機能を保持しながら便蓋の着脱が可能でかつ着脱操作の簡単な便器装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の便器装置は、便座と便蓋を回動自在に枢支する本体カバーを便器上に載置固定してなる便器装置において、本体カバーの互いに略平行な一対の側面に同一水平軸芯上に位置させて便蓋を枢支する一対の軸を突出し、一方の軸は便蓋の閉止速度抑制装置の制動軸にて構成し、他方の軸は本体カバーと一体の固定軸にて構成し、便蓋の基端部の一側に制動軸をその一端から嵌入係合させる係合軸受穴を有する支持軸受部を設け、便蓋の基端部の他側に固定軸をその周側面から挿入・抜き出し可能で挿入状態で固定軸を回転自在に保持する着脱軸受部を設けたものであり、便蓋の一側の支持軸受部に制動軸の嵌入係合させた後他側の着脱軸受部にその周側面から固定軸を挿入して保持することにより便蓋を装着し、また逆の工程で取り外すことができるので簡単に便蓋を着脱することができ、かつ制動軸を切欠部のない係合軸受穴に一端から嵌入係合させるので支持軸受部の剛性・強度が高く、長期にわたって安定した閉止速度抑制機能及び軸受機能を保持することができる。
【0007】また、着脱軸受部が、便蓋に設けられ周側に固定軸の挿入開口を有する軸受ハウジング部と、軸受ハウジング部内に回動自在に収納保持され周壁に固定軸の受入開口を有する可動軸受部材と、可動軸受部材をその受入開口を挿入開口と重ならない位置に向けて付勢する弾性体と、可動軸受部材の抜け出しを防止する軸受蓋とを備えると、可動軸受部材を弾性体の付勢力に抗して操作し、挿入開口と受入開口を一致させた状態で固定軸を挿脱すると、弾性体の付勢力にて自動的に可動軸受部材が受入開口を挿入開口と重ならない位置に向けて回動されるので、操作が簡単でかつ不測に固定軸が着脱軸受部から抜け出して便蓋が外れてしまう恐れもない。
【0008】また、本体カバーに互いに対向する一対の側面を形成する凹部を形成し、便蓋の基端部両側にこれら一対の側面の内側に各々対向するように支持軸受部と着脱軸受部を設けると、凹部両側の本体カバーの両側部の内側に便蓋両側の支持軸受部と着脱軸受部が位置しているので、各軸受部が本体カバーの外側に露出せず、すっきりした外観を得ることができ、また本体カバーの両側部の一方に閉止速度抑制装置を配置することができる。
【0009】また、着脱軸受部において、可動軸受部材の端壁外面に回動軸芯から偏芯した位置に操作つまみを突設し、軸受ハウジング部に操作つまみが貫通する円弧状の長孔を形成すると、着脱軸受部の軸受ハウジング部の内側面に操作つまみが突出しているので、便蓋を開いた状態で容易に操作つまみを操作して挿入開口と受入開口を一致させて固定軸を挿脱することができ、操作性良く便蓋を着脱することができ、しかも操作つまみが外面に露出せず、見栄えがよい。
【0010】また、可動軸受部材の端壁外面の軸芯部に軸受ハウジング部の内側面に形成した中心穴に嵌合する円形突起を設けるとともにその直径方向に係合溝を設け、軸受ハウジング部に一端を固定して配置した渦巻きばねの中心側の他端部を係合溝に係合させると、軸受ハウジング部の内側面に渦巻きばねを配置した後可動軸受部材を挿入して係合溝に渦巻きばねの他端部を係合させることによって簡単に組み付けることができるとともにばねの作用に無理がなく安定した動作を確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の便器装置の一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
【0012】図1において、1は便器(図示せず)上に載置固定される本体カバーで、便座(図示せず)と便蓋2が回動自在に枢支される。本体カバー1の後部には、後端部と両側部を除いて中央部に凹部3が形成され、この凹部3両側に互いに対向する略平行な一対の内側面4a、4bが形成されている。これら内側面4a、4bには同一水平軸芯上に位置させて便蓋2の閉止速度を抑制する制動軸5と、本体カバー1と一体の固定軸6が突設されている。
【0013】制動軸5は、図3に示すように、本体カバー1の一側部1a内に配置されたオイルダンパーから成る閉止速度抑制装置7の異径断面の出力軸にて構成され、内側面4aを貫通して凹部3に向けて突出されている。閉止速度抑制装置7はその外周を保持する取付ブラケット8にて本体カバー1に取付けられるとともに、出力軸とは反対側に突出された回り止め片7aが取付ブラケット8の係合部8aに係合されて回転モーメントを支持するように構成されている。
【0014】便蓋2の基端部の一側には、図1〜図3に示すように、制動軸5をその一端から嵌入係合させる異径断面の係合軸受穴10を有する支持軸受部9が設けられている。支持軸受部9は、係合軸受穴10を形成した軸受部材11を便蓋2に形成された軸受ハウジング部12内に嵌着し、ボルト13にて締結固定して構成されている。
【0015】便蓋2の基端部の他側には、図1、図2及び図4〜図8に示すように、固定軸6をその周側面から挿入・抜き出し可能で挿入状態で固定軸6を回転自在に保持する着脱軸受部14が設けられている。着脱軸受部14は、便蓋2に形成された軸受ハウジング部15と、その内部に回動自在に収納保持された可動軸受部材16と、可動軸受部材16を所定位置に常時位置するように回動付勢する渦巻きばね17と、軸受ハウジング部15の外側面の開口を閉じて可動軸受部材16の抜け出しを防止する軸受蓋18と、軸受蓋18を軸受ハウジング部15に締結固定するボルト19にて構成されている。
【0016】軸受ハウジング部15の周壁には固定軸6を挿通可能な挿入開口20が形成され、可動軸受部材16の周壁にも固定軸6を内部に挿入可能な受入開口21が形成されており、可動軸受部材16は渦巻きばね17にてその受入開口21が挿入開口20と重ならない位置に常時位置するように付勢されている。可動軸受部材16の端壁16a外面には回動軸芯から偏芯した位置にこの可動軸受部材16を回動操作する操作つまみ22が突設され、軸受ハウジング部15の端壁15aにこの操作つまみ22が貫通する円弧状の長孔23が形成されている。
【0017】軸受ハウジング部15の端壁15aの一端部には、図5に示すように、その内部に突出するように軸受蓋18の取付ボス24が突設され、その中心にボルト19を螺合させる雌ねじ24aが形成されている。渦巻きばね17の固定側の一端部17aは、この取付ボス24の周囲に略半周程度巻回され、その先端が軸受ハウジング部15の周壁に係合されるとともに他端側の取付ボス24の近傍位置が端壁15aから突設されたばね受け突起25に係合されて渦巻きばね17が固定されている。可動軸受部材16の端壁16aの外面の軸芯部には、図4、図6に示すように、軸受ハウジング部15の端壁15a内面に形成された中心穴26に嵌合する円形突起27が突設され、かつこの円形突起27に渦巻きばね17の中心側の他端部17bが係合する直径方向の係合溝28が形成されている。
【0018】軸受蓋18には、図7に示すように、固定軸6が相対回転可能に貫通する軸貫通穴29とこの軸貫通穴29に固定軸6を挿入する挿入開口30が形成され、一端部の取付ボス部18aにはボルト19を挿通してその頭部が係合するボルト穴31が形成されている。また、軸受蓋18には、挿入開口30を除いて軸貫通穴29を取り囲むように、外周面が軸受ハウジング部15の周壁内周に嵌合し、内周面に可動軸受部材16の周壁外周面が回動自在に嵌合する軸受支持筒部32が設けられている。
【0019】以上の構成において、便蓋2を装着する際には、まず一側の支持軸受部9の係合軸受穴10に制動軸5を嵌入係合させる。次に、他側の着脱軸受部14において、図8の(a)から(b)の如く、操作つまみ22を長孔23に沿って渦巻きばね17の付勢力に抗して移動操作して可動軸受部材16の受入開口21を軸受ハウジング部15の挿入開口20及び軸受蓋18の挿入開口30に合わせ、これら挿入開口20、30及び受入開口21を通して可動軸受部材16内に固定軸6を挿入した後、操作つまみ22を解放すると渦巻きばね17の付勢力にて可動軸受部材16が再び図8(a)に示すように復帰回動して挿入開口20、30が閉じられ、固定軸6は可動軸受部材16内で相対回転自在に保持される。こうして、便蓋2が開閉回動自在に装着される。
【0020】また、便蓋2を取り外す際には、着脱軸受部14における操作つまみ22を操作して可動軸受部材16を回動させ、受入開口21を挿入開口20、30に合わせて固定軸6をこれら受入開口21と挿入開口20、30を通して着脱軸受部14から抜き出した後、係合軸受穴10から制動軸5を引き抜くように抜き出すことによって簡単に便蓋2を取り外すことができる。
【0021】このように便蓋2を開いた状態で操作つまみ22を操作して挿入開口20、30と受入開口21を一致させることにより容易に固定軸6を挿脱して操作性良く便蓋2を着脱することができ、簡単な操作で便蓋2を着脱することができる。特に、可動軸受部材16を渦巻きばね17の付勢力に抗して操作して固定軸6を挿脱すると、渦巻きばね17の付勢力にて自動的に可動軸受部材16が受入開口21を挿入開口20、30と重ならない位置に向けて回動されるので、操作が簡単でかつ不測に固定軸6が着脱軸受部14から抜け出して便蓋2が外れてしまう恐れもない。
【0022】また、着脱軸受部14は、軸受ハウジング部15の内側面に渦巻きばね17を配置した後可動軸受部材16を挿入して係合溝28に渦巻きばね17の他端部17bを係合させ、軸受蓋18をボルト19にて締結固定することによって簡単に組み付けることができ、しかも渦巻きばね17を用いたことにより可動軸受部材16の回動付勢作用に無理がなく安定した動作を確保できる。
【0023】また、便蓋2の装着状態では制動軸5が支持軸受部9の切欠部のない係合軸受穴10に嵌入係合されているので、支持軸受部9の剛性・強度が高く、長期にわたって安定した閉止速度抑制機能及び軸受機能を保持することができる。また、本体カバー1の凹部3両側の両側部1a、1bの内側に便蓋2両側の支持軸受部9と着脱軸受部14が位置しているので、各軸受部9、14が本体カバー1の外側に露出せず、また操作つまみ22が外面に露出せず、すっきりした外観を得ることができて見栄えがよい。また、さらに可動軸受部材16の操作つまみ22の定常位置を便蓋2の装着状態でかつ便座を自立させても緩衝しない位置関係に配置しており、便座の開閉により不用意に操作つまみ22が回転して便蓋2が外れることはない。
【0024】
【発明の効果】本発明の便器装置によれば、以上の説明から明らかなように、便蓋の一側の支持軸受部に制動軸の嵌入係合させた後他側の着脱軸受部にその周側面から固定軸を挿入して保持することにより便蓋を装着し、また逆の工程で取り外すことができるので簡単に便蓋を着脱することができ、しかも制動軸を切欠部のない係合軸受穴に一端から嵌入係合させるので支持軸受部の剛性・強度が高く、長期にわたって安定した閉止速度抑制機能及び軸受機能を保持することができる。
【0025】また、着脱軸受部を、周側に固定軸の挿入開口を有する軸受ハウジング部内に、周壁に固定軸の受入開口を有する可動軸受部材を回動自在に収納保持した構成とし、弾性体にて自動的に可動軸受部材が受入開口を挿入開口と重ならない位置に向けて回動させるようにすると、操作が簡単でかつ不測に固定軸が着脱軸受部から抜け出して便蓋が外れてしまう恐れもない。
【0026】また、本体カバーに互いに対向する一対の側面を形成する凹部を形成し、便蓋の両側部にこれら一対の側面の内側に各々対向するように支持軸受部と着脱軸受部を設けると、各軸受部が本体カバーの外側に露出せず、すっきりした外観を得ることができ、また本体カバーの両側部の一方に閉止速度抑制装置を配置することができる。
【0027】また、着脱軸受部において、可動軸受部材の端壁外面に軸受ハウジング部の円弧状の長孔を貫通する操作つまみを突設すると、操作つまみが軸受ハウジング部の内側面に突出しているので、便蓋を開いた状態で容易に操作つまみを操作して挿入開口と受入開口を一致させて固定軸を挿脱することができ、操作性良く便蓋を着脱することができ、しかも操作つまみが外面に露出せず、見栄えがよい。
【0028】また、可動軸受部材の端壁外面の軸芯部に軸受ハウジング部の内側面に形成した中心穴に嵌合する円形突起を設けるとともにその直径方向に係合溝を設け、軸受ハウジング部に一端を固定して配置した渦巻きばねの他端部を係合溝に係合させると、軸受ハウジング部の内側面に渦巻きばねを配置した後可動軸受部材を挿入して係合溝に渦巻きばねの他端部を係合させることによって簡単に組み付けることができるとともにばねの作用に無理がなく安定した動作を確保できる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成10年(1998)4月28日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】石原 勝
【公開番号】 特開平11−309088
【公開日】 平成11年(1999)11月9日
【出願番号】 特願平10−117989