| 【発明の名称】 |
手乾燥装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】原賀 一博
【氏名】中村 譲
【氏名】力丸 光生
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| 【要約】 |
【課題】カウンター上を清潔に保つとともに使用者に不快感を与えることのない手乾燥装置を提供することを目的とする。
【解決手段】洗面器等が組み込まれるカウンターに配設される手乾燥装置であって、濡れた手を挿入する手挿入部と、濡れた手を乾燥するための空気を供給する空気供給手段と、空気供給手段から送られた空気を吹き出す空気吹出ノズルと、空気吹出ノズルから吹き出された空気により吹き飛ばされる手に付着した水滴等を受ける水受部と、水受部から水滴等を排出する排出部と、排出部から空気供給手段へ向かう空気の循環路とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗面器等が組み込まれるカウンターに配設される手乾燥装置であって、濡れた手を挿入する手挿入部と、濡れた手を乾燥するための空気を供給する空気供給手段と、該空気供給手段から送られた空気を吹き出す空気吹出ノズルと、該空気吹出ノズルから吹き出された空気により吹き飛ばされる手に付着した水滴等を受ける水受部と、該水受部から水滴等を排出する排出部と、該排出部から前記空気供給手段へ向かう空気の循環路とを備えてなることを特徴とする手乾燥装置。 【請求項2】 前記循環路に、前記排出部から流れ込んだ水分と空気とを分離する気水分離手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の手乾燥装置。 【請求項3】 前記気水分離手段に、分離した水分を排出する排出路を接続し、該排出路に前記空気供給手段の駆動時に連動して閉動作する開閉弁を設けたことを特徴とする請求項2記載の手乾燥装置。 【請求項4】 前記空気吹出ノズルは、前記カウンターの奥側を向き且つ上向きの空気吹出軸線を持つことを特徴とする請求項1乃至3記載の手乾燥装置。 【請求項5】 前記空気吹出ノズルに対向する部位に、吹き飛ばされた水滴等の飛散を防止する飛散防止部を設けてなることを特徴とする請求項4記載の手乾燥装置。 【請求項6】 前記空気供給手段は高圧空気を供給することを特徴とする請求項1乃至5記載の手乾燥装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カウンターに配設してタオル等を用いることなく手を乾燥させることができる手乾燥装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の手乾燥装置として例えば特開平3ー26222号に記載されているものが知られている。 【0003】このものは、温風吹出ノズルを手洗い器が組み込まれたカウンター上に設置するとともに、この温風吹出ノズルを覆うカバーを開放可能にカウンター上に設けて、温風吹出ノズルから吹き出される温風により濡れた手を乾燥させるというものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のような構成では、温風により吹き飛ばされた水滴等がカバーに遮られてカバーを伝って下方に流れるが、この流れた水滴等を排出する機構が無いため、連続して使用されると水滴等がカウンター上に流出し、カウンターが汚れてしまう恐れがあった。 【0005】上記した問題をなくすには、排水口を設けて水滴等を排出するようにすればよいが、この場合においても、温風吹出ノズルから吹き出された温風の一部が外部に流れて使用者に当たり髪を乱す等の不快感を使用者に与えたり、カバーに付着した水滴等をカウンター上等に飛び散らしてカウンター等を汚してしまう恐れがある。 【0006】本発明は、上記問題点を解消し、カウンター上を清潔に保つとともに使用者に不快感を与えることのない手乾燥装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段及びその作用・効果】本発明は、洗面器等が組み込まれるカウンターに配設される手乾燥装置であって、濡れた手を挿入する手挿入部と、濡れた手を乾燥するための空気を供給する空気供給手段と、空気供給手段から送られた空気を吹き出す空気吹出ノズルと、空気吹出ノズルから吹き出された空気により吹き飛ばされる手に付着した水滴等を受ける水受部と、水受部から水滴等を排出する排出部と、排出部から空気供給手段へ向かう空気の循環路とを備えてなることを特徴としている。 【0008】この構成によれば、空気吹出ノズルから吹き出された空気によって吹き飛ばされた水滴等が水受部に付着し、付着して流れる水滴等は吹き出された空気と一緒に強制的に排出部より排出されるとともに、吹き出された空気は空気供給手段へと流れるので、水滴等が吹き出された空気によってカウンター上に飛び散ることがなく、水滴等によりカウンター上が汚れるといった問題や、吹き出された空気の一部が外部に流れて使用者に当たり髪を乱す等の不快感を使用者に与えるといった問題がない。 【0009】また、循環路に、排出部から流れ込んだ水分と空気とを分離する気水分離手段を設ければ、強制的に排出される水滴等が空気供給手段に流れて、空気供給手段が故障したり、破損するといった悪影響を及ぼすことがない。 【0010】更に、気水分離手段に、分離した水分を排出する排出路を接続し、排出路に空気供給手段の駆動時に連動して閉動作する開閉弁を設ければ、排出路からの空気の逆流を防止することが出来、クリーンな空気を空気供給手段に供給することが出来る。 【0011】また、空気吹出ノズルは、カウンターの奥側を向き且つ上向きの空気吹出軸線を持つことを特徴としているので、手を乾燥するための空気は使用者から離れる方向に吹き出されることになり、吹き出された空気によって飛散する水滴等が使用者にかかることがなく、また、上向きに空気が吹き出されるので、使用者は手の位置を高くすることが出来、腰を屈めることなく楽な姿勢で手を乾燥することが出来る。 【0012】また、空気吹出ノズルに対向する部位に、吹き飛ばされた水滴等の飛散を防止する飛散防止部を設けているので、吹き飛ばされた水滴等がカウンター奥の壁面や壁面に設けられた鏡等に付着することがなく、衛生性が向上する。 【0013】また、空気供給手段は高圧空気を供給するようにすれば、ヒーター等の発熱手段を用いなくても短時間で手を乾燥することが出来、構造が簡単で、且つ安価な手乾燥装置を提供することが出来る。 【0014】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の手乾燥装置をカウンターに配設した平面図であり、図2は要部を示す概略断面図である。 【0015】図1において、手乾燥装置Aは洗面器Cが組み込まれたカウンターBの右側に適切な距離を置いて配設されている。尚、手乾燥装置Aは洗面器Cの左側に適切な距離を置いて配設してもよく、任意であり、例えば洗面器Cが複数設置されている現場においては、洗面器Cと洗面器Cの間に配設するようにしてもよい。 【0016】そして、手乾燥装置Aは図2に示すように、濡れた手を挿入する手挿入部3と、カウンターB下方の内部空間に配設されて高圧空気を供給する空気供給手段1と、空気供給手段1に連絡された空気吹出部2と、空気吹出部2から吹き出された空気により吹き飛ばされる手に付着した水滴等を受ける水受部4と、水受部4からの水滴等を排出する排出部5と、排出部5からの空気を空気供給手段1に循環する循環路9とから構成されている。 【0017】手挿入部3には、カウンターBの手前側に開設した開口18に空気吹出ノズル2を設けており、この空気吹出ノズル2がカウンターB下方空間に配設した図示しないモータ、モータにより駆動されるファンで構成される空気供給手段1に連絡されている。 【0018】そして、空気吹出ノズル2は、空気供給手段1から送られてきた空気をカウンターBの奥側を向き且つ上向きに吹き出すように構成させている。 【0019】このように構成することによって、使用者は腰を無理に屈めることなく楽な姿勢で濡れた手を乾燥することが出来る。 【0020】また、手挿入部3の底部に設けた水受部3には、その最下面部に排出口11を設けており、この排出口11に排出管12を連接してある。而して、排出口11と排出管12とで排出部5が構成される。 【0021】そして、この排出管12に気水分離手段6が連絡されており、この気水分離手段6が吸気管13を介して空気供給手段1に連絡されている。而して、排出口11、排出管12、気水分離手段6、吸気管13で循環路9が構成される。 【0022】また、気水分離手段6には、その最下端部に排水路7が接続されており、排水路7に空気供給手段1の駆動で閉止する開閉弁8が設けられている。 【0023】また、手挿入部3には、空気吹出ノズル2の下方部に手検知センサ14と、空気吹出ノズル2の対向する側に、空気吹出ノズル2から吹き出された空気を受け止めるような形で、水受部4に連接して上方に延出させた飛散防止部10を設けている。 【0024】そして、手挿入部3の外郭に形成したリム部15が、カウンターBに設けた開口16を覆うようにカウンターB上に設置される。 【0025】したがって、手乾燥装置Aを構成する部分の殆どがカウンターB下方空間に内蔵されることになり、カウンターB上には突出部が殆どないので、外観の見栄えが良くなるとともに、邪魔にならないので使用勝手が向上する。 【0026】前述するように構成された手乾燥装置Aの作動を以下に詳述する。 【0027】使用者が濡れた手を手挿入部3に挿入すると、手検知センサ14により手を検出し、図示しない制御部により空気供給手段1を駆動させて空気吹出ノズル2から高圧空気が吹き出される。 【0028】そして、吹き出された高圧空気により手に付着した水滴等が吹き飛ばされて飛散防止部10に付着するが、排出部5と空気供給手段1とが循環路9により連絡されているので、付着した水滴等と吹き出された空気が強制的に水受部4上を流れて、排出口11、排出管12を通って気水分離手段6へと流れ込む。 【0029】流れ込んだ水滴等と空気は、気水分離手段6で水滴等と空気とに分離され、空気のみが吸気管13を通って空気供給手段1に吸入されて、その吸入された空気が空気供給手段1により空気吹出ノズル2に供給され、空気吹出ノズル2から手挿入部3に吹き出される。 【0030】このように、図2の矢印で示すように、空気のみが循環することになる。したがって、水滴等が吹き出された空気によってカウンターB上に飛び散ることがなく、水滴等によりカウンターB上が汚れるといった問題や、吹き出された空気の一部が外部に流れて使用者に当たり髪を乱す等の不快感を使用者に与えるといった問題がなくなる。 【0031】また、気水分離手段6により水滴等と空気とに分離されるので、強制的に排出される水滴等が空気供給手段1に流れて、空気供給手段1が故障したり、破損するといった悪影響を及ぼすことがない。 【0032】また、空気供給手段1が駆動すると、図示しない制御部により排水路7に設けられた開閉弁8が閉じられる。 【0033】したがって、排水路7からの空気の逆流を防止することが出来、クリーンな空気を空気供給手段1に供給することが出来る。 【0034】上述した内容はあくまで本発明の一実施形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限定されることを意味されるものでない。例えば、空気供給手段1の上流側にヒータ等の発熱手段を配設して空気吹出ノズル2から温風を吹き出すようにしてもよい。 【0035】また、手検知センサ14は、飛散防止部10の前面側等に設けてもよいし、カウンターB手前側下方部に設けられた垂れ下がり部17に設けて人体を検出するようにしても良い。 【0036】また、気水分離手段6と吸気管13とを別体で構成したが、一体的に構成することも出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010087 【氏名又は名称】東陶機器株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月23日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−299686 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−131403 |
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