| 【発明の名称】 |
携帯用局部洗浄器 |
| 【発明者】 |
【氏名】小島 城
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| 【要約】 |
【課題】洗浄器全体を小型にすると共に、噴射ノズルの引き出し、格納を容易にし、かつ噴射ノズルの伸縮部のシール性の向上を図れるようにした携帯用局部洗浄器を提供する。
【解決手段】洗浄水Lを貯留するタンク部1と、このタンク部1内に貯留された洗浄水Lを加圧する加圧手段によって洗浄水Lを吐出する噴射ノズル10を具備する携帯用局部洗浄器において、噴射ノズル10を、タンク部1内に形成される筒状収納部3内に収納可能に形成すると共に、テレスコープ状に伸縮する径の異なる複数のパイプ部材11,12にて形成し、かつ、各パイプ部材11,12の基端部に、収縮方向に向かって拡開して収納部3又は大径側のパイプ部材11の内周面に接触するシール舌片54を有するシール部材51,52を介在する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗浄水を貯留するタンク部と、このタンク部内に貯留された洗浄水を加圧する加圧手段によって洗浄水を吐出する噴射ノズルを具備する携帯用局部洗浄器において、上記噴射ノズルを、上記タンク部内に形成される筒状収納部内に収納可能に形成すると共に、テレスコープ状に伸縮する径の異なる複数のパイプ部材にて形成し、かつ、各パイプ部材の基端部に、収縮方向に向かって拡開して上記収納部又は大径側のパイプ部材の内周面に接触するシール舌片を有するシール部材を介在してなる、ことを特徴とする携帯用局部洗浄器。 【請求項2】 請求項1記載の携帯用局部洗浄器において、上記筒状収納部及び大径側のパイプ部材の先端部に、内周面側に補助シール部材を露呈する係止部を形成し、パイプ部材の基端部の外周面に、上記係止部と係合する係止突条を突設してなる、ことを特徴とする携帯用局部洗浄器。 【請求項3】 請求項1又は2記載の携帯用局部洗浄器において、上記噴射ノズルを形成するパイプ部材の側面に形成される軸方向に沿う溝と、筒状収納部及び大径側パイプ部材から内方に突出されて上記溝と摺動可能に係合する回転防止体とでノズル位置決め兼回転防止機構を形成してなる、ことを特徴とする携帯用局部洗浄器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は携帯用局部洗浄器に関するもので、更に詳細には、尻等の局部を洗浄する携帯に便利な携帯用局部洗浄器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の洗浄器として、洗浄水を貯留するタンク部と、洗浄水を吐出する噴射ノズルと、タンク部内に貯留された洗浄水を加圧する加圧手段例えば、ポンプあるいは手動によるピストン等を具備するものが知られている。 【0003】この洗浄器においては、使用時(洗浄時)には、噴射ノズルが本体から被洗浄部まで延びる長さを有する必要があり、また、不使用時(携帯時)には、逆に噴射ノズルは本体側に格納されていることが望ましい。 【0004】そこで、従来では、噴射ノズルを回動式にして本体に格納あるいは本体から引き出すようにした構造(特開平9−313396号公報参照)や、噴射ノズルを伸縮可能にして本体内に格納あるいは本体から引き出すようにした構造(実公平4−126553号,実公平4−126554号公報参照)等が開発されている。 【0005】このうち、特開平9−313396号公報に記載された技術は、本体側面近傍に設けられたノズル収納部に保持されていた噴射ノズルを、多段的に調節可能な回転軸を支点として回動させ、本体の長径方向と平行に引き出して洗浄に供せるように構成されている。 【0006】また、実公平4−126553号,実公平4−126554号公報に記載の技術は、本体の空間部に設けられたガイド部材内に、噴射ノズルを出没自在に嵌挿した可動案内筒を嵌挿し、一端がポンプに連結するチューブの他端を噴射ノズルに連結すると共に、チューブを、覆板と押圧用筐体に突設された押圧片の押圧突条によって圧迫して流路を閉鎖する構造である。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者すなわち回動式のものは、使用時に必要な所定の長さを有する噴射ノズルを格納するスペースを本体の側部に設ける必要があるため、洗浄器全体が長くかつ大きくなり、携帯に不便であるという問題があり、また、噴射ノズル回動して本体と平行にする必要があるため、噴射ノズルの先端が移動する範囲に障害物がないかを確認して噴射ノズルを引き出し、あるいは格納しなければならないという問題があった。 【0008】これに対し、後者すなわち伸縮式のもは、本体から噴射ノズルを引き出すのみでよいので、周囲の障害物等を気にすることなく簡単に引き出せる。しかしながら、この構造のものは、噴射ノズルとタンク部とがチューブにて連結されているため、噴射ノズルの格納時にチューブの途中が折曲し、また覆板と押圧突条とでチューブを押圧して閉鎖するため、洗浄水の流路の一部が細くなって十分な洗浄水の供給が行えないばかりかチューブが劣化し易いという問題があった。また、噴射ノズルの伸縮部及び噴射ノズルと可動案内筒との嵌挿部に十分なシール機構が施されていないため、タンク部内に貯留された洗浄水が外部に漏れる虞れがある。 【0009】この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、洗浄器全体を小型にすると共に、噴射ノズルの引き出し、格納を容易にし、かつ噴射ノズルの伸縮部のシール性の向上を図れるようにした携帯用局部洗浄器を提供するものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、この発明の携帯用局部洗浄器は以下のように構成する。 【0011】1)請求項1記載の発明は、洗浄水を貯留するタンク部と、このタンク部内に貯留された洗浄水を加圧する加圧手段によって洗浄水を吐出する噴射ノズルを具備する携帯用局部洗浄器において、 上記噴射ノズルを、上記タンク部内に形成される筒状収納部内に収納可能に形成すると共に、テレスコープ状に伸縮する径の異なる複数のパイプ部材にて形成し、かつ、各パイプ部材の基端部に、収縮方向に向かって拡開して上記収納部又は大径側のパイプ部材の内周面に接触するシール舌片を有するシール部材を介在してなる、ことを特徴とする。 【0012】このように構成することにより、使用時には、噴射ノズルを筒状収納部から伸長して引き出すことができ、不使用時には、筒状収納部内に収縮させて格納することができる。また、使用時に噴射ノズルのパイプ部材内を流れる洗浄水がシール部材のシール舌片を内方から外方に向かって押圧することで、パイプ部材と筒状収納部及びパイプ部材同士の伸縮部を気水密にすることができ、シール性の向上を図ることができる。 【0013】2)請求項2記載の発明は、請求項1記載の携帯用局部洗浄器において、上記筒状収納部及び大径側のパイプ部材の先端部に、内周面側に補助シール部材を露呈する係止部を形成し、パイプ部材の基端部の外周面に、上記係止部と係合する係止突条を突設してなる、ことを特徴とする。 【0014】このように構成することにより、係止部と係止突条が係合することで、パイプ部材の抜け出しを防止することができる。また、補助シール部材により、外気圧がシール部材のシール舌片に作用するのを阻止することができるので、シール部材のシール機能を維持することができ、更にシール性の向上を図ることができる。 【0015】3)請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の携帯用局部洗浄器において、上記噴射ノズルを形成するパイプ部材の側面に形成される軸方向に沿う溝と、筒状収納部及び大径側パイプ部材から内方に突出されて上記溝と摺動可能に係合する回転防止体とでノズル位置決め兼回転防止機構を形成してなる、ことを特徴とする。 【0016】このように構成することにより、パイプ部材の回転を防止することができ、噴射ノズルの洗浄水吐出位置の位置決めを容易にすることができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施形態を図面に基いて詳細に説明する。図1はこの発明の携帯用局部洗浄器の一例を示す使用状態の概略断面図、図2は不使用状態の断面図である。 【0018】上記携帯用局部洗浄器1は、洗浄水Lを貯留するタンク部1を有する洗浄器本体(以下に本体という)2と、タンク部1に連通して、本体2の一端からテレスコープ状に伸縮可能に突出する噴射ノズル10と、収縮された噴射ノズル10を収納する有底円筒状の収納部3(以下に筒状収納部という)と、タンク部1と噴射ノズル10とを連通する通路4を開閉する開閉弁5と、開閉弁5を開閉操作する操作部材例えばスイッチ7とで主要部が構成されている。 【0019】この場合、上記本体2は、一端が開口する断面略円形状の合成樹脂製部材にて形成されており、開口側と反対の他端部の一側部には洗浄水Lを供給すると共に、洗浄水を吐出するための加圧手段例えば後述する水溶性固形発泡剤Fをタンク部1内に投入できる大きさの給水口8が設けられており、この給水口8にパッキングPを介して給水蓋9が着脱可能に装着されている。また、本体2の開口側端部には雄ねじ部2aが設けられており、この雄ねじ部2aにねじ結合する雌ねじ部20aを有する略有底円筒状の合成樹脂製の取付部材20がパッキングPを介して装着されている。 【0020】上記取付部材20の中心部には、取付穴21が穿設されており、この取付穴21を介して、筒状収納部3を構成する有底円筒状の合成樹脂製の収納体30が本体2のタンク部1内に形成されている。この場合、取付穴21には段部22が設けられており、この段部22に、収納体30に設けられたフランジ部31がパッキングPを介して嵌合されて、開口部側が外方へ突出している。そして、収納体30の突出部に、上記取付部材20に当接係合する蓋部材40が嵌挿され、この蓋部材40の外方に突出する収納体30に設けられた雄ねじ部30aにねじ結合する穴付の袋ナット32によって、蓋部材40と共に収納体30が固定されている。なお、蓋部材40の外方には、収縮時に蓋部材40から突出する噴射ノズル10の先端部を保護するためのキャップ6が着脱可能に装着されている。 【0021】上記噴射ノズル10は、収納部3内に第1のシール部材51を介して気水密に摺動自在に嵌挿される第1のパイプ部材11と、この第1のパイプ部材11内に第2のシール部材52を介して気水密に摺動自在に嵌挿されると共に、その先端にノズルヘッド13を装着した第2のパイプ部材12とで主に構成されている。なお、ノズルヘッド13は、パッキングPを介して第1のパイプ部材11の先端部に嵌着されており、その一側面にノズル孔14が穿設されている。 【0022】この場合、第1及び第2のシール部材51,52は、図2ないし図6に示すように、それぞれ第1及び第2のパイプ部材11,12の基端部に設けられた小径部11a,12aに周設された嵌合溝15内に嵌合される基部53と、この基部53から収縮方向に向かって拡開すると共に、収納体30(筒状収納部3)の内周面又は第1のパイプ部材11の内周面に接触するスカート状のシール舌片54とからなる例えばシリコンゴム製の部材にて形成されている。このように形成することにより、図6に示すように、基端側から先端側に向かって流れる洗浄水の圧力によってシール舌片54が外方側すなわち収納体30(筒状収納部3)の内周面又は第1のパイプ部材11の内周面に押圧されるので、収納体30(筒状収納部3)と第1のパイプ部材11のシール部、及び第1のパイプ部材11と第2のパイプ部材12のシール部の気水密を確実に維持することができる。 【0023】また、第1のパイプ部材11の基端部近傍の外周面には係止突条11bが突設例えば周設されており、この係止突条11bが、上記穴付袋ナット32の頂部に設けられた係止部32aと係合して第1のパイプ部材11が収納部3内から抜け出ないようになっている。また、第2のパイプ部材12の基端部近傍の外周面にも同様に係止突条12bが周設されており、この係止突条12bが、第1のパイプ部材11の先端部にねじ結合された穴付袋ナット32Aの頂部に設けられた係止部32aと係合して第2のパイプ部材12が第1のパイプ部材11から抜け出ないようになっている。また、穴付袋ナット32,32Aの頂部に設けられた係止部32aの内周面には、それぞれ内周面側に露呈する補助シール部材例えばOリング55が嵌着されており、これらOリング55によって第1及び第2のパイプ部材11,12の外部とのシール性が維持されている。つまり、Oリング55によって外気圧が第1及び第2のシール部材51,52のシール舌片54に作用するのを阻止することで、第1及び第2のシール部材51,52の機能が維持されている(図3、図5(a)及び図6参照)。 【0024】また、第1のパイプ部材11及び第2のパイプ部材12の摺動部には、ノズル孔14の位置決めを兼用する回転防止機構60が設けられている。この位置決め兼回転防止機構60は、図4に示すように、第1及び第2のパイプ部材11,12の一側面、例えばノズル孔14と反対側の面に設けられる軸方向に沿う溝例えば断面円弧状の溝61と、収納体30の開口側近傍又は第1のパイプ部材11の先端部近傍のねじ部に設けられた取付穴63内に挿入されて内方側に突出すると共に、円弧状溝61に摺動可能に係合する例えば鋼球製の回転防止体62とで構成されている。なお、ここでは、円弧状溝61がノズル孔14と反対側の位置に設けられているが、必ずしもノズル孔14と反対側位置である必要はなく、第1及び第2のパイプ部材11,12の任意の位置に設けてもよい。また、円弧状溝61及び回転防止体62を、周方向に複数設けてもよい。なお、回転防止体62は必ずしも球状である必要はなく、円弧状溝61に摺動可能に係合するものであれば、例えば先端が円弧状の突片のようなものであってもよい。 【0025】上記のように構成することにより、本体2から噴射ノズル10を引き出す(伸長する)際、第1のパイプ部材11及び第2のパイプ部材12は、位置決め兼回転防止機構60によって回転が阻止されるので、ノズル孔14を上に向けた状態で噴射ノズル10を本体2から引き出す(伸長する)ことができる。 【0026】一方、上記取付部材20には、上記タンク部1内と連通する第1の通路4aと、噴射ノズル10の伸縮方向と直交する方向に設けられ、第1の通路4aに連通する第2の通路4b及び連通管4eを介して収納体30の基部側に設けられたポート33に連通する第3の通路4cとからなる通路4が設けられている。この通路4の第2の通路4b内には開閉弁5が介設されており、取付部材20に取り付けられたスイッチ7によって開閉弁5が開閉されるように構成されている。 【0027】この場合、開閉弁5は、図7に示すように、第2の通路4b内にパッキングPを介して摺動自在に嵌挿される弁軸5aと、この弁軸5aに装着されて第2の通路4bに設けられた弁座4dに就座する例えばシリコンゴム製の弁体5bとで構成されている。このように構成される開閉弁5は、第2の通路4bから延在して外方に開口する取付穴23にパッキングPを介してねじ結合される押え部材24との間に縮設されるスプリング25の弾発力によって、常時弁体5bが弁座4dに就座されて通路4を閉塞し得るように構成されている。 【0028】また、取付部材20には、図7に示すように、上記収納体30を遊嵌する断面矩形状のガイド穴26が設けられており、このガイド穴26に関して第2の通路4b及び取付穴23と対向する部位に、段付取付穴28が設けられている。この段付取付穴28には、スイッチ7の操作軸7aが摺動自在に嵌挿されており、この操作軸7aに設けられたフランジ部7bと、段付取付穴28の段部28aとの間に縮設されたスプリング25Aによって常時スイッチ7の頭部7cが外部に露出している。また、ガイド穴26内には、上記収納体30を跨いでガイド穴26内を摺動(移動)する矩形枠状の開閉伝達部材27が配設されており、この開閉伝達部材27の対向する両辺に、上記スイッチ7の操作軸7aと、開閉弁5の弁軸5aが当接されている。この場合、開閉伝達部材27は、開閉弁5に縮設されたスプリング25の弾発力によって常時スイッチ7側に押圧されている。この状態において、スイッチ7をスプリング25,25Aの弾発力に抗して押圧することにより、開閉伝達部材27を介して開閉弁5を開放方向すなわち弁体5bが弁座4dから離れる方向に移動して、通路4を開放し、タンク部1内に貯留された洗浄水Lを連通管4eを介して収納部3内に流することができる。 【0029】このように、収納体30を跨いで配設される開閉伝達部材27を介してスイッチ7と開閉弁5とを連動させることにより、スイッチ7を操作し易い位置に設けることができ、洗浄器の使い勝手を良好にすることができる。 【0030】一方、上記収納体30(筒状収納部3)の底部には、噴射ノズル10の第1のパイプ部材11に設けられた小径部11aを嵌挿する円筒状の凹所34が設けられており、この凹所34と小径部11aの外周部に嵌着され、凹所34内面に摺接するシール部材例えばOリング35とで補助シール部36が構成されている。したがって、図2及び図8(a)に示すように、噴射ノズル10が収縮して収納部3内に収納された状態においては、凹所34の内面にOリング35が密接するので、開閉弁5が開放されることにより収納部3側に流れる洗浄水Lは噴射ノズル10へ流れることはない。一方、図8(b)に示すように、噴射ノズル10が伸長して、第1のパイプ部材11の基端部すなわち小径部11aが凹所34から抜け出ることで、洗浄水Lが噴射ノズル10へ流れる。なおこの場合、Oリング35は噴射ノズル10側に嵌着されているが、Oリング35は必ずしも噴射ノズル10側に嵌着する必要はなく、凹所34の内周面に嵌着してもよい。 【0031】噴射ノズル10から洗浄水Lを吐出(噴射)させる場合は、噴射ノズル10を伸長して補助シール部36を開放した状態で、スプリング25,25Aの弾発力に抗してスイッチ7を押して開閉弁5を開放すると、タンク部1内に貯留された洗浄水L内に投入された水溶性の固形発泡剤Fの発泡力が洗浄水Lに作用して、洗浄水Lが噴射ノズル10から吐出(噴射)される。なおこの場合、固形発泡剤Fは、洗浄水Lに溶けて皮膚に悪影響を与えない材料である必要がある。この固形発泡剤Fとして、例えば炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)と炭酸ナトリウム(Na2CO3)に中和剤としてのフマル酸(C4H4O4)を混合した発泡剤、あるいは酒石酸水素カリウム(KHC4H6O6)等を使用することができる。また、これらの発泡剤に香料等を含有したものを使用してもよい。 【0032】上記のように構成される携帯用局部洗浄器は、給水蓋9を本体2から取り外して、タンク部1内に洗浄水L(例えば水道水)を供給(貯留)して、給水蓋9を閉めて携帯に供することができる。また、携帯時には、噴射ノズル10が収縮されて収納部3内に収納されており、補助シール部36が閉塞されているので、万一、スイッチ7を押し下げても、タンク部1内の洗浄水Lは通路4および連通管4eを介して収納部3のポート33まで流れるが、補助シール部36が閉塞しているため、噴射ノズル10からは吐出されない。 【0033】洗浄器を使用する場合は、まず、給水蓋9を本体2から取り外して、タンク部1内に水溶性固形発泡剤Fを投入し、給水蓋9を本体2に取り付ける。その後、本体2に振動を与えて固形発泡剤Fと洗浄水Lとを積極的に接触させて、固形発泡剤Fの溶融及び発泡を促進させるようにする方が好ましい。 【0034】次に、本体2からキャップ6を取り外した後、噴射ノズル10を本体2から引き出す。そして、ノズル孔14を、被洗浄部の局部付近に位置させた状態で、スイッチ7を押すと、開閉伝達部材27を介して開閉弁5が通路4を開放し、発泡剤Fの発泡作用によって加圧された洗浄水Lが通路4、連通管4e及び収納部3を介して噴射ノズル10の第1及び第2のパイプ部材11,12を流れ、ノズル孔14から吐出(噴射)される。 【0035】なお、洗浄に供される洗浄水Lの吐出圧(噴射圧)は、概ね2〜4Kgf/cm2以上で、150cc〜200cc噴射させればよいので、本体2の容量を適宜変えればよく、例えば図1に想像線で示すような大きな本体2を使用することができる。 【0036】なお、上記実施形態では、洗浄水Lの加圧手段が水溶性固形発泡剤である場合について説明したが、加圧手段は必ずしも水溶性固形発泡剤Fである必要はなく、例えば電池により駆動するモータ及びポンプや手動によるピストン等を用いてもよい。 【0037】 【発明の効果】以上に説明したように、この発明の携帯用局部洗浄器は上記のように構成されているので、以下のような優れた効果が得られる。 【0038】1)請求項1記載の発明によれば、使用時には、噴射ノズルを筒状収納部から伸長して引き出すことができ、不使用時には、筒状収納部内に収縮させて格納することができるので、洗浄器全体を小型化することができると共に、噴射ノズルの引き出し、格納を容易にすることができる。また、使用時に噴射ノズルのパイプ部材内を流れる洗浄水がシール部材のシール舌片を内方から外方に向かって押圧することで、パイプ部材と筒状収納部及びパイプ部材同士の伸縮部を気水密にすることができ、シール性の向上を図ることができる。 【0039】2)請求項2記載の発明によれば、パイプ部材の抜け出しを防止することができると共に、補助シール部材により、外気圧がシール部材のシール舌片に作用するのを阻止することができるので、シール部材のシール機能を維持することができ、上記1)に加えて更にシール性の向上を図ることができる。 【0040】3)請求項3記載の発明によれば、パイプ部材の回転を防止することができるので、上記1)に加えて更に噴射ノズルの洗浄水吐出位置の位置決めを容易にすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390039642 【氏名又は名称】興栄工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】中本 菊彦
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| 【公開番号】 |
特開平11−285454 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月19日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−91402 |
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