| 【発明の名称】 |
携帯用衛生洗浄装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 利夫
|
| 【要約】 |
【課題】手動で電池に充電した電気エネルギを使用して動作可能な携帯用衛生洗浄装置を提供する。
【解決手段】洗浄用ノズル58からタンク室54内に貯留した洗浄液を噴射する携帯用衛生洗浄装置の装置内に電気機器92用の電源として充電可能な電池72を設け、ハンドル60を手動操作して発電する発電機74で充電したこの電池72を電源として電気機器92を駆動可能とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 装置内に電気機器を備え、洗浄用ノズルからタンク室内に貯留した洗浄液を噴射可能とした携帯用衛生洗浄装置であって、前記電気機器用の電源となる充電可能な電池と、前記電池に充電するため給電可能に接続され、ハンドルを手動操作して発電する発電機と、を有することを特徴とする携帯用衛生洗浄装置。 【請求項2】 前記発電機のハンドルによって摩擦発熱体を運動させたときの摩擦により発生された熱エネルギを前記タンク室内の洗浄液に伝導して、この洗浄液を加熱する手動発熱手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の携帯用衛生洗浄装置。 【請求項3】 前記電気機器としての電熱のヒータと、電動のポンプとをそれぞれ操作スイッチを介して前記電池に接続し、前記電池の充電量を検出する充電量測定手段で検出した充電残量に基ずいた各表示内容を、前記操作スイッチに連動するサブスイッチによって各表示内容の切換が行われるよう構成された充電量表示部を設置し、前記操作スイッチを前記ヒータと前記ポンプとを共にオフ状態とするよう操作したときに充電残量を表示させ、前記操作スイッチを前記ヒータだけをオン状態に操作したとき洗浄水を昇温可能な上限温度を表示させ、前記操作スイッチを前記ポンプだけをオン状態に操作したとき洗浄液噴射可能継続時間を表示させるよう前記サブスイッチによって前記充電量表示部の表示を切換えるよう構成したことを特徴とする請求項1、又は請求項2のいずれかに記載の携帯用衛生洗浄装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この本発明はタンク内の温水化された洗浄水をポンプを用いて洗浄用ノズルから噴射させ洗浄用に使用できるようにした携帯用衛生洗浄装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、旅行先などに携帯できる図3乃至図5に例示するような携帯用衛生洗浄装置が知られている。この図示する携帯用衛生洗浄装置本体10のケース内部には、ポンプ12と洗浄用の水が貯溜されるタンク14及び電池16により駆動されるモータ18とこのモータ18の回転軸20に固定されたブロア22と、電熱ヒータ23とが配置されて構成されている。さらに、本体10の前端部(図3では左側)には洗浄用ノズル24が取り付けられ、この洗浄用ノズル24の先端部には洗浄水を噴出する噴出孔26が形成されている。 【0003】携帯用衛生洗浄装置を使用する場合には、図4に示すように使用者28が便器30の便座32に着座した状態で斜め前方(図4の左側)から、あるいは図5に示すように斜め後方(図5の右側)から携帯用衛生洗浄装置本体10を挿入して洗浄用ノズル24の噴出孔26を使用者28の局部に向け洗浄する位置に合わせてから、図3に示すスイッチ34を入れる。これにより図3に示すモータ18が駆動されブロア22の回転によりタンク14内のヒータ23で温められた洗浄水が洗浄用ノズル24に送られることによって洗浄水36が噴出孔26から噴出される。その結果、噴出された洗浄水36により使用者28の局部を衛生的かつ快適に洗浄することができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の携帯用衛生洗浄装置では、電池16を電源としてモータ18及びヒータ23を作動させている。このため電池16が消耗して電圧が低下した場合には、モータ18でポンプ12を駆動し洗浄水をノズル24から噴射させることができなくなるので、この携帯用衛生洗浄装置を用いて洗浄することができないし、タンク14内の洗浄水を電熱ヒータ23で加熱することもできない。特にタンク14内の洗浄水を電池16から電力が供給される電熱ヒータ23で加熱する場合には、この電熱ヒータ23での消費電力量が大きいため電池16の消耗が厳しく、新しい電池16と交換してから、使用により電池が消耗し切ってこの携帯用衛生洗浄装置が作動しなくなるまでの期間が短かくなり、電池16の交換を頻繁に行なわねばならない。また、電池16が消耗し切って、しかもスペア電池16がない場合には携帯用衛生洗浄装置が使用不能になる恐れがある。 【0005】本発明は上述の点に鑑み、手動で電池に充電した電気エネルギを使用して動作可能に構成した携帯用衛生洗浄装置を新たに提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の携帯用衛生洗浄装置は、洗浄用ノズルからタンク室内に貯留した洗浄液を噴射する携帯用衛生洗浄装置の装置内に設けた電気機器用の電源として充電可能な電池を備えるとともに、ハンドルを手動操作して発電する発電機によって、この電池に充電するように構成したことを特徴とする。 【0007】上述のように構成することにより、この電池の充電残量が少ない場合に、手動で発電機を回して発電して電池に給電することにより電池を充電し、この電池に充電された電気エネルギを使用して携帯用衛生洗浄装置の電気機器を使用可能とできる。よって、携帯用衛生洗浄装置をいかなる場所、いかなる時でも使用可能とし、スペアの電池等を用意しなくても使用上差し支えなくできる。 【0008】請求項2記載の発明は請求項1記載の携帯用衛生洗浄装置において、発電機のハンドルによって摩擦発熱体を運動させたときの摩擦により発生された熱エネルギをタンク室内の洗浄液に伝導して、この洗浄液を加熱する手動発熱手段を設けたことを特徴とする。 【0009】上述のように構成することにより上述した請求項1記載の発明の作用、及び効果に加えて、手動で摩擦動作させ熱エネルギを発生させる手動発熱手段で熱エネルギを直接的に洗浄水に伝達し加熱できるので、加熱効率を良好にし、迅速に加熱できる。 【0010】請求項3記載の発明は請求項1、又は請求項2のいずれかに記載の携帯用衛生洗浄装置において、電気機器としての電熱のヒータと、電動のポンプとをそれぞれ操作スイッチを介して電池に接続し、電池の充電量を検出する充電量測定手段で検出した充電残量に基ずいた各表示内容を、操作スイッチに連動するサブスイッチによって各表示内容の切換が行われるよう構成された充電量表示部を設置し、操作スイッチをヒータとポンプとを共にオフ状態とするよう操作したときに充電残量を表示させ、操作スイッチをヒータだけをオン状態に操作したとき洗浄水を昇温可能な上限温度を表示させ、操作スイッチをポンプだけをオン状態に操作したとき洗浄液噴射可能継続時間を表示させるようサブスイッチによって充電量表示部の表示を切換えるよう構成したことを特徴とする。 【0011】上述のように構成することにより、使用者が携帯用衛生洗浄装置の使用中に電池の充電残量を把握して、この充電残量に見合った洗浄のための洗浄水加熱操作、又は洗浄水噴射操作を実行可能とする。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の携帯用衛生洗浄装置の実施の形態を図1、及び図2によって説明する。図1は携帯用衛生洗浄装置の縦断面図であり、図で50は装置本体のケースである。このケース50は円筒形胴部の両端口が閉塞された中空容器状に形成され、その内部が一方の端部側のモータ室52、中間部のタンク室54、及び他方の端部側の動機室56の3室に分割されている。このケース50におけるモータ室52側の端部には、洗浄用ノズル58が外方に向け突設され、動機室56側の端部にはハンドル60が装着されている。 【0013】この動機室56に装着されるハンドル60は、手動で回転操作するため回転軸部62と、これから直角に折曲して設けられる略L字状の操作アーム部64とで構成されている。さらに、操作アーム部64の自由端部には、つまみ部材66が回動自由に装着されている。 【0014】ハンドル60の回転軸部62は、ケース50における動機室56側端面50A中央に設けられた軸孔68に操作アーム部64近くまで挿通された状態で回動自由に支受され、回転軸部62の先端部をタンク室54との第1隔壁70部分に臨ませている。 【0015】この動機室56内には、そのケース50の端面50A近傍における回転軸部62の周辺部に、充電可能な電池72が設置されている。さらに、この電池72と第1隔壁70との間には、発電機74が設置されている。 【0016】この発電機74は、回転軸部62の中間部分に第1一方向クラッチ76を介してロータ78を装着し、このロータ78の外周部にマグネットのステータ80を配設し、ハンドル60を手動で第1一方向クラッチ76の回転力を伝達する方向へ回動することにより発電するよう構成されている。この発電機74は、その出力端子と電池72の入力端子との間をリード線で接続することにより、この発電機74で発電された電力を電池72に充電する。 【0017】また、手動発熱手段を構成するため、第1隔壁70の中央開口部には、金属製で有底円筒形状の伝熱部材82が動機室56側に開口を向け、タンク室54内に底面、及び筒部を突出する状態で、第1隔壁70の中央開口の結合部に水密を保って固着されている。この伝熱部材82の中空内部には、摩擦発熱体84が摺動回転可能に挿入されている。この摩擦発熱体84は、その外形が円柱状に形成され、その外周面を伝熱部材82の内周面に圧接して摺動回転することにより、この摺接面部で発熱するよう構成されている。このような手動発熱手段における摩擦発熱体84と伝熱部材82との間で発熱した熱エネルギは、伝熱部材82を通じて、後述するようにタンク14内に充填される洗浄水に伝わり、この洗浄水を加熱する。 【0018】この摩擦発熱体84の回転軸に沿った中心部には、挿入孔86が穿設され、この挿入孔86に、前述したロータ78の第1一方向クラッチ76の回転力が伝達されるのと逆方向の回転で回転力が伝達される第2一方向クラッチ87を介してハンドル60の回転軸部62の先端部が挿着されている。これにより、ハンドル60を第2一方向クラッチ87の回転力が伝達される方向へ回動することによって、摩擦発熱体84が回動される。 【0019】装置本体のケース50内におけるタンク室54は、ケース50の筒胴部と、第1隔壁70と、第2隔壁88とで囲まれた水密を保つことが可能な空間として構成されている。このタンク室54内には、電池72からリード線を通じて電力の供給を受けて発熱するヒータ110が配設されている。さらに、ケース50の筒胴部の一部には、注液口90が穿設されている。 【0020】このタンク室54内には注液口90から洗浄液を充填する。この注液口90には、蓋部材91を嵌合して、タンク室54内の洗浄液が漏れないように封止する。なお、タンク室54の壁の一部には、図示しない一方向バルブを設け、洗浄液を噴射させる際にタンク室54内の洗浄液をポンプで容易に汲み出せるようにする。 【0021】タンク室54とモータ室52との間の第2隔壁88の中央部には、モータ92で駆動されるポンプ94が装着されている。このため第2隔壁88の中央部には、円形開口が穿設され、この開口周部からモータ室52内に筒体部96が一体的に延設されている。 【0022】この筒体部96のモータ室52内の筒口部分には、モータ92のハウジングが結合されている。これにより筒体部96の筒口がモータ92によって水密を保つ状態で閉塞されている。 【0023】このモータ92の回転軸98は、筒体部96内の第2隔壁88側へ延出されている。この回転軸98の自由端部には、ブロア100が固着されている。このブロア100は、その環状の外周面が筒体部96の内周部に極めて接近した状態で回転軸98と一体に回動するとともに、このブロア100の中心から外周面にかけて設けられた翼により洗浄水をモータ92側へ送れるよう構成されている。この筒体部96におけるブロア100とモータ92との間の周壁面の一部には出液管口102が一体的に形成されている。このように筒体部96の内部にブロア100を装着することによって、タンク室54内の洗浄液を出液管口102から送り出すポンプが構成される。この出液管口102には、ホース104の一方の端口部が嵌挿して接続され、その他方の端口部が洗浄用ノズル58の基端の入液口部に接続されて、出液管口102から送り出された洗浄液をホース104を通じて洗浄用ノズル58へ送給し、この洗浄用ノズル58のノズル孔106から噴射可能に構成されている。 【0024】また、ケース50におけるモータ室52の筒胴の所定部には、操作スイッチ108と表示部112とが配設されている。また電池72の出力端子から引き出されたリード線がこの操作スイッチ108を介してモータ92と、ヒータ110と、表示部112とにそれぞれ接続されて操作回路が構成されている。 【0025】次に、上述のように構成した本実施の形態に係る携帯用衛生洗浄装置の電気系統のシステムを図2によって説明する。 【0026】この電気系統のシステムの電源となる電池72は、その外部入力端子114を利用して外部の電源から充電可能とされるとともに、手動でハンドル60を回すことによって、発電機74で発電された電気エネルギを電池72に充電可能とされている。さらに、この電池72には図示しない充電量測定手段を設け、その測定結果を、これに接続された表示部112(図1に図示)の一部の充電量表示部116(図2に図示)に表示する。 【0027】この充電量表示部116には、電池72の充電残量の表示、また電池72の電気エネルギを用いて加熱したときの洗浄水を昇温可能な上限温度の表示、さらにはモータ92を駆動して送水し、噴射を継続可能な時間の表示を行なうよう、各目盛を入れて、使用者の使い勝手を向上させる。 【0028】この電池72の出力端子に接続される操作スイッチ108は、オフ状態、洗浄水加熱状態、洗浄水噴射状態に切換え設定可能に構成されている。なお、この操作スイッチ108に連動するサブスイッチ118を設け、このサブスイッチ118で充電量表示部116の表示内容を切換えるように構成しても良い。例えば、操作スイッチ108をオフ状態としたときには充電量表示部116に充電残量を表示し、洗浄水加熱状態としたときには、洗浄水を昇温可能な上限温度を表示し、洗浄水噴射状態としたときには洗浄液噴射可能継続時間を表示するよう切換え可能に構成してもよい。このように構成することにより、使用者が携帯用衛生洗浄装置の使用中に電池72の充電残量を把握して、この充電残量に見合った洗浄のための各操作を実行可能とし、電池72の充電残量が不足して洗浄作業が途中で中断するような事態を回避可能とし、携帯用衛生洗浄装置の使い勝手を向上させることができる。 【0029】また、図示しないがタンク室54内に、洗浄液の温度を測定する温度のセンサを設け、この温度センサで検出した洗浄液の温度を表示部112の一部における温度表示部120に表示するよう構成し、使用者が容易に洗浄液を好みの温度に設定可能とされている。 【0030】上述した電気系統のシステムでは、操作スイッチ108の切換え等の操作により、次の6モードを設定できる。すなわち、第1にスイッチをオフ状態にして発電機74を手動で発電させる等による充電モード、第2にスイッチを洗浄水加熱状態とし、電池72からヒータ110へ通電する加熱モード、第3に上記ヒータ110へ通電すると同時に、発電機74に発電させて電池72側へ電気エネルギを供給する加熱及び充電モード、第4にスイッチを洗浄液噴射状態に切換え、電池72からモータ92へ通電してモータ92を駆動し、ポンプのブロア100を回動してタンク室54内の洗浄液を出液管口102からホース104を通じ洗浄用ノズル58のノズル孔106から噴射させる洗浄モード、第5に上記洗浄の動作中に発電機を操作して電池72側へ給電する洗浄及び充電モード、そして第6にスイッチをオフ状態として充電等の操作を行わない不使用モードのうちの1つを選択して実行できる。 【0031】次に、上述のように構成された本実施の形態に係る携帯用衛生洗浄装置の使用法、作用、及び動作について説明する。 【0032】まず、携帯用衛生洗浄装置の使用前に、電池72が充分に充電されているかを表示部112で確認する。そして、電池72の充電残量が不足している場合には、手動で図2に示すハンドル60を第1一方向クラッチ76を介してロータ78を回動し発電する方向(例えば右方向)へ回動する。このとき第2一方向クラッチ87は空回りするので摩擦発熱体84は静止状態を保つ。 【0033】このようにして使用者は表示部112の表示を確認しながら必要十分なだけ電池72に充電する。なお、電池72の外部入力端子114を図示しない外部電源に接続して充電しても良い。 【0034】次に、タンク室54内の洗浄液を所要温度まで加熱する。この際、電池72の電気エネルギを用いて加熱し、若しくは手動発熱手段(82、84)を用いて加熱し、又はこれら両者を用いて迅速に加熱しても良い。ここで電池72の電気エネルギを用いる場合には操作スイッチ108を操作してヒータ110に通電し、洗浄液が所要温度に加熱されるのを待つ。また、手動発熱手段(82、84)を用いる場合にはハンドル60を第2一方向クラッチ87が噛み合って摩擦発熱体84を回動する方向(例えば左方向)へ回動する。このとき第1一方向クラッチ76は空回りするので、発電機74での発電は行われない。 【0035】この手動発熱手段で発生した熱エネルギは洗浄液に伝わりこれを加熱する。よって、使用者は、タンク室54内の洗浄液が所要温度に達するまで表示部112の温度表示を確認しながらハンドル60を回動操作し加熱作業を行う。この手動発熱手段を用いる場合には、電池72の電気エネルギを消費せず、しかもヒータ等を介することなく直接的にかつ効率良く加熱することができる。しかも、電池72に洗浄液を噴射させる充電残量しかない場合に、これから電池72に充電する作業を省略して迅速に加熱できる。これはヒータ110を用いる場合には大きな電力量を必要とするので、加熱作業を行う上で極めて有効である。 【0036】さらに、洗浄液をヒータ110と、手動発熱手段との両者を同時に用いて加熱すれば極めて迅速に加熱作業を実行できる。 【0037】また、前述のように洗浄液を加熱する場合に、使用者は表示部112の各表示内容に鑑み、その場において最も適切な手段を用いることができる。 【0038】次に、洗浄液を噴射させて洗浄作業を行う場合には、使用者は操作スイッチ108を洗浄水噴射状態に切換え、洗浄用ノズル58のノズル孔106から噴射される洗浄液を使用者の局部等へ掛けて洗浄作業を行う。 【0039】次に、洗浄作業後には、操作スイッチをオフ状態に切換えて作業を終える。但し、必要に応じて、電池72の充電残量が低下した場合には、発電機74のハンドル60を回して充電する等の充電操作を行い、タンク室54内に洗浄液を追加充填しておく。 【0040】なお、前述した図1に示す携帯用衛生洗浄装置では、ハンドル60の回転軸部62に対し、第2一方向クラッチ87を介して摩擦発熱体84を装置して構成したが、この回転軸部62と摩擦発熱体とを一体的に固着するよう構成しても良い。この場合には、ハンドル60を第1一方向クラッチ76が噛み合いロータ78を回動し発電する方向(例えば右方向)へ回動すると、発電機74での発電と手動発熱手段での発熱とが同時に行われることになる。 【0041】また、ハンドル60を上述とは逆の第1一方向クラッチ76が空回りする方向(例えば左方向)へ回動すると、手動発熱手段で発熱されるだけの操作を行うことが可能となる。 【0042】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯用衛生洗浄装置では、第1に電源となる充電可能な電池に、手動の発電機で発電した電気エネルギを充電可能に構成したので、この電池の充電残量が残り少ない場合でも手動で発電機を回して発電し電池に充電して携帯用衛生洗浄装置を使用可能とできる。よって、携帯用衛生洗浄装置をいかなる場所、いかなる時でも使用可能とし、スペアの電池等を用意しなくても使用上差し支えなくできるという効果がある。 【0043】また、第2に、手動で摩擦動作させ熱エネルギを発生させる手動発熱手段で熱エネルギを直接的に洗浄水に伝達し、加熱可能に構成した場合には、洗浄水に運動エネルギから変換された熱エネルギを直接伝達して加熱できるので、加熱効率を良好にし、迅速に加熱できる。 【0044】しかも電池の電気エネルギを洗浄水加熱の為に大量に消費しないので、電池の電気エネルギをこの形態用衛生洗浄装置における他の電気機器用に有効に利用可能とするという効果がある。 【0045】また、第3に、電気機器としての電熱のヒータと、電動のポンプとをそれぞれ操作スイッチを介して電池に接続し、電池の充電量を検出する充電量測定手段で検出した充電残量に基ずいた各表示内容を、操作スイッチに連動するサブスイッチによって各表示内容の切換が行われるよう構成された充電量表示部を設置し、操作スイッチをヒータとポンプとを共にオフ状態とするよう操作したときに充電残量を表示させ、操作スイッチをヒータだけをオン状態に操作したとき洗浄水を昇温可能な上限温度を表示させ、操作スイッチをポンプだけをオン状態に操作したとき洗浄液噴射可能継続時間を表示させるようサブスイッチによって充電量表示部の表示を切換えるよう構成した場合には、使用者が携帯用衛生洗浄装置の使用中に電池の充電残量を把握して、この充電残量に見合った洗浄のための洗浄水加熱操作、又は洗浄水噴射操作を実行可能とするという効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000000491 【氏名又は名称】アイワ株式会社
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳 (外3名)
|
| 【公開番号】 |
特開平11−276377 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−84524 |
|