| 【発明の名称】 |
トイレットペーパー取出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】佐久間 保幸
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| 【要約】 |
【課題】トイレットペーパーをロール巻きしたものからシート帯状に引き出して使用可能の状態にするための作業をすべて自動的に行うことができ、それを用いて片手で確実に用を足すことが可能となるトイレットペーパー取出装置を提供する。
【解決手段】ロール巻きしたトイレットペーパー25からシート帯状のトイレットペーパー25aを引き出す引出手段26と、引出手段26が引き出したシート帯状のトイレットペーパー25aを所定の長さに切断する切断手段50と、切断手段50が切断した所定の長さのトイレットペーパー25aをペーパー掛け81に掛けるペーパー掛け手段63,77,85とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ロール巻きしたトイレットペーパーからシート帯状のトイレットペーパーを引き出す引出手段と、前記引出手段が引き出した前記シート帯状のトイレットペーパーを所定の長さに切断する切断手段と、前記切断手段が切断した所定の長さのトイレットペーパーをペーパー掛けに掛けるペーパー掛け手段と、を備えたことを特徴とするトイレットペーパー取出装置。 【請求項2】 前記引出手段が、互いの間に前記シート帯状のトイレットペーパーを通過させる一対のコンベア機構を有することを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパー取出装置。 【請求項3】 前記切断手段が、互いの刃部を交叉させて切断動作する一対の裁断刃具を有することを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパー取出装置。 【請求項4】 前記ペーパー掛け手段が、前記シート帯状のトイレットペーパーの下端部を前記ペーパー掛けの一面側に押し付ける押付部材と、前記所定の長さに切断されたシート帯状のトイレットペーパーの上端部を前記ペーパー掛けの他面側に垂れ下げさせる回動部材とを有することを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパー取出装置。 【請求項5】 前記所定の長さに切断されたトイレットペーパーを、所望の枚数だけ連続して前記ペーパー掛けに掛けられるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパー取出装置。 【請求項6】 前記引出手段、前記切断手段、及び前記ペーパー掛け手段を1つの駆動源により順次駆動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパー取出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、トイレットペーパーをロール巻きしたものからシート帯状に引き出すことができるようなトイレットペーパー取出装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来はトイレットペーパーを、ロール巻きしたものからその切れ端(きれはし)を手でつまんで引き出してシート帯状に伸ばし、カバーのへり等を使って適当な長さに切断し、それを折りたたむなり、適当な枚数に重ねるなりしてからそれを使って用を足していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来のトイレットペーパーの使い方においては、トイレットペーパーを引き出したり、それを適当な長さに切断したり、折りたたんだり、或いは適当な枚数に重ねたり等の作業は、全て手作業で行うしかなかったので、そのような作業は面倒であると共に、怪我や病気で、或いはその他の理由で片手しか使えないときはそのような作業を行うことができず、行うことができたとしても作業が非常に大変であると共にうまくいかない。また、場合によっては他の人の手を借りなければならないというような問題があった。 【0004】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、トイレットペーパーをロール巻きしたものからシート帯状に引き出して使用可能の状態にするための作業をすべて自動的に行うことができ、それを用いて片手で確実に用を足すことが可能となるトイレットペーパー取出装置を提供することを課題とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明は、ロール巻きしたトイレットペーパーからシート帯状のトイレットペーパーを引き出す引出手段と、前記引出手段が引き出した前記シート帯状のトイレットペーパーを所定の長さに切断する切断手段と、前記切断手段が切断した所定の長さのトイレットペーパーをペーパー掛けに掛けるペーパー掛け手段とを備えた構成としたものである。 【0006】このような構成のトイレットペーパー取出装置によれば、引出手段がロール巻きしたトイレットペーパーからシート帯状にトイレットペーパーを引き出し、切断手段がその引き出したシート帯状のトイレットペーパーを所定の長さに切断し、ペーパー掛け手段がその切断した所定の長さのトイレットペーパーをペーパー掛けに掛けることができ、トイレットペーパーを引き出して使用可能の状態にするための作業をすべて自動的に行うことができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図7は、本発明の第1の実施の形態に係るトイレットペーパー取出装置20を説明するために参照する図である。 【0008】図1は、本実施の形態に係るトイレットペーパー取出装置20を示す側面概略構成図である。トイレットペーパー取出装置20のケーシング21の最上部には、長い軸部材に短い多数の管部材を嵌合させた構造の2組の転動コロ22,23が平行に配置されており、その2組の転動コロ22,23の上にロール巻きしたトイレットペーパー25が回転自在に載置されるようになっている。 【0009】ロール巻きしたトイレットペーパー25から引き出されたシート帯状のトイレットペーパー25aは、図3,図4に示すような、引出手段26を構成する2組のコンベア構造27,28の間に挿し込んで挾まれて、コンベア構造27,28のコンベアベルト47,48が互いに対向する側の面を下降させるよう回転作動することにより引き出されるようになっている。 【0010】ケーシング21の内側には図3に示すようなモーター31(駆動源)が設けられており、このモーター31の出力軸31aには図1に示すような間欠歯車33が設けられている。間欠歯車33には図3に示すようにアイドルギヤ35が噛み合っており、このアイドルギヤ35には2組のコンベア構造27,28の2本の軸37,38の端部に設けられた歯車41,42が順次噛み合っている。 【0011】図4に示すように、軸37,38の下方には各々に平行な軸44,45が設けられており、軸37,38,44,45の各々には、ゴム等の弾性体のチューブ39が被覆されている。またチューブ39を介して軸37と44の間、及び軸38と45の間には各々、コンベアベルト47,48が掛け渡されている。コンベアベルト47と48は図3に示すように軸の長さ方向に交互に配置されている。 【0012】図4に示すように、軸37,44、チューブ39及びコンベアベルト47は1組のコンベア構造27を構成し、軸38,45、チューブ39及びコンベアベルト48はもう1組のコンベア構造28を構成している。コンベアベルト47は軸38,45のチューブ39と接触して回転し、コンベアベルト48は軸37,44のチューブ39と接触して回転するようになっている。そしてコンベアベルト47と軸38,45のチューブ39との間、及びコンベアベルト48と軸37,44のチューブ39との間にシート帯状のトイレットペーパー25aが挾まれて下方に搬送される。 【0013】図1のトイレットペーパー取出装置20において引出手段26より下方には、図5に示すような切断手段50が設けられている。切断手段50は、トイレットペーパー取出装置20の前方(図1中右方)で水平方向(図2中左右方向)に延在して固定された固定刃部材52(裁断刃具)と、水平方向(図1中左右方向)に回動して固定刃部材52の刃部52aに刃部53aを交叉させて、シート帯状のトイレットペーパー25aを切断する回動刃部材53(裁断刃具)を有して構成されている。 【0014】すなわち、固定刃部材52の端部には回動刃部材53の一端部(図5中下端部)が回動自在に連結されていると共に、その連結部において固定刃部材52と回動刃部材53の両方に係止したコイルスプリング55により、回動刃部材53の他端部(図5中上端部)が固定刃部材52から離隔する方向に回動刃部材53は押圧されて、その他端部が係止レバー57の直角に折れ曲がった一端部57aに係止している。係止レバー57はその中間部が固定部材59に回動自在に連結されていると共に、コイルスプリング61により係止レバー57は図5中反時計回り方向に押圧されている。 【0015】間欠歯車33がモーター31により図1において矢印方向(時計回り方向)に回転して、それに植設された駆動ピン62が同方向に回転すると、図5において駆動ピン62が係止レバー57の直角に折れ曲がった他端部57bを図5中左方に押して、係止レバー57を時計回り方向に回動させる。 【0016】このため係止レバー57の一端部57aが回動刃部材53の他端部を押して、回動刃部材53も時計回り方向に回動することになり、この回動時に回動刃部材53と固定刃部材52の間のシート帯状のトイレットペーパー25aが、互いに交叉する刃部53a,52aにより切断されるようになっている。 【0017】図1のトイレットペーパー取出装置20において切断手段50より下方には、図6に示すような回動部材63が固定部材65の先端部に回動自在に設けられている。間欠歯車33がモーター31により図1において矢印方向に回転して、それに植設された駆動ピン67が同方向に回転すると、駆動ピン67が係合部材69に当接して回動レバー71をピン73の回りに反時計回り方向に回動させるようになっている。 【0018】回動レバー71は通常は、図示しないスプリングにより押圧されて図1に示す位置に位置している。回動レバー71のピン73に対して係合部材69と反対側の途中には駆動レバー75の一端部が連結されており、駆動レバー75の他端部には回動部材63の後端部が嵌合している。このため、回動レバー71が図1中で反時計回り方向に回動すると、駆動レバー75は図中右方に押し出されて回動部材63を図6中矢印方向に回動させるようになっている。 【0019】図1のトイレットペーパー取出装置20において回動部材63より下方には、図7に示すような押付部材77を先端部に設けたクランクリンク85がその中間部で回動自在に設けられている。また、図1の固定部材65の基端部にはそこから下方に伸びて、横から見るとU字状、上から見るとコの字状に形成された支持部材79が設けられており、この支持部材79の先端側中央部にはペーパー掛け部81が設けられている。 【0020】そして図1中回動レバー71の駆動レバー75より下方には駆動レバー83の基端部が連結されており、駆動レバー83の先端部にはクランクリンク85の後端部が嵌合されている。このため、回動レバー71が図1中で反時計回り方向に回動すると、駆動レバー83は図中右方向に押し出されてクランクリンク85及び押付部材77を、図7中矢印方向に回動させるようになっている。 【0021】前記回動部材63と押付部材77及びクランクリンク85は、切断されたシート帯状のトイレットペーパー25aをペーパー掛け部81に掛けるペーパー掛け手段を構成するものである。 【0022】このようなトイレットペーパー取出装置20は、図示していないハウジングにより体裁よく覆われていて、そのハウジングの正面にはそのトイレットペーパー取出装置20を作動又は停止させるためのスイッチ(図示せず)が設けられている。 【0023】次に、このような実施の形態に係るトイレットペーパー取出装置20の動作について説明する。まず、図1に示すように、ケーシング21の上に設けられた転動コロ22,23の上に、ロール巻きしたトイレットペーパー25を載置して、そのロール巻きしたトイレットペーパー25から引き出したシート帯状のトイレットペーパー25aを、図示の如く垂れ下がるように配置する。そして、そのシート帯状のトイレットペーパー25aの下端部を引出手段26のコンベア構造27と28の間に挾み込む。 【0024】引出手段26により下方に引き出されたシート帯状のトイレットペーパー25aが、切断手段50の固定刃部材52と回動刃部材53の間を通過して垂れ下がって、その下端部がクランクリンク85より少し下がった辺りの位置に来たところで切断手段50により切断され、シート帯状のトイレットペーパー25aはほぼ19cm位の長さで切断される。 【0025】このときほぼ同時に回動レバー71が回動して、駆動レバー83と駆動レバー75が前方(図1中右方)に押し出され、クランクリンク85を介して押付部材77が回動してペーパー掛け部81の前面との間にシート帯状のトイレットペーパー25aの下端部を押え込む(図7参照)と共に、駆動レバー75を介して回動部材63が押付部材77よりも大きく回動して、切断されたばかりのシート帯状のトイレットペーパー25aの上端部をペーパー掛け部81よりも後方(図1中左方)に押し込むことにより、シート帯状のトイレットペーパー25aの上端部はペーパー掛け部81の裏面側に垂れ下がって、シート帯状のトイレットペーパー25aはペーパー掛け部81に、タオル掛けに掛けられたタオルのような形で掛けられることになる。 【0026】このような切断手段50,回動部材63,押付部材77,クランクリンク85等の動作は、間欠歯車33の駆動ピン62や67が係止レバー57や係合部材69に係合することにより行われ、間欠歯車33がモーター31により回転して係止レバー57や係合部材69との係合が外れると、切断手段50の回動刃部材53,押付部材77,クランクリンク85等は元に位置に戻る。 【0027】また、引出手段26によるシート帯状のトイレットペーパー25aの引き出し動作は、間欠歯車33の刃部33aとアイドルギヤ35,歯車41,42が順次噛み合って連動することにより行われ、上記切断手段50,回動部材63,押付部材77,クランクリンク85等の動作が行われるときは、間欠歯車33の刃部33aとアイドルギヤ35との噛み合いが行われないように、間欠歯車33の刃部33aがある部分と刃部33aが無い部分の円周長さにおける比率が定められている。 【0028】したがって、引出手段26による引き出し動作が停止してから上記切断手段50,回動部材63,押付部材77,クランクリンク85等の動作が行われ、またこれらの切断手段50,回動部材63,押付部材77,クランクリンク85等の動作が終了してから引出手段26による引き出し動作が再開されるようになっている。 【0029】このようなトイレットペーパー取出装置20において、19cm位の長さのシート帯状のトイレットペーパー25aの3枚重ねが欲しいときは、前記したスイッチを押し続けることにより上記動作を連続して、ペーパー掛け部81にシート帯状のトイレットペーパー25aが3枚掛けられたところでスイッチから手を離すことにより求めることができる。従って、シート帯状のトイレットペーパー25aが2枚以下でよければもっと早くスイッチから手を離し、シート帯状のトイレットペーパー25aが4枚以上欲しければもっと長くスイッチを押し続ければよいことになる。 【0030】なお、シート帯状のトイレットペーパー25aの長さは19cmに限定する必要はなく、それよりも長くすることも短くすることもでき、間欠歯車33の円周長さにおける刃部33aの比率を変えることにより、すなわち間欠歯車33を刃部33aの長さが別の比率のものと交換することにより調整することができる。 【0031】以上、本発明の実施の形態について具体的に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その他にも各種の変更が可能なものである。 【0032】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、ロール巻きしたトイレットペーパーからシート帯状のトイレットペーパーを引き出して使用可能の状態にするための作業をすべて自動的に行うことができるため、それを用いて片手だけで確実に用を足すことが可能となるトイレットペーパー取出装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397067015 【氏名又は名称】佐久間 保治
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】山木 義明
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| 【公開番号】 |
特開平11−128111 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−309922 |
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