| 【発明の名称】 |
便器付アームレスト装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】荒川 雅史
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| 【要約】 |
【課題】既設の便器に対して取付けが可能で、しかも人体局部洗浄のための局部洗浄装置も併せて便器に対して取付可能な便器付アームレスト装置を提供する。
【解決手段】便器本体10の後部においてその上面に沿って水平方向前方に延び出し、便器本体10の取付孔28に固定される板状の水平部36と、便座12の後側において水平部36の後端部より立ち上がる板状の立上り部38とを有する取付ブラケット34を、水平部36において便器本体10にボルト30にて固定するとともに、立上り部38の上部に円筒形状のアームレストの保持部を設けて、その保持部に対してアームレスト44Aの水平な支持軸部を取付保持させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 アームレスト取付用の部材であって、便器本体の後部において該便器本体の上面に沿って水平方向前方に延び出し、該便器本体の取付孔に固定される板状の水平部と、便座の後側において該水平部の後端部より立ち上がる板状の立上り部とを有する取付ブラケットを、該水平部において該便器本体にボルト等固定具にて固定するとともに、該立上り部の上部にアームレストの保持部を設けて該保持部に対して該アームレストの水平な支持軸部を取付保持させたことを特徴とする便器付アームレスト装置。 【請求項2】 請求項1において、前記アームレストを、前記便器本体の側部において、前方に水平姿勢で突き出す使用位置と起立姿勢の非使用位置との間で回動可能となしたことを特徴とする便器付アームレスト装置。 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記アームレストには脚部が固設されており、該脚部が床面に当接接地して該アームレストにかかる荷重を支持するようになされていることを特徴とする便器付アームレスト装置。 【請求項4】 請求項3において、前記脚部は所定角度上下回動可能とされており、上向き回動によって前記床面との間に隙間を形成するものとされていることを特徴とする便器付アームレスト装置。 【請求項5】 請求項3,4の何れかにおいて、前記脚部は、前記便器本体の後部において前記アームレストの基端部より下向きに立ち下がる左右一対の立下り部と、それら立下り部のそれぞれの下端部より水平方向前方に延出する延出部とを有しており、それら延出部の下面に前記床面に対して当接する接地部が設けられていることを特徴とする便器付アームレスト装置。 【請求項6】 請求項5において、前記接地部は前記床面に対して非結合状態とされていることを特徴とする便器付アームレスト装置。 【請求項7】 請求項5,6の何れかにおいて、前記接地部は前記延出部の前端部と後端部とにそれぞれ設けられており、該前端部の接地部同士が、床面に沿って左右方向に延び、該床面に着座する連結部にて互いに左右方向に連結されていることを特徴とする便器付アームレスト装置。 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記アームレストを回動駆動する駆動装置が設けられていることを特徴とする便器付アームレスト装置。 【請求項9】 請求項8において、前記駆動装置が前記取付ブラケットの保持部の内部に収容されていることを特徴とする便器付アームレスト装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は便器付アームレスト装置に関し、特に既設の便器に対して後付けで容易に取付設置可能なアームレスト装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、便器に取り付けられて使用されるアームレスト装置として各種のものが提案されている。図5はその一例を示したものである。同図において200は便器本体、202は洗浄水タンク、204A,204Bはそれぞれ右,左一対のアームレストである。 【0003】便器本体200の後部上面には円筒形状の保持部208が載置状態でボルト等の固定具にて固定されており、この円筒形状の保持部208の内部にアームレスト204A,204Bそれぞれの水平な支持軸部が挿入されて、その保持部208により支持軸部206、即ちアームレスト204A,204Bがそれぞれ互いに独立して回動可能に保持されている。各アームレスト204A,204Bの前端部からは脚部210が略垂直下向きに立ち下がっており、それらの下端が床面に当接し接地されている。 【0004】一般に便器本体200の後部には、便座や便蓋を取付固定するためのボルト穴(取付孔)が上下に貫通する状態で設けられており、従ってこのアームレスト装置の場合、そのボルト穴を利用して容易にアームレスト装置を既設の便器に対して取付固定できる利点を有している。 【0005】またこのアームレスト装置の場合、装置の取付けに当たって床面や壁面等に釘を打ったり穴を開けたりといった工事を必要としない利点を有している。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら一方でこのアームレスト装置の場合、便器本体200に対してアームレスト装置を取り付けてしまうと、便器本体200後部上面の円筒形状の保持部208及びこれに回転可能に挿入された支持軸部206が邪魔となって便座や便蓋を便器本体200に取り付けることができなくなってしまう問題がある。 【0007】また近年では用を足した後にノズルから洗浄水を噴出して人体局部を洗浄する局部洗浄装置が普及してきているが、このような局部洗浄装置を既設の便器本体200に対して後付けで取り付けるといったこともできなくなってしまう。 【0008】更にこのアームレスト装置の場合、アームレスト204A,204Bに体重をかけると便器本体200そのものに対して、具体的には便器本体200の後部に対して負担がかかってしまう問題があるとともに、荷重の支持能力の点でも不十分でアームレスト204A,204Bないし脚部210がぐらぐらするといった問題を有する。 【0009】この他このアームレスト装置は、脚部210が便器本体200の前部で上下に縦に延びているため、男子の小用の際や便器本体200に腰を掛けたり或いはこれから立ち去るとき等に脚部210が邪魔となって動作がし辛いといった問題があった。 【0010】 【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような課題を解決するためになされたものである。而して請求項1の便器付アームレスト装置は、アームレスト取付用の部材であって、便器本体の後部において該便器本体の上面に沿って水平方向前方に延び出し、該便器本体の取付孔に固定される板状の水平部と、便座の後側において該水平部の後端部より立ち上がる板状の立上り部とを有する取付ブラケットを、該水平部において該便器本体にボルト等固定具にて固定するとともに、該立上り部の上部にアームレストの保持部を設けて該保持部に対して該アームレストの水平な支持軸部を取付保持させたことを特徴とする。 【0011】請求項2の便器付アームレスト装置は、請求項1において、前記アームレストを、前記便器本体の側部において、前方に水平姿勢で突き出す使用位置と起立姿勢の非使用位置との間で回動可能となしたことを特徴とする。 【0012】請求項3の便器付アームレスト装置は、請求項1,2の何れかにおいて、前記アームレストには脚部が固設されており、該脚部が床面に当接接地して該アームレストにかかる荷重を支持するようになされていることを特徴とする。 【0013】請求項4の便器付アームレスト装置は、請求項3において、前記脚部は所定角度上下回動可能とされており、上向き回動によって前記床面との間に隙間を形成するものとされていることを特徴とする。 【0014】請求項5の便器付アームレスト装置は、請求項3,4の何れかにおいて、前記脚部は、前記便器本体の後部において前記アームレストの基端部より下向きに立ち下がる左右一対の立下り部と、それら立下り部のそれぞれの下端部より水平方向前方に延出する延出部とを有しており、それら延出部の下面に前記床面に対して当接する接地部が設けられていることを特徴とする。 【0015】請求項6の便器付アームレスト装置は、請求項5において、前記接地部は前記床面に対して非結合状態とされていることを特徴とする。 【0016】請求項7の便器付アームレスト装置は、請求項5,6の何れかにおいて、前記接地部は前記延出部の前端部と後端部とにそれぞれ設けられており、該前端部の接地部同士が、床面に沿って左右方向に延び、該床面に着座する連結部にて互いに左右方向に連結されていることを特徴とする。 【0017】請求項8の便器付アームレスト装置は、請求項1〜7の何れかにおいて、前記アームレストを回動駆動する駆動装置が設けられていることを特徴とする。 【0018】請求項9の便器付アームレスト装置は、請求項8において、前記駆動装置が前記取付ブラケットの保持部の内部に収容されていることを特徴とする。 【0019】 【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のアームレスト装置は、水平部とその水平部の後端より立ち上がる立上り部とを有して、全体として板状を成す取付ブラケットを、その水平部において便器本体上面と便座との間に挿入して便器本体後部の取付孔に固定し、そして立上り部の上部にアームレストの保持部を設けて、その保持部に対しアームレストの水平な支持軸部を取付保持させるようになしたもので、このアームレスト装置によれば、既設の便器に対してアームレスト装置を簡単に取付設置することができる。 【0020】またこのアームレスト装置の場合、アームレストの保持部を便器本体後部の上面から退避して位置させることができるため、アームレスト装置を取り付けた場合にも便座や便蓋或いは局部洗浄装置等を従来と同様の方法で便器本体に対し、その取付孔を利用してそのまま取り付けることができる特長がある。 【0021】請求項2のものは、アームレストを水平方向に突き出した使用位置と起立姿勢の非使用位置との間で回動可能となしたもので、この場合、アームレストを使用しないときにはこれを起立姿勢に起こしておくことで、便器使用の際にアームレストが邪魔になるといった不都合を生じない利点がある。 【0022】請求項3のものは、上記アームレストに脚部を固設し、その脚部を床面に当接接地して、アームレストにかかる荷重を支持させるようになしたもので、このようにすれば、アームレストにかかる荷重を安定的に支持させることができる。 【0023】請求項4のものは、上記脚部を所定角度上下回動可能となし、その上向き回動によって床面との間に隙間を形成するようになしたもので、このようにすることにより、便器周りの床面の掃除をする際、掃除作業を容易に行うことができる。 【0024】請求項5のものは、上記脚部の形態を、便器本体の後部においてアームレストの基端部から下向きに立ち下がる立下り部と、その下端部より水平方向前方に延出する延出部とを有し、更にその延出部の下面に床面への当接接地部を有する形態となしたもので、脚部の形態をこのような形態とすることにより、アームレストにかかる荷重をより安定的に脚部を介して支持することが可能となる。 【0025】請求項6のものは、上記接地部を床面に対して非結合状態となしたもので、このようにすることにより、アームレスト装置の設置に際して床面や壁面等に特別な工事を施すことなく簡単にアームレスト装置を設置することが可能となる。 【0026】請求項7のものは、上記延出部の前端部と後端部とにそれぞれ接地部を設け、且つ左右一対の脚部を前端部の接地部において互いに連結部にて連結したもので、このアームレスト装置の場合、脚部が前後の2個所で床面に当接して支持されるため、脚部がぐらつきを生じず、床面によって安定的に支持されるとともに、左右一対の脚部は連結部にて互いに連結されているため、脚部の強度を更に効果的に強くすることができる。 【0027】またその連結部は床面に沿って延び、その床面に着座するものとされているため、床面による脚部の支持力が強く、しかもその連結部は低い位置において、即ち床面に接触状態で左右方向に延びているため、便器の使用に際してその連結部が邪魔になるといったことがない利点を有する。 【0028】請求項8のものは、上記アームレストを回動駆動する駆動装置を設けたもので、このようにすれば、使用者がアームレストに直接操作力を加えてこれを持ち上げたり降ろしたりする必要がなく、駆動装置によって自動的にこれを行わせることができ、アームレスト装置の使い勝手が良好となる利点が得られる。 【0029】請求項9のものは、その駆動装置を上記取付ブラケットの保持部の内部に収容したもので、このようにすれば、保持部の内部空間を有効に活用でき、駆動装置の設置個所を別に用意しなくても良いとともに、その駆動装置が外部に露出するのを防止してアームレスト装置全体の外観を良好となすことができる。 【0030】 【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図1において、10は洋風便器の便器本体で、12は便座,14は便蓋であり、16は便器本体10の後部上面に載置状態に取付固定された洗浄水タンクで、内部に便器洗浄水が蓄えられている。18は、ノズル20より人体局部に洗浄水を噴出し洗浄する後付式の局部洗浄装置であって、本体ボックス22を有しており、その内部に各種動作を行う機能部が収容されている。本体ボックス22は、便器本体10の右側方において前方に延び出す袖部24を有しており、その上面に操作部26が設けられている。 【0031】上記便座12及び便蓋14は、各基端部においてこの局部洗浄装置18における本体ボックス22に開閉可能に取り付けられ、保持されている。即ち局部洗浄装置18及び便座12,便蓋14は予め一つの組付品として構成されており、その本体ボックス22を便器本体10に取り付けることで、それら全体が便器本体10に組付状態となる。 【0032】図2(B)には、局部洗浄装置18における本体ボックス22の便器本体10への組付構造が示してある。同図に示しているように本体ボックス22は、便器本体10に対してその便器本体10に形成された取付孔28において組付固定されている。具体的には、本体ボックス22は便器本体10の後部上面に載置された状態で、便器本体10の取付孔28を上下に貫通するボルト30及びナット32によって便器本体10に組付固定されている。ここで便器本体10の取付孔28は、かかる局部洗浄装置18を設けない場合において、便座や便蓋を便器本体10に取付固定するためのものである。 【0033】便器本体10の後部上面には、後述のアームレストを取り付けるための取付ブラケット34が、同じ取付孔28において上記ボルト30及びナット32により取付固定されている。この取付ブラケット34は金属製且つL字板状を成す部材であって、水平部36とその水平部36の後端よりほぼ垂直に立ち上がる立上り部38とを有している。 【0034】水平部36は、便器本体10の上面と便座12との間、具体的には局部洗浄装置18における本体ボックス22との間に挿入されており、その水平部36に形成された貫通孔40にボルト30を挿通させる状態で便器本体10に固定されている。即ち取付ブラケット34の水平部36と局部洗浄装置18の本体ボックス22とは、共通のボルト30,ナット32により同じ取付孔28において便器本体10に共締固定されている。 【0035】一方立上り部38は、図1,図2に示しているように前記洗浄水タンク16の前面に添って上向きに延び出しており、その上端部に円筒形状のアームレスト保持部42が一体に形成されている。ここで保持部42は、便座12,便蓋14及び局部洗浄装置18の本体ボックス22より上側位置に形成されている。 【0036】図1において、44A,44Bはそれぞれ便器本体10の右側部,左側部にそれぞれ配置された右アームレスト,左アームレストであり、水平な支持軸部46A,46Bの周りに上下に回動可能とされている。即ち、水平方向前方に突き出した使用位置と、起立姿勢の非使用位置との間で回動可能とされている。 【0037】本例において、右アームレスト44Aの支持軸部46Aと左アームレスト44Bの水平な支持軸部46Bとは、連続した一本のパイプ材にて構成されており、そのパイプ材から成る支持軸部46A,46Bが、上記円筒形状の保持部42の内部に回転可能に挿入され、保持されている。 【0038】支持軸部46A,46Bからは脚部48A,48Bが延び出している。脚部48A,48Bは、便器本体10の後部において支持軸部46A,46Bから立下がる立下り部50A,50Bと、その下端より水平方向前方に延び出す延出部52A,52Bとを有している。 【0039】これら延出部52A,52Bの下面には、前部と後部とに接地部54A,56A及び54B,56Bが設けられており、それら接地部54A,56A及び54B,56Bがそれぞれ床面58に当接接地し、以てアームレスト44A,44Bにかかる荷重を支持するようになっている。 【0040】脚部48A及び48Bは、それらの前端部において左右に互いに連結されている。具体的には、延出部52A,52Bの前部の接地部54A,54Bにおいて、左右に延びる板状の連結部60によって互いに左右に連結状態とされている。ここで連結部60は、床面58に沿って水平左右方向に延びており、かかる連結部60が床面58に当接接地して荷重を受けるようになっている。尚、本例において上記支持軸部46A,46B、脚部48A,48Bは連続した一本のパイプ材にて構成されている(図3参照)。 【0041】以上の説明から明らかなように、本例のアームレストは便器本体10の前部において縦に延びるパイプがなく、右アームレスト44A及びその脚部48A、また左アームレスト44B及びその脚部48Bはそれぞれ全体としてコ字形状を成していて、前部が開放形状を成しており、男子の小用に際して、或いは便器を使用し、またこれから立ち去る時に、その縦のパイプが邪魔にならないように工夫されている。 【0042】また右の脚部48Aと左の脚部48Bとを連結する連結部60は床面58に沿って低い位置で延びており、かかる連結部60が便器使用に際して邪魔とならないように考えられている。更に図4に示しているように脚部48A,48Bはそれぞれ下方に進むにつれて互いの間隔を広げるような下広がり形状に構成されており、便器を使用するに際して足元の空間が広く確保されており、便器の使用に際してそれら脚部48A,48Bが邪魔にならないように考えられている。 【0043】図4に示しているように、上記保持部42の内部には駆動装置としてのモータ62が内蔵されており、そのモータ62に対して右アームレスト44Aの駆動軸64A及び左アームレスト44Bの駆動軸64Bが電磁クラッチ66を介して作動的に連結されている。 【0044】そしてそれらモータ62,電磁クラッチ66の作動がコントローラ68によって制御されるようになっている。ここで電磁クラッチ66はアームレスト44A,44Bに過大な負荷がかかったときにモータ62と駆動軸64A又は64Bとの連結を遮断する。尚、アームレスト44A,44Bへの過大な負荷の作用の検知は、例えばモータ62の通電回路の過電流検知によって行うことができる。 【0045】図1及び図2に示しているように、壁面70にはアームレスト装置の操作部としてのリモコン72が設けられている。リモコン72は操作信号を発信する発光部74を備えており、その発光部74からの発光信号が、コントローラ68の受光部76で受光され、その受光信号に基づいて、コントローラ68によりアームレスト44A,44Bの作動が制御される。 【0046】尚本例のアームレスト装置は、モータ62にて右アームレスト44A及び左アームレスト44Bのそれぞれを単独で回動させ得る外、手動でそれぞれを単独で回動操作することもできるようになっている。 【0047】上記のように本例のアームレスト装置は、全体として板状を成す取付ブラケット34を水平部36において便器本体10の上面に取付孔28を用いて固定し、そして立上り部38の上部に保持部42を設けて、そこにアームレスト44A,44Bの水平な支持軸部46A,46Bを保持させるようになしていることから、かかるアームレスト装置の場合、既設の便器に対してこれを後付けで簡単に取付設置することができる。 【0048】またこのアームレスト装置の場合、その保持部42を便器本体10後部の上面から退避して位置させているため、アームレスト装置を取り付けた場合にも、局部洗浄装置18を便座12及び便蓋14を保持させた状態で従来と全く同様の方法で便器本体10に対し、取付孔28を用いてそのまま取り付けることができる。 【0049】またこの例のアームレスト装置の場合、脚部48Aを延び出させてこれを床面58に接地させ、荷重を支持させるようにしていることから、アームレスト44A,44Bにかかる荷重を安定的に支持することができる。 【0050】本例においては、右脚部48A及び左脚部48Bが保持部42周りに一体に所定角度θ(例えばこの例では10°程度)回動可能とされており、その上向き回動によって脚部48A,48Bと床面58との間に隙間形成可能とされている。従って便器周りの床面58を掃除する際、掃除作業を容易に行うことができる。 【0051】また本例のアームレスト装置の場合、それら脚部48A,48Bが左右一体構造とされているとともに、右脚部48A,左脚部48Bがそれぞれ右アームレスト44A,左アームレスト44Bとともにコ字形状をなしており、且つ各脚部48Aは前後の2個所で床面58に当接接地する構造とされているため、アームレスト44A,44Bにかかる荷重を安定して支持することができ、その際にぐらつきを生じるといったことも防止されている。 【0052】また本例のアームレスト装置の場合、壁面70や床面58に釘を打ったりするなどアームレスト取付けのための工事を特に施す必要がなく、既設の便器に対して簡単にアームレスト装置を取付設置することができる。 【0053】本例のアームレスト装置は、また、駆動装置としてのモータ62を備えており、便器使用者は手動で各アームレスト44A,44Bを回動操作できるのに加えて、モータ62の駆動力によりその回動を行うことができ、アームレスト44A,44Bの使い勝手が良好である。 【0054】またそのモータ62は保持部42内部に隠れた状態で設けられているため、その駆動装置を取り付けるためのスペースを別途に用意する必要もないし、またモータ62の露出によってアームレスト装置の外観が損なわれるといったこともない利点を有する。 【0055】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示である。例えば本発明においては、アームレスト44A,44Bを場合によって固定的に設けることも可能であるし、アームレスト装置を他の形態で構成することも可能である。 【0056】例えば上例ではアームレスト44A,44Bが支持軸部46Aの周りに回動するものとして説明したが、場合によってアームレスト44A,44Bと支持軸部46A,46Bとを一体に構成し、それら支持軸部46A,46Bを保持部42に対して回転させることで、アームレスト44A,44Bを使用位置と非使用位置との間で回動させるようになすことも可能である。更にこの場合において、脚部48A,48Bをその支持軸部46A,46Bに対して回動させるように構成することもできる。 【0057】また上例では取付ブラケット34における立上り部38が洗浄水タンク16の前面に沿って延び、かかる立上り部38に作用する力が洗浄水タンク16にて受け止められる特長があるが、場合によって立上り部38を洗浄水タンク16の前面から離して位置させることも可能である。その他本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000479 【氏名又は名称】株式会社イナックス
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月23日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 和夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−123162 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月11日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−309785 |
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