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【発明の名称】 ビルトインタイプの浴水浄化循環装置
【発明者】 【氏名】宮崎 憲一

【氏名】高橋 政義

【氏名】岡村 隆

【氏名】小玉 長大

【氏名】天野 清司

【要約】 【課題】浴水浄化循環装置を浴槽の下側、浴槽パンの上側、側壁の内側の空間箇所に配置したビルトインタイプの浴水浄化循環装置とすること。

【解決手段】浴水を循環させる循環ポンプ1と、浴水を加熱するヒータ2と、浴水を殺菌する紫外線殺菌装置3と、浴水を清浄化する濾過タンク4とからなる浴水浄化循環装置とすること。該浴水浄化循環装置を浴槽20の下側,浴槽パン21の上側,側壁22の内側との空間部23に配置すること。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 浴水を循環させる循環ポンプと、浴水を加熱するヒータと、浴水を殺菌する紫外線殺菌装置と、浴水を清浄化する濾過タンクとからなる浴水浄化循環装置が浴槽の下側,浴槽パンの上側,側壁の内側との空間部に配置されてなることを特徴とするビルトインタイプの浴水浄化循環装置。
【請求項2】 請求項1において、循環ポンプと、浴水を加熱するヒータと、浴水を殺菌する紫外線殺菌装置とを防水ケース内に収納して電装ユニットとしてなることを特徴とするビルトインタイプの浴水浄化循環装置。
【請求項3】 請求項2において、前記電装ユニットと濾過タンクとを可動架台上に設け、該可動架台を架台に対して浴室の洗い場側に摺動可能としてなることを特徴とするビルトインタイプの浴水浄化循環装置。
【請求項4】 請求項2において、前記電装ユニットの外装の防水ケースには、空気の取入れ開口部を形成し、浴室外の湿度の低い空気を供給可能としてなることを特徴とするビルトインタイプの浴水浄化循環装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、浴水浄化循環装置を浴槽の下側、浴槽パンの上側、側壁の内側の空間箇所に配置したビルトインタイプの浴水浄化循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、浴水浄化循環装置、即ち、通称24時間風呂の浴水循環ユニットは浴室内の見える場所に置くか、或いは循環ユニットを浴室外に設置(室外置き)するかの何れかであった。また、濾過装置の濾過材は、メンテナンスの際にはおおむね垂直方向に引き出す構成が主流であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特に、浴室内に設置するタイプでは、浴室空間を広く有効に使えなかったり、或いは、浴槽内に給排ユニットやホースが邪魔になったり、浴室内のデザインを損なうようなことがあり、これらの問題点の改善の要望もあった。
【0004】
【発明を解決する手段】そこで発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明を、浴水浄化循環装置を浴槽の下側、浴槽パンの上側、側壁の内側の空間箇所に配置することで、前記問題点を解消したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。この発明の概要としては、殺菌及び保温ができる浴水浄化循環装置が浴槽20の下側、浴槽パン21の上側、側壁22の内側の空間部23に配置されている。
【0006】浴水浄化循環装置は、浴水を循環させるための循環ポンプ1と、加熱するシーズヒータ等のヒータ2と、浴水を殺菌する紫外線等による紫外線殺菌装置3と、微細なごみ及び汚れなる不純物を浴水から濾過する濾過タンク4と、前記循環ポンプ1にて浴水が浴槽20から浴槽20に戻るように循環する循環管路5等とから構成されている。該循環管路5は、循環ポンプ1,ヒータ2,紫外線殺菌装置3,濾過タンク4が配置された管路である。その循環ポンプ1,ヒータ2,紫外線殺菌装置3,濾過タンク4の取付順序は、実施の形態の外、適宜の順序にて設けられている。
【0007】浴水浄化循環装置は、前記空間部23内で、且つ浴槽パン21の上側に架台24を介して備えられている。その浴水浄化循環装置の循環ポンプ1,ヒータ2,紫外線殺菌装置3等を一つのブロックとして電装ユニットAとし、該電装ユニットAは防水ケース6内にシール材等を介して水密的に設けられている。また、前記浴水浄化循環装置の他の一つのブロックとしては、電装に関係ない濾過タンク4のみで構成され、これが単数又は複数で前記架台24上に備えられている。実施の形態の図では、濾過タンク4は横型として設置され、且つ口径が比較的小さい2つが並列に設けられている。
【0008】また、具体的な構成として、ジェット用電磁弁7,圧力センサ8,湯温センサ9,補助湯温センサ10,制御回路11も前記電装ユニットAとして、前記防水ケース6内にシール材等を介して水密的に設けられている。そのジェット用電磁弁7は、前記循環管路5において浴槽20に流出する側の浴水吹出し口12のジェットノズル箇所にジェット噴出させるための電磁弁であり、圧力センサ8は前記循環管路5内の流れの圧力を測定して流速圧が低下した場合には前記循環ポンプ1を停止するように制御されている。また、湯温センサ9,補助湯温センサ10も前記循環管路5内の適宜の箇所に設けられている。さらに、制御回路11は中央演算処理装置が内蔵され、その湯温によって循環ポンプ1、ヒーター2等を制御するように構成されている。
【0009】前記電装ユニットAと濾過タンク4とは、可動架台26上に備えられ、該可動架台26の下面には、断面門形状の可動レール27が固着されている。該可動レール27付き可動架台26は、前記架台24上に設けた固定レール25上を適宜摺動するように設けられている。該摺動方向は、前記側壁22に沿い且つ浴槽20の洗い場側の着脱可能な大きなエプロン28の端部の着脱可能な小さい側部エプロン28a箇所側に飛び出す方向をなし、前記浴水浄化循環装置を載置した可動架台26は、前記側部エプロン28aを外し、ロック29を外すことで洗い場側に平行に摺動させることができ、これによって前記電装ユニットAが洗い場側に露出するように構成されている。また、濾過タンク4は横型に設置されており、前記側部エプロン28aを外すことで、濾過タンク4内を適宜洗浄可能に構成されている。
【0010】前記電装ユニットAを覆う防水ケース6には、その一部に取入れ開口部30が設けられている。また、前記側壁22に穿設した壁取入れ開口部31箇所には、端子台33を内蔵した中継ボックス32が水密的に取付けられている。具体的には、該中継ボックス32にて前記壁取入れ開口部31を覆うように構成されている。前記中継ボックス32の取出し口32aと前記防水ケース6の取入れ開口部30との間には、可撓性のある電線保護チューブ34がその両端をシール材にて水密的に設けられている。これらによって、浴室の側壁22の外側の空気、即ち、浴室外の湿度の低い空気が、壁取入れ開口部31,中継ボックス32,電線保護チューブ34を介して防水ケース6内に流入するように構成され、浴室内の湿度の高い空気は防水ケース6内には浸入しない構成となっている。このため、ジェット用電磁弁7にて浴水吹出し口12から噴出するエアジェットに用いる空気は、前述の防水ケース6内に流入した浴室外の湿度の低い空気となるように構成されている。
【0011】前述のような電線保護チューブ34であると、特殊な被覆材を持つケーブル(防水機能を持つ特殊な被覆材を持つケーブルで、例えばクロロプレンキャブタイヤケーブル等)は不要にできる。また、電装ユニットAと中継ボックス32とは、前記電線保護チューブ34にて接続されており、電源ケーブル、信号線等には直接ストレスはかからないため、接続部の断線、接触不良等のトラブルを極端に減少させることができる。
【0012】図中35は本体ケーブル、36は絶縁トランス、37はアース線付き電源ケーブル、38は配電盤、39はコントロールパネル、40は浴室の点検口である。
【0013】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、浴水を循環させる循環ポンプ1と、浴水を加熱するヒータ2と、浴水を殺菌する紫外線殺菌装置3と、浴水を清浄化する濾過タンク4とからなる浴水浄化循環装置が浴槽20の下側,浴槽パン21の上側,側壁22の内側との空間部23に配置されてなるビルトインタイプの浴水浄化循環装置としたことにより、第1に浴槽20内に給排ユニットやホースを置かずにすみ、浴室空間を広く有効に使うことができ、さらには、浴室内のデザインを損なわないようにできるし、第2に浴槽20の横のすぐそばに濾過タンク4及び紫外線殺菌装置3を置くことで浴水の保温効果を大きくできる等の効果を奏する。
【0014】特に浴槽20横のすぐそばに濾過タンク4及び紫外線殺菌装置3を置くことでこれらが浴槽20の浴水にて加温された状態となるため、浴水の保温効果を大きくできる利点がある。
【0015】また、浴槽20の内部に収納されるために、外観部品が不要となり、金型費がかからず、外装部品を大幅に節約できる。さらに、浴水浄化循環装置は、浴室内にて処理できるので、浴室の間取りは、家屋のいかなる場所(極端には、部屋の真ん中に配置)でも十分に対応できる利点がある。
【0016】請求項2の発明では、請求項1において、循環ポンプ1と、浴水を加熱するヒータ2と、浴水を殺菌する紫外線殺菌装置3とを防水ケース6内に収納して電装ユニットAとしてなるビルトインタイプの浴水浄化循環装置としたことにより、電装部が1つの防水カバーで覆われており、漏電に対して安全で、且つ防水対策もコストがかからず容易にできる。
【0017】また、請求項3の発明では、請求項2において、前記電装ユニットAと濾過タンク4とを可動架台26上に設け、該可動架台26を架台24に対して浴室の洗い場側に摺動可能としてなるビルトインタイプの浴水浄化循環装置としたことにより、前記電装ユニットAの故障等の場合には、適宜浴室の洗い場側に引き出して修理等を簡単に行うことができる。
【0018】また、請求項4の発明では、請求項2において、前記電装ユニットAの外装の防水ケース6には、空気の取入れ開口部30を形成し、浴室外の湿度の低い空気を供給可能としてなるビルトインタイプの浴水浄化循環装置としたことにより、防水ケース6内にジェット用電磁弁7を設けると、本発明では、ジェット用空気は電線保護チューブを通って乾燥した浴室外から空気を防水ケースに供給できる。この結果防水ケース内の湿度に弱い電装部分に対し、耐久性、信頼性の改善を計ることができる。
【出願人】 【識別番号】000002244
【氏名又は名称】蛇の目ミシン工業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)7月11日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 邦男
【公開番号】 特開平11−28166
【公開日】 平成11年(1999)2月2日
【出願番号】 特願平9−187064