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【発明の名称】 クリーントイレットペーパー
【発明者】 【氏名】小野 敏行

【要約】 【課題】トイレットペーパーの吸湿部分に別のトイレットペーパーに澱粉のり等を塗布乾燥したものを組み合わせ、手指を介して病原菌が伝染するのを防止できるトイレットペーパーを提供できること。

【解決手段】トイレットペーパーを数枚重ねたものに澱粉のり等を塗布乾燥さしたものを組み合わした
【特許請求の範囲】
1.数枚重ね合わしたトイレットペーパーの吸湿部と澱粉のり等水溶性の塗布材を塗布乾燥させたトイレットペーパーを組み合わせ必要な時間不透水効果を挙げる様にしたトイレットペーパー2.数枚重ね合わしたトイレットペーパー(吸水紙)の下に前記澱粉のり等水溶性の塗布材を塗布乾燥させたトイレットペーパーを一枚位重ね合わせ更にその下に普通のトイレットペーパーを2枚位重ね合わしたトイレットペーパー3.1.項に記載したトイレットペーパーを1回分づヽ使用に適した長さに用時簡単に切りとり可能にしたもの
【発明の詳細な説明】1.従来の技術1)従来のトイレットペーパーは全体に亘って吸湿性があり糞便処理時数枚重ねても糞便がトイレットペーパーを透過し手に糞便の付着する場合が多いと考えられており軟便の場合は更に透過性が増す2.大便に病原性大腸菌・サルモネラ菌等が混入している場合手に付着した大便の中の菌が伝染源となる■ウオッシュレット又は特殊構造の大便器以外にあっては、用便後の後始末をしたまヽの手で、衣服の身づくろいをする.此の際先づ衣服に糞便のつくことがある.後で汚染された衣服に手をふれることによって、糞便の拡散が考えられ、特に家庭の主婦・食品取扱い業者によって調理時飲食物の汚染又子供の衣服の汚染が家庭内・学校給食時等の汚染も考えられる■手洗いをする場合糞便のついた手でコックにさわり、コックをひねる.此の際コックに、手についた糞便がつく.次いでコックをひねり水を流し手を洗い、洗った手でコックをひねり水を止める.此の際折角洗った手にコックについた糞便が手につく.
といった工合に全く初歩的なことがおろそかにされているので糞便のついた手を手拭いで拭き次から次えと別の人が代わる代わる使用するため手拭いを介して糞便が拡散する3.従来は病原性大腸菌・サルモネラ菌等による伝染病を防ぐために、以上述べた初歩的な(第1段階としての予防策)予防策が殆んどとられず第2段階としての食品の消毒・殺菌・食品取い者又業者並びに食品を摂取する前の消毒等に注意が払われているのみなので、例え第2段階の消毒が完全であっても、初歩的な第1段階としての予防策がとられないと、汚染源を完全に絶つことは不可能である。
4.トイレットペーパーに澱粉のり(若干のデキストリンが加熱により澱粉のりを作る時に出来る.此のデキストリンは澱粉のりより更に水分の浸透するのを遅らせる効果がある)を塗布乾燥させたものと、普通のトイレットペーパーに夫々極く僅かの水でしめらした場合、後者は瞬時にして水分が浸潤するが、前者は数秒間は殆んどしめらず、時間の経過につれ水分が徐々に浸潤して行く。
5.4項の前者と後者の顕微鏡で拡大したものを調べて見ると、前者はトイレットペーパーの繊維の間に大小様々の膨大した澱粉粒とか中には数十倍に伸び広がった澱粉粒又澱粉の加熱により生じた糊精(デキストリンは熱湯に溶け易く水にやヽ溶け易い)によって、紙繊維の間隙を満遍なく埋めつくし少く共十秒間位は水分の浸透を防止することが出来る(澱粉のり・デキストリンが水に溶け始める迄)。後者即ち通常のトイレットペーパーは吸湿性の良さが重要であるので繊維の間隙が大きく散見され紙を5乃至6重に重ねても大便の透過するのも頷ける。
6.以上記した様にトイレットペーパーの一部を不透水性にするために使用した澱粉のり等は水溶性であり、炭水化物であるため水洗便所に使用しても差支えない。
7.■実際使用に際しては従来のトイレットペーパー同様にロール状にしたもの或は1回1回使用分を重ねて収納箱に収納して使用する。
■通常の日常生活において汚物等の取り扱い、清拭するときも使用することができる。
発明の属する技術分野本発明では数枚重ね合わしたトイレットペーパーの吸湿部によって大便を吸収清拭の目的を達し吸湿紙の下のトイレットペーパーに水溶性で尚且つ用便後の後始末に要する必要時間不透水性を発揮出来る様に澱粉のり等を塗布乾燥した不透水のトイレットペーパーにより大便の浸透、透過するのを防ぐことによって、用便後の始末において糞便の手に付着するのを略完全に防ぐことを可能にしたトイレットペーパーに関するものである。
発明が解決しようとする課題トイレットペーパーの一部が不透水のため用便の後の始末において、糞便の手に付着するのを略完全に防ぐことが出来、初歩的な第1段階としての大便の拡散要因をなくすることが出来るので、これだけでも予防策としての目的は殆んど達成出来るが更に第2段階としての予防策で略完全を期することが出来る。
課題を解決するための手段上記課題を解決するために、本発明では数枚重ね合わしたトイレットペーパーの下に1乃至2枚のトイレットペーパーに澱粉のり等水溶性の塗布材を塗布乾燥したものを重ね合わせることにより乾燥したのり等の皮膜により、少く共十秒間位は水分の透過するのを防ぐことが出来るので、用便後糞便清拭に際して糞便の手に付着するのを防止することが出来る。なお澱粉のり等は時間の経つにつれて短時間の間に水にとけるので水洗便所でも使用可能である。
実施例本発明の実施例を図面に基づき具体的に説明する。図1は、本実施例に係る平面図で a―b c―d e―f g―h i―jk―l はミシン入り切り取り可能とした a―b―c―d c―d―e―fe―f―g―h g―h―i―j i―j―k―l は夫々使用時1回分を示す。図2は図1の O―P 縦断面を示す1.は吸水紙 2.は澱粉のり等水溶性の塗布材を塗布乾燥させたトイレットペーパーを組み合わしたもの 3.は清拭時この滑りを止めるため外側にトイレットペーパーを重ね合わしたものを示す。図3は第1図 X―Y 線縦断面を示す。
発明の効果図2.本実施例に係る、1.の吸水紙により糞便の部分が清拭され、2.の澱粉のり等を塗布乾燥さした不透水のトイレットペーパーで糞便がくいとめられ、トイレットペーパーを手でつかむ3.側に糞便の浸透するのを略〃完全に防止する効果を期待出来、糞便に病原性大腸菌・サルモネラ菌等が混入していても、手に付着することがないので、病原菌による伝染を防ぐことが出来る。
【出願人】 【識別番号】000185824
【氏名又は名称】小野 敏行
【出願日】 平成9年(1997)6月30日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−18997
【公開日】 平成11年(1999)1月26日
【出願番号】 特願平9−221853