| 【発明の名称】 |
浴水循環装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】石田 裕之
【氏名】根岸 公一
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| 【要約】 |
【課題】オゾン発生器の放電状態を外部から観察可能として、オゾンガスの発生を容易に確認する。
【解決手段】装置本体12内に、供給された空気を沿面放電によりオゾンガスにするオゾン発生器40が設置される。オゾン発生器40内の放電電極40Aの対向部分に位置するように、透光可能に形成される光ファイバ44の一端が固定される。レンズ46が装置本体12の外側に配置されて浴水循環装置10の動作を操作し得る操作パネル36に設置され、このレンズ46と隣接した位置にこの光ファイバ44の他端が固定される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 浴水を循環させつつ浴水を浄化及び殺菌する浴水循環装置であって、供給された空気を放電によりオゾンガスにすると共に循環中の浴水にこのオゾンガスを混ぜ入れて浴水を殺菌するオゾン発生器と、オゾン発生器電極部の放電光により動作を検出し得る検出手段と、を備えたことを特徴とする浴水循環装置。 【請求項2】 検出手段が光センサによる請求項1記載の浴水循環装置。 【請求項3】 検出手段が放電光を直接あるいは光ファイバ等を使用し間接的に目視可能とした請求項1記載の浴水循環装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、浴水を循環させて浴水を殺菌する浴水循環装置に関し、例えば、循環式の風呂釜、温水器及び湯沸器等に適用可能なものである。 【0002】 【従来の技術】近年、浴槽内の浴水を浄化及び加熱し再度浴槽内に戻して、常時浴槽を使用に供せられるようにした、いわゆる24時間風呂である浴水循環装置が家庭で使用されるようになってきた。つまり、この浴水循環装置は、浴槽の浴水を毎日交換することなく浴水を浄化及び加熱して、24時間いつでも入浴可能とし、極めて便利にしかも節水して浴槽を使用できるようにしたものである。 【0003】そして、このような浴水循環装置は、浴水中の身体からの分泌物等の異物を濾過して除去し浴水を浄化する浄化装置、浴水を一定の温度に保持する加熱装置などの他に、浴水中の細菌を殺菌して病原菌等を繁殖させない為の殺菌装置を備えている。 【0004】また、酸化力の強いオゾンガスの殺菌効果は大きいことが知られており、このオゾンガスを浴水中に混ぜ込んで浴水を殺菌すべく、殺菌装置としてオゾン発生器を搭載したタイプの24時間風呂が存在している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、オゾン発生器として一般に沿面放電を利用したものが使用されているが、この沿面放電を利用したオゾン発生器の放電電極は結露や汚れ等に弱く、放電電極に露や汚れが付着すると、オゾンガスが発生しなくなる欠点があった。 【0006】このため、沿面放電を利用したオゾン発生器は、殺菌性能が不安定となる恐れがあるものの、オゾン発生器が正常に作動してオゾンガスを発生しているかの確認が困難であった。尚、健康上の観点からオゾンガスを直接嗅いでオゾンガスの発生を確認すべきではない。 【0007】本発明は上記事実を考慮し、オゾン発生器の放電状態を外部から観察可能として、オゾンガスの発生を容易に確認し得る浴水循環装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1による浴水循環装置は、浴水を循環させつつ浴水を浄化及び殺菌する浴水循環装置であって、供給された空気を放電によりオゾンガスにすると共に循環中の浴水にこのオゾンガスを混ぜ入れて浴水を殺菌するオゾン発生器と、オゾン発生器電極部の放電光により動作を検出し得る検出手段と、を備えたことを特徴とする。 【0009】請求項2による浴水循環装置は、請求項1に係る浴水循環装置において、検出手段が光センサによる。 【0010】請求項3による浴水循環装置は、請求項1に係る浴水循環装置において、検出手段が放電光を直接あるいは光ファイバ等を使用し間接的に目視可能とした。 【0011】請求項1に係る浴水循環装置の作用を以下に説明する。供給された空気をオゾン発生器が放電によりオゾンガスにして循環中の浴水に混ぜ入れ、浴水を殺菌する。また、オゾン発生器電極部の放電光により検出手段がオゾン発生器の動作を検出可能となる。 【0012】さらに、浴水循環装置が浴水を循環させつつ浴水を浄化するので、浴水が浴水循環装置内に入り、浄化及び殺菌されてきれいにされた後に浴槽へ戻されることを繰り返す。 【0013】以上より、オゾン発生器の動作不良を検出手段で検出することができ、オゾン発生器が異常であると判断される時には、オゾン発生器の修理や交換等をすることができる。 【0014】つまり、検出手段を付加しただけの簡易な構造により、オゾン発生器の放電状態を外部から観察可能として、オゾン発生器の動作不良を低コストで検出することが可能となった。これに伴って、オゾンガスの発生状態を容易に確認できるので、オゾンガスの発生を確実に維持でき、浴水循環装置の稼働中に安定して浴水を殺菌できるようになる。 【0015】請求項2に係る浴水循環装置の作用を以下に説明する。本請求項も請求項1と同様な作用を奏する。但し、本請求項は、検出手段が光センサによる構成とされている。この為、オゾン発生器の動作不良を光センサでより確実に検出可能とされる。 【0016】請求項3に係る浴水循環装置の作用を以下に説明する。本請求項も請求項1と同様な作用を奏する。但し、本請求項は、検出手段が放電光を直接あるいは光ファイバ等を使用し間接的に目視可能とした構成になっている。 【0017】この為、検出手段が放電光を直接的に目視可能とすれば、オゾン発生器の動作不良をより一層確実に検出可能となる。 【0018】また、光ファイバ等を使用すれば、表示部がオゾン発生器と無関係の位置に配置できるようになるので、表示部及びオゾン発生器の設置位置関係が制限されなくなり、表示部を操作パネルに設置する場合でも浴水循環装置の組立が容易となって、より一層低コストでオゾン発生器の動作不良を検出できるようになる。 【0019】 【発明の実施の形態】本発明に係る浴水循環装置の第1の実施の形態を図1及び図2に示し、これらの図に基づき本実施の形態を説明する。 【0020】図1及び図2に示すように、浴水Wを溜める浴槽34に隣接した浴室内の箇所に、本実施の形態に係る浴水循環装置10の装置本体12が設置されている。 【0021】この装置本体12内には、浴槽34内の浴水Wを循環する循環ポンプ14、収納されている濾過材等で浴水Wを濾過する生物浄化槽である浄化筒16、オゾンガスを浴水Wに混ぜ入れる為のエジェクタ20及び、浴水Wを所定温度に加熱するヒータ22が、収納されて備えられている。 【0022】また、循環ポンプ14に繋がる循環パイプ24は浴水Wの吸水経路を構成するものであり、循環ポンプ14から装置本体12の外側に延出され、その先端は、トップフィルタを備えると共に濾過槽を内蔵した吸入口である浴水吸水ユニット30に連結されている。 【0023】そして、循環ポンプ14、浄化筒16、エジェクタ20、ヒータ22の順で浴水Wが流れるように装置本体12内に配管26が設置されており、ヒータ22から出た浴水Wが循環パイプ28に送り込まれるようになっている。ヒータ22に連結されると共に装置本体12より延出されたこの循環パイプ28の先端部は、送水口を有する噴き出しユニット32に連結されている。 【0024】一方、図1及び図2に示すように、装置本体12内には、供給された空気を沿面放電によりオゾンガスにするオゾン発生器40が設置されており、このオゾン発生器40の一端側と装置本体12外からの空気の供給量を調整する電磁弁44及び図示しないフィルタとが連通されている。 【0025】また、このオゾン発生器40の他端側と浴水Wの流入を防ぐ逆止弁46とが連通されており、この逆止弁46の他端側が内部にオリフィス等の狭隘部20Aを有した前述のエジェクタ20に連通されている。 【0026】そして、この浴水循環装置10の動作を制御する為のCPU等により構成された制御装置48に、電磁弁44及びオゾン発生器40が接続されており、この制御装置48が電磁弁44を開放すると共にオゾン発生器40を作動することになる。 【0027】従って、電磁弁44が開放されて装置本体12外から取り込まれた空気が、オゾン発生器40に流入されると、オゾン発生器40内で空気中の酸素がオゾン化されてオゾンガスに変化し、逆止弁46を介してエジェクタ20にオゾンガスが送り込まれるようになっている。 【0028】そして、循環ポンプ14が作動するのに伴って、エジェクタ20内を浴水Wが流れるが、エジェクタ20内を流れる浴水Wは狭隘部20Aで負圧となるので、オゾンガスが容易に浴水W中に混ぜ入れられ、結果としてオゾンガスが浴水Wを殺菌するようになる。 【0029】他方、図2に示すように、オゾン発生器40内の電極部である放電電極40Aの対向部分に位置するように、透光可能に形成されて光を導く導光部材である光ファイバ44の一端が固定される。また、表示部であるレンズ46が、装置本体12の外側に配置されて浴水循環装置10の動作を操作し得る操作パネル36に設置され、このレンズ46と隣接した位置に、この光ファイバ44の他端が固定される。 【0030】つまり、これらレンズ46及び、オゾン発生器40とレンズ46との間を繋ぐ光ファイバ44により、検出手段である光検出部42が構成されることになる。 【0031】この結果、オゾン発生器40の青紫色の放電光が光ファイバ44により導かれてレンズ46に到達し、装置本体12の外部からレンズ46を通して容易にオゾン発生器40内の放電電極40Aの放電による発光状況が観察できるようになった。 【0032】次に、本実施の形態に係る浴水循環装置10の作用を以下に説明する。循環ポンプ14が作動すると、浴槽34内の浴水Wを浴水吸水ユニット30が取水し、この浴水Wを浄化筒16が浄化し、オゾン発生器40からエジェクタ20に送られたオゾンガスで殺菌し、さらにヒータ22が所定温度に加熱し、浄化、殺菌及び加熱された浴水Wを噴き出しユニット32が浴槽34内へ戻すことになる。 【0033】この浴水Wの殺菌の際、供給された空気をオゾン発生器40が放電によりオゾンガスにして循環中の浴水Wに混ぜ入れ、浴水Wを殺菌する。また、光ファイバ44及びレンズ46からなって透光可能に形成される光検出部42に、オゾン発生器40の放電光が導かれて、オゾン発生器40の動作が入浴者等の目視によって検出可能となる。 【0034】つまり、浴水循環装置10の動作を操作し得る操作パネル36に設置されるレンズ46と、放電によりオゾンガスを発生するオゾン発生器40との間を光ファイバ44が繋いで、目視によって放電光を検出可能とした。 【0035】以上より、オゾン発生器40の高湿度等による動作不良を、光検出部42により目視で検出可能として、オゾン発生器40が異常である場合において、オゾン発生器40の修理や交換等を可能とした。 【0036】つまり、光検出部42を付加しただけの簡易な構造により、オゾン発生器40の放電状態を外部から観察可能として、オゾン発生器40の動作不良を低コストで検出できるようになった。 【0037】これに伴って、入浴者がオゾンの臭いを直接嗅ぐことなく、オゾンガスの発生状態を容易に確認できるので、オゾンガスの発生を確実に維持できる。この為、浴水循環装置10の稼働中に安定して浴水Wを殺菌でき、確実に殺菌された状態で入浴できるようになる。 【0038】さらに、オゾン発生器40の異常が目視で常時検出できるので、浴水循環装置10のメンテナンスが適宜実施可能となり、より安定した殺菌機能が付加された24時間風呂システムを実現できることになる。 【0039】一方、レンズ46及び光ファイバ44を有する構成に光検出部42がなっている為、レンズ46が光ファイバ44によってオゾン発生器40と無関係の位置に配置できるようになる。これに伴って、レンズ46及びオゾン発生器40の設置位置が制限されなくなり、レンズ46を操作パネル36に設置する場合でも浴水循環装置10の組立が容易となって、より一層低コストでオゾン発生器40の動作不良を検出できるようになる。 【0040】尚、本実施の形態において、検出手段が光ファイバ等を使用して間接的に放電光を目視可能なものとされたが、検出手段が放電光を直接的に目視可能なものとされても良い。 【0041】次に、本発明に係る浴水循環装置の第2の実施の形態を図3から図5に示し、これらの図に基づき本実施の形態を説明する。尚、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。 【0042】本実施の形態は、図3に示すように、受光素子を利用した受光センサ52によりオゾン発生器40の放電電極40Aの放電光を検知するようにしたものである。このように、オゾン発生器40からの放電光を検出する検出手段に受光センサ52を採用し、この受光センサ52が操作パネル36に接続されることで、オゾン発生器40の動作を確認する事が可能となる。 【0043】つまり、オゾン発生器40が異常であり受光センサ52が受光しない場合には、操作パネル36が音、光等の警報を出して異常を表示することで、浴水循環装置10の稼働中に安定して浴水Wを殺菌できるようになった。 【0044】次に、本実施の形態に採用される受光センサ52及びこの受光センサ52の回路について具体的に説明する。 【0045】受光センサ52としてフォトダイオードを使用した場合、図4に示すような簡単な回路によりフォトダイオードである受光センサ52の作動確認が可能となる。尚、回路内には、図示のようにトランジスタ54及び抵抗56が配置されている。 【0046】また、受光センサ52としてフォトトランジスタを使用した場合、図5に示すような簡単な回路によりフォトトランジスタである受光センサ52の作動確認が可能となる。尚、回路内には、図示のように抵抗56が配置されている。 【0047】さらに、受光素子は光起電力素子、硫化カドミウムのような光導電素子を利用しても良い。 【0048】尚、上記実施の形態においては、いわゆる24時間風呂である浴水循環装置を用いて説明したが、本発明はこの他に循環式の風呂釜、温水器及び湯沸器等にも適用可能なものである。 【0049】 【発明の効果】本発明によれば、以上のように説明した構成とした結果、オゾン発生器の放電状態を外部から観察可能として、オゾンガスの発生を容易に確認できる浴水循環装置を得ることが可能となった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005278 【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)7月8日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−18975 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月26日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−182340 |
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