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【発明の名称】 圧縮固化布製品の製造装置及び製造方法
【発明者】 【氏名】福場 章

【要約】 【課題】タオルや布を圧縮して体積を減少させた圧縮固化布製品の製造手段の改良に関する。

【解決手段】下型7の外側に囲筒8を配置し、囲筒8の上方から嵌込んだ上型9を下降させて下型7と上型9との間で布製品を圧縮する圧縮装置を備え、上型の下端縁が近接する下型7上端の断面形状7aを囲筒8の横断面の内周形状に合致させ、非圧縮状態の布製品6aを囲筒8の上端開口から装入し、下端面に凹部9aを有するプランジャー状上型9によって前記非圧縮態の布製品6aを圧縮して固化製品6bにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下型(7)の外側に囲筒(8)を配置し、囲筒(8)の上方から嵌込んだ上型(9)を下降させて下型(7)と上型(9)との間で布製品を圧縮する圧縮装置を備え、上型の下端縁が近接する下型(7)上端の断面形状(7a)を囲筒(8)の横断面の内周形状(8a)に合致させ、囲筒(8)に嵌脱するプランジャー状上型(9)の下面に凹部(9b)を設け、上下の凹所(7b)及び凹部(9b)間に非圧縮状態の布製品(6a)を装入する如く構成したことを特徴とする圧縮固化布製品の製造装置。
【請求項2】 下型(7)の外側に囲筒(8)を配置し、囲筒(8)の上方から嵌込んだ上型(9)を下降させて下型(7)と上型(9)との間で布製品を圧縮する圧縮装置を備え、上型の下端縁が近接する下型(7)上端の断面形状(7a)が、囲筒(8)の横断面の形状に合致させ非圧縮状態の布製品(6a)を、囲筒(8)の上端開口から装入し、下端面に凹部(9a)を有するプランジャー状上型(9)によって前記非圧縮態の布製品(6a)を圧縮して固化製品(6b)にすることよりなる圧縮固化布製品の製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、タオルや布を圧縮して体積を減少させた圧縮固化布製品の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図1・図2・図4〜図7を参考にして説明する。図4及び5に示す如く、凹所4b付の下型4に囲筒5を被せ、囲筒5の上端開口より折畳んだ布製品3aを装入し、囲筒5内にプランジャー状上型9を嵌込み押付けるプレス作業により、折畳んだ布製品3aを長方形や図1に示す球状や或いは図2に示すラグビーボール状等任意の形状に圧縮固化し、体積を減少させ、携帯や非常用備蓄品として取扱うのを便利なようにした固化製品3bは知られている。
【0003】そして、従来は図4及び図5に示す如く、囲筒5に設けた単一の貫通孔を有する囲筒5の上下から同一の横断面形状の下型4及び上型9を嵌込んでいた。また、図3に示す円柱状の圧縮固化布製品を作るとき、円孔状のシリンダー孔を有する囲筒5内に、円柱状外周を有する下型4及び上型9を嵌込んだ手段のものでは、中心軸M−M方向の圧縮量が大きく、囲筒5と布製品との抵抗摩擦が増え、細長い円柱状圧縮固化布製品の製造は極めて困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧縮固化製品3aの形状が球形等で、プレス作業時に下型4と上型9とを接触させると、下型4と上型9とが衝突して傷がつくのを避けるため若干隙間があけてある。また下型4と上型9とが近接する端面は、囲筒5に摺接しているので鋭利な形状に構成することが出来ず、若干の段部4c,9cが形成されている。このため下型4の周縁と上型9の周縁との間に布製品3aが挟まれて図6に示す如く帯状の2つの段Sが付いていた。この発明は、布製品3aに2つの段Sを生じることのない圧縮固化布製品の製造装置及び製造方法を提供しようとするものである。また、この発明は、従来生産困難であった細長い円柱状の圧縮固化布製品の製造を可能にするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1〜図3及び図8〜図15を参考にして説明する。第1の発明に係わる圧縮固化布製品の製造装置は、下型7の外側に囲筒8を配置し、囲筒8の上方から嵌込んだ上型9を下降させて下型7と上型9との間で布製品を圧縮する圧縮装置を備え、上型9の下端縁が近接する下型7上端の断面形状7aを、囲筒8の横断面の内周形状8aに合致させ、囲筒8に嵌脱する上型9の下面に凹部9aを設け、上下の凹所7b及び凹部9a間に非圧縮状態の布製品6aを装入するようにしたものである。
【0006】第2の発明に係わる圧縮固化布製品の製造方法は、下型7の外側に囲筒8を配置し、囲筒8の上方から嵌込んだ上型9を下降させて下型7と上型9との間で布製品を圧縮する圧縮装置を備え、上型の下端縁が近接する下型7上端の断面形状7aが、囲筒8の横断面の形状に合致させ非圧縮状態の布製品6aを囲筒8の上端開口から装入し、下端面に凹部9bを有する上型9によって前記非圧縮態の布製品6aを圧縮して固化製品6bにするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】 図1・図2及び図8〜図11を参考にして球またはラグビーボール状の製品を造る第1の実施の形態を説明する。10はプレスのテーブル、7はテーブル10上に取付けた下型、8は下型7を囲む如く配置した囲筒である。7bは下型7に設けた凹所で、該凹所7b上端の断面形状7aは、囲筒8の横断面の内周形状8aに合致させてある。
【0008】11はプレスのラム、8はラム11に取付けたプランジャー状上型で、前記囲筒8に対して下降嵌込み及び上昇離脱可能に構成されている。下型7に囲筒8を被せ、上型9を上昇離脱させた状態において上側から囲筒8内に折畳んだ非圧縮状態の布製品6aを装入し、下型7の凹所7bに接触させる。次いで、上型9を下降させ布製品6aを押圧して、体積を減少させ所定の形状の固化製品6bとする。9aは上型9の凹部9bの入口の断面形状である。図3に示す柱状固化製品を造る第2の実施の形態を図13〜図15に示すが、符号は図8〜図10に示す第1の実施例と同一の符号がつけてある。下型7には断面半円柱型の凹所7bが設けてあり、且つ上型9には断面半円柱型の凹部9bが設けてある。柱体の両端面は下型7と上型9とが接触しないので食違いは生じない。
【0009】
【発明の効果】 この発明によれば、上型9の下端のみによって、固化製品6bの外面に唯1本の段しかつかない。また、従来、図3に示す細長い柱状の固化布製品を作れなかったが、本発明は直径方向に圧縮するため、圧縮量が少なく外周の皺発生を防ぐことが出来る。
【出願人】 【識別番号】592070742
【氏名又は名称】株式会社光
【出願日】 平成9年(1997)6月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】古田 剛啓
【公開番号】 特開平11−9495
【公開日】 平成11年(1999)1月19日
【出願番号】 特願平9−185826