| 【発明の名称】 |
焼き肉装置およびそれに用いられる吸油体 |
| 【発明者】 |
【氏名】正井 圭市
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| 【要約】 |
【課題】装置本体の底面部の清掃が容易な焼き肉装置およびそれに用いられる吸油体を提供する。
【解決手段】焼き肉装置1の装置本体2の底面部7に着脱自在に吸油体9を配置する。また、油透過性材質で形成された袋体11に収納される高分子粉末ゲル化剤を主成分とする吸油材12とで形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面に設けられた食肉サービス用の開口部と下面に設けられ底面部とこの底面部より高い位置の側壁に設けられた排気口とを有する有底中空状の装置本体と、この装置本体に着脱自在に収納され、食肉が載置される耐熱性の焼板と食肉を加熱する熱源を有する加熱装置と、前記底面部に着脱自在に配置された吸油体と、前記排気口に連接された排気ダクトと、この排気ダクトに設けられたファン装置を有することを特徴とする焼き肉装置。 【請求項2】 前記吸油体は底面部のほぼ全域を覆うように配置され、かつ板状形状であることを特徴とする請求項1に記載の焼き肉装置。 【請求項3】 前記吸油体は油透過性材質で形成された袋体と、この袋体に収納された高分子粉末ゲル化剤を主成分とする吸油材とで形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の焼き肉装置。 【請求項4】 前記吸油材がスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマーおよび第三リン酸カルシウムよりなることを特徴とする請求項3に記載の焼き肉装置。 【請求項5】 前記吸油材がスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマー、第三リン酸カルシウムおよび微小木片よりなることを特徴とする請求項3に記載の焼き肉装置。 【請求項6】 前記袋体が、難燃性あるいは不燃性部材で形成されたことを特徴する請求項1または3に記載の焼き肉装置。 【請求項7】 油透過性材質で形成された袋体と、この袋体に収納された高分子粉末ゲル化剤を主成分とする吸油材とで形成したことを特徴とする焼き肉装置用吸油体。 【請求項8】 前記吸油材がスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマーおよび第三リン酸カルシウムよりなることを特徴とする請求項7に記載の焼き肉装置用吸油体。 【請求項9】 前記吸油材がスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマー、第三リン酸カルシウムおよび微小木片よりなることを特徴とする請求項7に記載の焼き肉装置用吸油体。 【請求項10】 前記袋体が、難燃性あるいは不燃性部材で形成されたことを特徴する請求項7に記載の焼き肉装置用吸油体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、焼き肉装置およびそれに用いられる吸油体に係わり、特に油分の除去を容易にした焼き肉装置およびそれに用いられる吸油体に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、焼き肉店において、店内に配置された焼き肉装置によって、客自らが調理を楽しみ、食事をするようにしている。この調理に用いられる焼き肉装置には、排煙装置を設け、排煙を吸引処理するようにしているので、快適に食事ができるようになっている。 【0003】焼板に載置され加熱装置により加熱される食肉からは、油滴が飛散し、排煙中にオイルミストを生じさせる。このオイルミストは排煙と共にファン装置により吸引され装置本体および排気ダクトを介して室外に排出される。 【0004】しかし、この排煙の排出過程で、オイルミストの油分の一部が装置本体の側壁や底面部に液状化油として付着する。 【0005】業務用の焼き肉装置にあっては、その使用頻度が高いため、装置本体の側壁や底面部への液状化油の付着が激しく、特に底面部への付着が著しく油溜りを形成する。上述のように装置本体の側壁や底面部に液状化油が溜まったまま焼き肉装置の使用を継続すると、底面部の油溜りから液状化油がファンにより吸引されて油分が飛散し、排気ダクトに吸引され、ファンやフィルターを急激に汚染し、フィルター近傍より油漏れ等を生じさせ、周囲を汚染する虞があった。 【0006】そこで、しばしば装置本体の側壁や底面部に付着した液状化油を除去するために、清掃が必要であり、煩雑であった。また、清掃には食肉が載置される焼板と加熱装置を取り外し、清掃員が身を屈め、装置本体の側壁や底面部に付着した液状化油を布等で拭き取っていた。 【0007】液状化油は底面部への付着が著しく、かつ底面部は装置本体の最下部に位置しているため、清掃時、底面部の清掃は困難を極めた。 【0008】上述のように、清掃作業は清掃員に肉体的負担をかけ、さらに清掃員の衣服等を汚損することがしばしばあった。 【0009】そこで、装置本体の底面部の清掃が容易な焼き肉装置が要望されていた。 【0010】本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、装置本体の底面部の清掃が容易な焼き肉装置を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するためになされた本願請求項1の発明は、上面に設けられた食肉サービス用の開口部と下面に設けられ底面部とこの底面部より高い位置の側壁に設けられた排気口とを有する有底中空状の装置本体と、この装置本体に着脱自在に収納され、食肉が載置される耐熱性の焼板と食肉を加熱する熱源を有する加熱装置と、前記底面部に着脱自在に配置された吸油体と、前記排気口に連接された排気ダクトと、この排気ダクトに設けられたファン装置を有することを特徴とする焼き肉装置であることを要旨としている。 【0012】本願請求項2の発明は、前記吸油体は底面部のほぼ全域を覆うように配置された板状形状であることを特徴とする請求項1に記載の焼き肉装置であることを要旨としている。 【0013】本願請求項3の発明は、前記吸油体は油透過性材質で形成された袋体と、この袋体に収納された高分子粉末ゲル化剤を主成分とする吸油材とで形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の焼き肉装置であることを要旨としている。 【0014】本願請求項4の発明は、前記吸油材がスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマーおよび第三リン酸カルシウムよりなることを特徴とする請求項3に記載の焼き肉装置であることを要旨としている。 【0015】本願請求項5の発明は、前記吸油材がスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマー、第三リン酸カルシウムおよび木粉よりなることを特徴とする請求項3に記載の焼き肉装置であることを要旨としている。 【0016】本願請求項6の発明は、前記袋体が、難燃性部材で形成されたことを特徴する請求項1または3に記載の焼き肉装置であることを要旨としている。 【0017】本願請求項7の発明は、油透過性材質で形成された袋体と、この袋体に収納された高分子粉末ゲル化剤を主成分とする吸油材とで形成したことを特徴とする焼き肉装置用吸油体であることを要旨としている。 【0018】本願請求項8の発明は、前記吸油材がスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマーおよび第三リン酸カルシウムよりなることを特徴とする請求項7に記載の焼き肉装置用吸油体であることを要旨としている。 【0019】本願請求項9の発明は、前記吸油材がスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマー、第三リン酸カルシウムおよび木粉よりなることを特徴とする請求項7に記載の焼き肉装置用吸油体であることを要旨としている。 【0020】本願請求項10の発明は、前記袋体が、難燃性部材で形成されたことを特徴する請求項7に記載の焼き肉装置用吸油体であることを要旨としている。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる焼き肉装置の実施の形態について添付図面に基づき説明する。 【0022】図1に示すように、本発明に係わる焼き肉装置1は、有底中空状で断面が例えば正方形状の装置本体2と、この装置本体2に着脱自在に収納された加熱装置3と、装置本体2に連接された排気ダクト4に設けられたファン装置5とを有する。装置本体2には、この装置本体2の上面に設けられた食肉サービス用の開口部6と、この開口部6に対向し装置本体2の下面に断面が正方形状の底面部7が側壁8に連接して底蓋状に設けられている。 【0023】底面部7には、この底面部7に溜まり、あるいは側壁8から落下する液状化油を吸収する吸油体9が底面部7のほぼ全域を覆うように着脱自在に配置されている。 【0024】この吸油体9は底面部7に対応し、図2に示すように平面が正方形状で、かつ板状形状である。さらに、吸油体9は、この吸油体9の表面10を形成する油透過性材質、例えばパルプ製の袋体11と、この袋体11に収納され吸油体9の中心をなす吸油材12、例えばスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマーおよび第三リン酸カルシウムとで形成されている。 【0025】なお、上述吸油体9は必ずしも吸油材12を袋体11に収納して形成する必要はなく、多孔性の軟質ポリウレタンのような一体のものでもよい。さらに、袋体11はパルプ製に限定する必要はなく、油透過性で、かつ吸油材が脱落しないようなメッシュや布あるいは不織布であってもよい。さらに、袋体11に難燃化処理をしておくか、袋体11を難燃性あるいは不燃性部材、例えば石綿、岩綿、ガラス繊維など無機繊維を配合した紙、繊維、または、リン酸系、アンチモン系、ハロゲン系などの化合物をコーティングまたは内添した紙、繊維などで形成すれば、万一加熱された食肉Mが袋体11上に落下しても、袋体11が燃焼する虞がない。 【0026】また吸油材はスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマーおよび第三リン酸カルシウムに限定する必要はない。また、吸油材はスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマーおよび第三リン酸カルシウムに微小木片、例えば木粉を加えた場合には、油のゲル化のみならず、吸油も可能になり、さらに製材時に出る木粉を利用でき経済的であるばかりでなく、吸油材の高温焼却処理にも都合がよく、また燃料として使用可能である。 【0027】なお、吸油材は可燃性で、高温での焼却時有害物質を排出しない物質であることが望ましい。 【0028】また、側壁8には、底面部7より高い位置に排気口13が設けられていおり、この排気口13を高い位置に設けることで底面部7に溜まった液状化油が排気口13から流出するのを防止しするようになっている。 【0029】さらに、装置本体2には、食肉Mが載置され耐熱性でスリット14を有する焼板15と食肉を加熱する熱源、例えばガスバーナ16とよりなる加熱装置3が着脱自在に収納されている。この加熱装置3と側壁8間には排気路17が、さらに加熱装置3と底面部7の吸油体9間には排気路18がそれぞれ形成されるように、この加熱装置3は、装置本体2に離間収納されている。この装置本体2の開口部6、排気路17および排気路18に連通する排気口13には前記排気ダクト4が連接され、さらに、この排気ダクト4には、ファン装置5とフィルタ19が設けられている。 【0030】本発明に係わる焼き肉装置1は上述のような構造になっているから、焼き肉をするには、ガスバーナ16を点火し、ファン装置5を回転させる。ガスバーナ16により焼板15が加熱されたら、この焼板15に食肉Mを載置し焼く。 【0031】この食肉Mは加熱されて、油滴mを飛散させオイルミストを発生する。しかし、このオイルミストはファン装置5が回転しているので、排煙として開口部6、排気路17、排気路18、排気口13、排気ダクト4、ファン装置5およびフィルタ19を介して室外に排出される。この排煙過程でオイルミストの一部は液状化油として装置本体2の側壁8および底面部7の吸油体9に付着し、オイルミストの残部は排気ダクト4、ファン装置5を介してフィルタ19で捕捉される。従って、室外にはきれいな空気が排出される。 【0032】上述のような焼き肉過程を繰り返すうちに、装置本体2の側壁8に液状化油が付着し、この付着した液状化油の一部は吸油体9に落下して吸油体9に吸着され、液状化油の残部は側壁8に付着したまま残る。 【0033】一方、直接吸油体9に付着した液状化油は吸油体9に吸収される。 【0034】この吸油体9に吸収された液状化油は、この吸油体9の表面10を形成するパルプ製の袋体11を通過し吸油体9のスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマーおよび第三リン酸カルシウムによって吸収されゲル化される。それ故、底面部7に溜まった液状化油を吸油体9に吸収捕捉しておくことができ、従来のように底面部に付着した液状化油がファンにより吸引されて油分が飛散し、排気ダクトに吸引され、ファンやフィルターを急激に汚染し、フィルター近傍より油漏れ等を生じされ、周囲を汚染する虞がない。 【0035】従って、清掃間隔をのばすことができ、清掃者の労力軽減になり、また経済的である。 【0036】焼き肉装置1の一定使用期間経過後、清掃者は焼き肉装置1の清掃を行うが、加熱装置3を取り外し、身を屈め、側壁8を拭き、側壁8に付着した液状化油を除去する。 【0037】一方、装置本体2の下面にある底面部7に溜まるべき液状化油は吸油体9に吸着されているので、この液状化油を吸着した吸油体9を装置本体2外に取り去ることで、底面部7の液状化油の除去は迅速かつ容易に行うことができる。 【0038】さらに、吸油体9は、袋体11に収納された吸油材12のスチレンブロックコポリマー、ブタジェンブロックコポリマーおよび第三リン酸カルシウムで形成したので、液状化油は速やかに吸収されゲル化され、液状化油の取扱いが極めて容易になる。 【0039】また、吸油体9を袋体11に収納したので、吸油体9の使用時、ファン装置5の風力によって、吸油材が装置本体2や排気ダクト4内に飛散する虞もなく衛生的である。 【0040】 【発明の効果】本発明に係わる焼き肉装置およびそれに用いられる吸油体は、ファンやフィルターを急激な汚染を防ぎ、かつ装置本体に付着した液状化油の除去を迅速かつ容易に行うことができる焼き肉装置およびそれに用いられる吸油体を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391030088 【氏名又は名称】株式会社フォーライフ
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】波多野 久 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−244153 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−45787 |
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