| 【発明の名称】 |
栗の皮剥き装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】根岸 正
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| 【要約】 |
【課題】複数の栗の鬼皮を自動的に同時に剥くことができる栗の皮剥き装置を提供する。
【解決手段】回転軸Aを中心に水平な状態で回転可能な円板体12と、円板体12に、円板体12の周方向とクロスする方向に沿って配置され、刃先が円板体12の上面から突出する1または2以上の刃体14と、刃体14が回転した際に刃先が描く円環状の回転領域の上方に、内部に栗が収納された際には栗が下端開口部分から脱出しない程度に下端が円板体12に接近して立設された複数の筒状体16と、円板体12を回転駆動する駆動部18とを具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転軸を中心に水平な状態で回転可能な円板体と、該円板体に、円板体の周方向とクロスする方向に沿って配置され、刃先が円板体の上面から突出する1または2以上の刃体と、前記刃体が回転した際に前記刃先が描く円環状の回転領域の上方に、内部に栗が収納された際には該栗が下端開口部分から脱出しない程度に下端が円板体に接近して立設された複数の筒状体と、前記円板体を回転駆動する駆動部とを具備することを特徴とする栗の皮剥き装置。 【請求項2】 前記複数の筒状体は、前記円板体の前記回転軸を中心とした同一円周上に並んで配置されていることを特徴とする請求項1記載の栗の皮剥き装置。 【請求項3】 前記各筒状体の前記回転軸に対して反対側の周面に設けられた開閉扉と、全ての該開閉扉を同時に開閉する開閉機構とを具備することを特徴とする請求項1または2記載の栗の皮剥き装置。 【請求項4】 前記開閉機構は、前記複数の筒状体を取り巻くように配置され、前記回転軸を中心に所定の角度範囲内で水平に回動自在であると共に、前記各開閉扉に対応した位置に径方向に沿った係合長溝が形成されたリング状体と、前記各筒状体の開閉扉に突設され、先端が開閉扉に対応する前記係合長溝内に進入する係合突起とを有し、前記リング状体が前記所定角度範囲内の一方の回転端から他方の回転端に回動する際に、前記開閉扉を閉位置から開位置に回動させることを特徴とする請求項3記載の栗の皮剥き装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、栗の皮を自動的に剥く栗の皮剥き装置に関する。 【0002】 【従来の技術】栗の鬼皮は固いため、手だけでは簡単に剥きにくい。従って、以前から種々の栗の皮剥き装置が考えられてきた。そして従来の栗の皮剥き装置としては、例えば実公平2−36427号や特開平7−270号に開示されるもののように、外形がハサミ(ニッパとも似ている)形状に形成され、その一対の刃体の内の一方の刃体を鋸歯状に形成し、一対の刃体間から栗が滑って逃げないようにして固い栗の鬼皮部分に容易に切れ目を入れることができる構成としている。そして切れ目が栗に入ったら、その後は手作業で切れ目を広げ、栗の鬼皮を剥いている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従来の皮剥き装置は、あくまでも作業者が手作業で一個ずつ栗の皮剥き作業を行うことを前提としており、一つの栗の皮を剥くのに熟練者であっても時間がかかるため、例えば栗を栗菓子や栗料理に大量に必要とするような場合には、多くの作業者を栗の皮剥き作業にあてたり、また作業者の数が少ない場合には多くの時間をかけて栗の皮を剥く必要があり、作業効率が大変に低く、生産コストが高くなるという課題がある。 【0004】従って、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、複数の栗の鬼皮を自動的に同時に剥くことができる栗の皮剥き装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1の栗の皮剥き装置は、回転軸を中心に水平な状態で回転可能な円板体と、該円板体に、円板体の周方向とクロスする方向に沿って配置され、刃先が円板体の上面から突出する1または2以上の刃体と、前記刃体が回転した際に前記刃先が描く円環状の回転領域の上方に、内部に栗が収納された際には該栗が下端開口部分から脱出しない程度に下端が円板体に接近して立設された複数の筒状体と、前記円板体を回転駆動する駆動部とを具備することを特徴とする。これによれば、複数設けられた筒状体のそれぞれに入れられた栗は筒状体の下端に落下した際に筒状体の下方で回転する円板体に取り付けられた刃体と接触し、この刃体によって鬼皮が剥ぎ取られるため、同時に複数の栗の皮剥きが行える。前記複数の筒状体は具体的には、前記円板体の前記回転軸を中心とした同一円周上に並んで配置すると、各筒状体内に収納された栗への刃先の当たり方が略均等になり、均一に皮が向けるようになる。 【0006】また、前記各筒状体の前記回転軸に対して反対側の周面に設けられた開閉扉と、全ての該開閉扉を同時に開閉する開閉機構とを設けると、皮剥きが行われた栗を開閉機構を用いて各筒状体に設けられた開閉扉を開くことによって同時に筒状体内から取り出すことができる。 【0007】この前記開閉機構は具体的には、前記複数の筒状体を取り巻くように配置され、前記回転軸を中心に所定の角度範囲内で水平に回動自在であると共に、前記各開閉扉に対応した位置に径方向に沿った係合長溝が形成されたリング状体と、前記各筒状体の開閉扉に突設され、先端が開閉扉に対応する前記係合長溝内に進入する係合突起とを有し、前記リング状体を前記所定角度範囲内の一方の回転端から他方の回転端に回動する際に、前記開閉扉を閉位置から開位置に回動させる構成を採用し得る。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る栗の皮剥き装置の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。まず最初に、図1と図2を用いて栗の皮剥き装置10の基本的な原理について説明する。基本構成は、回転軸Aを中心に水平な状態で回転可能な円板体12と、この円板体12に、円板体12の周方向とクロスする方向に沿って配置され、刃先が円板体12の上面から突出するように円板体12に対して斜めに取り付けられた1または2以上(図1では一例として4つ)の刃体14と、刃体14が回転した際に刃体14の刃先が描く円環状の回転領域の上方に、内部に栗が収納された際には栗が下端開口部分から脱出しない程度に下端が円板体12に接近して立設された複数の筒状体16と、円板体12を回転駆動する駆動部18とから成る。円板体12と共に回転する各刃体14の刃先部分の長さは、上述したようにこの刃先の回転領域の上方に各筒状体16が位置することから、刃先が回転した際には各筒状体16の下方を通過し、筒状体16の開口部分の全領域をカバーする長さに設定されている。また、筒状体16の形状や立設位置や立設角度は、上述した刃先の回転領域の上方の領域に含まれるのであれば、どのような形状、位置、また多少傾いて立設されていても良いが、本実施の形態では一例として筒状体16は円筒に形成され、各々の中心軸が回転軸Aと平行となり、かつ回転軸Aを中心とした同一円周上に並んで配置されている。これは各筒状体16に収納された栗に対する刃体14の刃先の当たり方が均等になり、それぞれの栗の皮が略同じ時間で剥けるようにするためである。 【0009】この基本構成によって、各筒状体16の上端開口部分から筒状体16内に投入された栗は筒状体16の下端開口部分から臨む回転する刃体14に向けて落下し、刃体14の刃先と当接(接触)した際に皮の一部が剥ける。栗は回転する刃体14との当接によって回転しながら筒状体16の内面に跳ね返り、再度刃体14に向けて落下し、また刃体14の刃先と当接して皮の一部が剥ける。この動作が所定時間繰り返されると、栗の刃体14との当接箇所はランダムに変わるため、栗の皮が略均一に全部剥けるのである。この所定時間は複数の栗をこの栗の皮剥き装置10を用いて実際に剥くことによって経験的に求められる。そして、一般に栗は鬼皮と呼ばれる最も外側の皮を剥けば良いのであるが、所定時間を長く設定することによって鬼皮の内側の皮、いわゆる渋皮も自動的に剥くことも可能である。このように、作業者は複数の筒状体16に栗を投入し、所定時間経過した後に各筒状体16から栗を取り出すだけで、鬼皮、若しくは鬼皮と渋皮が剥けた栗を得ることができ、従来の一つずつ皮を剥いていた場合に比較して皮剥き作業の効率が格段に向上する。 【0010】また、上述したように所定時間経過後に、作業者が各筒状体16の内部の栗を一つずつ取り出すようにしても良いが、より作業性を向上させるため、各筒状体16の回転軸Aに対して反対側の周面に開閉扉20を設け、かつ全ての開閉扉20を同時に開閉する開閉機構22を設けるようにすると、各筒状体16内では回転する刃体14と当接することによって栗が飛び跳ねているから開閉扉20を開けるだけで筒状体16内から栗が自ら飛びだしてくる。よって、各筒状体16の内部から栗を一つずつ取り出す手間が省け、取り出し作業が短時間で行える。 【0011】続いて、図1を用いて実際の栗の皮剥き装置10の構成について説明する。なお、基本構成で説明した構成については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。基台24は一例として直方体若しくは立方体の外形の箱体に形成され、内部には駆動部18を構成する電動モータ(不図示)が収納されている。そして一例として電動モータの出力軸26が基台24の上面中央部分から垂直に突出し、この出力軸26に円板体12が水平に取り付けられている。つまり、円板体12の回転軸Aは出力軸26の軸線と一致している。なお、電動モータの出力軸26が直接基台24から突出する構成に代えて、いわゆる電動モータの出力軸とは別体の出力軸26が基台24に回転自在に取り付けられ、この出力軸26と電動モータの出力軸との間に、減速機構、歯車、プーリ、無端ベルト等の種々の伝達機構が配される場合もある。 【0012】刃体14の円板体12への取付方向は、本実施の形態では一例として略半径方向に沿って放射状に取り付けられているが、放射線上から円板体12の回転方向へ、若しくは反回転方向へ若干平行移動した位置に取り付けるようにしても良いし、また放射方向から若干傾けて配置するようにしても良い等、種々の変更が可能である。また、基台24の上面の四隅には第1の支柱28が4本立設され、この第1の支柱28には円板体12と刃体14を覆う筒状の刃カバー30が取り付けられる。詳細には刃カバー30の下端に設けられたフランジ部分30aが第1の支柱28にネジ止めされる。 【0013】そして円板体12の上方には、上述したように複数の筒状体16が、その下端が回転する刃体14と干渉しない程度、かつ当該下端と刃体14および円板体12との間の隙間から栗が脱出しない程度接近して配置される。詳細には、各筒状体16は刃カバー30の筒状部分の上端に取り付けられる略円板状の取付台32の上面に固定されている。そして取付台32の各筒状体16の内側領域は筒状体16の内径に合わせて切りかかれ、筒状体16の上端開口部分から筒状体16内部を見た場合に円板体12や刃体14が覗くことができる構造となっている。また、各筒状体16の回転軸Aに対して反対側の周面には、上述したようにそれぞれ開閉扉20が回動自在に設けられている。開閉扉20は筒状体16の外面の一部が半筒状に切りかかれて形成され、筒状体16の外面に取り付けられたヒンジ34によって、各筒状体16が並べられた同一円周のさらに外方へ筒状体16の中心軸と平行な回動軸を中心に回動することができる。 【0014】また、取付台32の中央には、円板体12の回転軸A上に第2の支柱36が1本立設され、この第2の支柱36の上端には開閉機構22の一部を成す支持円板38が固定されている。支持円板38には、筒状体16の位置に合わせて円形孔38aが4つ開口されており、支持円板38が第2の支柱36に取り付けられた際には、各筒状体16の上部がこの円形孔38a内に挿入され、支持円板38の上面から突出する構成となっている。そして突出した各筒状体16の上部にはゴムキャップ40が装着されるが、ゴムキャップ40には図1に示すように一例として十文字状の切り込み40aが設けられ、栗をゴムキャップ40から押し込むようにして筒状体16内部に挿入できると共に、一旦栗が筒状体16内に収納された後には栗が筒状体16内で刃体14に当接して飛び跳ねても筒状体16内部から飛びださないようになっている。 【0015】また、支持円板38の下方には、複数の筒状体16を取り巻くように配置され、回転軸Aを中心に所定の角度範囲内で水平に回動自在であると共に、各開閉扉20に対応した位置に径方向に沿った係合長溝42が形成されたリング状体44が取り付けられている。このリング状体44は開閉機構22の一部を成すものである。リング状体44の支持円板38への取付構造は、支持円板38の下面の外縁付近に柱状突起46が一例として4つ設けられ、各柱状突起46にスペーサ48が装着された状態でリング状体44に設けられた4つの円弧状溝50内に各柱状突起46が挿入される。そして、円弧状溝50から下方に突出した各柱状突起46の下端に抜け止めリング52が固定される構造である。この構造により、リング状体44はスペーサ48の長さ分だけ支持円板38の下方において、円弧状溝50の長さの範囲内において第2の支柱36を中心に所定の角度範囲内において回動自在となる。また、リング状体44と支持円板38との間にはスプリング54が配され、その両端がそれぞれリング状体44と支持円板38に固定され、リング状体44を支持円板38に対して図1の矢印B方向に常時回転するように付勢する。 【0016】また、各筒状体16の開閉扉20の外面にはリング状体44方向に向けて突出する係合突起56が設けられている。本実施の形態では一例として開閉扉20の一部が切りかかれて水平方向に起立され、この起立部分20aにネジ若しくはピンが嵌め込まれて係合突起56が形成されている。本実施の形態では一例としてネジである。この係合突起56も開閉機構22の一部を構成するものである。そして、各開閉扉20に設けられた係合突起56は、その先端がそれぞれの開閉扉20に対応してリング状体44に設けられた係合長溝42内に進入している。 【0017】この構成により、リング状体44がスプリング54によって矢印B方向に回動され、所定の角度範囲の一方の回転端に位置している場合(図1の位置Cの状態や図3の状態)には係合突起56は係合長溝42の最も内径側の端部に位置し、開閉扉20は閉位置にある。そして、リング状体44がスプリング54の付勢力に抗して矢印Bと反対方向へ回動された際には係合突起56は係合長溝42の内面に当接して押されながら次第に外方へ移動し、それに伴って全部の開閉扉20は同時に次第に開く。そしてリング状体44が所定の角度範囲の他方の回転端に位置した場合には係合突起56も係合長溝42の外径側の端部に達し、全ての開閉扉20は最も開いた状態、つまり開位置となる(図1のD部分の状態や図4の状態)。特に図1のD部分は、リング状体44が他方の回転端に位置した状態を部分的に示したものであり、D部分に含まれる係合長溝42内に進入する係合突起56が取り付けられた開閉扉20は開位置にある。 【0018】次に、栗の皮剥き装置10の動作について図1〜図5を用いて説明する。まず、電動モータを作動させ、円板体12と共に刃体14を回転させる。この状態において、ゴムキャップ40の切り込み40a部分から栗58を押し込み、全ての筒状体16内に投入する。投入された栗は筒状体16内で下方へ落下し、筒状体16の下端開口部分を塞ぐように配置されている円板体12に取り付けられ、回転する刃体14に当接する。刃体14は高速に回転しているため、筒状体16の底部まで落下した栗58は刃体14の刃先に当たり、筒状体16の内面に跳ね返り、再度刃先に当たり、跳ね返るという動作を繰り返す。そして、栗58が刃体14の刃先と当接するたびに栗58の皮が剥ける。この動作を所定の時間繰り返すと、栗58は筒状体16内において跳ね返りながら回転しつつ刃体14の刃先と繰り返し当接するため、鬼皮部分がまんべんなく剥けるのである。なお、この鬼皮部分がまんべんなく剥ける時間は、円板体12の回転数や、円板体12に設ける刃体14の数、さらには円板体12から突出する刃体14の刃先部分の角度を一定にした状態で栗58を何個か剥くことによって経験的に見いだすことができる。なお、さらに渋皮を剥く場合には、さらに所定の時間だけ栗を取り出す時間を遅らせるようにすると良い。 【0019】続いて、栗の投入から所定の時間が経過したら、リング状体44をスプリング54の付勢力に抗して矢印Bと反対方向へ所定の角度範囲の他方の回転端に位置するまで回動する。本実施の形態ではリング状体44には回動レバー60が取り付けられているため、この回動レバー60を持ってリング状体44を回動させる。上述したようにリング状体44を他方の回転端にまで回動させると、開閉扉20に設けられた係合突起56が係合長溝42内を外方へ移動し、係合長溝42の外径側の端部に達して、全ての開閉扉20が開位置となる。これにより、全ての筒状体16の内部空間で飛び跳ねていた栗58が開いた状態の開閉扉20から筒状体16の外部に飛び出すので、全筒状体16内部から鬼皮、若しくは鬼皮と渋皮の両方が剥けた栗を同時に排出できるのである。 【0020】なお、開閉扉20を開けた際には上述したように筒状体16から栗が勢い良く飛びだしてくる。また、刃体14によって栗から剥ぎ取られた皮くずは円板体12の下方へ刃カバー30の筒状部分内部を飛散しつつ落下する。従って、皮が剥けた栗や皮くずが栗の皮剥き装置10の周囲に散らばらないようにするために、皮剥き装置10全体を逆カップ状のビニールカバーで覆うようにすると良い。なお、この際には筒状体16の上端に取り付けられたゴムキャップ40部分にアクセスできるように、ビニールカバーの上部に開口部を設け、ゴムキャップ40を露出させておく。また、ビニールカバーの下端は少なくとも円板体12の刃カバー30よりも下方まで延びる形状とする。 【0021】上述した実施の形態では、筒状体16の数は一例として4つにしたが、2つ、3つ、5つ、・・・等、複数個であればいくつ設けるようにしても良い。また、筒状体16の大きさは、筒状体16に栗が1つ投入可能であり、投入された栗が上述したように刃体14と当接した後に筒状体16内で飛び跳ねながら回転して再度刃体14と当接できるだけの広さの空間領域があれば、どのような内径のものであっても良い。また、筒状体16の外形も一例として円筒としたが、多角形の筒状体としても良い。なお、栗を2つ以上投入しても各栗が筒状体16内でまんべんなく刃体14と当接できるのであれば、筒状体16内に複数個の栗を投入するようにして使用しても良いが、一般的にはどうしてもバラツキが生ずるため、筒状体16には1つの栗のみを投入するようにした方が皮剥きの品質が向上する。 【0022】また、上述したように各筒状体16間で栗の皮の剥け具合にバラツキが生じないようにするために、各筒状体16を円板体12の回転軸を中心とした同一円周上に配置し、筒状体16の底部を通過し、栗58と接触する刃体14の刃先の領域が同じになるように、また栗に当たる際の刃先の速度も略同じになるようにしているのであるが、刃先の回転領域内で他の筒状体16よりも大径な円周上にさらに筒状体16を配置し、外形が大きな栗はこの筒状体16に投入して皮を剥くようにしても良い。これは回転軸Aから遠い程、栗に当たる際の刃先の速度が速くなり、これにより大きな衝撃力が栗に加わって刃先と当接した際に剥ける皮の量が増え、他の栗よりも大きな栗でも他の栗と略同じ時間で剥けるようになるからである。また、上述した実施の形態では、各筒状体16に設ける開閉扉20は、筒状体16の中心軸と平行な回転軸を中心に回動する構成であったが、開閉扉20の上辺にヒンジを設けて跳ね上がるように開く構成としても良い。また、開閉機構22は一例として、リング状体44や、係合長溝42や、開閉扉20に設けた係合突起56等で構成したが、この構成に限定されることなく、各開閉扉20に開閉扉20に常時閉じる方向の付勢力を与える、例えば捩じりコイルバネを取り付け、リング状体44と各開閉扉20とはケーブルで連結する構成としても良い等、種々の機構を採用することができる。 【0023】以上、本発明の好適な実施の形態について種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。 【0024】 【発明の効果】本発明に係る栗の皮剥き装置によれば、複数設けられた筒状体のそれぞれに入れられた栗は筒状体の下端に落下した際に筒状体の下方で回転する円板体に取り付けられた刃体と接触し、この刃体によって鬼皮が剥ぎ取られるため、同時に複数の栗の皮剥きが行え、栗の皮剥き作業の効率が格段に向上する。また、各筒状体に開閉扉を設け、また開閉扉を同時に開閉する開閉機構を設けると、皮剥きが行われた栗を開閉機構を用いて各筒状体に設けられた開閉扉を開くことによって同時に筒状体内から取り出すことができるので、一層の作業効率の向上が図れるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397068908 【氏名又は名称】根岸 正
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】綿貫 隆夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−197004 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−3242 |
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