| 【発明の名称】 |
杓 子 |
| 【発明者】 |
【氏名】武藤 幸平
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| 【要約】 |
【課題】炊飯等の食品の付着を低減して使用後の洗浄を迅速かつ容易に行うことができるしゃもじを提供する。
【解決手段】アルミニウム合金によりなるしゃもじ本体11の掬部11aの表裏両面に炊飯の付着を防止するフッ素樹脂よりなる付着防止被膜15を施し、しゃもじ本体11に一体形成した柄部12には樹脂製の被覆部13を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 金属製の杓子本体の掬部の表裏両面の少なくとも表面側に食品の付着を防止する付着防止被膜を施したことを特徴とする杓子。 【請求項2】 請求項1において、杓子本体に一体形成した柄部には樹脂製の被覆部が設けられている杓子。 【請求項3】 請求項1又は2において、杓子本体はアルミニウム合金又は鉄系金属により形成されている杓子。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つにおいて、掬部の全面に付着防止被膜が形成されている杓子。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば炊飯などの食品を掬って移し換えるしゃもじ等の杓子に関するものである。 【0002】 【従来の技術】この種のしゃもじは、木材や合成樹脂により一体に成形されている。又、アルミニウム合金あるいは鉄系金属により一体に形成されているものもある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、木材や合成樹脂により一体に成形されたしゃもじは、炊飯が付着し易く、このため使用後の洗浄作業が面倒であった。 【0004】又、金属製のしゃもじは合成樹脂製のしゃもじよりも炊飯の付着量が抑制されるが、それでも炊飯の付着は依然として問題となる。この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであって、その目的は、炊飯等の食品の付着を低減して使用後の洗浄を迅速かつ容易に行うことができる杓子を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、金属製の杓子本体の掬部の表裏両面の少なくとも表面側に食品の付着を防止する付着防止被膜を施すという手段をとっている。 【0006】請求項2記載の発明においては、請求項1において、杓子本体に一体形成した柄部には樹脂製の被覆部が設けられている。請求項3記載の発明においては、請求項1又は2において、杓子本体はアルミニウム合金又は鉄系金属により形成されている。 【0007】請求項4記載の発明においては、請求項1〜3のいずれか一つにおいて、掬部の全面に付着防止被膜が形成されている。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。図1の符号11は、しゃもじ本体であって、このしゃもじ本体の平面から見て卵型の掬部11aは中央が低くなる球面状に形成されている。しゃもじ本体11の基端部には柄部12が形成されている。この柄部12はしゃもじ本体11に一体形成した中子11bと、この中子11bの外周面を覆うように形成した被覆部13とにより構成されている。前記被覆部13は合成樹脂により一体に成形されている。なお、柄部12の基端部には係止孔14が形成されている。 【0009】前記しゃもじ本体11の材質は、アルミニウム合金、錫合金、真鍮合金、鉄、鉄系金属合金などのなかからいずれか一つが選択されるが、この実施形態ではアルミニウム合金によりしゃもじ本体11を形成している。前記アルミニウム合金としては例えば、2000系列(Al−Cu系合金)、3000系列(Al−Mn系合金)、5000系列(Al−Mg系合金)、6000系列(Al−Mg−Si合金)、7000系列(Al−Zn−Mg系合金)等がある。前記各合金の成分割合はJIS規格のなかから適宜に選択される。 【0010】前記しゃもじ本体11の表面には炊飯の付着を防止する付着防止被膜15が施されている。この被膜としては、例えば四フッ化エチレン樹脂(フッ素樹脂)を所定厚さにコーティングして形成されている。このコーティングは、カーテンフローコート、ロールコートあるいは電着塗装のいずれか一つが選択される。この四フッ化エチレン樹脂以外に炊飯等の付着を抑制し、耐剥離性を有するシリコーン系ハードコードあるいはアクリル系ハードコード等の合成樹脂を用いることができる。 【0011】前記実施形態のしゃもじを使用すると、本体11の掬部11aの表面に付着防止被膜15が形成されているので、炊飯を掬って別の容器に移し換える場合、掬部11aの表面に炊飯が付着せず、その後の洗浄作業を迅速かつ容易に行うことができる。 【0012】なお、この発明は前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で、各部の構成を任意に変更して具体化することも可能である。 【0013】・前記掬部11aの外周縁側の付着防止被膜15の厚さを他の部位よりも厚くすること。 ・掬部11aの裏面側の被膜15の厚さを表面側の被膜15の厚さよりも厚くすること。 【0014】・しゃもじ本体11と柄部12とを例えば前述した金属材料により一体に形成すること。この実施形態においてしゃもじの全表面に付着防止被膜15を形成すること。 【0015】・しゃもじ以外のおたま、フライ返しなどの杓子に具体化すること。前述した実施形態から把握できる請求項1〜4以外の技術思想について、以下に記載する。 【0016】■ 請求項1又は3において、杓子の全面に付着防止被膜15を形成した杓子。 ■ 請求項1〜3において、杓子の掬部の外周縁の付着防止被膜15の厚さを他の部位よりも厚くした杓子。 【0017】この杓子は容器などに接触する部分の被膜15の厚さが厚いので、摺接による被膜の耐久性を向上することができる。 ■ 請求項1〜3において、付着防止被膜は四フッ化エチレン樹脂(フッ素樹脂)である杓子。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明は、炊飯等の食品の付着を低減して使用後の洗浄作業を迅速かつ容易に行うことができるという優れた効果を奏する。 【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、金属製の柄部と比較して柄部の温度が炊飯等の熱により上昇するのを抑制することができる。請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、付着防止被膜のコーティングを確実に行うことができる。 【0020】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明の効果に加えて、掬部に食品が付着するのを確実に防止することができるとともに、付着防止被膜の剥離を防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592180993 【氏名又は名称】株式会社武藤化成工業所
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣
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| 【公開番号】 |
特開平11−187980 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月13日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−361574 |
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