| 【発明の名称】 |
魚焼きグリル用吸着パック及びその製造法 |
| 【発明者】 |
【氏名】大坂 肇
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| 【要約】 |
【課題】粒状吸着材のグリルパン内での移動を防止する。
【解決手段】受皿内に充填した粒状吸着材を植物性水溶のりで受皿に固定した吸着パック1をグリルパン内に収容する。その状態でグリルパンをスライドさせても粒状吸着材は受皿に一体化状態であるためにグリルパン内で動かない。そして、調理時に被調理物から発生する煙中の微粒子、臭気成分、肉汁、脂分等を吸着する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 受皿内に敷き詰めた粒状吸着材の少なくとも下層側のものを、接着材で受皿に固定したことを特徴とする魚焼きグリル用吸着パック。 【請求項2】 粒状吸着材を木炭としたことを特徴とする請求項1の魚焼きグリル用吸着パック。 【請求項3】 粒状吸着材に汚れ確認材を混在させると共に、該汚れ確認材の表面を露出させたことを特徴とする請求項1又は2の魚焼きグリル用吸着パック。 【請求項4】 汚れ確認材を棒状に形成して受皿内に配置したことを特徴とする請求項3の魚焼きグリル用吸着パック。 【請求項5】 汚れ確認材を吸着材で形成したことを特徴とする請求項3又は4の魚焼きグリル用吸着パック。 【請求項6】 受皿内に植物性のりの水溶液を流し込み、次に水を含浸させた粒状吸着材を受皿内に敷き詰めた後に加熱して、接着材を固化させて、粒状吸着材の少なくとも下層側のものを受皿に固定すると共に、粒状吸着材に含浸した水を蒸発させる様にしたことを特徴とする魚焼きグリル用吸着パックの製造法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、魚焼きグリルのグリルパン内に収容して、被調理物から発生する微粒子、臭気成分、余剰な肉汁、脂分等を吸着するグリル用吸着パック及びその製造法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、かかる吸着材にあっては、ゼオライトの様な分離した粒状吸着材をグリルパン内に直接敷き詰める形式のものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した吸着材にあっては、下記の様な解決せねばならない課題があった。 (1)グリルパン内への充填後、均一になる様に敷き詰めねばならず面倒。 (2)被調理物を出入れする際のグリルパンのスライドにより吸着材が動き偏ってしまうため、そのままでは吸着能力が低減、不均一化することから、その都度吸着材を均さねばならなかった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術に基づく、上記(1)、(2)の課題に鑑み、木炭、ゼオライト、活性炭、多孔質セラミックス等の粒状吸着材を受皿内に敷き詰めると共に、かかる粒状吸着材の少なくとも下層側のものを、でんぷん糊、水溶きコーンスターチ等の植物性のりの様な接着材で受皿に固定した吸着パックをグリルパン内へ収容することによって、グリルパン内への粒状吸着材の収容作業を簡略化する。而も、受皿に対し粒状吸着材の少なくとも下層側のものが固定されていることから、その上方の粒状吸着材も安定状態となることによって、被調理物を出入れする際にグリルパンをスライドさせても、粒状吸着材を移動させない様にして、上記課題を解決する。 【0005】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1、2に示す様に、魚焼きグリルのグリルパンP内に収容する吸着パック1にあっては、アルミ箔などの難燃性物質で形成した受皿2内に木炭、ゼオライト、活性炭、多孔質セラミックス等の多孔質で、魚焼きグリル内の高温雰囲気下でも発火しない難燃性材料から成る粒状吸着材3、3a…を充填している。そして、その充填状態にあっては、受皿2と粒状吸着材3、3a…、且つ粒状吸着材3、3a…同志を固化状態の接着材4で一体化し、該接着材4はでんぷん糊、水溶きコーンスターチ等の植物性のりとしている。 【0006】又、他の実施例にあっては、黒色系の粒状吸着材3、3a…に白色系の汚れ確認材5、5a…を、その表面が露出する様に混在させている。即ち、被調理物Wから落下した肉汁、脂分が付着するのに適当な面をもった、換言すれば露出面積を肉汁、脂分の付着確認に充分な広さとした汚れ確認材5、5a…を粒状吸着材3、3a…に混在させている。具体的には、図5に示す様に、汚れ確認材5、5a…を棒状に形成して、受皿2内に所定間隔毎に並列配置している。又、汚れ確認材5、5a…の本数は1本又は複数本であっても良く、それを縦置き又は横置きにしても良い。又、汚れ確認材5、5a…は、例えば人工着色可能又は白色、淡い色、薄い色を呈するゼオライトや素焼セラミックの様な吸着材が望ましい。又、汚れ確認材5、5a…の形状は棒状以外に、丸、四角形状にしても良く、かかる汚れ確認材5、5a…を所要個所に点在させても良い。 【0007】尚、図2、4に示す吸着パック1にあっては、接着材4により粒状吸着材3、3a…が一体化されていることを判り易く説明するために、粒状吸着材3、3a…間の隙間を大きく表しているが、実際は粒状吸着材3、3a…が相互接触する様に受皿2内に充填されている。又、図2、4に示す様に、全ての粒状吸着材3、3a…を接着材4で一体化して受皿2に固定せずに、図3に示す様に、受皿2内に充填された粒状吸着材3、3a…における下層側のものだけを受皿2に固定して、その上の残りの粒状吸着材3、3a…は、受皿2に固定された粒状吸着材3、3a…の表面の凹凸に馴染んで安定する。 【0008】次に、吸着パック1の製造法について説明する。先ず、受皿2内に植物性のり(接着材4)の水溶液を流し込み、次に水を含浸させた粒状吸着材3、3a…を受皿2内に均等に敷き詰めた後加熱して、植物性のり(接着材4)を固化させると共に、粒状吸着材3、3a…に含浸させた水を蒸発させて、吸着パック1を形成する。又、植物性のりは加熱時に泡立って厚みが増し、上層側の粒状吸着材3、3a…まで到達して固化し、粒状吸着材3、3a…の略全体が一体化されると共に、受皿2に固定される。或いは、単に植物性のり(接着材4)が受皿2の底部で固化して、粒状吸着材3、3a…の下層側のものが受皿2に固定される。 【0009】次に、吸着パック1の使用法及び作用について説明する。先ず、グリルパンPの焼網Fを外し、吸着パック1をグリルパンP内に収容した後に焼網Fを戻し、その上に被調理物Wを載せる(図4参照)。そして、魚焼きグリル内に入れて火を入れると、被調理物Wが焼かれて煙が発生するが、煙中の微粒子、臭気成分等が粒状吸着材3、3a…に吸着される。而も、粒状吸着材3、3a…への加熱による遠赤外線の放射により、被調理物Wを裏面側から加熱すると共に、その内部までも加熱するため、被調理物Wの加熱効率が向上する。尚、魚焼きグリルに対し被調理物を出入れする際にグリルパンPをスライドさせても粒状吸着材3、3a…が動かないことから、その都度手直しせずにそのまま連続して使用出来る。 【0010】又、被調理物Wから落ちた肉汁、脂分により、粒状吸着材3、3a…が目詰まりして吸着能力が経時低下するが、他の実施例にあっては、粒状吸着材3、3a…だけでなく汚れ確認材5、5a…上にも付着し、かかる汚れ確認材5、5a…の汚れ度合いから吸着パック1の交換時期を判断する。そして、使用限界の吸着パック1は、グリルパンP内に収容状態のまま魚焼きグリルから引き抜き、ゴミ箱上でグリルパンPを反転させれば吸着パック1だけ廃棄され、更にグリルパンPの汚れは少なく、簡単に洗浄出来る。 【0011】 【発明の効果】要するに本発明は、受皿2内に敷き詰めた粒状吸着材3、3a…の少なくとも下層側のものを接着材4で受皿2に固定したので、被調理物Wから発生する煙中の微粒子、臭気成分を魚焼きグリルから外部放出される前に吸着できるため、排気を浄化出来る。又、粒状吸着材3、3a…全体が接着材4で受皿2に固定されている場合は当然のこと、受皿2に一部の粒状吸着材3、3a…が固定状態であっても、その上方の粒状吸着材3、3a…も安定状態であるため、グリルパンPをスライドさせても、粒状吸着材3、3a…がグリルパンPの一方側に偏る様に動かず、グリルパンP内に略均一状態のまま維持されるため、略一定の吸着能力を常時発揮させることが出来る。又、受皿2と粒状吸着材3、3a…を一体化したことで、受皿2内への粒状吸着材3、3a…の収容作業を簡略化することが出来、而もグリルパンPをスライドさせても粒状吸着材3、3a…は動かず、常時グリルパンP内に均一に敷き詰められた状態であるため、吸着パック1はグリルパンP内に収容後、廃棄するまで一度も手を触ずにそのまま使用することが出来、よって使用中に何の手間もかからない吸着パック1を提供することが出来る。又、被調理物Wからの肉汁、脂分は吸着パック1内に落下するため、グリルパンPの汚れを最小限に抑えることが出来、グリルパンPの洗浄作業を容易化出来るため、使用後の手間も最小限に抑えることが出来る。又、実施例の様に接着材4として植物性のりを使用すれば、魚焼きグリルの熱により接着材4も焦げるが、主成分がでんぷんであるため、被調理物Wに異臭が着かず、被調理物Wを違和感なく食べることが出来る。 【0012】又、粒状吸着材3、3a…を木炭としたので、燃料として使用されず大量に発生する残物としての破片、砕片や木炭屑を利用出来るため、粒状吸着材3、3a…の安定的な大量供給源を確保することが出来る。 【0013】又、粒状吸着材3、3a…に汚れ確認材5、5a…を混在させると共に、該汚れ確認材5、5a…の表面を露出させたので、汚れ確認材5、5a…の汚れ度合いを視認することによって、吸着パック1の使用状況を把握出来、その使用限界を確認出来るため、吸着パック1を使用期間内有効に使用することが出来ると共に、使用限界の吸着パック1の継続使用を防止出来、よって吸着能力の高い吸着パック1を常にグリルパンP内に収容させておくことが出来る。 【0014】又、被調理物Wの大きさ及び魚焼きグリル内への収容数により、被調理物Wの焼網F上への載置位置が異なるが、汚れ確認材5、5a…を棒状に形成して受皿2内に配置したので、被調理物Wの下方に汚れ確認材5、5a…を確実に存在させることが出来るため、対応する汚れ確認材5、5a…により部分毎の吸着能力を視認することが出来、被調理物Wの載置位置を汚れの少ない部分の上方にすることで、吸着パック1全体の吸着能力を効率良く利用することも出来る。 【0015】又、汚れ確認材5、5a…を吸着材で形成したので、吸着パック1の吸着能力を低減させずに使用状況を把握することが出来たり、色以外吸着材と同様の機能を具備させることが出来る。 【0016】又、製造初期段階において、粒状吸着材3、3a…と接着材4をそのまま混ぜると、粒状吸着材3、3a…が接着材4の水分を吸収してしまって、接着材4の接着能力が低下して粒状吸着材3、3a…の一体化が図れなくなるが、受皿2内に接着材4の水溶液を流し込み、次に水を含浸させた多孔質材料から成る粒状吸着材3、3a…を受皿2内に敷き詰めた後、加熱して接着材4を固化させて、粒状吸着材3、3a…の少なくとも下層側のものを受皿2に固定すると共に、粒状吸着材3、3a…に含浸した水を蒸発させる様にしたので、粒状吸着材3、3a…に含浸状態の水分により接着材4中の水分の吸収が阻止され、接着材4の接着能力は維持されるため、受皿2と粒状吸着材3、3a…、粒状吸着材3、3a…同志を確実に固着一体化させることが出来る等その実用的効果甚だ大である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】397066878 【氏名又は名称】株式会社ピュアタック
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】西山 聞一
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| 【公開番号】 |
特開平11−178724 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−365386 |
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