| 【発明の名称】 |
電気湯沸かし器 |
| 【発明者】 |
【氏名】大西 繁三
【氏名】国広 幸利
【氏名】小林 英明
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| 【要約】 |
【課題】従来の構成の電気湯沸かし器は、断熱部材を容器に密着させて保温性能を向上させていたが、十分ではなく、さらなる保温性能を向上させるということが求められていた。
【解決手段】水を収容する容器1とボデー3の間に光沢板21、22を設けることで、輻射熱を容器1側へ反射し、熱の放散を抑止する電気湯沸かし器としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上方を開口した容器と、前記容器を加熱する加熱装置と、一端を前記容器に連通し他端を外方に開口した給湯路と、前記容器等を収納する本体とを有し、前記本体内に備えられ前記容器からの輻射を反射する光沢板を前記容器の外周に間隙を設けて覆うようにして設置した電気湯沸かし器。 【請求項2】 上方を開口した容器と、前記容器を加熱する加熱装置と、一端を前記容器に連通し他端を外方に開口した給湯路と、前記容器等を収納する本体とを有し、前記容器からの輻射を反射する光沢板を前記本体内面に一体的に設けた電気湯沸かし器。 【請求項3】 上方を開口した容器と、前記容器を加熱する加熱装置と、一端を前記容器に連通し他端を外方に開口した給湯路と、前記容器等を収納する本体と、前記容器外周に位置した略円筒の断熱部材とを有し、前記容器からの輻射を反射する光沢板を前記断熱部材に一体的に設けた電気湯沸かし器。 【請求項4】 光沢板を断熱部材の外方向に一体的に備えた請求項3記載の電気湯沸かし器。 【請求項5】 光沢板を断熱部材の内方向に一体的に備えた請求項3記載の電気湯沸かし器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は一般家庭やオフィスで使用されている電気湯沸かし器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の電気湯沸かし器は図5に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。 【0003】図5に示すように、52は水を収容する容器で、底部に容器52内の水を加熱するヒータを備えており、ボデー51内に配置している。容器52の周囲には、保温のためにガラスウール等によって構成した帯状の断熱部材53を巻きつけており、複数個のバンド54、55によって固定している。また、ピン56を中心に回動する蓋57はその裏面に、離間してねじ58で蓋カバー59が設けられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示すような従来の構成では、断熱部材を容器の側面に巻きつけているだけの保温構成となっているため、保温性能が十分でなく、また断熱部材として使用しているガラスウールから微細な針状の塵埃が発生して、内蔵しているマイクロスイッチが導通不良になったり、作業環境が劣化したりするというような課題を有している。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題を解決するもので、上方を開口した容器と、前記容器を加熱する加熱装置と、一端を前記容器に連通し他端を外方に開口した給湯路と、前記容器等を収納する本体とを有し、前記本体内に備えられ前記容器からの輻射を反射する光沢板を前記容器の外周に間隙を設けて覆うようにして設置した電気湯沸かし器としている。この構成により、簡単な構成にして、断熱性能の優れた電気湯沸かし器としたものである。 【0006】 【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、上方を開口した容器と、前記容器を加熱する加熱装置と、一端を前記容器に連通し他端を外方に開口した給湯路と、前記容器等を収納する本体とを有し、前記本体内に備えられ前記容器からの輻射を反射する光沢板を前記容器の外周に間隙を設けて覆うようにして設置した電気湯沸かし器とするもので、本体と容器の間に光沢板を設けることで、断熱性能の向上とともに外郭の温度も低くに押さえることができる。 【0007】請求項2記載の発明は、上方を開口した容器と、前記容器を加熱する加熱装置と、一端を前記容器に連通し他端を外方に開口した給湯路と、前記容器等を収納する本体とを有し、前記容器からの輻射を反射する光沢板を本体内面に一体的に設けた電気湯沸かし器とするもので、本体内面に光沢板を一体的に備えることで、本体の組立と同時に光沢板を組み立てることができ、組立性を良くすることができる。 【0008】請求項3記載の発明は、上方を開口した容器と、前記容器を加熱する加熱装置と、一端を前記容器に連通し他端を外方に開口した給湯路と、前記容器等を収納する本体と、前記容器外周に位置した略円筒の断熱部材と、前記断熱部材に一体的に備えられ前記容器からの輻射を反射する光沢板とを有する電気湯沸かし器とするもので、断熱部材を用いた電気湯沸かし器において、光沢板を併用することで保温性能を向上することができる。 【0009】請求項4記載の発明は、光沢板を断熱部材の外方面に一体的に備えた請求項3記載の電気湯沸かし器とするもので、断熱部材の外方面に光沢板を備えることで、輻射熱の放散を押さえることができた。また、塵埃発生の恐れもなく、極めて組み立て易くなる。 【0010】請求項5記載の発明は、光沢板を断熱部材の内方面に一体的に備えた請求項3記載の電気湯沸かし器とするもので、断熱部材の内方面に光沢板を備えることで、輻射熱の放散を押さえることができる。 【0011】 【実施例】 (実施例1)以下、本発明の第1の実施例を図1を参照しながら説明する。図1は、本実施例の全体構成を示す断面図である。 【0012】水を収容する容器1は、樹脂成形品で本体を形成するボデー3内に収容しており、容器1の底部には容器1内の水を加熱する加熱装置である扁平なヒータ2を設けている。ボデー3の上部には、容器1内に水を注ぎ込むポリプロピレン樹脂などで成形した注口4を配置している。また、ボデー3の底部は、注口4とともに引っ張って容器1を挟持している。注口4の前上部には外郭の一部を構成するカバー部6が有り、カバー部6の上面には、透光部を介してLEDなどから成る表示手段7を配置している。また、カバー部6には、一部に湯を吐出する給湯路である吐出口8を有している。この吐出口8に隣接して、出湯された湯を受けるべきコップの載置位置をテーブル上に表示する点灯手段9を配置している。容器1の下部とボデー3とによって形成している空間部には、容器1内の水の温度などを制御する電気回路を形成する制御基板10を配置している。すなわち、制御基板10はヒータ2にほぼ平行に配置したホルダー11によって支持されている。 【0013】容器1の底面のほぼ中央の凸部13の外面には、湯温を検知するサーミスタによって構成した湯温検知手段14を配置している。つまり湯温検知手段14は、ヒータ2の下面に配置したヒータ2の発熱を遮熱する遮熱板15によって保持するようにしている。遮熱板15は、容器1の底部に配置した足によって支持されている。また遮熱板15には、給湯装置であるポンプ16を配置している。また17はヒータ2の端子、18はボデー3の上部中央に取りつけた持ち手である。容器1の上端開口部には、パッキン29を介し軸30を中心に回転する蓋31を設けている。 【0014】容器1の側面には、極細繊維のガラスウール等で構成した筒状または帯状の断熱部材20を配置している。断熱部材20は、外方面及び内方面を耐水性を有しアルミで形成された薄板の光沢板21、22によって覆われている。断熱部材20と光沢板21,22とは接着剤で接着されている。光沢板22は容器1より3〜6mm同心状に離間させ反射効果を上げるように配置されている。これは、光沢板と容器とをあまり近づけすぎると、容器自体の持つ熱容量が光沢板に直接伝わってしまう一方、あまり遠ざけすぎると容器と光沢板の間で空気の自然対流が起き、光沢板の反射効果が薄れてしまうためである。ボデー3の底部には配線作業する穴48があり、これを裏板49でカバーしている。 【0015】以上の構成において、容器1に水を注ぎ制御基板10によりヒータ2に通電する。湯温が上昇しやがて沸騰すると湯温検知手段14が沸騰を検知し、制御基板10によりヒータ2への通電を停止する。以降は湯温検知手段14が容器1内の湯の温度を検知し、制御基板10によりヒータ2への通電を制御して湯温を一定に保持する。湯を所望のときは、ポンプ16を動作させて、吐出口8から流出する湯を用いる。常時は容器1内の湯温を湯温検知手段14により検知して制御基板10がヒータ2への通電を制御しながら湯温を一定に保持する。ヒータ2への通電は容器1からの熱の放散を補うものであり、熱の放散の一形態として輻射熱があるが、光沢板21及び22はこの輻射熱を反射して容器1内に戻すものであり、ヒータ2による消費電力量を抑止するものである。 【0016】以上のように、光沢板21,22を用いることにより、断熱性能は向上し、省エネルギーになる。また、断熱部材20を光沢板21,22で覆うことで、ガラス繊維の飛散防止に役立つことになる。また、ボデー3外面の温度を低くすることができた。さらに、断熱部材20の組立時に腰の強さが増して円滑な組立を行うことができる。 【0017】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例を図2により説明する。容器1、ヒータ2、ボデー3、注口4、カバー部6、表示手段7、吐出口8、点灯手段9、制御基板10、ホルダー11、凸部13、湯温検知手段14、遮熱板15、ポンプ16、端子17、持ち手18、断熱部材20、パッキン29、軸30、蓋31、穴48、裏板49は第1の実施例と同じ形状でありまた同じ機能であるので同一の番号を用いる。47はボデー3の内面に接着したアルミ箔で形成した光沢板である。 【0018】ボデー3の内面に接着することで、容器1からの熱の放散をボデー3の内面で反射することができ、消費電力量を抑止することができる。 【0019】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例を図3により説明する。容器1、ヒータ2、ボデー3、注口4、カバー部6、表示手段7、吐出口8、点灯手段9、制御基板10、ホルダー11、凸部13、湯温検知手段14、遮熱板15、ポンプ16、端子17、持ち手18、断熱部材20、パッキン29、軸30、蓋31、穴48、裏板49は第1の実施例と同じ形状でありまた同じ機能であるので同一の番号を用いる。50はアルミ箔で形成されボデー3内面に接着された光沢板である。51は断熱部材20の外面にアルミ箔で形成されて接着された光沢板である。 【0020】以上の構成において、容器1内からの輻射熱を反射して熱の放散を抑止するものである。 【0021】以上のように、ボデー3内面に光沢板50を接着することで、組立においては従来と全く同一の手順で組み立てることができるとともに保温性能を向上させることができる。 【0022】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例を図4により説明する。容器1、ヒータ2、ボデー3、注口4、カバー部6、表示手段7、吐出口8、点灯手段9、制御基板10、ホルダー11、凸部13、湯温検知手段14、遮熱板15、ポンプ16、端子17、持ち手18、断熱部材20、パッキン29、軸30、蓋31、穴48、裏板49は第1の実施例と同じ形状でありまた同じ機能であるので同一の番号を用いる。52はボデー3内面に塗布された金属的光沢を保持した光沢性塗料である。53は断熱部材20の内面にアルミ箔で形成されて接着された光沢板である。 【0023】以上のように、ボデー3内面に光沢性塗料52を塗布することで、組立においては従来と全く同一の手順で組み立てることができるとともに保温性能を向上させることができる。 【0024】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、光沢板を前記容器の外周に間隙を設けて覆うようにして設置することにより、断熱性能の向上とともに外郭の温度も低くに押さえることができる。 【0025】請求項2記載の発明によれば、本体内面に光沢板を一体的に設けることで、断熱性能の向上とともに本体の外面温度を低くすることができる。また、本体の組立と同時に組み立てることができる。 【0026】請求項3記載の発明によれば、断熱部材と光沢板を用いることにより、保温性能を向上することができる。 【0027】請求項4記載の発明によれば、断熱部材の外方面に光沢板を備えることで、輻射熱の放散を押さえることができる。また、塵埃発生の恐れもなく、極めて組み立て易くなる。 【0028】請求項5記載の発明によれば、断熱部材の内方面に光沢板を備えることで、輻射熱の放散を押さえることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)10月31日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−128078 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)5月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−300126 |
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