| 【発明の名称】 |
表示基板支持構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】中川 博之
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| 【要約】 |
【課題】ねじ止めすることなく、表示基板を支持可能とする。
【解決手段】電気機器本体1及び基板ホルダー4に、表示基板10を表裏面の対応する位置で挟持する支持突部9,19をそれぞれ形成したものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示基板を基板ホルダーに保持し、該基板ホルダーを電気機器本体内に収容・固定してなる表示基板支持構造において、前記電気機器本体及び基板ホルダーに、表示基板を表裏面の対応する位置で挟持する支持突部をそれぞれ形成したことを特徴とする表示基板支持構造。 【請求項2】 前記電気機器本体に位置決め部を形成する一方、前記基板ホルダーに前記位置決め部が位置決めされる位置決め受部を形成し、基板ホルダーを位置決め部及び位置決め受部で電気機器本体に固定可能としたことを特徴とする請求項1に記載の表示基板支持構造。 【請求項3】 表示基板を基板ホルダーに保持し、該基板ホルダーを電気機器本体内に収容・固定してなる表示基板支持構造において、前記基板ホルダーに、電気機器本体に収容した際、該電気機器本体の一部に当接して変形することにより、前記表示基板を支持する支持片を形成したことを特徴とする表示基板支持構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器や電気ポット等に使用される表示基板の支持構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】炊飯器等には表示基板を有するものがある。この表示基板は、操作性及び視認性を考慮して本体前面の上部に斜めに配設されている。従来、表示基板は基板ホルダーにねじ止めすることにより固定されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、基板ホルダーへの表示基板等の組付けには、自動組付け機が使用されている。 【0004】表示基板を基板ホルダーにねじ止めする場合、自動組付け機のねじ止め装置を斜めに突出せざるを得ない。このため、自動組付け機のレイアウトが困難となり、大型化及びコストアップを招来している。また、ねじ止め装置によるねじ止めでは、締め付け過ぎにより表示基板を変形させる恐れもある。このような理由から、ねじ止めを必要とすることなく表示基板を位置決めすることができる構造が切望されている。 【0005】そこで、本発明は、ねじ止めすることなく、表示基板を支持可能な表示基板支持構造を提供することを課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解決するための第1の手段として、表示基板を基板ホルダーに保持し、該基板ホルダーを電気機器本体内に収容・固定してなる表示基板支持構造において、前記電気機器本体及び基板ホルダーに、表示基板を表裏面の対応する位置で挟持する支持突部をそれぞれ形成したものである。 【0007】この構成により、基板ホルダーで表示基板を保持した状態で、この基板ホルダーを電気機器本体内に収容して固定するだけで、表示基板の表裏面の対応する位置を支持突部によって挟持して位置決め可能である。 【0008】前記電気機器本体に位置決め部を形成する一方、前記基板ホルダーに前記位置決め部が位置決めされる位置決め受部を形成し、基板ホルダーを位置決め部及び位置決め受部で電気機器本体に固定可能とするのが好ましい。 【0009】この構成により、電気機器本体内に基板ホルダーを収容すれば、電気機器本体の位置決め受部に基板ホルダーの位置決め部が位置することにより、両者は正確に位置決めされる。この結果、表示基板に対する支持突部の当接位置がずれることを回避可能である。 【0010】また、本発明は、前記課題を解決するための第2手段として、表示基板を基板ホルダーに保持し、該基板ホルダーを電気機器本体内に収容・固定してなる表示基板支持構造において、前記基板ホルダーに、電気機器本体に収容した際、該電気機器本体の一部に当接して変形することにより、前記表示基板を支持する支持片を形成したものである。 【0011】この構成により、弾性片で表示基板を基板ホルダーに仮止めすると共に、基板ホルダーを電気機器本体に組み付けるだけで、その表示基板の位置決めをも可能とすることができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。 【0013】図1は、本発明に係る表示基板支持構造を炊飯器に適用した場合を示す部分断面図である。炊飯器本体1は、胴部2と底部3からなりその前方内部には基板ホルダー4が配設されている。 【0014】基板ホルダー4は、傾斜壁部5と垂直壁部6とからなる。 【0015】傾斜壁部5は、前方に向かって下方に突出し、上面縁部にはガイド壁7が形成されている。ガイド壁7の下縁部2箇所には、支持片8が形成されている。また、傾斜壁部5には第1支持突部9が形成されている。第1支持突部9の先端面は、傾斜壁部5の傾斜角度と略同一面内に形成されている。なお、第1支持突部9は、支持する表示基板10の大きさに応じた適切な数だけ設けるようにすればよい。さらに、傾斜壁部5の両側には、図2に示すように、取付部11が延設されている。各取付部11には、すり鉢状、テーパ状等の位置決め凹部12がそれぞれ形成されている。位置決め凹部12の内周面には、軸方向に沿って複数のリブ13が突設されている。また、位置決め凹部12の中央には貫通孔14が形成されている。 【0016】垂直壁部6には電気部品15及び誘導回路のIGBT用ヒートシンク16を実装した基板17が固定されている。ヒートシンク16は、IGBT(スイッチング素子)から発生する熱を前方内部に放熱し、その損傷を防止するためのものである。 【0017】炊飯器本体1の前方上部は斜め前方に傾斜する表示部18となっている。表示部18の背面には、前記基板ホルダー4の第1支持突部9に対応する位置に第2支持突部19が形成されている。第2支持突部19の先端は、前記第1支持突部9と同様、表示基板10に沿う傾斜面となっている。また、表示部18の両側背面には、ねじ孔20を有する位置決め突部21がそれぞれ突設されている。位置決め突部21は、前記基板ホルダー4の組付け時、位置決め凹部12内に位置して、炊飯器本体1に対して基板ホルダー4を正確に位置決め可能とする。これにより、基板ホルダー4の第1支持突部9と炊飯器本体1の第2支持突部19とを正確に位置決めして表示基板10を所望位置で挟持することが可能となっている。 【0018】なお、22は内鍋で、内胴23及び保護枠24からなる収容室25に収容され、誘導加熱コイル26によって誘導加熱される。 【0019】前記構成の炊飯器では、次のようにして炊飯器本体1に表示基板10を組み付ける。 【0020】まず、基板ホルダー4の垂直壁部6に、電気部品15及びヒートシンク16を固定した基板17をねじ止めする。また、基板ホルダー4の傾斜壁部5に表示基板10を仮止めする。ここでは、表示基板10を傾斜壁部5のガイド壁7に囲まれた領域に配置し、支持片8の弾性力で保持しておく。 【0021】次に、基板17及び表示基板10を取り付けた基板ホルダー4を炊飯器本体1に組み付ける。炊飯器本体1は上下逆にされ、底部3を組み付ける前の状態で種々の構成部品(例えば、保護枠等)が組み付けられており、基板ホルダー4も同様にして組み付ける。このとき、表示基板10は支持片8に弾性保持されているので、基板ホルダー4から脱落することはない。 【0022】このとき、基板ホルダー4の位置決め凹部12に炊飯器本体1の位置決め突部21を係合させる。これにより、炊飯器本体1に対して基板ホルダー4が正確に位置決めされる。また、位置決め凹部12及び位置決め突部21に対して第1支持突部9及び第2支持突部19がそれぞれ高精度に形成されている。これにより、位置決め凹部12に位置決め突部21を係合させるだけで、第1支持突部9と第2支持突部19とで表示基板10の表裏面を同一位置で挟持することが可能となる。 【0023】その後、前記位置決め凹部12に形成した貫通孔14を介して位置決め突部21に形成したねじ孔20にねじを螺合することにより、炊飯器本体1に対して基板ホルダー4を固定し、胴部2に底部3を組み付けることにより、組付け作業を完了する。 【0024】このように、前記構成の炊飯器では、従来のようにねじ止めを必要とすることなく、第1支持突部9及び第2支持突部19によって表示基板10を支持することが可能である。このため、基板ホルダー4には表示基板10をねじ止めするための斜め方向のねじ孔が不要となる。これにより、基板ホルダー4を成形するための金型構造を簡略化できる。また、位置決め凹部12及び位置決め突部21で、炊飯器本体1と基板ホルダー4の位置決めと、両者のねじ止めとを兼用することができるので、この点でも金型構造を簡略化可能である。さらに、基板ホルダー4を含めた組付け作業が、表示基板10のねじ止め作業が不要となることにより、簡略化される。その上、炊飯器の組付け作業に利用される自動組付け機の構成も斜め方向からのねじ止め装置が不要となる結果、レイアウトが簡単になり、コンパクトで安価な構成とすることができる。 【0025】なお、前記炊飯器では、表示基板10を第1支持突部9及び第2支持突部19で挟持して支持するようにしたが、次のように構成してもよい。 【0026】すなわち、図3の支持片8を弾性変形可能とし、その一部に押圧部27を延設させたものである。押圧部27は基板ホルダー4を炊飯器本体1内に収容した際、その内面に押圧されて支持片8を弾性変形させ、表示基板10を基板ホルダー4に押し付けて支持する。但し、前記押圧部27は、支持片8に限らず、炊飯器本体1側に形成してもよいし、支持片8及び炊飯器本体1の両方に形成してもよい。 【0027】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明に係る表示基板支持構造によれば、基板ホルダーに表示基板を保持した状態で電気機器本体に収容・固定するだけで簡単に表示基板を支持できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002473 【氏名又は名称】象印マホービン株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】青山 葆 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−18933 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月26日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−173904 |
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