| 【発明の名称】 |
飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】福島 直人
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| 【要約】 |
【課題】交換者の手を汚さずに、且つ、作業空間が狭い場合でも容易にペーパーフィルタを交換できるようにすること。
【解決手段】新たにセットされるペーパーフィルタ21を送りローラ44とガイドローラ45のニップ部にガイドするガイド手段60と、新たにセットされるペーパーフィルタ21が送りローラ44とガイドローラ45のニップ部にガイドされたとき、送りローラ44を駆動して送りローラ44とガイドローラ45のニップ部に新たなペーパーフィルタ21をニップさせる駆動手段40を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 飲料原料と湯を混合して飲料を抽出する抽出室から使用済みのペーパーフィルタを送り出す飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置において、ガイドローラとの間で形成されるニップ部に前記使用済みのペーパーフィルタをニップして所定の送り出し方向へ間欠的に送り出す送りローラと、新たにセットされるペーパーフィルタを前記ガイドローラと前記送りローラの前記ニップ部にガイドするガイド手段と、前記新たにセットされるペーパーフィルタが前記ニップ部にガイドされたとき、前記送りローラを駆動して前記送りローラと前記ガイドローラの前記ニップ部で前記新たなペーパーフィルタをニップして前記所定の方向に送り出す送りローラ用駆動手段を備えていることを特徴とする飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置。 【請求項2】 前記駆動手段は、オペレータの駆動操作によって駆動される請求項1記載のペーパーフィルタ送出装置。 【請求項3】 前記ガイド手段は、前記ペーパーフィルタを前記送りローラと前記ガイドローラの前記ニップ部にガイドする先端を有する棒状部材と、前記棒状部材のガイド動作の終了を検出して検出信号を出力する検出部を備え、前記駆動手段は、前記検出信号に基づいて駆動される請求項1記載のペーパーフィルタ送出装置。 【請求項4】 前記送りローラは、駆動軸上に前記ペーパーフィルタの幅に応じた間隔を有して設けられた第1および第2の送りローラによって構成され、前記ガイドローラは、前記第1および第2の送りローラに弾性的に圧接される第1および第2のガイドローラによって構成され、前記ガイド手段は、前記第1の送りローラと前記第1のガイドローラのニップ部と、前記第2の送りローラと前記第2のガイドローラのニップ部を結ぶ直線の近傍を通過する先端を有した棒状部材によって構成される請求項1記載のペーパーフィルタ送出装置。 【請求項5】 前記ガイド手段は、前記棒状部材に前記ペーパーフィルタをガイドさせるガイド動作を行わせ、且つ、ガイド動作が終了したとき原位置に復帰させる棒状部材用駆動手段と、前記棒状部材が前記原位置に復帰したことを検出して前記棒状部材用駆動手段を停止させる検出信号を出力する検出部を備えている構成の請求項3記載のペーパーフィルタ送出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、飲料原料からコーヒー,紅茶,ウーロン茶,緑茶等を抽出してカップ販売するカップ式自動販売機等に適用される飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置に関し、特に、交換者の手を汚さずに、且つ、作業空間が狭い場合でも容易にペーパーフィルタの交換を行えるようにした飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動販売機等に適用される飲料抽出装置として、コーヒー粉末等の飲料原料と湯を混合して飲料を抽出する抽出室に供給された抽出用のペーパーフィルタを所定の送り出し方向に送り出すペーパーフィルタ送出装置を備えたものが広く知られている。 【0003】従来の飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置として、例えば、ガイドローラと、このガイドローラとの間で使用済みのペーパーフィルタをニップして所定のタイミングで所定の送り出し方向へ送り出すフィルタ送りローラによって構成されるものがある。 【0004】このペーパーフィルタ送出装置によると、飲料の抽出が終了すると、フィルタ送りローラが駆動して、ガイドローラとの間でニップした使用済みのペーパーフィルタを所定の送り出し方向に送り出し、これによって供給部から新たなペーパーフィルタを引き出して抽出室にペーパーフィルタの新たな面を供給するようになっている。一方、販売が進んでペーパーフィルタが無くなると、ペーパーフィルタを新しいものと交換することになるが、この場合、手作業によってフィルタ送りローラに弾性的に当接したガイドローラをその弾性力に抗してフィルタ送りローラと反対側に変位させ、フィルタ送りローラとの間に形成された隙間に新たなペーパーフィルタの先端を挿入する動作を行う。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の飲料抽出装置によると、ペーパーフィルタの交換を手作業によって行うため、ガイドローラおよびそのシャフトに付着している抽出滓によって交換者の手が汚れるという問題がある。また、この付近の作業空間が狭いと、手作業による交換が困難であるという問題もある。 【0006】従って、本発明の目的は交換者の手を汚さずにペーパーフィルタを交換することができる飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置を提供することである。 【0007】本発明の他の目的は作業空間が狭い場合でも容易にペーパーフィルタを交換することができる飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑み、交換者の手を汚さずに、且つ、作業空間が狭い場合でも容易にペーパーフィルタの交換を行えるようにするため、ガイドローラとの間で形成されるニップ部に使用済みのペーパーフィルタをニップして所定の送り出し方向へ間欠的に送り出す送りローラと、新たにセットされるペーパーフィルタをガイドローラと送りローラのニップ部にガイドするガイド手段と、新たにセットされるペーパーフィルタがニップ部にガイドされたとき、送りローラを駆動して送りローラとガイドローラのニップ部で新たなペーパーフィルタをニップして所定の方向に送り出す送りローラ用駆動手段を備えた飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置を提供するものである。 【0009】上記駆動手段は、オペレータの駆動操作によって駆動される構成であることが好ましい。 【0010】上記ガイド手段は、ペーパーフィルタを送りローラとガイドローラのニップ部にガイドする先端を有する棒状部材と、棒状部材のガイド動作の終了を検出して検出信号を出力する検出部を備え、上記駆動手段は、検出信号に基づいて駆動される構成であることが好ましい。 【0011】上記送りローラは、駆動軸上にペーパーフィルタの幅に応じた間隔を有して設けられた第1および第2の送りローラによって構成され、上記ガイドローラは、第1および第2の送りローラに弾性的に圧接される第1および第2のガイドローラによって構成され、上記ガイド手段は、第1の送りローラと第1のガイドローラのニップ部と、第2の送りローラと第2のガイドローラのニップ部を結ぶ直線の近傍を通過する先端を有した棒状部材によって構成されることが好ましい。 【0012】上記ガイド手段は、棒状部材にペーパーフィルタをガイドさせるガイド動作を行わせ、且つ、ガイド動作が終了したとき原位置に復帰させる棒状部材用駆動手段と、棒状部材が原位置に復帰したことを検出して棒状部材用駆動手段を停止させる検出信号を出力する検出部を備えている構成であることが好ましい。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の飲料抽出装置のペーパーフィルタ送出装置を添付図面を参照しながら詳細に説明する。 【0014】図1は本発明の第1の実施の形態に係る飲料抽出装置を示す。この飲料抽出装置1は、コーヒー粉末等の粉末原料と湯との混合体から飲料を抽出する抽出部2と、滓等を廃棄する廃棄処理部4と、本装置1の各部に加圧空気を送るエアポンプ5とを有して構成されている。 【0015】抽出部2は、図示しない案内レールによって上下動可能に支持され、上方から供給された粉末原料と湯との混合体を攪拌して下方へ排出するシリンダ20と、シリンダ20の下方に配置され、シリンダ20から排出された混合体を濾過するペーパーフィルタ21と、ペーパーフィルタ21の濾過によって抽出された飲料を受け入れる飲料受け22とを備えている。 【0016】シリンダ20は、上方に設けた供給口20aから供給された粉末原料と湯を受け入れる混合室20bと、粉末原料と湯との混合体を下方に設けた排出口20cから排出して飲料の抽出工程が行われる抽出室20dとを有し、混合室20bと抽出室20dは連通口20eで連通して形成されている。連通口20eは、バルブ23によって開閉されるようになっており、抽出室20dには、エアポンプ5からの加圧空気を導入する導入口20fを備えている。 【0017】ペーパーフィルタ21は、回動可能な軸21Aにロール状でセットされ、後述する廃棄処理部4の廃棄処理モータ40の駆動により図1の左方向へ引き出されるように構成されている。ペーパーフィルタ21の残量検出は、基端側が回動可能に支持され、中間部、或いは先端側がロール状のペーパーフィルタ21に常に当接するフィルタ検出レバー21Bと、ペーパーフィルタ21の残量が少なくなってフィルタ検出レバー21Bが回動してスイッチング動作し、ペーパーフィルタ21が無くなったことを示す検出信号を後述する制御部6に出力して警報出力等に供するマイクロスイッチの如きフィルタ残量検出センサ21Cによって行われる。 【0018】飲料受け22は、上部に開口22aを備え、開口22aの周囲にシリンダ20(排出口20c)が当接したとき、混合体が漏れるのを防ぐためのゴムパッキン22Aを設け、端部にペーパーフィルタ21の走行方向を変更するローラ22Bを備え、下部に、飲料をカップ側へ供給する飲料供給管22Cおよび飲料を廃棄する廃棄管22Dを備えている。また、飲料供給管22Cには、飲料供給電磁弁53が設けられている。 【0019】抽出部2は、抽出モータ24と、両側から出力軸25a、25bをそれぞれ突設し、抽出モータ24の回転数を所定の回転数に減速する減速機25と、一方の出力軸25aの一端をベアリング26aによって支持した支持板26と、一方の出力軸25aに固定されたシリンダカム27Aおよびバルブカム27Bと、シリンダ20を駆動するシリンダ駆動板28Aと、バルブ23を駆動するバルブ駆動板28Bと、シリンダ駆動板28Aに取り付けられたシリンダカムフォロア29Aと、バルブ駆動板28Bに取り付けられたバルブカムフォロア29Bと、シリンダ駆動板28Aに取り付けられた係止部材28aとバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止部材28bとに両端がそれぞれ係止され、シリンダ駆動板28Aとバルブ駆動板28Bとを互いに引き寄せてシリンダカムフォロア29Aおよびバルブカムフォロア29Bをシリンダカム27Aおよびバルブカム27Bにそれぞれ当接させる引張コイルバネ30と、シリンダ20とシリンダ駆動板28Aとを連結する複数の連結部材31A,31B,31Cと、バルブ23を先端側のピン32aによって回動可能に連結したレバー32と、バルブ駆動板28Bに取り付けられ、ピン32bによってレバー32を回動可能に連結した連結部材33と、レバー32の後端側とバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止部材28cとに両端がそれぞれ係止された引張コイルバネ34とを備えている。この抽出部2は、出力軸25a,25bおよび出力軸41aがそれぞれ1回転することにより攪拌工程,抽出工程,滓廃棄工程の一連の工程が終了するように構成されている。 【0020】減速機25の他方の出力軸25b側には、各工程の進行を検出する工程検出機構が設けられている。すなわち、減速機25の他方の出力軸25bには、第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,35Cが取り付けられ、第1,第2および第3工程検出板35A,35B,35Cの周囲には、第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,35Cの回転位置を検出(例えば、遮光によってオフ)するホトセンサの如き第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36B,36Cが配置されている。 【0021】エアポンプ5には、抽出室20dの導入口20fと飲料受け22に通じるエアパイプ52が接続され、エアパイプ52には、抽出室20dの導入口20fの前段に上部空気電磁弁50が、また、飲料受け22の前段に下部空気電磁弁51がそれぞれ設けられている。 【0022】廃棄処理部4の上方には、受け台61に押し込みレバー62をスライド可能に設けて成るペーパーフィルタ押し込み機構60が設けられている。 【0023】図2は図1のA−A線断面図を示す。シリンダカム27Aおよびバルブカム27Bは、キー25cによって一方の出力軸25aに固定されており、シリンダカム27Aおよびバルブカム27Bのカム面は、同図のように形成されている。 【0024】図3は工程検出機構の斜視図である。第1の工程検出板35Aには、2箇所に約90°にわたって突部35aが形成され、第2の工程検出板35Bには、4箇所に約70°にわたって突部35aが形成され、第3の工程検出板35Cには、1箇所に約180°にわたって突部35aが形成されている。 【0025】図4は廃棄処理部4の要部斜視図である。廃棄処理部4は、廃棄処理モータ40と、廃棄処理モータ40の回転数を所定の回転数に減速する減速機41と、減速機41の出力軸41aに取り付けられた廃棄管開検出板42Aおよび廃棄管閉検出板42Bと、廃棄管開検出板42Aの突部42aによる遮光(例えば、オフ)によって廃棄管22Dの開状態(待機状態)を示すオフ信号を出力するホトセンサの如き廃棄管開検出センサ43Aと、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによる遮光(例えば、オフ)によって廃棄管22Dの閉状態を示すオフ信号を出力するホトセンサの如き廃棄管閉検出センサ43Bと、円周上に切欠き部44aを有して出力軸41aに取り付けられ、ペーパーフィルタ21を一定長さ分送り出す一対のフィルタ送りローラ44と、ペーパーフィルタ21を一対のフィルタ送りローラ44側に図示しないバネによって押圧する一対のガイドローラ45と、支軸46aによって回動可能に支持され、廃棄管22Dを固定板(図1参照)47との間で押圧閉塞する板ばね等からなる押圧板46と、出力軸41aに取り付けられ、押圧板46を回動させる円周上に突部48aを有した押圧カム48とを備えている。 【0026】図5はペーパーフィルタ押し込み機構60を示す。ペーパーフィルタ押し込み機構60は、受け台61に形成された溝62に突部64Aが係合してスライドするスライダ64と、スライダ64の突部64Aと押し込みレバー62を固定すると共に押し込みレバー62が重力で落下しないよう受け台61に押し込みレバー62とスライダ64を所定の圧力で挟み込ませる固定ピン65とから構成されている。押し込みレバー62は、下端に折曲部62Aが、上端に把手62Bが形成されており、把手62Bで下方に押し下げることにより折曲部62Aがガイドローラ45間に位置するようになっている。即ち、ペーパーフィルタ21を交換するとき、新しくセットされたペーパーフィルタをフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間にガイドするようになっている。 【0027】図6は本飲料抽出装置1の制御系を示す。この飲料抽出装置1は、本装置1の各部を制御する制御部6を有し、この制御部6に、フィルタ送りローラ駆動スイッチ60、上記廃棄管開検出センサ43A、廃棄管閉検出センサ43B、第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36B,36C、フィルタ残量検出センサ21C、エアポンプ5、上部空気電磁弁50、下部空気電磁弁51、飲料供給電磁弁53、抽出モータ24および廃棄処理モータ40を各々接続し、更に、抽出飲料の販売制御を司る主制御部7を接続している。廃棄処理モータスイッチ54は、廃棄処理モータ40を強制的に駆動させるものであり、ペーパーフィルタ21を交換する際、新しくセットされたペーパーフィルタがフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間に押し込みレバー62によってガイドされたときにフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間に新しいペーパーフィルタをニップさせるために使用される。 【0028】主制御部7は、抽出飲料を販売する毎に販売信号を制御部6に出力し、制御部6は、主制御部7から販売信号を入力すると、抽出モータ24,廃棄処理モータ40およびエアポンプ5を制御して飲料抽出制御、すなわち、攪拌工程,抽出工程,滓廃棄工程の一連の工程を行わせるようになっている。 【0029】次に、本飲料抽出装置1の動作を図7乃至図15を参照して説明する。図7は第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36B,36Cの出力信号を示す図である。図8乃至図13は本装置1の動作を示す図であり、同図(a) は主要部(シリンダ20,バルブ13等)の位置を示す図、同図(b) は廃棄管開検出板42Aおよび廃棄管閉検出板42B、およびフィルタ送りローラ44の位置を示す図、同図(c) はシリンダカム27Aおよびバルブカム27Bの位置を示す図、同図(d) は第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,35Cの位置を示す図である。図14および図15はペーパーフィルタ21を交換するときの動作を示す図である。 【0030】(1) 待機状態(図7参照) 待機状態においては、本装置1の主要部は、図6に示す待機位置P1 にあり、図7に示す状態にある。すなわち、第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36B,36Cはオンとなり、廃棄管開検出センサ43Aはオフ、廃棄管閉検出センサ43Bはオンとなっている。フィルタ送りローラ44とガイドローラ45との間に若干の隙間を有しており、フィルタ送りローラ44が回転してもペーパーフィルタ21は、全く移動しないようになっている。押圧板46は、廃棄管22Dの弾性力によって押圧カム48に当接している。 【0031】(2) 攪拌工程(図8,図9参照) 制御部6は、主制御部7から販売信号が入力されると、第2の工程検出センサ36Bがオンのとき、第1,第3の工程検出センサ36A,36Cのオンに基づいて、待機位置P1 から攪拌位置P2 への移動動作を行う。すなわち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動(図8(a) において出力軸41aが左回転する駆動)する。廃棄処理モータ40の駆動トルクが減速機41を介して出力軸41aに伝達され、出力軸41aが約60°正転(図8(a) において左回転)して、図8(a) に示すように、押圧カム48の突部48aが押圧板46を押圧することにより、廃棄管22Dが押圧板46と固定板47との間で閉塞される。廃棄管閉検出センサ43Bは、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによって遮光され、オフ信号を制御部6に出力する。制御部6は、廃棄管閉検出センサ43Bからのオフ信号に基づいて廃棄処理モータ40の駆動を停止する。 【0032】続いて制御部6は、抽出モータ24を正転駆動(図9(d) において出力軸25bが左回転する駆動)する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を介して出力軸25a,25bに伝達され、出力軸25a,25bが正転(図9(d) において左回転)して、図9(c) に示すように、シリンダカム27Aおよびバルブカム27Bが正転することにより、シリンダ駆動板28Aおよびバルブ駆動板28Bが下降する。シリンダ駆動板28Aが下降すると、複数の連結部材31A,31B,31Cを介してシリンダ20が下降し、抽出室20dの下端がペーパーフィルタ21を飲料受け22へ圧接する。一方、バルブ駆動板28Bが下降すると、連結部材33,レバー32を介してバルブ32も下降する。第1の工程検出センサ36Aは、第1の工程検出板35Aによって遮光され、オフ信号を制御部6に出力する。続いて、第2の工程検出センサ36Bは、オン信号を制御部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出センサ36Bがオンのとき、第1の工程検出センサ36Aのオフに基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図6に示す攪拌位置P2 に到達し、図9に示す状態となる。図9に示す状態では、同図(d) に示すように、第2,第3の工程検出センサ36B,36Cは、第2,第3の工程検出板35B,35Cの突部35aによって遮光されていないので、オン信号を制御部6にそれぞれ出力している。 【0033】制御部6は、第2の工程検出センサ36Bのオンのとき、第1の工程検出センサ36Aのオフ、第3の工程検出センサ36Cのオンに基づいて攪拌工程を行う。すなわち、制御部6は、粉末原料および湯の供給要求信号を主制御部7に出力する。主制御部7の制御により混合室20bの供給口20aに粉末原料と湯が供給される。制御部6は、粉末原料と湯の供給に合わせて、飲料供給電磁弁53を閉じ、さらに下部空気電磁弁51を開き、エアポンプ5を駆動する。エアポンプ5は、加圧空気をエアパイプ52を介して飲料受け22に送る。この加圧空気は、ペーパーフィルタ21を通過して抽出室20d内へ流入する。この加圧空気が抽出室20d内の混合体中を通過する際、その気泡の流れが混合体を攪拌するように作用する。ペーパーフィルタ21の下方から加圧空気を供給することで、粉末原料成分の湯への溶出が助長され、短時間で飲料を抽出することができる。 【0034】(3) 抽出工程(図10参照) 制御部6は、タイマーで設定された攪拌時間が経過すると、抽出モータ24を正転駆動する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を介して出力軸25a,25bに伝達され、シリンダカム27A,バルブカム27Bが正転する。図10(c) に示すように、シリンダカム27Aのカム半径は変化しないので、シリンダ20は上下動しないが、バルブカム27Bのカム半径は大きくなるので、バルブ23が上昇し、図10(a) に示すように、連通口20eを閉じる。第3の工程検出センサ36Cは、第3の工程検出板35Cによって遮光され、オフ信号を制御部6に出力する。続いて第2の工程検出センサ36Bは、オン信号を制御部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出センサ36Bがオンのとき、第3の工程検出センサ36Cのオフに基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図6に示す抽出位置P3 に到達し、図10に示す状態となる。図10に示す状態では、同図(d) に示すように、第1,第2の工程検出センサ36A,36Bはオンになる。 【0035】制御部6は、第2の工程検出センサ36Bのオンのとき、第1の工程検出センサ36Aのオン、第3の工程検出センサ36Cのオフに基づいて抽出工程を行う。すなわち、制御部6は、上部空気電磁弁50を開け、下部空気電磁弁51を閉じ、飲料供給電磁弁53を開き、エアポンプ5を駆動して、エアポンプ5からの加圧空気をエアパイプ52を介して抽出室20dの上方の導入口20fから供給する。抽出室20d内の混合体は、エアポンプ5からの加圧空気によって下方へ圧送され、ペーパーフィルタ21で濾過される。ペーパーフィルタ21で濾過された飲料は、飲料受け22,飲料供給管22Cを介してカップ側へ供給される。抽出室20dに加圧空気を送ることで、抽出室20d内の気圧が増加して混合体がペーパーフィルタ21側に押し下げられるので、短時間で混合体が飲料と滓に分離され、効率良く濾過することができる。 【0036】(4) 滓廃棄工程(図11,図12参照) タイマで設定された抽出時間が経過すると、制御部6は、抽出モータ24を正転駆動する。これによって抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を介して出力軸25a,25bに伝達され、シリンダカム27A,バルブカム27Bが正転することにより、シリンダ駆動板28Aおよびバルブ駆動板28Bが上昇し、シリンダ20およびバルブ23が最上位まで上昇する。第1,第3の工程検出センサ36A,36Cは、第1,第3の工程検出板35A,35Cによって遮光され、オフ信号を制御部6に出力する。続いて第2の工程検出センサ36Bは、オン信号を制御部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出センサ36Bがオンのとき、第1,第3の工程検出センサ36A,36Cのオフに基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図6に示す滓廃棄位置P4 に到達し、図11に示す状態となる。図11の状態では、第2の工程検出センサ36Bはオンとなり、ペーパーフィルタ21上には、滓7が残る。 【0037】制御部6は、第2の工程検出センサ36Bがオンのとき、第1,第3の工程検出センサ36A,36Cのオフに基づいて滓廃棄工程を行う。すなわち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動する。廃棄処理モータ40の駆動トルクが減速機41を介して出力軸41aに伝達され、出力軸41aが正転し、フィルタ送りローラ44が回転してペーパーフィルタ21を引き出す。ペーパーフィルタ21上の滓7がローラ22Bを通過する際、図12(a) の想像線で示すように滓7が折れてペーパーフィルタ21から離れ、廃棄バケツ(図示せず)へ落下する。廃棄管開検出センサ43Aは、廃棄管開検出板42Aによって遮光され、オフ信号を制御部6に出力する。制御部6は、廃棄管開検出センサ43Aからのオフ信号に基づいて廃棄処理モータ40の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図12に示す状態となる。 【0038】(5) 待機状態への戻り動作滓廃棄工程が終了すると、制御部6は、抽出モータ24および廃棄処理モータ40を正転駆動する。本装置1の主要部は、図7に示す待機状態へ戻る。その後、販売信号が制御部6に入力される毎に上記(1) 〜(5) の動作が繰り返される。 【0039】一方、ペーパーフィルタ21を引き出した際、ペーパーフィルタ21の残量が無くなり、フィルタ残量検出センサ21Cから検出信号が出力されると、制御部6は警報出力等を行ってペーパーフィルタ21の交換要求を促す。 【0040】警報出力等が発せられると、交換者は以下のようにしてペーパーフィルタ21の交換を行う。 【0041】まず、図14に示すように、残量がないペーパーフィルタ21の上に新しいペーパーフィルタ21をセットする。そして、図15に示すように、押し込みレバー62の把手62Bを利用して押し込みレバー62を下方にスライドさせる。押し込みレバー62を下方にスライドさせ、押し込みレバー62の折曲部62Aが一対のガイドローラ45間に到達すると、新しくセットされたペーパーフィルタ21がフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間にガイドされる。このとき、交換者は廃棄処理モータスイッチ54をオンして、フィルタ送りローラ44を駆動させることにより、新しくセットされたペーパーフィルタ21をフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間にニップさせると共に、古いペーパーフィルタ21をフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間から送り出す。このとき、押し込みレバー62の折曲部62Aは一対のガイドローラ45間に位置しているため、フィルタ送りローラ44の駆動に支障はない。そして、ペーパーフィルタ21の交換が終了すると、押し込みレバー62を上方にスライドさせて原位置に復帰させる。 【0042】上述した実施の形態によれば、ペーパーフィルタ21を新しいものと交換する場合、ペーパーフィルタ押し込み機構60によって新たにセットされるペーパーフィルタ21をフィルタ送りローラ44とガイドローラ45のニップ部にガイドし、このときフィルタ送りローラ44を駆動してフィルタ送りローラ44とガイドローラ45との間に新たなペーパーフィルタ21をニップさせるようにしたため、滓が付着しているガイドローラやそのシャフトを手で触れる必要がなくなり、手を汚さずにペーパーフィルタ21の交換を行うことができる。また、ペーパーフィルタ押し込み機構60の押し込みレバー62を上下にスライドさせるだけで作業ができるので、作業空間が狭い場合でも容易にペーパーフィルタを交換することができる。 【0043】図16は本発明の第2の実施の形態のペーパーフィルタ押し込み機構60を示す。このペーパーフィルタ押し込み機構60は、押し込みレバー62を最下位までスライドさせたとき押し込みレバー62の接触片62Cによってアクチュエータ66Aが押圧されてオンするマイクロスイッチ66が受け台61の外部に設けられている。マイクロスイッチ66は、第1の実施の形態の廃棄処理モータスイッチ54を置換したものであり、オンすることによって廃棄処理モータ40を駆動させる。 【0044】以上の構成において、押し込みレバー62を最下位までスライドさせ、新しくセットされたペーパーフィルタ21をフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間にガイドさせると、押し込みレバー62の接触片62Cがマイクロスイッチ66のアクチュエータ66Aを押圧してオンさせる。これによって廃棄処理モータ40が自動的に駆動し、フィルタ送りローラ44が回転することにより、新しくセットされたペーパーフィルタ21がフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間にニップされる。 【0045】この実施の形態によれば、交換者が廃棄処理モータ40のスイッチを押下操作する必要がないので、第1の実施の形態に比べて交換が容易になる。 【0046】図17および図18は本発明の第3の実施の形態のペーパーフィルタ押し込み機構60を示し、図17は斜視図、図18は側面断面図を示す。このペーパーフィルタ押し込み機構60は、受け台61内の上下に配置された一対のプーリー67A、67Bにベルト68が掛け渡され、これにスライダ64が固定された構成を有している。一方のプーリー67Aは、減速機70を介して押し込みモータ69の出力軸に接続されている。受け台61の外部には、押し込みレバー62を最上位、或いは最下位までスライドさせたとき押し込みレバー62の接触片62Cによってアクチュエータ71A、或いは66Aが押圧されてオンするマイクロスイッチ71、66が設けられている。 【0047】以上の構成において、押し込みスタートスイッチ(図示せず)がオンすると、制御部6が押し込みモータ69を駆動させて押し込みレバー62を下方にスライドさせる。押し込みレバー62が最下点までスライドし、新しくセットされたペーパーフィルタ21をフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間にガイドされると、押し込みレバー62の接触片62Cがマイクロスイッチ66のアクチュエータ66Aを押圧してオンさせる。これによって押し込みモータ69の駆動が停止されると共に、廃棄処理モータ40が駆動し、フィルタ送りローラ44が回転することにより、新しくセットされたペーパーフィルタ21がフィルタ送りローラ44とガイドローラ45の間にニップされる。廃棄処理モータ40が所定数回転すると、制御部6は廃棄処理モータ40の駆動を停止させると共に押し込みモータ69を押し込み時とは逆方向に駆動させ、押し込みレバー62を上方にスライドさせる。押し込みレバー62が最上位までスライドすると、押し込みレバー62の接触片62Cがマイクロスイッチ71のアクチュエータ71Aを押圧してオンさせる。これによって押し込みモータ69の駆動が停止される。 【0048】この実施の形態によれば、押し込みスタートスイッチ(図示せず)をオンすると、押し込みレバーの昇降、およびフィルタ送りローラの回転を全て自動的に行うようになっているため、第1および第2の実施の形態に比べて交換が容易になる。 【0049】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の飲料抽出装置のペーパーフィルタ送出装置によると、ガイド手段によって新たにセットされるペーパーフィルタを送りローラとガイドローラのニップ部にガイドし、このとき送りローラを駆動して送りローラとガイドローラとの間に新たなペーパーフィルタをニップさせるようにしたため、交換者の手を汚さずにペーパーフィルタを交換することができる。また、作業空間が狭い場合でも容易にペーパーフィルタを交換することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】平田 忠雄
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| 【公開番号】 |
特開平11−4767 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−158610 |
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