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【発明の名称】 カーテンの開閉方法及び開閉装置
【発明者】 【氏名】駒倉 和弘

【要約】 【課題】カーテンの下縁部に多様な形状の飾り縁を形成できるようにして装飾美を醸し出せるようにすると共に、室外からのカーテンの装飾美を高め、併せて多様な形状の飾り縁を容易且つ安価に形成できるようにする。

【解決手段】カーテン1を複数に分割して、該分割したカーテンの下縁部の吊り位置に合わせて、ドラム3をホルダー9に回転できるように嵌め込んでヘッドレール2に装着し、前記ドラムにカーテンの縁部を吊った紐4を巻き付け、シャフト5を嵌合、貫通させて、該シャフトの一端を、ポールチェーン12により回転できるようにしたプーリ13に直結し、該プーリの回転をシャフト5によりドラム3に伝達し、該ドラムに巻き付けた紐によりカーテンの下縁部1乃至複数箇所に吊って昇降させ、下縁部に多様な形状の飾り縁を形成するカーテンの開閉方法及び開閉装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 カーテンの下縁部の1乃至複数箇所を紐で吊って昇降させ、多様な形状の飾り縁を形成してなることを特徴とするカーテンの開閉方法。
【請求項2】 カーテンを複数に分割して、該分割したカーテンの下縁部の1乃至複数箇所を紐で吊って昇降させ、多様な形状の飾り縁を形成してなることを特徴とするカーテンの開閉方法。
【請求項3】 カーテンの下縁部の吊り位置及び吊り箇所を変えて昇降させ、多様な形状の飾り縁を形成してなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカーテンの開閉方法。
【請求項4】 カーテンの縦方向数箇所にリング又はリングを配設したテープを縫設し、前記リングに紐を通して、カーテンの下縁部を吊って昇降させてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のカーテンの開閉方法。
【請求項5】 カーテンの下縁部の吊り位置に合わせて、ヘッドルールにドラムを回転できるようにして装着し、該ドラムにカーテンの下縁部を吊った紐を巻き付け、前記ドラムを回転させてカーテンの下縁部を昇降させ、多様な形状の飾り縁を形成してなることを特徴とするカーテンの開閉装置。
【請求項6】 ヘッドレールに装着されたドラムに多角形のシャフトを嵌合、貫通させて、該シャフトの一端を回転駆動できるようにして、前記ドラムを回転させてなることを特徴とする請求項5記載のカーテンの開閉装置。
【請求項7】 カーテンの縦方向数箇所にリング又はリングを配設したテープを縫設し、前記リングに紐を通して、カーテンの下縁部を吊って昇降させてなることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のカーテンの開閉装置。
【請求項8】 カーテンの下縁部の吊り位置に重錘を吊り下げて昇降させてなることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載のカーテンの開閉装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンの下縁部を紐で吊って昇降させ、多様な形状の飾り縁を形成できるようにしたカーテンの開閉方法及び開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】室内のカーテンの装飾方法として、従来よりカーテンのヘッドレール部にフリルなどの飾り縁をつけるやり方が一般的になされてきている。しかしながら、このやり方は、フリルなどの飾り縁をカーテンとは別個に製作して、カーテンのヘッドルール部に取付け固定するやり方で、カーテンの開きに関係なく、常に一定した形状でカーテンの上部を装飾しているため、変化に富んだ装飾美を味わえないこと、室外からの装飾美が認識しにくいこと、及び飾り縁の形成に手間を要し、製作費が高価になるなどの課題がある。
【0003】又、カーテンを昇降させて開閉するやり方においては、カーテン全体を一様に昇降させるなどして、カーテンの開閉のみを主目的としており、カーテンを開ける時に、多様な飾り縁が形成されるような手段は講じられていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、カーテン自体に多様な形状の飾り縁を形成できるようにして、変化に富んだ装飾美を醸し出せるようにすると共に、室外からの装飾美を認識しやすくし、且つ飾り縁の形成に手間を要せず安価にできるカーテンの開閉方法及び開閉装置を提供しようとするものである。すなわち、その解決手段は以下のとおりである。
【0005】(1)カーテンの下縁部の1乃至複数箇所を紐で吊って昇降させ、多様な形状の飾り縁を形成してなることを特徴とするカーテンの開閉方法である。
(2)カーテンを複数に分割して、該分割したカーテンの下縁部の1乃至複数箇所を紐で吊って昇降させ、多様な形状の飾り縁を形成してなることを特徴とするカーテンの開閉方法である。
(3)カーテンの下縁部の吊り位置及び吊り箇所を変えて昇降させ、多様な形状の飾り縁を形成してなることを特徴とする前記(1)又は(2)記載のカーテンの開閉方法である。
(4)カーテンの縦方向数箇所にリング又はリングを配設したテープを縫設し、前記リングに紐を通して、カーテンの下縁部を吊って昇降させてなることを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかに記載のカーテンの開閉方法である。
【0006】(5)カーテンの下縁部の吊り位置に合わせて、ヘッドレールにドラムを回転できるようにして装着し、該ドラムにカーテンの下縁部を吊った紐を巻き付け、前記ドラムを回転させてカーテンの下縁部を昇降させ、多様な形状の飾り縁を形成してなることを特徴とするカーテンの開閉装置である。
(6)ヘッドレールに装着されたドラムに多角形のシャフトを嵌合、貫通させて、該シャフトの一端を回転駆動できるようにして、前記ドラムを回転させてなることを特徴とする前記(5)記載のカーテンの開閉装置である。
(7)カーテンの縦方向数箇所にリング又はリングを配設したテープを縫設し、前記リングに紐を通して、カーテンの下縁部を吊って昇降させてなることを特徴とする前記(5)又は(6)記載のカーテンの開閉装置である。
(8)カーテンの下縁部の吊り位置に重錘を吊り下げて昇降させてなることを特徴とする前記(5)乃至(7)のいずれかに記載のカーテンの開閉装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例を示す図面に基づいて説明すると、本発明は図1に示すように、カーテン1の下縁部の吊り位置に合わせて、ヘッドレール2にドラム3を回転できるように装着し、該ドラムにカーテンの下縁部を吊った紐4を巻き付け、前記ドラムに多角形のシャフト5を嵌合、貫通させ、該シャフトの一端を回転駆動できるようにして前記ドラムを回転させ、カーテンの下縁部を昇降させて開閉できるように構成されている。
【0008】カーテン1は上端部をヘッドレール2に取付けて複数に分割し、下縁部の1乃至複数箇所を紐で吊れるようにし、下縁部又は周縁には襞を付けて装飾する。例えば、図1に示すように、カーテン1をA,B,Cの三つに分割し、両側に位置するカーテンA,Cは幅狭くして下縁部の内端部を、中間に位置するカーテンBは幅広くして両端部と中心部を紐で吊れるようにし、下縁部に襞を付けた飾り縁1aを付ける。
【0009】吊り位置には縦方向数箇所にリング6を略等間隔に縫い付けて配設するか、又はリングを略等間隔に配設したリングテープを縫設し、前記リングに紐4を通し、図2に示すように紐の下端部にフック7を取付けて、該フックをカーテンの最下位のリングにはずれないようにして係止させると共に、重錘8を吊るし、前記紐4の上端部はヘッドレール内に装着されたドラム3に巻き付けて、該ドラムのフランジ側面の貫通穴3aに紐の先端を通して、該先端を結んで止める。
【0010】ドラム3はホルダー9に嵌め込んで回転できるように保持され、該ホルダーはヘッドレール2の中に挿入されて、ヘッドレールの下縁部を金具10で挟んで、ネジ11により締付け固定されていて、ネジ11を緩めることによりヘッドレールを左右に移動させて位置決めする。
【0011】又、前記ドラム3には多角形のシャフト(本実施例では六角形のシャフト)5を嵌合、貫通させ、ドラム3をスライドさせて位置決めできるようにすると共に、前記シャフトの一端を回転させることにより、ドラム3を回転駆動させることができるようにする。前記シャフトの一端は、例えば、ポールチェーン12により回転駆動できるようにしたプーリ13をホルダー14に嵌め込んで回転できるように装着して、該ホルダーをヘッドレール2の一端に金具10及びネジ11により取付け、前記プーリのボス部13aに設けられた穴に嵌入されていて、前記ポールチェーンを引くことによりプーリ13を回転させ、該プーリの回転をドラム3に伝達して、該ドラムに巻き付けられた紐4によりカーテンの下縁部が昇降し、ホルダーの係止部14aにポールチェーンを係止させて止める。
【0012】又、シャフト5の一端に減速した正転、逆転可能な小型モーター(図示せず)を直結して、該小型モーターの回転駆動により前記ドラム3を回転駆動させて実施しても良い。
【0013】次に、本発明の作動、作用について、図1及び図2において説明すると、先ずポールチェーン12をホルダー14の係止部14aからはずし、下方へ引いて、プーリ13を回転させる。
【0014】前記プーリ13の回転は、該プーリのボス部に嵌入されたシャフト5によりドラム3に伝達され、該ドラムの回転により紐4が巻き上げられる。前記紐の先端にはフック7が取付けられており、該フックがカーテン1の下縁部に設けられたリングに係止されているため、カーテンの下縁部が前記紐の巻き上げにより吊り上げられ、図3に示すような形状の飾り縁が形成され、上方に吊り上げられるにつれて、リング6により吊り部が重なりながら形状が崩れたり、変形することなく飾り縁の形状が形成され、最上部まで吊り上がった時点でポールチェーン12をホルダー14の係止部14aに係止させて止め、カーテンが開いた状態となる。
【0015】次いで、前記ポールチェーンを前記ホルダーの係止部からはずすと、カーテンの下縁部のリングに係止したフック7に吊り下げられた重錘8の重量により、カーテンの下縁部は下方へ下がり、カーテンが閉じた状態となる。
【0016】
【実施例】図4はカーテン1を同じ幅にしてA,B,Cの三つに分割し、分割したカーテンの周縁に襞の付いた飾り縁1aを付けて、下縁部の中心を紐4でそれぞれ吊り上げられるようにした実施例を示したもので、カーテンが閉じられた状態を示したものである。
【0017】前記図4の状態で、ポールチェーン12を下方へ引くと、分割されたカーテンの下縁部の中心がそれぞれ紐4で吊り上げられ、図5に示すような形状の飾り縁を形成して、カーテンが開いた状態となる。
【0018】図6は、図4におけるカーテンの下縁部の両端を紐で、それぞれ吊り上げられるようにした実施例で、カーテンが閉じられた状態を示す。ポールチェーン12を下方へ引くと、分割されたカーテンの下縁部の両端がそれぞれ紐4で吊り上げられ、図8に示すように分割されたカーテンの両端飾り縁が重なり合うようにして、花模様をつけたような飾り縁を形成する。
【0019】以上のようにして、本発明は、複数に分割したカーテンの下縁部を紐で吊り上げることにより、カーテンの下縁部の吊り位置及び吊り箇所により、前記カーテンの下縁部を多様な形状の飾り縁に形成することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、複数に分割したカーテンの下縁部を吊り位置や吊り箇所を変えて吊り上げることにより多様な形状の飾り縁が形成できるから、従来のように固定した形状の飾り縁では得られない変化に富んだ装飾美が得られ、製品の差別化が図られると共に種々のニーズに対応しやすい。
【0021】又、カーテン自体の下縁部に多様な形状の飾り縁を形成するから、従来のように、固定した形状の飾り縁を別個に製作し、カーテンの上部に取付けて装飾するのに較べ、室外からの装飾美が認識しやすく、装飾美をアピールできること、及び多様な形状の飾り縁を形成するのが容易且つ安価にできる。
【0022】更に、カーテンの吊り位置の縦方向数箇所にリングを配設して、該リングに紐を通して吊り上げるようにしたことにより、飾り縁の形状が崩れたり、変形したりすることなく安定した形状の飾り縁を形成することができる。などの効果がある。
【出願人】 【識別番号】398017507
【氏名又は名称】駒倉 和弘
【出願日】 平成10年(1998)4月23日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】栫 生長
【公開番号】 特開平11−299638
【公開日】 平成11年(1999)11月2日
【出願番号】 特願平10−153515