| 【発明の名称】 |
カーテンレールの設置構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】住田 樹紀
【氏名】辰巳 佳裕
【氏名】奥川 泰治
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| 【要約】 |
【課題】カーテンレールを天井面に直付けしたり吊り具を用いることなく、容易にかつ意匠的にすっきりとした状態で設置する。
【解決手段】室内の上部にワイヤ7を張設し、そのワイヤによりカーテンレール2を支持せしめる。カーテンレールの上部に所定間隔で支持金具8を取付け、その支持金具に設けた孔にワイヤを挿通せしめることでカーテンレールを支持する。ワイヤの両端部は室の相対向する壁面に設けたブラケット9に連結せしめる。カーテンレールが単なる直線状ではなく曲っている場合には、複数本のワイヤを互いに交差する方向に張設し、それらのワイヤにカーテンレールの直線部2aをそれぞれ支持せしめる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 室内の上部にワイヤを張設し、該ワイヤによりカーテンレールを支持せしめることを特徴とするカーテンレールの設置構造。 【請求項2】 前記カーテンレールの上部に所定間隔で支持金具を取付け、該支持金具に設けた孔に前記ワイヤを挿通せしめることを特徴とする請求項1記載のカーテンレールの設置構造。 【請求項3】 前記室の相対向する壁面の上部にブラケットを設け、該ブラケットに前記ワイヤの両端部を連結せしめることを特徴とする請求項1または2記載のカーテンレールの設置構造。 【請求項4】 複数本のワイヤを互いに交差する方向に張設し、曲り部を有するカーテンレールの直線部をそれらワイヤにそれぞれ支持せしめることを特徴とする請求項1,2または3記載のカーテンレールの設置構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、室内の上部にカーテンレールを設置するための構造、たとえば複数台のベッドが配置される療養室や病室において各ベッド間をカーテンにより仕切る場合に適用して好適なカーテンレールの設置構造に関する。 【0002】 【従来の技術】周知のように、老人保健施設の療養室や複数の入院患者を収容するための病室には複数台のベッドが配置されるが、そこには各ベッド間を仕切るためのカーテンが設置され、そのためのカーテンレールが各ベッドの設置位置に対応して天井面に設置される。 【0003】そのような場合のカーテンレールの設置構造としては、図6(a)に示すようにカーテンレールaを天井面bに直付けするか、もしくは同図(b)に示すように2本の吊り具cをV型に設けてそれら吊り具cによりカーテンレールaを天井面bから離して吊り支持することが一般的である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、カーテンレールaを天井面bに直付けすることは、天井面bに傾斜や段差がある場合には適用できないばかりでなく、他の天井設置器具類(たとえば照明器具や空調吹出し口、スピーカー、スプリンクラーヘッド等)の設置位置がカーテンレールaにより制約されるので好ましくない場合がある。また、カーテンレールaを2本の吊り具cにより吊り支持することは、それら吊り具cが目立って意匠的に好ましくないばかりか、天井面bに傾斜や段差がある場合においては各吊り具cの長さを個々に調節する必要があるので施工が面倒である。さらに、いずれの場合も、天井面bに対して塗装やクロス貼り替え等の補修を行なう際にはカーテンレールaや吊り具cが邪魔になって作業をし難いこともある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、本発明のカーテンレールの設置構造は、室内の上部にカーテンレールを設置するに際して、室内の上部にワイヤを張設してそのワイヤによりカーテンレールを支持せしめるようにしたものである。その場合、カーテンレールの上部に所定間隔で支持金具を取付けておき、その支持金具に設けた孔にワイヤを挿通せしめることでカーテンレールを支持すれば良い。また、ワイヤの両端部は室の相対向する壁面に設けたブラケットに連結せしめれば良い。さらに、カーテンレールが単なる直線状ではなく曲っている場合には、複数本のワイヤを互いに交差する方向に張設し、それらのワイヤにカーテンレールの直線部をそれぞれ支持せしめれば良い。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜図5を参照して説明する。本実施形態は病院や老人保健施設の療養室に対して適用したもので、図1に示すように4台のベッド1をカーテンにより仕切るために各ベッド1の配置位置に対応してカーテンレール2を天井面に設置するようにしたものである。それらカーテンレール2は、いずれも四半円弧状の曲り部2aと直線部2bを有するものであり、隣合うカーテンレール2どうしが連続して各ベッド1の周囲を取り囲むように設置されている。 【0007】この療養室の天井は、図2に示すようにベッド1が配置される範囲が傾斜天井3とされているとともに、入口部分が下がり天井4とされ、それら間に下がり壁5が設けられ、窓の上部にはカーテンボックス6が設けられたものとなっている。そして、各カーテンレール2は傾斜天井3の下方において下がり天井4と同レベルで水平に設けられるが、それらカーテンレール2は水平に張設された3本のワイヤ7により支持されて設置されるようになっている。 【0008】すなわち、図3〜図5に示すように、各カーテンレール2の直線部2bの上部に所定間隔で支持金具8を取付けておいて、それら支持金具8に形成されている孔に各ワイヤ7を挿通せしめ、それらワイヤ7の両端部を壁面に固定されているブラケット9,10に連結することで、図1および図2に示すようにそれらワイヤ7を下がり壁5とカーテンボックス6との間および両側壁11,11の間に所定の張力を付与した状態で水平に張設することにより、それら3本のワイヤ7により各カーテンレール2を支持して水平に架設するようにしているのである。 【0009】なお、ワイヤ7としてはたとえば4mm径程度の撚り線を用いることが好適である。また、各ワイヤ7を連結するためのブラケット9,10は梁や柱等の躯体に対して直接的にもしくは適宜の連結部材を介して固定しておき、ワイヤ7に付与する張力に抗し得るものとしておけば良い。また、カーテンレール2の一部が壁面に添って設置される場合にはその部分を壁面に対して固定すれば良いし、必要であればカーテンレール2の先端を壁面に突き当ててそこで固定したり、隣接するカーテンレール2,2どうしを連結しても良い。図中符号12はワイヤ7の途中に設けたジョイント兼張力調整用のターンバックルである。 【0010】上記のように、張設したワイヤ7によってカーテンレール2を支持して設置することにより、ワイヤ7の張力を適正に設定することでカーテンレール2の設置強度を十分に確保でき、かつ十分に安定に支持できることはもとより、本実施形態のような傾斜天井3や段差のある天井、あるいは天井高が3mを越えるような室に対しても図6(b)に示したような従来一般のV型の吊り具cを用いることなくカーテンレール2を支障なく設置することができる。したがってV型の吊り具cを用いる場合に比較してすっきりとして意匠的に好ましく、また、吊り具cの長さを個々に調節するといった面倒な手間がなくなり、ワイヤ7を支持金具8に通してブラケット9,10に対して連結して張設するのみできわめて簡便にカーテンレール2を設置できるから施工性を格段に改善することができる。勿論、カーテンレール2を天井面に直付けする場合のように他の天井設置器具類の設置位置が制約されることはないし、天井面に対して塗装やクロス貼り替え等の補修を行なう場合にも邪魔となることがなく、必要であればワイヤ7をブラケット9,10から取り外すことでカーテンレール2全体を簡単に撤去することも可能である。 【0011】なお、本発明は上記のように療養室や病室に適用するのみならず、任意の用途の室に任意の用途のカーテンレールを設置する場合全般に広く適用可能であり、ワイヤの張設位置と張設方向はカーテンレールを設置すべき位置、カーテンレールの形状に対応して任意に決定すれば良い。勿論、支持金具やブラケットの形状は任意であるし、ワイヤによるカーテンレールの支持の形態やワイヤの両端部の連結の形態、ターンバックルの有無も任意である。 【0012】 【発明の効果】以上のように、本発明は、室内の上部にワイヤを張設してそのワイヤによりカーテンレールを支持せしめるものであるから、ワイヤの張力を適正に設定することでカーテンレールを十分な強度をもって安定に支持できることはもとより、傾斜天井や段差天井に対しても従来のV型の吊り具を用いることなくカーテンレールを支障なく設置することができ、したがってすっきりとして意匠的に好ましく、かつ施工性を格段に改善することができ、しかも他の天井設置器具類の設置位置が制約されることはないし、天井面に対する補修の際に邪魔となることがなく、必要であれば簡単に撤去することも可能である、という優れた効果を奏する。 【0013】特に、カーテンレールの上部に所定間隔で支持金具を取付けてその支持金具に設けた孔にワイヤを挿通せしめることとすれば、ワイヤによるカーテンレールの支持を極めて簡単かつ確実に行なうことができるし、そのワイヤの両端部を相対向する壁面に設けたブラケットに連結せしめることとすればワイヤの張設を簡単かつ確実に行なうことができる。さらに、カーテンレールが単なる直線状ではなく曲っている場合には、複数本のワイヤを互いに交差する方向に張設し、それら複数本のワイヤによりカーテンレールの直線部をそれぞれ支持せしめれば、曲りを有するカーテンレールも支障なくかつ安定に支持することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002299 【氏名又は名称】清水建設株式会社 【識別番号】390027498 【氏名又は名称】株式会社ヨコタ
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月21日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】志賀 正武 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−299637 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−111099 |
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