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【発明の名称】 たくし上げカーテン
【発明者】 【氏名】阿保 晴也

【氏名】岡村 正

【要約】 【課題】昇降コードを挿通したコードガイドのヘッドボックスに対する組付け作業を容易に行い得るたくし上げカーテンを提供する。

【解決手段】ヘッドボックス1の一端に操作装置7を取着し、操作装置7から昇降コード4の一端を垂下し、昇降コード4の他端をヘッドボックス1内に配設されたコードガイド3から垂下し、コードガイド3から吊下支持された昇降コード4の下端部を、ヘッドボックス1から吊下支持されたカーテン生地の下端部に取着し、操作装置7から垂下された昇降コード4を操作することによりカーテン生地を昇降可能としたたくし上げカーテンにおいて、コードガイド3には、該コードガイド3をヘッドボックス1に挿入可能とする方向に一列に、かつ着脱可能に連結する連結手段12,14を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヘッドボックスの一端に操作装置を取着し、前記操作装置から昇降コードの一端を垂下し、前記昇降コードの他端を前記ヘッドボックス内に配設されたコードガイドから垂下し、前記コードガイドから吊下支持された昇降コードの下端部を、前記ヘッドボックスから吊下支持されたカーテン生地の下端部に取着し、前記操作装置から垂下された昇降コードを操作することにより前記カーテン生地を昇降可能としたたくし上げカーテンにおいて、前記コードガイドには、該コードガイドを前記ヘッドボックスに挿入可能とする方向に一列に、かつ着脱可能に連結する連結手段を設けたことを特徴とするたくし上げカーテン。
【請求項2】 前記操作装置には、前記コードガイドを前記ヘッドボックスに挿入可能とする方向に着脱可能に連結する連結手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のたくし上げカーテン。
【請求項3】 前記コードガイドは、その一側に連結軸を形成するとともに、他側に連結凹部を設け、隣り合うコードガイドの一方のコードガイドの連結凹部を他方のコードガイドの連結軸に着脱可能に嵌合したことを特徴とする請求項1記載のたくし上げカーテン。
【請求項4】 前記コードガイドの連結軸の中心部に挿通孔を設け、該挿通孔を介して昇降コードを下方へ案内したことを特徴とする請求項3記載のたくし上げカーテン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たくし上げカーテンの昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たくし上げカーテン一種類として、ヘッドボックスからカーテン生地が吊下支持され、同ヘッドボックスから垂下された複数本の昇降コードの下端部にカーテン生地の下端部が取着され、ヘッドボックス一端の操作装置から垂下される昇降コードを操作することにより、カーテン生地を昇降可能としたものがある。
【0003】このようなたくし上げカーテンでは、ヘッドボックスから垂下される昇降コードは、ヘッドボックス内において所定位置に固定されたコードガイドを介してヘッドボックス一端の操作装置に案内され、その操作装置から垂下される。そして、操作装置から昇降コードを引き出すことにより、カーテン生地が引き上げられ、カーテン生地の重量を利用して昇降コードを操作装置内に引き込ませれば、カーテン生地が下降する。
【0004】このようなたくし上げカーテンを組み立てる場合には、操作装置に挿通された複数本の昇降コードをそれぞれコードガイドに挿通し、そのコードガイドをヘッドボックス内に挿入して所定位置に固定する。また、操作装置をヘッドボックスの端部に取着する。
【0005】そして、ヘッドボックスを窓枠等に取着し、カーテン生地をヘッドボックスから吊下支持し、コードガイドから吊下支持される昇降コードの下端にカーテン生地の下端部を取着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなたくし上げカーテンでは、その組み立て作業時に、操作装置に挿通された異なる長さの複数本の昇降コードをそれぞれコードガイドに挿通し、各コードガイドを挿通された昇降コードの長さに対応した順番で1つずつヘッドボックスに挿入し、所定位置に固定するという作業が必要である。従って、その組み立て作業が煩雑である。
【0007】この発明の目的は、昇降コードを挿通したコードガイドのヘッドボックスに対する組付け作業を容易に行い得るたくし上げカーテンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1では、ヘッドボックスの一端に操作装置を取着し、前記操作装置から昇降コードの一端を垂下し、前記昇降コードの他端を前記ヘッドボックス内に配設されたコードガイドから垂下し、前記コードガイドから吊下支持された昇降コードの下端部を、前記ヘッドボックスから吊下支持されたカーテン生地の下端部に取着し、前記操作装置から垂下された昇降コードを操作することにより前記カーテン生地を昇降可能としたたくし上げカーテンにおいて、前記コードガイドには、該コードガイドを前記ヘッドボックスに挿入可能とする方向に一列に、かつ着脱可能に連結する連結手段を設けた。
【0009】請求項2では、前記操作装置には、前記コードガイドを前記ヘッドボックスに挿入可能とする方向に着脱可能に連結する連結手段を設けた。請求項3では、前記コードガイドは、その一側に連結軸を形成するとともに、他側に連結凹部を設け、隣り合うコードガイドの一方のコードガイドの連結凹部を他方のコードガイドの連結軸に着脱可能に嵌合した。
【0010】請求項4では、前記コードガイドの連結軸の中心部に挿通孔を設け、該挿通孔を介して昇降コードを下方へ案内した。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すたくし上げカーテンは、窓の上枠等に固定されるヘッドボックス1からカーテン生地2が吊下支持される。前記ヘッドボックス1内には、所定間隔を隔ててコードガイド3が配設され、そのコードガイド3からそれぞれ昇降コード4が吊下支持されている。
【0012】前記昇降コード4の下端部は、取付部材5を介して前記カーテン生地2の下端部に取着される。また、各取付部材5には昇降コード4を緊張するための錘部材6がそれぞれ吊下支持されている。
【0013】前記昇降コード4は、前記コードガイド3からヘッドボックス1内を経て、同ヘッドボックス1の一端に設けられた操作装置7に案内され、その操作装置7から垂下されている。
【0014】そして、操作装置7から昇降コード4を引き出すと、ヘッドボックス1から吊下支持された昇降コード4が引き上げられて、カーテン生地2が引き上げられる。また、カーテン生地2及び錘部材8の重量を利用して、操作装置7から垂下された昇降コード4を同操作装置7内に引き込ませれば、カーテン生地が下降する。従って、昇降コード4の操作によりカーテン生地2が昇降される。なお、操作装置7内には昇降コード4の不操作時にカーテン生地2の自重による下降を防止する自重降下防止装置が内蔵されている。
【0015】前記コードガイド3は、操作装置7から案内される昇降コード4のうちの一本を下方へ案内し、残りの昇降コード4を次のコードガイド3に案内する。そのコードガイド3の具体的構成を説明すると、図2に示すように、合成樹脂で成形されたコードガイド3の底面には、ネジを螺入するための取付孔8が形成され、固定プレート9に挿通されたネジ10の先端部がその取付孔8に螺合される。そして、ネジ10を取付孔8に螺入して、コードガイド3の底面と前記固定プレート9との間にヘッドボックス1の下辺1aを挟着することにより、コードガイド3がヘッドボックス1に固定される。
【0016】前記コードガイド3の中間部には、その回転軸心をヘッドボックス1の前後方向とした案内ローラ11が回転可能に支持されている。前記コードガイド3の底部先端側には、隣接するコードガイド3を連結可能とする連結軸12が形成され、その連結軸12の中心部には挿通孔13が形成されている。
【0017】図2〜図4に示すように、前記挿通孔13には前記操作装置7から案内される昇降コード4のうちの一本が前記案内ローラ11を介して挿通され、このコードガイド3の下方へ案内される。なお、前記挿通孔13は先端側へ開口されて、連結軸12が弾性的に縮径可能となっている。
【0018】前記コードガイド3の底部基端側には、前記連結軸12を嵌合可能とした連結凹部14が形成され、図3に示すように、隣り合うコードガイド3の連結軸12を嵌合可能となっている。
【0019】前記操作装置7のコードガイド3に対向する側面には、コードガイド3の連結軸12と同径の連結軸15が形成され、コードガイド3の連結凹部14を嵌合可能となっている。
【0020】さて、上記のようなたくし上げカーテンを窓枠に設置するには、まず操作装置7に挿通された複数本の昇降コード4のうち、操作装置7にもっとも近い位置でヘッドボックス1から垂下される昇降コード4を一つ目のコードガイド3の案内ローラ11に掛装し、挿通孔13に挿通する。そして、そのコードガイド3の連結凹部14を操作装置7の連結軸15に嵌合する。
【0021】次いで、操作装置7に対し次に近い位置でヘッドボックス1から垂下される昇降コード4を二つ目のコードガイド3の案内ローラ11に掛装し、挿通孔13に挿通する。そして、そのコードガイド3の連結凹部14を一つ目のコードガイド3の連結軸12に嵌合する。
【0022】このようにして、各昇降コード4をそれぞれコードガイド3の挿通孔13に挿通し、各コードガイド3をその連結軸12及び連結凹部14で連結する。すると、図3に示すように複数本の昇降コード4がそれぞれコードガイド3に仕分けされて挿通され、操作装置7及び複数のコードガイド3が一列に連結される。
【0023】次いで、連結されたコードガイド3をヘッドボックス1の一端から同ヘッドボックス1内に挿入し、操作装置7をヘッドボックス1の端部に嵌合固定する。そして、各コードガイド3の連結を外して、ヘッドボックス1内を所定位置に移動させ、ネジ10を締め込んでヘッドボックス1の所定位置に固定する。
【0024】次いで、カーテン生地2の上端をヘッドボックス1に取着し、ヘッドボックス1から垂下された昇降コード4の下端に取付部材5を介してカーテン生地2の下端部を取着すると、このたくし上げカーテンの設置作業が終了する。
【0025】上記のように構成されたたくし上げカーテンでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(イ)ヘッドボックス1へのコードガイド3の挿入に先立って、昇降コード4を仕分けして各コードガイド3に挿通し、各コードガイド3及び操作装置7を一列に連結することができる。従って、連結されたコードガイド3をヘッドボックス1内に挿入した後、連結を外してヘッドボックス1の所定位置に固定することにより、コードガイド3への昇降コード4の挿通及びコードガイド3のヘッドボックス1への取付け作業を容易に行うことができる。
(ロ)このようなたくし上げカーテンをキットで販売する場合には、操作装置7及びコードガイド3を連結した状態で出荷すれば、このたくし上げカーテンの設置現場での組立て作業を極めて容易に行うことができる。
(ハ)操作装置7に対し一列に連結したコードガイド3をヘッドボックス1の左端側から挿入すれば、左操作用のたくし上げカーテンを構成することができ、右端側から挿入すれば、右操作用のたくし上げカーテンを容易に構成することができる。
(ニ)コードガイド3の連結軸12の中心部に挿通孔13を形成したので、連結軸12及び挿通孔13をレイアウトするための面積を小さくして、コードガイド3を小型化することができる。
【0026】・なお、上記実施の形態の操作装置及びコードガイドの構成は、図5に示すように、出窓に設置されるたくし上げカーテンの操作装置7とコードガイドあるいはコーナージョイント16とコーナーガイド3に実施することもできる。
【0027】・コードガイド3の連結手段は、連結軸12と連結凹部14の形状に限定されるものではなく、任意の形状としてもよい。上記実施の形態に記載された前記請求項以外の技術的思想を、以下にその効果とともに記載する。
(1)ヘッドボックスの一端に操作装置を取着し、前記操作装置から昇降コードの一端を垂下し、前記昇降コードの他端を前記ヘッドボックス内に配設されたコードガイドから垂下し、前記コードガイドから吊下支持された昇降コードの下端部を、前記ヘッドボックスから吊下支持されたカーテン生地の下端部に取着し、前記操作装置から垂下された昇降コードを操作することにより前記カーテン生地を昇降可能としたたくし上げカーテンにおいて、前記コードガイドには、該コードガイドを前記ヘッドボックスに挿入可能とする方向に一列に、かつ着脱可能に連結する連結手段を設け、前記操作装置には、前記コードガイドを前記ヘッドボックスに挿入可能とする方向に着脱可能に連結する連結手段を設け、前記コードガイドは、その一側に連結軸を形成するとともに、他側に連結凹部を設け、隣り合うコードガイドの一方のコードガイドの連結凹部を他方のコードガイドの連結軸に着脱可能に嵌合した。各コードガイドに昇降コードを挿通しながら、各コードガイドを容易に連結可能とし、そのコードガイドをヘッドボックス内に挿入して、その連結を外し、ヘッドボックスの所定位置に固定することにより、昇降コードを挿通したコードガイドのヘッドボックスに対する組立て作業を容易に行うことができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は昇降コードを挿通したコードガイドのヘッドボックスに対する組付け作業を容易に行い得るたくし上げカーテンを提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000250672
【氏名又は名称】立川ブラインド工業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)12月26日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
【公開番号】 特開平11−187971
【公開日】 平成11年(1999)7月13日
【出願番号】 特願平9−358985