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【発明の名称】 野外レジャー用マット
【発明者】 【氏名】西山 和一

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 天然パルプからなる不織布の外袋と内袋を有し、内袋の中には芯材として天然パルプや緩衝となる材料を充填した2重袋形態の野外レジャー用マット【請求項2】 外袋の裏面をポリオレフィン樹脂のラミネート加工により防水性を付与してなる請求項1に記載の野外レジャー用マット。
【請求項3】 外袋の外縁のうち3箇所は密閉にシールされ、残りの1箇所はチャックにより開閉が自由となる様に設計された請求項1に記載の野外レジャー用マット。
【発明の詳細な説明】野外レジャー用マットとしては、袋が布製、芯材としては、綿や発泡プラスチックを使用し、袋の開閉には縫製でファスナーを取り付けた製品や全体が発泡プラスチックのもの等が見受けられる。しかし、これらの製品は地面に敷いて使う場合、特に雨上がりの後などでは地面の水分や湿気を吸収しマットとしての使い心地は決して好いものではない。又、吸水で重くなり取扱が不便だったり乾燥に時間が掛かる。地面の泥水まで吸収すれば内部が汚れてしまい使用不能となる。布製座布団製造の場合、縫製や開閉口にファスナーを取付ける作業に熟練を必要とし、且つ、手間と時間が掛かり量産化に問題がある。ファスナーは固い材質のため取付け部分に違和感を感じることもあり、また時折ファスナーの噛合わせ不良等故障が発生する難点がある。全体が発泡プラスチック製の場合はクッション不足で座り心地が良くない。、廃棄焼却では黒煙を発生するなど自然の環境にも良くない。本発明者は、野外レジャー用マットが有するこれらの様々な欠点を改善すべく鋭意検討の結果、天然パルプに目を付け天然パルプ不織布の内袋に芯材として天然パルプを充填して、且つ、この内袋を入れる外袋も天然パルプ不織布としてその裏面をポリオレフィン樹脂のラミネート加工により防水性を付与し、外袋の外縁のうち3箇所は密閉にシールされ、残りの1箇所はチャック(ポリエチレン製)により開閉が自由となる様に設計された野外レジャー用マットが前記の欠点が改善されることが分かった。天然パルプ不織布は綿、発泡性プラスチック、プラスチック製不織布に比べ良好な風合性(柔軟性)、吸水性、吸湿性を有し、且つ、乾燥時、濡れた時にも高い強度をもち綿の肌合いに近い素材であり、静電気の発生も殆ど無い。本発明では、野外レジャー用マットの内袋と外袋に天然パルプ不織布を利用し、外袋の裏面はポリオレフィン樹脂のラミネート加工により防水性を付与してある。ラミネート層の樹脂の厚みは防水性を付与するためには35μ〜50μの範囲が好ましい。これ以上の厚みでは天然パルプ不織布の風合いが損なわれソフト感が欠如する。又、このラミネート層を用いて外袋の外縁のうち3箇所の密閉シールとチャック取付けのためには、より接着性の高い良好なポリオレフィン樹脂を選択する必要がある。内袋の中に入れる充填剤としては天然パルプの解繊したものがクッション性の点で他の充填剤より優れている。しかし、必ずしも天然パルプに拘ることはなく、他の緩衝材、例えば自然分解性の澱粉やセルロースで出来ている緩衝材、紙断裁緩衝材でも良好である。今後の環境問題を考慮すると、野外グッズは使用場所に置き去りされることもあり、これらの問題を考慮した材料をも有効に利用できる様にした。外袋開口部のファスナーはチャックに比べ前記の欠点があり、チャックはコストが安価、縫製取付け時間が不要、ファスナーの様に噛み込み不良がない等有利な点がある。野外レジャー用マットの寸法は自由自在に選択できて、三方製袋機で量産が可能であり、縫製加工に比べ大幅に時間が短縮できる。マットの厚みは15〜30mmの範囲の場合、クッション性、折畳み性の点で良好である。1人用マットの面積・形状としては350mm×500mm程度が座り心地が安定している。又、この2倍〜3倍の面積(500mm×700〜1050mm)のものは野外レジャー用マット以外に海水浴等の寝転びマットや非常災害時の簡易ベットとしても使用できる。又、面積700mm×500mm程度のものは、ソフアーや椅子の座布団兼腰当てマットとして使用できる。充填剤としての天然パルプは晒パルプ、未晒パルプ、古紙パルプが適宜利用できるが、クッション性を付与するために乾燥したパルプを予め10mmΦ位に解きほぐす。充填量は破袋しない範囲で特に制限ははないが、面積・形状が350mm×500mm位の場合で約120gが目安となる。しかし、充填剤は必ずしも天然パルプに拘ることもなく、今後の環境問題を考慮すると他の緩衝材、例えば自然分解性の澱粉やセルロースで出来ている緩衝材、紙断裁緩衝材でも良好である。外袋が汚れた場合は、チャックの止口を確認しマットの外から直接を中性洗剤や石鹸等を付けブラシで軽く洗い水洗後、天日や乾燥機で乾かせば短時間で乾燥する。
【実施例】1 外袋の作製天然パルプ不織布(商品名:テクセル…目付(米坪)100g/m)の一方の面にヒートシール性のあるポリエチレン樹脂(商品名:三菱L−340)を通常の押出ラミネート方式によりラミ膜厚40μでラミネート加工を施す。このラミネート加工品を350×525mm幅に断裁し、断裁品のラミネート加工面同志を対向させその外縁部4箇所の内、3箇所をシール幅10mmでヒートシール機により熱接着を施す。次いで残りの外縁部へプラスチック製チャックを熱接着で取付ける。
2 内袋の作製と天然パルプの充填天然パルプ不織布(商品名:キノクロス…目付(米坪)60g/m)を320×495mm幅に断裁し、断裁品の外縁部4箇所の内、3箇所をシール幅5mmで糊により接着を施す。次いで残りの外縁部を利用して、予め10mmΦ位に解きほぐしてある古紙パルプ120gを内袋へ充填する。充填後開口部を糊により接着する。
3 野外レジャー用マットの作製上記2で天然パルプを充填した内袋を上記1で製作した外袋に詰めプラスチック製チャックを閉じることで野外レジャー用マットが完成する。
【出願人】 【識別番号】000122265
【氏名又は名称】王子化工株式会社
【出願日】 平成10年(1998)6月3日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−342063
【公開日】 平成11年(1999)12月14日
【出願番号】 特願平10−190916