| 【発明の名称】 |
蓋板付き箸箱及び箸 |
| 【発明者】 |
【氏名】森下 たか子
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| 【要約】 |
【課題】小型軽量化を図って包装や携帯に便利なように構成すると共に、特に箸置きとしても使用することができる。
【解決手段】箸箱本体10に対して、蓋板20をその長手方向にスライドさせることにより、開口部を開閉可能に構成した蓋板付き箸箱において、蓋板20の長手方向の端部に、一組の箸30が載せられる。位置決め手段21bを設ける。また、箸を2分する組立式として収納に便とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 箸を出し入れするための開口部を上面側に有する箸箱本体に対して蓋板をその長手方向にスライドさせることにより前記開口部を開閉可能に構成した蓋板付き箸箱において、前記蓋板の長手方向の端部に、蓋板の上に一組の箸を載せた状態で箸の一部を蓋板に対して位置決めするための位置決め手段を設けたことを特徴とする蓋板付き箸箱。 【請求項2】 前記箸箱本体は、両側面を形成する一対の側面板と、両端面を形成する一対の端面板と、底面板とを有し、前記蓋板は、その引き出し方向の端部に前記端面板の一部を兼ねる端板片を備え、その端板片に前記位置決め手段を形成してあることを特徴とする請求項1記載の蓋板付き箸箱。 【請求項3】 前記蓋板は、その裏面側を上にした状態で箸箱本体に対してスライド可能に組み込める構成であり、前記位置決め手段は、前記蓋板の裏面を上にした状態で機能するように設定してあることを特徴とする請求項1又は2記載の蓋板付き箸箱。 【請求項4】 前記位置決め手段が凹部であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の蓋板付き箸箱。 【請求項5】 前記箸が、ほぼ半分程度の長さの箸部材を連結することによって通常の長さにする組立式であり、その箸の組み立て前の長さに対応させて前記箸箱本体及び蓋板の長さを設定してあることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の蓋板付き箸箱。 【請求項6】 ほぼ半分程度の長さの箸部材を結合具を介して連結することによって通常の長さにする組立式の箸であって、前記箸部材が木や竹を含む天然素材からなり、前記結合具が金属又は樹脂製であることを特徴とする箸。 【請求項7】 前記結合具は、ネジ結合式に連結する一対の結合部材からなり、両結合部材の一方を前記箸部材の一方に、他方の結合部材を他方の箸部材にそれぞれ固定してあることを特徴とする、請求項6記載の箸。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、箸を出し入れするための開口部を上面側に有する箸箱本体に対して蓋板をその長さ方向にスライドさせることにより、開口部を開閉可能に構成した蓋板付き箸箱及び箸に関し、特に、組立式の箸の収納及び使用に際して好適な技術に関する。 【0002】 【従来の技術】蓋や蓋板付きの箸箱として、従来から種々の構造のものが知られている。例えば、箸を入れる箸箱本体に対して蓋を上から被せる構造のもの、箸箱本体に対して蓋板を差し込み式に組み込んだ構造のものなどを挙げることができる。 【0003】その中でも、蓋板を差し込み式に組み込んだ箸箱は、箸を出し入れするための開口部を上面側に有する箸箱本体に対して蓋板をその長さ方向にスライドさせることにより、開口部を必要な範囲で容易に開閉することができる利点がある。さらに、蓋板が差し込み式であるため、箸箱を落としたときなどにも簡単に外れることはない。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】こうした一般的な箸箱は、例えば弁当箱に比べて長いものが多い。この点は、特に女性用の弁当箱と箸箱の関係において顕著である。このため、箸箱だけが突出する結果、包装時や携帯時に具合が悪いことが多い。また、箸箱単体で持ち歩くには長すぎるきらいがある。さらに、近年では割り箸を大量に消費する傾向にあり、自然保護の観点からも、簡易に携帯できて長期使用に便利な箸箱や箸が望まれる。 【0005】一方、箸の使用時に、清潔さや体裁を保つために、箸置きを使用することも多々あるが、従来の箸箱はこうした点への配慮はされていない。 【0006】本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、小型軽量化を図って包装や携帯に便利なように構成すると共に、特に箸置きとしても使用することができる蓋板付き箸箱の技術を提供することを課題とする。さらに、本発明では、小型軽量の箸箱に収納するのに適した組立式の箸の技術を提供することを課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、本発明では、箸を出し入れするための開口部を上面側に有する箸箱本体に対して蓋板をその長手方向にスライドさせることにより開口部を開閉可能に構成した蓋板付き箸箱において、蓋板の長手方向の端部に、蓋板の上に一組の箸を載せた状態で箸の一部を蓋板に対して位置決めするための位置決め手段を設けた。その場合、箸箱本体は、両側面を形成する一対の側面板と、両端面を形成する一対の端面板と、底面板とを有し、蓋板は、その引き出し方向の端部に、箸箱本体の端面板の一部を兼ねる端板片を備え、その端板片に位置決め手段を形成することもできる。また、蓋板は、その裏面側を上にした状態で箸箱本体に対してスライド可能に組み込める構成であり、位置決め手段は、蓋板の裏面を上にした状態で機能するように設定してある構成とすることもできる。位置決め手段としては凹部で構成することもできる。一方、箸としては、ほぼ半分程度の長さの箸部材を連結することによって通常の長さにする組立式であり、その箸の組み立て前の長さに対応させて箸箱本体及び蓋板の長さを設定するのが好適である。また、ほぼ半分程度の長さの箸部材を結合具を介して連結することによって通常の長さにする組立式の箸であって、箸部材が木や竹を含む天然素材からなり、結合具が金属又は樹脂製である構成とすることもできる。その場合、結合具は、ネジ結合式に連結する一対の結合部材からなり、両結合部材の一方を箸部材の一方に、他方の結合部材を他方の箸部材にそれぞれ固定してある構成とすることもできる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図1〜図8を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る箸箱の斜視図であり、図2は蓋板を少し引き出した状態の斜視図、図3は箸箱の断面図、図4は箸箱本体の斜視図、図5は箸置きとしての利用状態を示す斜視図、図6及び図7は組立式の箸を示す平面図、図8はその分解斜視図である。 【0009】本実施の形態に係る蓋板付き箸箱も、その基本構造としては、既存のものと同様に、箸を出し入れするための開口部Cを上面に有する箸箱本体10と、その開口部Cを開閉する蓋板20とを備えている。 【0010】即ち、箸箱本体10は、底面板11と、両側面板12、12と、両端面板13、13とを有する平面長方形の扁平な箱形に形成している。そして、両側面板12、12の上部に、箸箱本体10の長手方向に延びる差し込み溝12b、12bを設け、この差し込み溝に蓋板20を差し込んだ構成としている。 【0011】しかし、本実施の形態では、以下の点で、従来の箸箱と大きく相違している。まず第1に、箸箱本体10及び蓋板20からなるこの蓋板付き箸箱の長さを従来の半分程度としている点である。第2に、図5に示すように、この蓋板付き箸箱の上に一組の箸30を載せた状態で、箸30を位置決めするための位置決め手段21bを設けている点である。第3に箸30を組立式としている点である。 【0012】第1の特徴点である、蓋板付き箸箱の長さについては、箸30の長さとの関係で決まるが、図6及び図7に示すように、箸30を二つ折りとした場合には、ほぼ半分程度の長さとなる。 【0013】第2の特徴点である、位置決め手段25については、本発明では特に工夫してある。図2に示すように、蓋板20を裏返しにして箸箱本体10に差し込んだ状態のときに、位置決め手段25が機能するようにしている。位置決め手段21bは、ここでは凹部によって構成している。 【0014】即ち、蓋板20の引き出し方向の端部に端板片21を設けている。この端板片21は、図1に示すように蓋板20を通常のセット状態にしてあるときに、箸箱本体10の端面板13の一部を兼ねる構成としている。つまり、端板片21と端面板13とで、必要な大きさの端面板となるようにしている。端板片21に位置決め手段となる凹部21bを形成した関係で、端面板13には凸部13bを形成し、互いに合致するように配慮している。これにより、箸箱本体10の端面の体裁を良くすることができる。 【0015】凹部21bの大きさ(幅)は、少なくとも一組の箸30の先端部分が安定に収まる大きさに設定している。その場合、箸30の先端部分が凹部21bの中央に寄りやすくするために、両側をテーパ面21c、21cに形成している。 【0016】第3の特徴点である、箸30については、ほぼ半分程度の長さの箸部材31、32を連結することによって通常の長さにする組立式であり、結合具50を介して連結している。箸部材31、32は木や竹を含む天然素材からなり、結合具50は金属又は樹脂製としている。 【0017】結合具50は、図8に示すように、ネジ結合式に連結する一対の結合部材51、52からなり、一方の結合部材51を一方の箸部材31に、他方の結合部材52を他方の箸部材32にそれぞれ固定している。 【0018】一方の結合部材51は、一端側に雄ねじ51bを有し、他端側に穴51cを有する。また、一方の箸部材31は、一方の結合部材51の穴51cにはめ込む突部31cを有する。 【0019】他方の結合部材52は、一端側に雄ねじ51bをねじ込むねじ穴52bを有し、他端側に穴52cを有する。また、他方の箸部材32は、他方の結合部材52の穴52cにはめ込む突部32cを有する。 【0020】この構成により、一組の箸30は、組立時に通常の長さに、分解時に半分程度の長さに自在に変化させることができる。また、この一組の箸30を箸箱上に載せた図5の状態では、箸箱が短いので、箸置きのイメージが強調され、この点も大変体裁が良い。 【0021】しかも、蓋板20の引き出し長さを調整することにより、箸の安定性も確保できる。また、この一組の箸30を箸箱本体10への収納するときには、4本にして収納する。その場合、箸箱本体10の内部に横並びにして収納すれば良い。 【0022】このように、箸30を横並びに収納するので、箸箱本体10はそれに必要な幅を備えている。勿論、箸箱本体10の厚さを厚くして、二段に重ねて収納する構成としても良い。 【0023】また、箸30の連結構造も、このようにねじ結合式に限らず、単なる差し込み式にしても良い。また、位置決め手段21bに凹部を形成した例を示したが、両側に凸部を形成してその間で一組の箸30の先端部分を位置決めする構成としてもよい。 【0024】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、箸箱の小型軽量化を図って包装や携帯に便利なように配慮すると共に、特に箸置きとしても使用することができるので、清潔さや体裁を良くすることができる。さらに、箸置きとするときに蓋板を裏返しに使用すれば、一段と清潔さを確保することができる。 【0025】また、小型軽量の箸箱に収納するのに適した組立式の箸を簡易な構造で提供することができる。さらに、結合具を金属製や樹脂製とすることで、結合具の強度、信頼性を高め、しかも、箸部材に天然素材を好適に用いることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398034711 【氏名又は名称】森下 たか子
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月8日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】堀 城之
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| 【公開番号】 |
特開平11−318674 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月24日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−140412 |
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