| 【発明の名称】 |
儀式用飾り台 |
| 【発明者】 |
【氏名】松村 傳
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】概ね鉛直方向に延びるが完全には鉛直方向に向かない2本以上の木製の第1支柱と、前記第1支柱よりも長くて高く延びる木製の第2支柱と、第1装飾物を載置するための載置台本体とからなり、前記第1支柱支柱及び前記第2支柱は、それぞれに、前記載置台本体に結合して前記載置台本体を貫通する貫通部分と、前記貫通部分より上方に位置し第2装飾物をその上端部で支持するための支持部分と、前記貫通部分より下方に位置し前記載置台本体を支持するための脚部分とを有し、前記第1支柱、前記第2支柱及び前記載置台は互いに分離可能である儀式用飾り台。 【請求項2】請求項1において、前記上端部は上端縁であることを特徴とする儀式用飾り台。 【請求項3】請求項1において、前記貫通部分は前記支持部分及び前記脚部分と一体に分離不能に形成されていることを特徴とする儀式用飾り台。 【請求項4】請求項1において、前記支持部分と前記脚部分は分離可能に形成されていることを特徴とする儀式用飾り台。 【請求項5】請求項1において、前記第2支柱は、前記脚部分が互いに遠ざかる方向に曲がっていることを特徴とする儀式用飾り台。 【請求項6】請求項5において、前記支持部分と前記脚部分は、互いに螺合する支持部分側螺合部分と脚部分側螺合部分をそれぞれに備えていることを特徴とする儀式用飾り台。 【請求項7】請求項6において、前記支持部分側螺合部分と脚部分側螺合部分は、それぞれに金属製であり、前記支持部分と前記脚部分とにそれぞれに打ち込まれて固定されていることを特徴とする儀式用飾り台。 【請求項8】請求項5において、前記貫通部分は、前記支持部分に属する支持部分側貫通部分と前記脚部分に属する脚部分側貫通部分とから形成され、前記支持部分側貫通部分と前記脚部分側貫通部分とは、互いに螺合する支持部分側螺合部分と脚部分側螺合部分をそれぞれに備え、前記載置台は、前記支持部分側螺合部分と前記脚部分側螺合部分との螺合時に、前記支持部分側貫通部分と前記脚部分側貫通部分とにより挟持される被挟持部分を備えていることを特徴とする儀式用飾り台。 【請求項9】請求項5において、前記貫通部分は、前記支持部分又は前記脚部分のいずれかに属し、前記貫通部分と前記貫通部分が属さない前記いずれかの非貫通部分は、互いに螺合する貫通部分側螺合部分と非貫通部分側螺合部分をそれぞれに備え、前記載置台は、前記貫通部分側螺合部分と前記非貫通部分側螺合部分との螺合時に、前記支持部分側貫通部分と前記脚部分側貫通部分とにより挟持される被挟持部分を備えていることを特徴とする儀式用飾り台。 【請求項10】請求項8又は9において、記いずれかの非貫通部分は、互いに螺合する貫通部分側螺合部分と非貫通部分側螺合部分をそれぞれに備え、前記載置台は、前記貫通部分側螺合部分と前記非貫通部分側螺合部分との螺合時に、前記支持部分側貫通部分と前記脚部分側貫通部分とにより挟持される被挟持部分を備えていることを特徴とする儀式用飾り台。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、儀式用飾り台に関し、更に詳しくは、葬儀、初盆、開店等の儀式に用いられ自らを装飾し装飾物を載置することができ分離・組立が容易で軋みが少ない儀式用飾り台に関する。 【0002】 【従来の技術】葬儀、初盆、開店、落成、建立、授賞、発表、完成等の様々な儀式がある。このような儀式には、対象者の儀式用飾り台、写真、花、食物などの供え物、飾り物を載置するための装飾物載置台であり自らをも飾る飾り台が使用される。儀式は一過性であり飾り台は当日に会場に持ち込まれその当日に会場から持ち出される。 【0003】移動頻度が高く古びた様相をすぐに示すようになるこのような飾り台は、一定の使用回数に達すれば廃棄され、新しい飾り台が使用されることになる。金属などで耐久性を高めた飾り台は、このような儀式では嫌われる。樹脂製のものは、これを成形するための射出成形用設備が高く、コストが高くなる。 【0004】自らをも飾る飾り台は、成形加工が容易でよい雰囲気を醸し出すように木製であるのが好ましいとされている。木製の物は、一般に、加工精度が高くても、接合部分、固定部分は、その易変形性のために、軋みやすい。軋みは、これが部分的であっても、飾り台の全体的形態を大きく変える。軋みやすい木製の組立体は、搬送中に益々軋みその軋み部分の傷みが激しいので、分解されて搬送されることが好ましい。自らをも飾る飾り台は、強度を犠牲にした設計が要求される。そのような設計であっても、静置されている間は変形せず一定形態を維持することができればよい。 【0005】宗教的雰囲気を自ら醸し出す飾り台には、軽妙洒脱、華奢などの霊的感性、言い換えると非機械的感覚が要求される。有名なフレーズを引用すれば、「薔薇は、(自らを飾るとともに)庭をも飾る」ような意匠性が要請されている。飾り台には、現代の産業社会では同時に、分解・組立が容易であり、組立後に軋みが少ないことが要請される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、宗教的雰囲気を持ちながら、分解・組立が容易な儀式用飾り台を提供することにある。 【0007】本発明の他の目的は、分解・組立が容易であり組立後に軋みにくい儀式用飾り台を提供することにある。 【0008】本発明の更に他の目的は、自らの飾りのために強度が弱くても組立後の静置状態では変形度が低い儀式用飾り台を提供することにある。 【0009】本発明の他の目的は、分解状態で搬送し搬送中の傷みを少なくした儀式用飾り台を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明による儀式用飾り台は、概ね鉛直方向に延びるが完全には鉛直方向に向かない2本以上の木製の第1支柱と、前記第1支柱よりも長くて高く延びる木製の第2支柱と、第1装飾物を載置するための載置台本体とからなり、前記第1支柱支柱及び前記第2支柱は、それぞれに、前記載置台本体に結合して前記載置台本体を貫通する貫通部分と、前記貫通部分より上方に位置し第2装飾物をその上端部で支持するための支持分と、前記貫通部分より下方に位置し前記載置台本体を支持するための脚部分とを有し、前記第1支柱、前記第2支柱及び前記載置台は互いに分離可能である。 【0011】少なくとも3本の木製の支柱は、貫通部分を介して鉛直方向に一体に連続し又は一体に接続している。一体連続とは、接合部分がない木材をルータなどにより削り出しによって加工成形し単一体として形成されていることをいう。この場合、貫通部分は、支持部分及び脚部分と一体に分離不能に形成されていることになる。一体接続とは、水平方向にずれた分割可能が接続されていないことをいう。このような支柱は、水平方向にずれた2体が接続されて形成されていることはない。 【0012】第2装飾物は、第1支柱の2つの上端部と第2支柱の1つの上端部で形成される傾斜した面上に載置される。ここで傾斜とは、鉛直面に対しても水平面に対しても傾斜していることをいい、第2装飾物は、鉛直面に対して10度〜30度程度の角度で傾斜している。第2装飾物は、花、写真等の飾り物とこの飾り物を収容するための台、枠、棚などの飾り載せ台とから形成されるのが普通である。この場合、飾り載せ台が直接に3本の支柱に支持される。上端部は、このような飾り載せ台に線接触する上端縁を有していることもある。 【0013】その支持部分とその脚部分は、分離可能に形成されていることが搬送の際に好都合である。この場合、支持部分と脚部分は、互いに螺合する支持部分側螺合部分と脚部分側螺合部分をそれぞれに備えていることが好ましい。このような支持部分側螺合部分と脚部分側螺合部分は、支持部分の下端部に形成され鉛直方向に延びる雄ねじ部分と脚部分の上端部に形成され鉛直方向に延びる雌ねじ部分を備え、それぞれに金属製であることが好ましい。このようなねじ部分は、支持部分と脚部分とにそれぞれに打ち込まれて固定されていることが特に好ましい。 【0014】特に、第2支柱はその脚部分が互いに遠ざかる方向に曲がっている。この曲がりは、宗教的装飾であると考えられ、支持強度の増大の設計形態をシンボル化したものであるのかもしれない。このような曲がりが与えられている場合には、特に、次のような接合構造が形成されていることが好ましい。 【0015】貫通部分は、支持部分に属する支持部分側貫通部分と脚部分に属する脚部分側貫通部分とから形成され、支持部分側貫通部分と脚部分側貫通部分とは、互いに螺合する支持部分側螺合部分と脚部分側螺合部分をそれぞれに備え、載置台は、支持部分側螺合部分と脚部分側螺合部分との螺合時に、支持部分側貫通部分と脚部分側貫通部分とにより挟持される被挟持部分を備えている。 【0016】あるいは、貫通部分は、支持部分又は前記脚部分のいずれかに属し、その貫通部分とその貫通部分が属さないいずれかの非貫通部分は、互いに螺合する貫通部分側螺合部分と非貫通部分側螺合部分をそれぞれに備え、載置台は、貫通部分側螺合部分と非貫通部分側螺合部分との螺合時に、支持部分側貫通部分と脚部分側貫通部分とにより挟持される被挟持部分を備えている。 【0017】3つの曲がり部分が1鉛直線のまわりに120度回転して完全に互いに重なり合うようなことはないから、3本の支柱からなる立体構造物は、必ずどちらかの方向に軋むことになる。この場合、載置台により位置決めされる3本の支柱は、その位置決め部で僅かに軋むが、長い支柱の全体は見た目にわかるほどに傾斜する。このような傾斜は、儀式においては極端に嫌われる。支柱の上方部分と下方部分は接合手段に対して軋むが、両者は鉛直方向の1直線上に配置され、且つ、載置台に固定されている場合には、軋みは少なくなり、特に静置状態では軋みは完全に防止されている。更に、このような構造によれば、3つの曲がり部分の方向を任意にして互いを固定させることができる。 【0018】 【発明の効果】本発明による儀式用飾り台は、分離・組立が容易であり、分離して搬送するから軋みがなく従って傷みが少なく、且つ、装飾性を保持することができる。 【0019】 【発明の実施の形態】図1は、本発明による儀式用飾り台の実施の形態を示している。飾り台1は、支柱群1Gと盆2とから構成されている。盆2は、図2に示すように、装飾台本体3を備えている。装飾台本体3は、木製の円板であり、慣用の木工用加工機により削出され、必要程度の厚みである3〜5cmの厚みが与えられている。その厚みは、美観上からはもっと薄い方がよいが、後述する強度の観点から、この程度の厚みが与えられている。 【0020】これが白木で製作される場合には、その白木の材料としては、ゴムの木が用いられる。装飾台本体3の上面側には、縁形成用輪板5が形成されている。装飾台本体3と縁形成用輪板5とを別体に製作することが好ましい。この場合、縁形成用輪板5を薄い板材で輪状に製作して装飾台本体3の側周面に接着剤で接合する。装飾台本体3は、その軽量化のために、内部を部分的に中空に形成することが好ましい。図3に仮想線で示されるように、盆2上には第1装飾物2Aが載置される。第1装飾物は、生け花、造花、果物などであり、祝典、初盆にふさわしい装飾品、記念品、供養物等である。 【0021】支柱群1Gは、より長い1本の高端点支柱1Lと短い2本の低端点支柱1Sとから形成されている。高端点支柱1Lの上方部分は、図1,3では省略されている。高端点支柱1Lとは、その上端点が低端点支柱1Sの上端点よりも高い位置に位置するように配置される支柱要素をいう。支柱群1Gの3本の支柱1L,1Sは、それぞれに、1体物である。一体物の意義については詳しく後述される。 【0022】各支柱1L,1Sの上方部分は、概ね鉛直に延びる鉛直方向連続部分6を形成している。各支柱1L,1Sの下方部分は、図3,4に示すように、外側に婉曲に曲がる婉曲部分7を形成している。3本の支柱は、120度の位相差を互いに持つ3つの鉛直面上に配置されている。したがって、3体の婉曲部分7は、図4に示すように、中心点Oから放射方向に外側に延びている。鉛直方向連続部分6は、それぞれに、円柱状である。 【0023】婉曲部分7は、それぞれに、板状である。板状とは、断面が長方形であることをいう。婉曲部分7のこのような曲がり形状は、何らかの宗教的な例えば仏教的な背景によるものであると推定されるが、後述するように、曲げ強度にも関係するものである。盆2は、これ自らが装飾体として相応しいように、様々な色彩、模様、文様が施される。 【0024】図5に示すように、支柱群1Gの3つの上端点又は3つの上縁部に、1体の追加装飾台8が支持されている。追加装飾台8は、それ自体が装飾品であるように意匠化されている。装飾台本体3は、紙製、木製であり、枠組が形成され、又は、箱状に形成されている。追加装飾台8は、下端部に単一又は複数箇所の段部9が形成されている。 【0025】追加装飾台8は、段部の下端面が低端点支柱1Sの上端点又は上縁部に接して、低端点支柱1Sに支持されている。更に、追加装飾台8が、その上端部の下端面が高端点支柱1Lの上端点又は上縁部に接して、低端点支柱1Sに支持されている。このように、追加装飾台8は、支柱群1Gに3箇所で支持されている。その3箇所は、概ね2等辺3角形であることが好ましい。2本の低端点支柱1Sは、互いに同形である。言い換えると、2本の低端点支柱1Sの上端点の高さが等しい。 【0026】図6は、1本の支柱の単一構造、その構造と装飾台本体3との関係を示している。この単一構造又は単一化構造は、3本の支柱について全く同じであるから、1本の支柱1Lをそれらの代表として説明する。支柱1Lの鉛直方向連続部分6とその婉曲部分7は、それらのどちらか又はそれらの両方が、装飾台本体3を貫通する貫通部分11を有している。 【0027】この実施例では、貫通部分11は、鉛直方向連続部分6に属しているが婉曲部分7には属していない。鉛直方向連続部分6の下端面から雄ねじ12が鉛直方向連続部分6に打ち込まれている。婉曲部分7の上端面から雌ねじ13が婉曲部分7に打ち込まれている。 【0028】雄ねじ12の上方部分であり鉛直方向連続部分6に打ち込まれている雄側打込部分14は、雄側抜け止防止処理15が形成されている。雄側抜け止防止処理15は、下方に向いて突起する複数の突起群であり雄側打込部分14の周囲物として形成されている。雌ねじ13は、その全体が婉曲部分7に打ち込まれている。雌ねじ13は、雌側抜け止防止処理16が形成されている。 【0029】雌側抜け止防止処理16は、上方に向いて突起する複数の突起群であり雌ねじ13の周囲物として形成されている。このような雄ねじ12と雌ねじ13は、金属製であり、木に対して用いられるものとして市販される慣用手段である。鉛直方向連続部分6と婉曲部分7との間には、受け板17が介設されている。受け板17には、雄ねじ12を通すための穴が開けられている。受け板17は、装飾台本体3に固着されていることが好ましい。 【0030】受け板17と装飾台本体3との固着のためには、接着剤を用いることができる。受け板17は、木製でなく金属製又は硬質樹脂製であることが好ましい。 【0031】このような単一化構造の組立は、次の通りである。鉛直方向連続部分6の雄側打込部分14に受け板17を通し、装飾台本体3に鉛直方向連続部分6を通し、雄ねじ12を雌ねじ13にねじ込む。 【0032】このねじ込みの際に、婉曲部分7を装飾台本体3又は他の支柱にに対して定まった方向に位置づけることが可能である。このような位置づけにより、3本の支柱の相対的な方向又は装飾台本体3に対する絶対的な方向を自由な方向に又は定められている方向に設定することができる。このような組上がり状態では、貫通部分11と装飾台本体3との間には隙間がほとんどないことが好ましい。 【0033】図7は、飾り台1のリンク構造に等価なリンク構造を示している。高端点支柱1Lと低端点支柱1Sがそれぞれに地面に接地する点をPとQで示している。鉛直方向連続部分6と婉曲部分7の接続点又は鉛直方向連続部分6の貫通部分11に含まれる点をRとSで示す。追加装飾台8と2体の鉛直方向連続部分6の接触点をSとUで示す。点Rと点Sは、剛構造接合点である非回転点とみなすことができる。 【0034】点Tと点Uは、追加装飾台8と鉛直方向連続部分6とが相対的に回転することができる柔構造接合点である回転点とみなすことができる。点Pと点Qは、高端点支柱1Lと低端点支柱1Sが地面に対して回転可能であるがその接地点での摩擦が大きいので、柔構造と剛構造の中間である中性回転点であるとみなすことができる。 【0035】追加装飾台8の重力を追加装飾台8の方向とそれに直交する方向に分けると、追加装飾台8に直交する分力Fと追加装飾台8の長さをかけた回転モーメントが鉛直方向連続部分6の点Tに作用する。この回転モメントは、特に、高端点支柱1Lの鉛直方向連続部分6を外側に曲げる作用を有している。 【0036】点Rは非回転点であるので、その回転モーメントは点Rで消滅せずに、貫通部分11を介して高端点支柱1Lの婉曲部分7にも影響する。婉曲部分7は、始めから曲げ力を受ける方向に婉曲に曲がっていてその回転モーメントの作用を受けにくい。したがって点Pは回転力をほとんど受けない。このような作用関係は、点U,S,Qについても同じである。 【0037】この結果、隣り合う2体の鉛直方向連続部分6の間で互いに相反する方向の曲げ力を受ける。この曲げ力による変形時の変位は、点Tと点Uの間で最も大きく、点Rと点Sとの間の長さが装飾台本体3であるリンクに規制されているので、点Rと点Sとの間では零であり、点Pと点との間でほとんど零である。重力Gによる曲げ力が婉曲部分7に作用するが、婉曲部分7の婉曲な曲がりがその曲げ力を有効に吸収する。 【0038】又、重力Gは、点R、点Sが貫通部分11あり剛体であるから、点Rと点Sにおける屈折は全くない。したがって、点Rと点Sを含む接合部分における線形変位及び回転変位は極めて微量であるから、4節リンク(6節のうち点Tと点Uは構造に影響しない)構造のリンク構造物である飾り台1は、ほとんど軋むことがない。 【0039】図6に示す締付構造の単一化構造は、前述の重力程度によっては鉛直方向連続部分6と婉曲部分7の相対的回転変位をほとんど不可能にしているから、鉛直方向連続部分6と婉曲部分7との間の軋みも鉛直方向連続部分6と装飾台本体3との間の軋みもほとんど発生させない。その組立・分解は、説明するまでもなく、容易である。 【0040】図8は、単一化・締付構造の実施の他の形態を示している。図6の受け板17に代えられて、他の受け板17’が装飾台本体3と一体に形成されている。受け板17’には、鉛直方向連続部分6の貫通部11が挿入される開口と、雌ねじ13の上半部分が挿入される開口22が開けられている。受け板17’の上面に貫通部分11の下端面が接触している。 【0041】図9は、支柱の他の実施の形態を示す。支柱は、鉛直方向連続部分6’と婉曲部分7’とから形成されている。鉛直方向連続部分6’は円柱状である。婉曲部分7’は板状であるが上端部として円板状の鍔24を有している。鍔24は、一体加工により形成することができる。雄ねじ12’は、湾曲部分7’側に固定され、雌ねじ13’は、鉛直方向連続部分6’側に固定されている。このようにした方が組立てが容易である。側周部分として、輪2’が本体3に巻かれている。 【0042】この実施形態によると、鉛直方向連続部分6’と婉曲部分7’との間の軋みは全くないが、逆に、支柱群1Gと装飾台本体3との間の軋みが増大し、また、分解されない飾り台1の搬送が困難になる。又、その材料費が高くなる。総合的には、先の実施形態の方が、後の実施形態よりもすぐれている。どの実施形態が実施されるかは、値段により需用者が決めることである。 【0043】図10は、婉曲部分7’’の他の実施の形態を示している。婉曲面は1面のみであり、他の側面は平面であり、内側面は鉛直面であり、底面はその鉛直面に直交している。その上端部に雄ねじ12’’が固定されている。 【0044】図11は、飾り台1を分解してその構成部品を収容して搬送するための搬送用容器を示している。搬送用容器は、本体21を備えている。3体の婉曲部分7の内の2体は互いに点対称に配置されて本体21内に収容されている。3体の支柱の内で一番長い高端点支柱1Lは、本体21の概ねの対角線領域に収容されている。他の2本の支柱1Sは、その対角線領域で高端点支柱1Lに平行に収容されている。これらは、ほぼ1平面上に配置され1層を形成し、全部品は重ならずばらばらに配置されている。長方形状の本体21の隅に、盆2が載せられている。湾曲部分7には、すでに雄ねじ12’’が取り付けられている。 【0045】全構成部品が分解されて搬送されるので、その組立体がトラックの上で激しい振動を受けて接合部が大きく軋みその部分が痛む場合と異なり、搬送時に傷みは生じない。図5に示す組立状態の飾り台1は、静置されていて、第2装飾物2Bが載せられている追加装飾台8の重力の他には外力が働かないので、軋みはほとんどなく、耐久性が増大する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593111163 【氏名又は名称】日田パック工業有限会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】富崎 元成 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−313758 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−122154 |
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