| 【発明の名称】 |
ロッカーシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】野中 章
【氏名】清水 信夫
【氏名】横山 芳昭
【氏名】坂田 豊
【氏名】宮本 弘章
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| 【要約】 |
【課題】複数のロッカーボックスと集中制御装置との配線を簡素化できるようにすること。
【解決手段】荷物を収納する複数のロッカーボックス11を一段又は多段に配置してなるロッカーユニット14、15、16、17、18を多列に配置し、いずれかのロッカーユニットのロッカーボックスに、各ロッカーボックスへの荷物の収納管理を司る集中制御装置24を備えたロッカーシステム10において、各ロッカーユニットに、当該ロッカーユニットに配置されたロッカーボックスとサブケーブル44A、44B、44C、…にて接続される中継制御装置40をそれぞれ設置し、この中継制御装置が集中制御装置にメインケーブル41A、41B、41C…で接続されたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 荷物を収納するロッカーボックスを一段又は多段に配置してなるロッカーユニットを多列に配置し、いずれかのロッカーユニットのロッカーボックスに、各ロッカーボックスへの荷物の収納管理を司る集中制御装置を備えたロッカーシステムにおいて、各ロッカーユニットに、当該ロッカーユニットに配置されたロッカーボックスに接続される中継制御装置を設置し、この中継制御装置が前記集中制御装置にバスラインで接続されたことを特徴とするロッカーシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マンションなどの集合住宅に設置されて、宅配物などの荷物を一時保管するロッカーシステムに係り、特に、複数のロッカーボックスと操作盤の制御装置との結線を改良したロッカーシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、マンションなどの集合住宅では、居住者が不在の時でも宅配物等の荷物を他人に預けることなく管理できるように、複数のロッカーボックスを備えたロッカーシステムが設置される傾向にある。 【0003】このようなロッカーシステムでは、操作盤にカードリーダ、テンキー、表示装置、及び電子機器からなる制御装置が設置される。この制御装置は、上記カードリーダ、テンキー及び表示装置等に電気的に接続されると共に、荷物を収納する複数のロッカーボックスの電子錠等に電気的に接続されて、ロッカーボックス内への荷物の収納を管理している。 【0004】宅配業者等の配達人が、テンキーを操作して受取人及びロッカーボックスを指定すると、制御装置は、指定されたロッカーボックスを解錠(unlock)し、配達人はそのロッカーボックス内に荷物を収納する。居住者は、ロッカーボックスから荷物を取り出すには、磁気カードをカードリーダのカード挿入口に差し込んだり、テンキーを操作して暗証番号を入力する。すると、制御装置は、その居住者宛に届けられた荷物が収納されたロッカーボックスを解錠し、居住者は当該ロッカーボックスから荷物を取り出すことができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のロッカーシステムでは、操作盤の制御装置が複数のロッカーボックスの電子錠等に直接接続されているので、配線の本数が多く、配線が複雑化してしまう。特に、大きさの異なる複数のロッカーボックスを交換作業する場合に、ロッカーボックスと操作盤の制御装置との配線作業が繁雑化してしまう。 【0006】本発明の課題は、上述の事情を考慮してなされたものであり、複数のロッカボックスと集中制御装置との配線を簡素化できるロッカーシステムを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、荷物を収納するロッカーボックスを一段又は多段に配置してなるロッカーユニットを多列に配置し、いずれかのロッカーユニットのロッカーボックスに、各ロッカーボックスへの荷物の収納管理を司る集中制御装置を備えたロッカーシステムにおいて、各ロッカーユニットに、当該ロッカーユニットに配置されたロッカーボックスに接続される中継制御装置を設置し、この中継制御装置が前記集中制御装置にバスラインで接続されたことを特徴とするものである。 【0008】請求項1に記載の発明には、次の作用がある。 【0009】集中制御装置は、各ロッカユニットに配置された中継制御装置を介して、当該ロッカユニットの複数のロッカボックスに接続されたので、集中制御装置が複数のロッカボックスに直接接続される場合に比べ、配線の本数を低減できる。この結果、複数のロッカボックスと集中制御装置との配線を簡素化でき、ロッカユニットの交換に伴う集中制御装置とロッカボックスとの配線接続作業を容易化できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0011】図1は、本発明に係るロッカーシステムの全体構成図である。図2は、操作盤を、一部を切り欠いて示す正面図である。図3は、図2の操作盤の内部を示す平面図である。 【0012】図1に示すロッカーシステム10は、マンション等の集合住宅の入口に設置されて宅配物などの荷物を一時保管するものであり、複数のロッカーボックス11と一つの操作盤13とを有して構成される。 ロッカーボックス11は、荷物を収納するものであり、居住者戸数の15〜25%程度の個数設置される。このロッカーボックス11は、収納される荷物の大きさに対応して異なるサイズが用意され、小さな順からSSサイズ、Mサイズ、Lサイズ、LLサイズの各サイズが用意されているこれらのロッカーボックス11は、SSサイズ及びSサイズの複数のロッカーボックス11と操作盤13とを多段に配置してCTロッカーユニット14を構成する。また、ロッカーボックス11は、Sサイズの複数のロッカーボックス11を多段に配置してSロッカーユニット15を構成する。また、ロッカーボックス11はSサイズの複数のロッカーボックス11とMサイズの一つのロッカーボックス11とを多段に配置してMロッカーユニット16を構成する。更に、ロッカーボックス11は、Sサイズのロッカーボックス11とLサイズのロッカーボックス11とをそれぞれ1個ずつ2段に配置してLロッカーユニット17を構成する。また、ロッカーボックス11は、LLサイズのロッカーボックス11にてLLロッカーユニット18を構成する。これらのCTロッカーユニット14、Sロッカーユニット15、Mロッカーユニット16、Lロッカーユニット17及びLLロッカーユニット18が、互いに側面を接触させ交換可能に配列されてロッカーシステム10が構成される。 【0013】上記操作盤13は、図3に示すように、電源部19、表示装置20、人体検出センサ21、カードリーダ22、捺印/スタンプ装置23及び集中制御装置24を有して構成される。操作盤13の図2に示す操作盤面26に、表示装置20の表示画面25、人体検出センサ21の投受光面27,カードリーダ22のカード挿入口28、捺印/スタンプ装置23の受領書挿入口29及び受領書案内口30が設けられる。 【0014】図3に示すように、電源部19は、交流100Vの電源を所定電圧、電流の直流に変換して、表示装置20、捺印/スタンプ装置23及び集中制御装置24などへ給電する。 【0015】表示部としての表示装置20は、CRT表示装置(cathode raytube)又はLCD(液晶表示装置)であり、その表示画面25にタッチパネル操作器が組み付けられて構成される。表示装置20は、集中制御装置24からの指令信号Aにより、その表示画面25にロッカーシステム10の動作状態、ロッカーボックス11内への荷物の収納状態などを表示する。タッチパネル操作器は、表示装置20の表示画面25の指定個所が、宅配業者などの配達人、居住者又は管理人によりタッチされて選択されたときに、その選択信号Bを集中制御装置24へ出力し、この集中制御装置24からの指令信号Aにより表示画面25の画面表示を切り換えたり、集中制御装置24に選択した動作を実行させる。 【0016】つまり、配達人は、荷物の「お届け」又は「引取り」に際して、タッチパネルを操作して、届け出先の居住者の部屋番号やロッカーボックス11のサイズの指定を実施する。また、居住者は、荷物の「受取り」又は「預け」に際して、同じくタッチパネルを操作し、本人の部屋番号や暗証番号などを入力する。 【0017】人体検出センサ21は、投受光面27から赤外線を投射し、その反射光を投受光面27にて受光することにより、人体が操作盤13の前方の所定範囲に入ったことを検出する。この人体検出センサ21の検出信号Cは集中制御装置24に出力される。 【0018】カードリーダ22は、居住者などが所有する磁気カードがカード挿入口28から挿入されたとき、その内容を読み取って読取信号Dを集中制御装置24へ出力する。この読取信号Dにより、集中制御装置24が実行する後述の受取りモード及び預けモードが簡易化される。 【0019】捺印/スタンプ装置23は、後に詳説するが、配達人が受領書挿入口29に受領伝票等の受領書31を挿入し、この受領書31が受領書検出センサ32により位置検出されて検出信号Eが集中制御装置24へ出力されたとき、集中制御装置24から出力される駆動信号Fにより駆動して、受領書31に後述の建屋名データ等の定形データを捺印するとともに、日時データ等の変更可能な可変データを印字する。 【0020】一方、各ロッカーボックス11は、図5に示すように、正面に開閉扉としてのドア33がヒンジにより設置されたものであり、このドア33が電子錠34により施錠される。この電子錠34は、ドア33が閉じられたとき施錠されるものであり、集中制御装置24からの解錠信号Gにより解錠(unlock;電子錠34があけられること)される。各ロッカーボックス11には、電子錠34の施錠状態及び解錠状態を検出する状態検出センサ35が内蔵され、その状態信号Hが集中制御装置24へ出力される。 【0021】更に、ロッカーボックス11には、その底面又は底面近傍に荷物検出センサ36が設置されている。この荷物検出センサ36は、投光器36Aから受光器36Bへ照射された赤外線36Cが、ロッカーボックス11内に収納された荷物により遮断されたとき、受光器36BがOFF信号を出力して荷物有を検出し、上記荷物検出センサ36が受光器36Bにて受光されているときに、受光器36BがON信号を出力して荷物無を検出する。受光器36Bからの出力信号I(ON,OFF)は、集中制御装置24へ出力されて荷物の有無が判定され、また、投光器36Aの制御は集中制御装置24にて実施される。 【0022】また、各ロッカーボックス11には動体検出センサ37が設置されている。この動体検出センサ37は、各ロッカーボックス11内において、人又は動物などの動体から発せられる赤外線の変化を検出するものであり、赤外線パッシッブ方式のセンサである。ロッカーボックス11内に子供や小動物が閉じ込められて暴れたとき、その動きを子供や小動物から発せられる赤外線の変化として検出し、この検出信号Jを集中制御装置24へ出力する。 【0023】操作盤13の前期集中制御装置24は、図3および図5に示すように、操作盤13の表示装置20、人体検出センサ21、カードリーダ22及び捺印/スタンプ装置23、並びに各ロッカーボックス11の電子錠34,状態検出センサ35,荷物検出センサ36及び動体検出センサ37に電気的に接続されている。そして、集中制御装置24は、表示装置20のタッチパネル操作器を介しての居住者や配達人の指示を検出し、予め設定された動作シーケンスにもとづき荷物の収納受付け、ロッカーボックス11の電子錠34の解錠、ロッカーボックス11内への荷物の検出、ロッカーボックス11の電子錠34の施錠、電子錠34の状態チェック、ロッカーボックス11内での荷物の管理、荷物の引渡し受付け、磁気カードの読み取り、子供などの動体の検出、捺印/スタンプ装置23の動作などの制御を実施する。 【0024】特に、集中制御装置24は、人体検出センサ21にて人体が操作盤13に近づいたことが検出されたときに、表示装置20の表示画面25に案内画面(図11(B))を表示して、ロッカーボックス11内に荷物があること(着荷)、及びロッカーボックス11内に荷物が滞留していることを区分して示し、その際、その荷物の受取人である居住者の部屋番号を表示する。上記案内画面は、お届け、引取り、受取り及び預けなどの選択釦38が表示された図11(C)に示す選択メニュー画面とは別に、その前に表示する。また、集中制御装置24は、ロッカーボックス11内に荷物が所定時間(例えば24〜48時間)以上収納されているときに、その荷物が滞留していると判定する。 【0025】また、集中制御装置24は、配達人が選択メニュー画面(図11(C))のお届け選択釦38をタッチしてお届けモードを実行する際に、図13(B)のボックスサイズ選択画面を表示して、荷物の大きさに対応したロッカーボックス11のサイズ(SS、S、M、L、LL)を選択できる選択キー39を表示する。その後、集中制御装置24は、図13(C)に示すボックス番号選択画面を表示して、配達人より指定された選択キー39が示すサイズのロッカーボックス11のうち、荷物未収納のロッカーボックス11のボックス番号を、ロッカーボックス11のサイズとともに表示する。 【0026】更に、集中制御装置24は、図5に示す動体検出センサ37にてロッカーボックス11内に子供や小動物が検出されたとき、当該ロッカーボックス11の電子錠34を解錠する解錠信号Gを送信して、この電子錠34を強制的に解錠し、ロッカーボックス11内の子供や小動物がロッカーボックス11のドア33を開けることができるようにする。 【0027】ここで、図4に示すように、集中制御装置24は、複数のCTロッカーユニット14,Sロッカーユニット15、Mロッカーユニット16,Lロッカーユニット17、LLロッカーユニット18における複数のロッカーボックス11と、各ロッカーユニット14、15、16、17、18に設置の中継制御装置40を介して接続される。つまり、操作盤13の集中制御装置24は、第1メインケーブル41AによってCTロッカーユニット14に設置の中継制御装置40に接続され、このCTロッカーユニット14の中継制御装置40が、第2メインケーブル41BによってSロッカーユニット15に設置の中継制御装置40に接続される。このSロッカーユニット15の中継制御装置40が、第3メインケーブル41CによってMロッカーユニット16に設置の中継制御装置40に接続され、以下同様に、このMロッカーユニット16に設置の中継制御装置40が、第4メインケーブル41DによってLロッカーユニット17に設置の中継制御装置40に接続され、このLロッカーユニット17に設置の中継制御装置40が、第5メインケーブル(不図示)によってLLロッカーユニット18に設置の中継制御装置に接続される。 【0028】そして、CTロッカーユニット14に設置の中継制御装置40と、同じくCTロッカーユニット14に設置の複数のロッカーボックス11とが第1サブケーブル44Aにより接続される。また、Sロッカーユニット15に設置の中継制御装置40と、同じくSロッカーユニット15に設置の複数のロッカーボックス11とが第2サブケーブル44Bにより接続される。更に、Mロッカーユニット16に設置の中継制御装置40と、同じくMロッカーユニット16に設置の複数のロッカーボックス11とが第3サブケーブル44Cにより接続される。以下、同様に、Lロッカーユニット17に設置の中継制御装置40と、同じくLロッカーユニット17に設置の複数のロッカーボックス11とが第4サブケーブル(不図示)により接続され、LLロッカーユニット18に設置の中継制御装置40と、LLロッカーユニット18に設置の複数のロッカーボックス11とが第5サブケーブル(不図示)によって接続される。 【0029】第1メインケーブル41A、第2メインケーブル41B、第3メインケーブル41C、…などのメインケーブルと、第1サブケーブル44A、第2サブケーブル44B、第3サブケーブル44C、…などのサブケーブルとは、3線式のシリアル通信線であり、第1メインケーブル41A、第2メインケーブル41B、第3メインケーブル41C、…などのメインケーブルがバスラインを構成する。各中継制御装置40は、集中制御装置24から、同一のロッカーユニットに設置のロッカーボックス11へ出力された信号を当該ロッカーボックス11へ振り分けて送信し、逆に、同一のロッカーユニットに設置のロッカーボックス11からの信号を集中制御装置24へまとめて送信する。 【0030】前述の捺印/スタンプ装置23は、図7〜図9に示すように、前記受領書挿入口29,スタンプ47,プリンタ48,印字ヘッド49,テーブル50,昇降用ロッド51,作動ロッド52、ソレノイド53及び前記受領書検出センサ32を有して構成される受領書挿入口29は、側断面略く字形状の受領書案内口30の先端部に開口して設けられ、この受領書挿入口29に連続してスタンプ47及びプリンタ48が配置される。スタンプ47が、受領書挿入口29から挿入された受領書31に建屋データ、つまりマンションなどの建屋名を捺印可能とする。また、プリンタ48が、受領書挿入口29から挿入された受領書31に日時データ、つまり配達日時、荷物の受取人である居住者の部屋番号、及び荷物を収納したボックス番号などを印字ヘッド49を用いて印字可能とする。 【0031】テーブル50は、スタンプ47及びプリンタ48に対向して配置され,両側部に突出されたガイド突起54が、ロッドガイド55の鉛直方向に延びる鉛直ガイド孔56に遊嵌される。ロッドガイド55は、捺印/スタンプ装置23の図示しないベースに固定される。テーブル50の上に、受領書挿入口29から挿入された受領書31が載置可能とされる。 【0032】作動ロッド52は、ソレノイド53によって図7の左右方向に進退自在に作動され、この作動ロッド52に直交状態で2本の昇降用ロッド51が挿通配置される。それぞれの昇降用ロッド51の両先端部は、テーブル50の昇降用孔57に挿通された後、ロッドガイド55の水平ガイド孔58に挿通される。昇降用孔57は、受領書挿入口29へ向かう方向が斜め上方となるように傾斜して設けられ、水平ガイド孔58が水平方向に延在する。 【0033】従って、昇降用ロッド51、昇降用孔57及び水平ガイド孔58の作動により、ソレノイド53を駆動させて作動ロッド52をソレノイド53側へ引き込むことにより、テーブル50がスタンプ47及びプリンタ48へ向かって上昇し、また、作動ロッド52を受領書挿入口29側へ押し出すことにより、テーブル50が下降する。 【0034】集中制御装置24は、受領書31が受領書挿入口29に挿入されて、受領書検出センサ32にて検出され、この受領書検出センサ32から検出信号Eが出力されたとき、ソレノイド53を駆動させてテーブル50を上昇させて、このテーブル50とスタンプ47との間に受領書31を挟み、このスタンプ47により受領書31に建屋データを捺印する。集中制御装置24は、その後、テーブル50とスタンプ47との間に受領書31を挟み込んだままプリンタ48を動作させて、プリンタ48の印字ヘッド49により受領書31に日時データを印字する。 【0035】図7及び図2に示すように、受領書挿入口29近傍の受領書案内口30下縁部には、所定間隔で排水口59が開口される。また、操作盤13の底面60には、図3に示すように、操作盤面26側の中央位置に流出口61が開口される。これらの排水口59及び流出口61が排水機構を構成する。受領書案内口30に缶ジュース等の内容物が注水されたとき、その内容物は排水口59から流出口61を経て、操作盤13が配置された直下のロッカーボックス11内へ流出し、捺印/スタンプ装置23を含む操作盤13の電流回路に漏洩などの故障が生じないよう設けられる。 【0036】なお、図2中の符号62は、ロッカーシステム10が作動中であることを示す電源ランプであり、符号63は、いずれかのロッカーボックス11内に滞留した荷物があることを示す滞留ランプである。 【0037】次に、上述のように構成されたロッカーシステム10の操作、つまり、集中制御装置24の制御手順を図10〜図17を用いて説明する。 【0038】(1)初期モード(図10、図11、図12) この初期モードは、操作盤13における表示装置20の表示画面25に、着荷及び滞留状況を示す案内画面と、お届けなどの選択釦38を示す選択メニュー画面とを表示させるモードである。 【0039】操作盤13における人体検出センサ21が人影を検出するまでは、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25を無表示の待受け画面(図11(A))とする(S1)。 【0040】人体検出センサ21が人影を検出したときに(S2)、集中制御装置24は、表示装置20のバックライトを駆動させて、表示装置20に案内画面(図11(B))を表示させる(S3)。この案内画面には、ロッカーボックス11内に収納された荷物の受取人である居住者の部屋番号(着荷部屋番号)と、ロッカーボックス11内に所定時間以上収納されて滞留状態となった荷物の受取人である居住者の部屋番号(滞留部屋番号)と、使用禁止状態にあるロッカーボックス11のボックス番号とが区分して表示される。 【0041】案内画面の利用開始釦がタッチされるか(S4)、人体検出センサ21が人影を検出してから一定時間経過後に(S5)、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25を選択メニュー画面(図11(C))に移す(S6)。この選択メニュー画面には、配達人が使用する「お届け」および「引取り」の選択釦38と、居住者が使用する「受取り」、「預け」および「不在・在宅登録」の選択釦38が表示される。 【0042】選択メニュー画面上のいずれか一の選択釦38がタッチされると、集中制御装置24は、お届けモード、引取りモード、受取りモード、預けモード、不在・在宅登録モードをそれぞれ実行する。お届けモードは、配達人がロッカーボックス11内の荷物を収納するためのモードであり、引取りモードは、配達人がロッカーボックス11内から荷物を引き取るためのモードである。また、受取りモードは、居住者がロッカーボックス11内から荷物を受け取るためのモードであり、預けモードは、居住者がロッカーボックス11内へ荷物を預けて、配達人に荷物を引き取らせるためのモードである。更に、不在・在宅登録モードは、居住者が不在又は在宅を登録するためのモードである。 【0043】以下、代表的なお届けモード及び受取りモードについて説明する。 【0044】(2)お届けモード(図12、図13、図14) 表示装置20の表示画面25に表示された選択メニュー画面の「お届け」選択釦38がタッチされたとき(S21)、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25に部屋番号受付画面(図13(A))を表示させる(S22)。この部屋番号受付画面上でお届け先の部屋番号が入力されOK釦がタッチされた時(S23)、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25をボックスサイズ選択画面(図13(B))に移す(S24)。この時、未登録の部屋番号が登録されたり、部屋番号の入力が設定回数以上繰り返された時には、集中制御装置24は、不正な操作があったと判断して、表示装置20の表示装置25を運転開始状態の無表示画面(図11(A))へ戻す(S23)。 【0045】ボックスサイズ選択画面には、ロッカーボックス11のボックスサイズ(SS、S、M、L、LLの各種サイズ)を示す選択キー39が表示されており、いずれか一の選択キー39がタッチされてOK釦がタッチされた時(S25)、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25をボックス番号選択画面(図13(C))に移す(S26)。 【0046】このボックス番号選択画面には、選択されたボックスサイズのうちで使用可能なロッカーボックス11のボックス番号が表示される。当該ロッカーボックス11が複数ある場合には、複数のボックス番号が表示される。この状態でOK釦がタッチされると(S27)、集中制御装置24は、最上段に表示されたボックス番号のロッカーボックス11を選択し、そのロッカーボックス11の電子錠34を解錠させる(S28)。この時、複数のボックス番号の中からロッカーボックス11を選択することも可能である。 【0047】集中制御装置24は、ロッカーボックス11の電子錠34を解錠させると同時に、表示装置20の表示画面25を荷物収納画面(図14(D))に移す(S29)。選択されたロッカーボックス11のドア33が開き、荷物が収納されてドア33が閉められたとき、荷物検出センサ36により荷物が検出され、集中制御装置24は当該ロッカーボックス11の電子錠34を施錠する。 【0048】荷物収納画面(図14(D))において、OK釦がタッチされると(S30)、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25をスタンプ等催促画面(図14(E))に移し(S31)、受領書31へのスタンプを促す。操作盤13の受領書挿入口29に受領書31が挿入され、この受領書31が受領書検出センサ32にて所定位置まで挿入されたことが検出されたとき、集中制御装置24は捺印/スタンプ装置23を作動させて、挿入された受領書31に建屋名を捺印させ、配達日時等を印字させる。 【0049】スタンプ等催促画面においてスタンプOK釦がタッチされると(S32)、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25を終了確認画面(図14(F))に移す(S33)。スタンプ等催促画面のスタンプOK釦の操作がなされない時には、一定時間経過後に運転開始状態の無表示画面(図11(A))に戻す。 【0050】集中制御装置24は、図14(F)の終了確認画面において「同じ部屋に荷物がある」釦がタッチされると、表示装置20の表示画面25をボックスサイズ選択画面(図13(B))に戻し(S34)、「別の部屋に荷物がある」釦がタッチされると、表示装置20の表示画面25を部屋番号受付画面(図13(A))に戻し(S35)、「荷物なし」釦がタッチされると、表示装置20の表示画面25を運転開始状態の無表示画面(図11(A))に戻す(S36)。 【0051】(3)受取りモード(図15、図16、図17) 表示装置20の表示画面25に表示された選択メニュー画面(図11(C))の「受取り」選択釦38がタッチされたとき(S41)、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25に部屋番号・カード受付画面(図16(A))を表示させる(S42)。 【0052】この部屋番号・カード受付画面で受取人である居住者の部屋番号が入力され、OK釦がタッチされたときに、集中制御装置24は、暗証番号受付画面(図16(B))を表示させる(S43)。ただし、部屋番号・カード受付画面で、操作盤13のカード挿入口28に磁気カードが挿入されたとき、集中制御装置24は、上記ステップS43を省略し、後述のステップS44を実行する。 【0053】暗証番号受付画面(図16(B))において、居住者により暗証番号が入力されてOK釦がタッチされたとき、または、部屋番号・カード受付画面(図16(A))でカード挿入口28に磁気カードが挿入された時に、集中制御装置24は、ボックス番号表示画面(図16(C))を表示させる(S44)。 【0054】このボックス番号表示画面上でOK釦がタッチされると、集中制御装置24は、当該ボックス番号のロッカーボックス11の電子錠34を解錠させると共に(S45)、表示装置20の表示画面25をドア閉指示画面(図17(D))に移し(S46)、荷物の取り出しとドア33の閉操作を促す。 【0055】ロッカーボックス11内からの荷物が取り出されたことが荷物検出センサ36により検出されるとともに(S47)、ロッカーボックス11のドア33が閉じられて当該ロッカーボックス11の電子錠34が施錠されたことが状態検出センサ35により検出され、さらに、ロッカーボックス閉指示画面(図17(D))上のOK釦がタッチされたとき、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25を終了確認画面(図17(E))に移す(S48)。 【0056】この終了確認画面において、再取出し釦がタッチされたとき、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25をボックス番号表示画面(図16(C))に移し、他のロッカーボックス11にある荷物の取り出しを促す。また、終了確認画面において終了釦がタッチされたとき、集中制御装置24は、表示装置20の表示画面25を運転開始状態の無表示画面(図11(A))に戻す(S49)。 【0057】以上のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果■〜■を奏する。 【0058】■集中制御装置24は、CTロッカーユニット14、Sロッカーユニット15、Mロッカーユニット16、Lロッカーユニット17、LLロッカーユニット18にそれぞれ配置された中継制御装置40を介して、当該ロッカーユニット14、15、16、17、18の複数のロッカーボックス11に接続されたので、集中制御装置24が複数のロッカーボックス11に直接接続される場合に比べ、配線の本数を低減できる。この結果、複数のロッカーボックス11と集中制御装置24との配線を簡素化でき、CTロッカーユニット14、Sロッカーユニット15、Mロッカーユニット16、、Lロッカーユニット17、LLロッカーユニット18の交換に伴う集中制御装置24とロッカーボックス11との配線接続作業を容易化できる。 【0059】■ロッカーボックス11に人が近づいたとき、表示装置20の表示画面25に、図11(B)に示す案内画面を表示させ、この案内画面において、滞留した荷物に対応する部屋番号を、お届け、引取り、受取り及び預け等の選択釦が表示された選択メニュー画面(図11(C))とは別に表示させることから、部屋番号の文字を大きく、しかも表示スペースを十分確保して表示させることができ、荷物の滞留を明確に表示させることができる。 【0060】■表示装置20の表示画面25に表示される案内画面(図11(B))において、着荷部屋番号の表示と、滞留部屋番号の表示とを区分して表示させたことから、着荷部屋番号の点滅によって滞留を表示する場合に比べ、滞留状態を本人及び周囲の居住者に強く知らせることができ、荷物滞留の早期解消を実現できる。 【0061】■ロッカーシステム10のロッカーボックス11に人が近づいたときのみ、表示装置20の表示画面25が、滞留した荷物に対応した部屋番号などを示す案内画面(図11(B))に切り換わることから、滞留した荷物に対応した部屋番号を、表示装置20の表示画面25に人が近づかない時にも表示する場合に比べ、エネルギー消費量を低減でき、省エネルギーを実現できる。 【0062】■表示装置20の表示画面25に表示されるボックスサイズ選択画面(図13(B))において、荷物の大きさに対応するロッカーボックス11のサイズを選択すれば、そのサイズに対応した荷物未収納のロッカーボックス11が表示されるので、宅配人は、荷物の大きさに対応した荷物未収納のロッカーボックス11を探す必要がない。この結果、特にロッカーボックス11の数が多い場合に、荷物の大きさに対応したサイズのロッカーボックス11を迅速、且つ容易に選択できる。 【0063】■配達人によるお届けモード及び引取りモード、並びに居住者による受取りモード及び預かりモード以外の定常状態下で、集中制御装置24が動体検出センサ37から検出信号Jを検出したときには、集中制御装置24は、その動体検出センサ37が設置されたロッカーボックス11内に子供や小動物が侵入したと判定し、当該ロッカーボックス11の電子錠34を強制的に解錠させ、その解錠を状態検出センサ35にて確認する。このことから、ロッカーボックス11内に子供や小動物が誤って侵入しても確実に脱出させることができ、ロッカーシステム10の安全性を高めることができる。 【0064】■操作盤13において、受領書挿入口29に挿入された受領書31に建屋名データを捺印するスタンプ47と、受領書挿入口29に挿入された受領書31に日時データを印字するプリンタ48とが配置されたので、配達人が有する荷物の受領書31に建屋名データを捺印し、ほぼ同時に日時データを印字することができる。 【0065】■操作盤13において、受領書挿入口29近傍の受領書案内口30に排水口59が形成され、操作盤13の底面60に流出口61が形成されたことから、受領書案内口30に缶ジュース等の内容物がいたずらなどによって注水されても、この内容物が排水口59及び流出口61によって、操作盤13直下のロッカーボックス11内へ排水されるので、捺印/スタンプ装置23等を含めた操作盤13の電気回路に漏電などの故障を生じさせることを防止できる。 【0066】以上、実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。 【0067】例えば、上記実施の形態では、動体検出センサ37が赤外線の変化を検出して、ロッカーボックス11内に侵入した子供や小動物を検出するものを述べたが、図6に示すように、ロッカーボックス11の床面64にばね65等の弾性体を介して荷物受面67を配置し、この荷物受面67に動体検出センサとして揺動ジャイロセンサ68を設置しても良い。また、ロッカーボックス11の底面64に直接、動体検出センサとしての揺動ジャイロセンサ68を設置しても良い。これらの揺動ジャイロセンサ68は、ロッカーボックス11のドア33が閉じられ電子錠34が施錠されてから一定時間経過後に作動し、ロッカーボックス11内に子供や小動物が侵入して暴れたとき、その揺れを検出して、ロッカーボックス11の電子錠34を解錠する。 【0068】また、動体検出センサは、ロッカーボックス11における6枚の内面(内壁面、天面及び底面)の少なくとも一面に貼着されたシート状の感圧センサーであってもよい。この感圧センサは、ロッカーボックス11のドア33が閉じられ電子錠34が施錠されてから、一定時間経過した状態を初期状態とする。この感圧センサは、ロッカーボックス11内に子供や小動物が侵入して暴れ、初期状態と異なる箇所にタッチされた時に、ロッカーボックス11の電子錠34を解錠する。 【0069】また、上記実施の形態では、動体検出センサ37が全てのサイズのロッカーボックス11に設置されたが、M、L、LLサイズのロッカーボックス11にのみ設置されても良い。 【0070】 【発明の効果】以上のように、本発明に係るロッカーシステムによれば、複数のロッカーボックスを有する各ロッカーユニット毎に、当該ロッカーユニットに配置されたロッカーボックスに接続される中継制御装置を設置し、この中継制御装置が、各ロッカーボックスへの荷物の収納管理を司る集中制御装置にバスラインで接続されたことから、複数のロッカーボックスと集中制御装置との配線を簡素化できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001487 【氏名又は名称】クラリオン株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月6日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】櫛渕 昌之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−313753 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−139149 |
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