| 【発明の名称】 |
カップ容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】戸川 勇
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| 【要約】 |
【課題】把手付きカップを多客数積重ねで収容できかつそのまま片手で簡単に持ち運べ、カップ容器が転倒しても収容した把手付きカップを完全に保護できるカップ容器を提供する。
【解決手段】把手付きカップのカップ部を収容する有底長尺容器の側面にカップ把手通過間隙口をカップ収納方向に沿って設けると共に、該有底長尺容器軸方向の内面に一側を枢着し他側を片振りするカップ押圧形状回復部材を取付けたカップ容器。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 把手付きカップのカップ部を収容する有底長尺容器の側面にカップ把手通過間隙口をカップ収納方向に沿って設けると共に、該有底長尺容器軸方向の内面に一側を枢着し他側を片振りするカップ押圧形状回復部材を取付けた事を特徴とするカップ容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒーや紅茶のカップ、スープカップ等の把手付きカップを収容する時に使用されるカップ容器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のコーヒーや紅茶のカップ、スープカップ等の把手付きカップは、全体が陶器や合成樹脂、金属等で作られている。またそれらのカップ部外側面には、指をかける把手部が1個または2個が任意な位置に外設されている。またそのように把手部がカップ部に外設されているために、把手付きカップを積重ねて収納する事ができなかった。そのため食器棚の広いスペースを使用して把手付きカップを収納していた。またそれらの把手付きカップは、1客または2客以上を食器棚からテーブルに移動させるにも積重ねて持運ぶ事ができないため、両手で把手付きカップを一度に2客程度持ってその間を何度か往復して移動させたり、お盆に把手付きカップを移替えて移動させていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記のように、把手付きカップは多客数積重ねられない問題があり、また食器棚に収納するにも広いスペースを使用しなければならない問題があった。さらに両手を使っても一度に多客数の把手付きカップを持運ぺない問題もあった。また把手付きカップは、お盆に移替えないと移動させにくい問題もあった。本発明はこうした上記の問題点を解消したもので、本発明の目的は、狭いスペースにでも多客数の把手付きカップを積重ねて収納でき、お盆を使用しなくても一度に多客数の把手付きカップを片手で簡単に食卓や野外にでも持運ぶ事もできるカップ容器を提供するものである。 【0004】また最近では、材厚が薄くかつ多形状の把手付きカップをセットごと入れ替える人も多くなってきているため、それらを安心して多客数簡単に入れ替えられるものが要求されている。この要求にも応じられるように、材厚が薄くかつ多形状の把手付きカップが簡単に入れ替えられ、外部から衝撃を受けたり転倒しても収容した把手付きカップが破損しないように保持できるカップ容器を提供するものである。 【0005】本発明は上記した目的を達成したもので、その要旨は、把手付きカップのカップ部を収容する有底長尺容器の側面にカップ把手通過間隙口をカップ収納方向に沿って設けると共に、該有底長尺容器軸方向の内面に一側を枢着し他側を片振りするカップ押圧形状回復部材を取付けたカップ容器である。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を一部切欠け斜視図で示す。1は、筒型の有底長尺容器である。筒型の有底長尺容器1は把手付きカップ(図示せず)を収容するもので、その高さは特に限定しないが、地震等で転倒した場合の破損率を考慮して把手付きカップのカップ部を5客前後積重ねた時の高さが好ましい。その外郭形状は板材を曲げた筒形状のものや、板材の一部または全面にメッシュ模様や縞馬模様等のような形状の孔を1個または2個以上を設けて曲げた網筒形状のものや、フレーム等のような1条または2条以上のものを縞馬模様や格子模様等に接続して曲げた網面形状のものを、長尺な円柱や六角柱等いかなる形状に形成したものでもよい。また本発明において、筒型の有底長尺容器1の中では特に収容した把手付きカップを外部から見ただけでも確認できるように、透明の合成板を曲げたものを使用すれば装飾性と実用性を共に得られるので好ましい。 【0007】また必要によっては、上記した筒型の有底長尺容器1を持ち上げたり、他の場所に持ち運ぶ際に片手でもバランス良く持てるように、図1で示すように、筒型の有底長尺容器1に片手でも掴めるような容器把手2を設けて使用してもよい。さらにそのような容器把手2は、筒型の有底長尺容器1を食器棚に収納した時には場所を取らないように可倒式にしてもよく、筒型の有底長尺容器1の移動が楽にできるなら容器把手2を設ける個数やその構造を特に限定したりしない。 【0008】さらに本発明において、筒型の有底長尺容器1の上端側部はカップ部を挿入できるように開放されている。さらにまたその下端側部は有底になっている。その底部は密閉されていたり、いつでも簡単に底部を取外して洗浄できるように、着脱自在のキャップ式の底部(図示せず)をねじ込んだり、はめ込んだり等できるように設けたりして衛生的な取扱いができるようにしてもよい。 【0009】それらの材質は、把手付きカップを積重ねて収容しても持運びが楽なように軽量かつ硬質な材質、例えば合成樹脂、或いはチタンやステンレス等のような軽量金属等で作るとよい。さらにそのような部材でも、外部からの衝撃を緩和したり吸収できるように、その片面または両面の一部または全面に合成樹脂やビニール等で皮膜等を設けて使用してもよい。またそれらの部材は単独で使用したり組合せて使用してもよい。 【0010】また必要によっては、前記した筒型の有底長尺容器1を縦方向や横方向等に、1個または2個以上をネジ式、嵌合式など通常使用する簡易な継ぎ手構造を介して組立て分解構造にしても構わない。 【0011】3は立線形状または曲線形状のカップ把手通過間隙口である。カップ把手通過間隙口3は、把手付きカップの把手部を通過させるもので、筒型の有底長尺容器1の軸方向に上端側部から下端側部近傍に向け1条または2条以上が設けられている。そのカップ把手通過間隙口3を1条設ける場合はその設ける位置を特に限定したりしないが、2条以上を設ける場合は他の1条の対称位置に設ける事が好ましい。またそのカップ把手通過間隙口3の幅は、把手部を楽に通過させられるように把手部の幅より少しぐらい広い方が好ましい。さらにそのカップ把手通過間隙口3に把手部を挿入しやすくするために、図1で示すように、その上端側部の近傍を少しぐらい広げたりしても構わない。 【0012】尚、上記したカップ把手通過間隙口3から筒型の有底長尺容器1内に塵や害虫等が入らないようにするために、図2で、一部拡大切欠け斜視図で示すように、中央条部が開閉する防塵カーテン4を接続したり合成したり等して設けても構わない。また防塵カーテン4は、塵や害虫等を遮断できるものであるなら設け方やその構造を特に限定するものではない。この材質は、カップ把手通過間隙口3に防塵カーテン4を設けたりしても、把手部を楽に通過させられかつ把手部を挿入時はその付け根以外を全て塞げるものであって、把手部をカップ把手通過間隙口3から取除いた時には元の形状に復元するように、合成樹脂やゴム等を程好く柔らかくした材質を使用する事が好ましい。 【0013】5はカップ押圧形状回復部材で、筒型の有底長尺容器1軸方向の内面の中央部または内周面側に接近して取付けられている。図1のカップ押圧形状回復部材5は、筒型の有底長尺容器1の軸方向内周面側に接近して取付けた一実施例を示す。それは筒型の有底長尺容器1の直径よりも収容したカップ部の直径が小さい場合でも、カップ部を程好く押圧し移動しないように変形して固定でき、さらに把手部をカップ把手通過間隙口3から外部に押し出す役目も同時に果たすものであって、カップ部を筒型の有底長尺容器1から取除いた時には元の形状に回復する部材である。 【0014】その部材は合成合板や合成板、形状記憶合金等でも構わず、形状を変形させてもまたすぐに元の形状に回復する復元部材であれば特にその部材を限定したりしない。さらにこれらの材質には、外部からの衝撃を緩和したり吸収できるように、その片面または両面の一部または全面に合成樹脂やビニール等で皮膜等を設けて使用してもよい。またそれらの部材は単独で使用したり組合せて使用してもよい。その形状は断面が薄い長方形状のもので、厚み以外は筒型の有底長尺容器1の内高や内径ぐらいに合わせた形状である。 【0015】また必要によっては、上記したカップ押圧形状回復部材5でカップ部を押圧して筒型の有底長尺容器1内で固定した場合に、同じ押圧力でもカップ部をより一層筒型の有底長尺容器1内で固定させられるように、カップ押圧形状回復部材5の広面片側または広面両側、あるいはその一部または全面に、断面形状が波形や山形等のような鋸歯形状や凹凸形状を縞馬模様や格子模様等にして設けても構わない。 【0016】さらに本発明においては、前記したカップ押圧形状回復部材5は、その一側を筒型の有底長尺容器1の軸方向の内面に枢着し他側を片振りして、筒型の有底長尺容器1内でもカップ押圧形状回復部材5が充分に形状を変形できるように取付けてもよい。例えば、図3に斜視図で示すように、カップ押圧形状回復部材5の一側に板軸6を設けかつ他側が片振りしやすいように、その繋ぎ目の広面片側または広面両側に1条または2条以上の凹条部7を設けて構成してもよい。 【0017】またそのような板軸6は、その広面片側を筒型の有底長尺容器1の軸方向の内面に植設したり、あるいは、図4で、一部拡大切欠け斜視図で示すように、その板軸6を受け止める板軸受け8を筒型の有底長尺容器1の軸方向の内面に設けて、そこに板軸6を差込んだりはめ込んだり等して取付けたり、或いはその板軸6と板軸受け8とを正反対に設けて取付けても構わない。 【0018】またその他の取付け構造なら、一般に使われる蝶番のような構造を応用したり。一般事務で使われるルーズリーフ金銭出納帳用紙のような構造と、そのルーズリーフ用紙を着脱できる開閉式リングバインダーのような構造などと組合せて使用してもよく、カップ押圧形状回復部材5の一側を筒型の有底長尺容器1軸方向の内面に枢着し他側を片振りするように取付けられるならいかなる構造でも構わず、その構造を特に限定したりしない。それらの材質は、前記した筒型の有底長尺容器1やカップ押圧形状回復部材5と同質材料を使用してもよい。 【0019】また必要によっては、前記した板軸6を板軸受け8に差込んだりはめ込んだり等して取付けた場合に、筒型の有底長尺容器1からカップ部を取り出す時にカップ押圧形状回復部材5が意識しない方向にずれたり引き抜けたり等しないように、例えば、図3で示すように、板軸6の外面側等の任意な位置に凹部9を1個または2個以上を設け、その凹部9に嵌合したり噛み合ったり等する相方の突起部(図示せず)を板軸受け8の内面側等に必要数を設けて、板軸6を板軸受け8の内部で仮止めできるようにしてもよい。またカップ押圧形状回復部材5を表面や裏面に向きを変えて使用しても常に任意な位置で仮止めができるならその構造を特に限定したりしない。 【0020】尚、前記した筒型の有底長尺容器1の上端側部から塵や害虫等が入らないようにするために、必要によっては、図1で示すように、上端側部の口にねじ込んだりはめ込んだり等できる蓋10を設けても構わない。また塵や害虫等を遮断でき衛生的な取扱いができる蓋10ならその設け方や構造を特に限定したりしない。 【0021】尚、筒型の有底長尺容器1の外側面にはスプーン受け(図示せず)を外設してもいい。それはティースプーンやスープスプーン等を収容するもので、その形状は断面が円形や半円形等のようなリング形状のものであったり、ボックス形状や筒形状等のものに蓋を設けたりしたものでもよく、必要本数のスプーン類をそれらに差込んだり収容できれば特に形状を限定したりしない。またそのスプーン受けは、着脱式や固着式、可倒式等でもよく、筒型の有底長尺容器1の外側面の中央部近傍に、それらの一部または一外側面等を接続等して設けたりしてもよい。またスプーン受けを設けられるなら、その設ける位置や構造等を特に限定したりしない。 【0022】上記のような本発明の筒型の有底長尺容器1は、地震等で転倒した際にカップ把手通過間隙口3から突出している把手部の破損を防止するために、必要によっては、図5に上視図で示すように、筒型の有底長尺容器1のカップ把手通過間隙口3に把手部を覆うような衝撃吸収カバー11を装着して使用してもよい。またその衝撃吸収カバー11は、カップ把手通過間隙口3から突出した把手部を保護できるなら、その形状や構造を特に限定したりしない。上記した蓋10やスプーン受け、衝撃吸収カバー11の材質は、前記した面型の有底長尺容器1やカップ押圧形状回復部材5と同質材料を使用してもよい。 【0023】上記のような本発明のカップ容器は、把手付きカップの把手部を指先で持ったままカップ把手通過間隙口3に挿入し、下方向に降ろせばカップ部をカップ容器に収容できる。またそれを数回繰返せば把手付きカップを1客または2客以上をカップ容器内に簡単に積重ねて収容する事ができる。さらに把手付きカップの直径がカップ容器の半径程度しかない大きさでもカップ押圧形状回復部材5によってカップ容器内で確実に固定させる事ができる。またカップ把手通過間隙口3に衝撃吸収カバー11を装着すれば、カップ容器が転倒しても把手付きカップ全体を完全に保護できる。 【0024】 【発明の効果】本発明のカップ容器は、多形状の把手付きカップに対して一種類の容器だけで全ての形状の把手付きカップを積重ねて収納する事ができる。また把手付きカップは縦方向に積重ねて収容するため、食器棚等に多客数の把手付きカップを収納しても場所を取らない。さらに多客数の把手付きカップを移動させるにも片手だけで簡単に持運ぶ事ができる。またカップ部をカップ容器から出入れする時には、特にカップ押圧形状回復部材5が片振りしてカップ容器の内周面側に沿って形状を充分に変形するためにカップ部にスリップ傷を付ける事もない。さらにカップ容器から突出している把手部を保護できる衝撃吸収カバー11を取付ければ、例えカップ容器が転倒しても把手部を破損する事もない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597043372 【氏名又は名称】戸川 勇
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)5月6日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−313745 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月16日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−161282 |
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