| 【発明の名称】 |
ベッド用マットレスカバー |
| 【発明者】 |
【氏名】大賀 茂伸
|
| 【要約】 |
【課題】ベッド用掛け布団がずれても、その位置に関わらずベッド側部と隙間をスカートによって覆ったままにすることができるようにして、ベッド下部に埃が入ることを防止すると共にベッドが見苦しくなることを防止する。
【解決手段】マットレスカバーCのパッドシーツ部1は長方形状でマットレスの上面よりやや広く形成してある。パッドシーツ部1の縁部にはスカート部2が設けてある。パッドシーツ部1の裏面側にはマットレスの厚さよりやや長い幅を有する帯布30を縫い付けてボックス部3が設けてある。縫い付け部分の形状はマットレス上面の形状とほぼ同じである。帯布30のうちボックス部3の開口側となる先端縁部には全周にわたりゴムが縫込まれて収縮部31が形成されている。パッドシーツ部1の裏側には、覆布40で覆われる空間部を有する収容部4が設けてある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所要広さを有するパッドシーツ部(1) と、当該パッドシーツ部(1) の周縁部に設けてあるスカート部(2) と、上記パッドシーツ部(1) の裏側に設けてありマットレスに取り付けるためのボックス部(3) と、を備えていることを特徴とする、ベッド用マットレスカバー。 【請求項2】 パッドシーツ部(1) の裏側に、敷マットを収容するための収容部(4) が設けてあることを特徴とする、請求項1記載のベッド用マットレスカバー。 【請求項3】 パッドシーツ部(1) の周縁部は、ボックス部(3) の取付部より外側へ張り出して設けてあることを特徴とする、請求項1または2記載のベッド用マットレスカバー。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ベッド用マットレスカバーに関するものである。更に詳しくは、掛け布団がずれても、その位置に関わらずベッド側部をスカートによって覆ったままにすることにより、ベッド下部に埃が入ることを防止すると共にベッドが見苦しくなることを防止できる、ベッド用マットレスカバーに関する。 【0002】 【従来技術】通常のベッドメーキングにおいては、マットレスの上にパッドを敷き、その上からシーツを被せ、更にその上に、掛け布団(ベッドカバー)が順に被せられる。そして、一般に使用される掛け布団には、周縁部(両側部と足側)に、床に届くほどの長さに形成されたスカート部が設けられている。このスカート部は、ベッドのフレームと床との間の隙間部分を塞いでベッド下部に埃が入ることを防止する機能と、ベッド側部のフレーム部分や上記隙間部分を覆い隠して見苦しくないようにする機能とを有している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したような従来のベッド用掛け布団には、次のような課題があった。すなわち、ベッド用掛け布団は、普通に使用していても、寝返り動作などによりベッドの所定位置からずれる。ベッド用掛け布団がずれて、一方側が床に落ちると、他方側は逆に上がってしまう。これでは、上記したようなベッド下部に埃が入ることを防ぐ機能と、ベッド側部を覆い隠す機能とが発揮できなくなる。また、上記したようにマットレスの上にパッドを敷き、その上からシーツを被せ、更にその上に、掛け布団を被せるという従来のベッドメーキングは手間がかかる作業であり、簡単にベッドメーキングができる手段が望まれていた。 【0004】本発明は上記課題を解消するもので、ベッド用掛け布団がずれても、その位置に関わらずベッド側部と隙間をスカートによって覆ったままにすることにより、ベッド下部に埃が入ることを防止すると共にベッドが見苦しくなることを防止できるベッド用マットレスカバーを提供することを目的とする。また、ベッドメーキングが簡単にできるベッド用マットレスカバーを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明にあっては、所要広さを有するパッドシーツ部と、当該パッドシーツ部の周縁部に設けてあるスカート部と、上記パッドシーツ部の裏側に設けてありマットレスに取り付けるためのボックス部と、を備えていることを特徴とする、ベッド用マットレスカバーである。 【0006】第2の発明にあっては、パッドシーツ部の裏側に、敷マットを収容するための収容部が設けてあることを特徴とする、第1の発明に係るベッド用マットレスカバーである。 【0007】第3の発明にあっては、パッドシーツ部の周縁部は、ボックス部の取付部より外側へ張り出して設けてあることを特徴とする、第1または第2の発明に係るベッド用マットレスカバーである。 【0008】パッドシーツ部は、やや厚手でパッド機能を有するシーツである。パッドシーツ部の形状は、マットレス上面の形状と同じでもよいし、同様形状でやや広くてもよい。また、使用に支障がなければ、長方形でなくても、例えば楕円、長円、多角形あるいは異形のものでもよい。スカート部の幅(マットレスに取り付けたときの上下の長さ)は、マットレスに取り付けたとき、その先端縁が床面まで届く長さに設定されているが、これに限定されるものではなく、多少の長短があってもよい。 【0009】ボックス部は、開口部をマットレスの側部から底部にまわしてマットレスを包むようにして取り付けるものであるが、底部までまわさずにマットレスの側部のみを包む構造でもよい。収容部の構造は、敷マットを収容できるものであれば特に限定はしないが、例えば、開口部をファスナーなどで開閉可能とした袋状あるいは単に開口部を設けただけの袋状などである。 【0010】(作用)所要広さを有するパッドシーツ部と、パッドシーツ部の周縁部に設けてあるスカート部と、パッドシーツ部の裏側に設けてありマットレスに取り付けるためのボックス部とを備えているベッド用マットレスカバーは、シーツとパッドが一体となっているので、それらを一度にマットレスに取り付けることができ、従来と比較して、ベッドメーキングが手早く簡単にできる。また、ボックス部によってマットレスに固定されるパッドシーツ部にスカート部が設けてあるので、常にベッドのフレームと床との間の隙間部分を塞いでベッド下部に埃が入ることを防止し、ベッド側部のフレーム部分や上記隙間部分を覆い隠して見苦しくないようにする機能を発揮できる。 【0011】パッドシーツ部の裏側に敷マットを収容するための収容部が設けてあるものは、ベッドメーキングにおいて敷マットを使用する場合に、あらかじめ収容部に敷マットを収容しておくことにより、作業がより簡単にできる。また、収容部に収容されていることにより、敷マットがずれにくく、ベッドメーキング時の手直しの手間も軽減される。 【0012】パッドシーツ部の周縁部がボックス部の取付部より外側へ張り出して設けてあるものは、マットレスに取り付けたときにマットレスの縁部から張り出して垂れ下がるので、パッドシーツ部をマットレス上面と同じ大きさに設定した場合と相違してベッド縁が角にならず、使用感に優れる。また、見た目に自然なボリュームがあり、高級感が演出できる。更に、ベッドのマットレスの寸法とボックス部の寸法が多少合わなくても、外観上、違和感がない。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係るベッド用マットレスカバーの一実施の形態を示す裏側から見た一部切欠斜視図である。符号Cはベッド用のマットレスカバーで、パッドシーツ部1、スカート部2、ボックス部3及び収容部4を備えている。 【0014】パッドシーツ部1は、平面視で長方形状であり、その広さはマットレス5(後述する図3参照)の上面よりやや広く形成してあり、マットレス5の上面の縁部から張り出して垂れ下がるようにしてある。パッドシーツ部1は、布製の表地10(図3参照)と裏地11の間に薄手のスポンジマット12(図3参照)を挟み、キルティングして一体にした構造である。 【0015】スカート部2は、基部側をひだ状にして縫い付けることにより、パッドシーツ部1の側縁部13、14と足部縁部15に設けられている。なお、頭部縁部16には設けられていない。スカート部2の幅(マットレスに取り付けたときの上下長さ)は、マットレスに取り付けたときにスカート部2の先端縁が床に届く長さに設定されている。 【0016】ボックス部3は、マットレスの厚さよりやや長い幅を有する帯布30をパッドシーツ部1の裏面側に長方形状に縫い付けて設けてある。縫い付け部分の形状は、マットレス上面の形状とほぼ同じである。なお、帯布30のうち、パッドシーツ部1の頭部縁部16に対応する側は、頭部縁部16に重ねて縫い付けてある。帯布30のうち、ボックス部3の開口側となる先端縁部には、全周にわたりゴムが縫込まれて収縮部31が形成されている。 【0017】収容部4は、ボックス部3内側のパッドシーツ部1裏面に設けてある。収容部4は覆布40(図1では一部を切欠して表している)を有しており、覆布40は側縁部41、42と足部縁部43をパッドシーツ部1に縫い付けて取り付けてある。覆布40の頭部縁部44にはファスナー45が設けてあり、頭部縁部44は開口できるようになっている。そして、パッドシーツ部1裏面側と覆布40の間に形成される空間部に敷マット46が収容される。 【0018】(作 用)図2は図1に示すベッド用マットレスカバーを使用し、ベッドメーキングをした状態を示す斜視図、図3は図2に示すベッドメーキング済みベッドの足下側の要部縦断面図である。図1ないし図3を参照して本発明に係るマットレスカバーの作用を説明する。 【0019】マットレスカバーCを使用したベッドメーキングは次のように行われる。まず、あらかじめマットレスカバーCの収容部4に敷マット46を収容しておく。この敷マット46は、中綿が収容されキルティングされた薄手の敷き布団である。なお、マットレスカバーCは、敷マット46を収容しないで使用することもできる。 【0020】マットレス5にボックス部3を被せ、帯布30の収縮部31をマットレス5の側部から底部にまわしてマットレス5を包むようにしてマットレスカバーCを取り付ける。これにより、スカート部2の先端縁部は床に届き接触する。そして、マットレスカバーCの上に掛け布団6が被せられ、ベッドメーキングは完了する。なお、この掛け布団6の周縁部にはスカート部は設けられていない。 【0021】このように、マットレスカバーCは、シーツとパッドが一体となったパッドシーツ部1を有しているので、それらを一度にマットレス5に取り付けることができ、従来と比較して、ベッドメーキングが手早く簡単にできる。また、ボックス部3によってマットレス5に固定されるパッドシーツ部1にスカート部2が設けてあるので、常にベッドのフレーム7と床8との間の隙間9を塞いでベッド下部に埃が入ることを防止し、ベッド側部のフレーム7部分や上記隙間9を覆い隠して見苦しくないようにする機能を発揮できる。 【0022】パッドシーツ部1の収容部4に敷マット46をあらかじめ収容しているので、ベッドメーキングにおいて敷マット46を使用する場合、作業がより簡単にできる。また、収容部4に収容されていることにより、敷マット46がずれにくく、ベッドメーキング時の手直しの手間も軽減される。 【0023】更には、パッドシーツ部1の周縁部がボックス部3の取付部より外側へ張り出して設けてあるので、マットレス5に取り付けたときにマットレス5の縁部から張り出して垂れ下がるので、パッドシーツ部1をマットレス5上面と同じ大きさに設定した場合と相違してベッド縁が角にならず、使用感に優れる。また、見た目に自然なボリュームがあり、高級感が演出できる。なお、ベッドのマットレス5の寸法とボックス部3の寸法が多少合わなくても、外観上、違和感がない。 【0024】なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。 【0025】 【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。 (a)所要広さを有するパッドシーツ部と、パッドシーツ部の周縁部に設けてあるスカート部と、パッドシーツ部の裏側に設けてありマットレスに取り付けるためのボックス部とを備えているベッド用マットレスカバーは、シーツとパッドが一体となっているので、それらを一度にマットレスに取り付けることができ、従来と比較して、ベッドメーキングが手早く簡単にできる。また、ボックス部によってマットレスに固定されるパッドシーツ部にスカート部が設けてあるので、常にベッドのフレームと床との間の隙間部分を塞いでベッド下部に埃が入ることを防止し、ベッド側部のフレーム部分や上記隙間部分を覆い隠して見苦しくないようにする機能を発揮できる。 【0026】(b)パッドシーツ部の裏側に敷マットを収容するための収容部が設けてあるものは、ベッドメーキングにおいて敷マットを使用する場合に、あらかじめ収容部に敷マットを収容しておくことにより、作業がより簡単にできる。また、収容部に収容されていることにより、敷マットがずれにくく、ベッドメーキング時の手直しの手間も軽減される。 【0027】(c)パッドシーツ部の周縁部がボックス部の取付部より外側へ張り出して設けてあるものは、マットレスに取り付けたときにマットレスの縁部から張り出して垂れ下がるので、パッドシーツ部をマットレス上面と同じ大きさに設定した場合と相違してベッド縁が角にならず、使用感に優れる。また、見た目に自然なボリュームがあり、高級感が演出できる。更に、ベッドのマットレスの寸法とボックス部の寸法が多少合わなくても、外観上、違和感がない。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】398017703 【氏名又は名称】株式会社ダルマックス
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】梶原 克彦
|
| 【公開番号】 |
特開平11−309055 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−137757 |
|