| 【発明の名称】 |
タフテッドカーペット |
| 【発明者】 |
【氏名】村田 正行
【氏名】武田 和夫
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| 【要約】 |
【課題】使用時の荷重によるパイルの外観変化が少なく、パイル間へのゴミ等の異物の侵入を少なくして掃除をしやすくし、従来にないユニークな外観と機能を備えたタフテッドカーペットを提供すること。
【解決手段】基布1と、基布1にパイル糸2をタフティングマシンで刺し通して起立形成したループパイル2a又はカットパイル或いは両方のパイルを有する第1の面Aと、前記パイル糸2によって、基布1面に沿って平行に配置されたステッチパイル2bを有する第2の面Bとを具備し、前記第1の面Aにパイル糸2を基布1に固着させるための接着剤層3を設け、前記第2の面Bを使用面(表面)とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基布と、基布にパイル糸をタフティングマシンで刺し通して起立形成したループパイル又はカットパイル或いは両方のパイルを有する第1の面と、前記パイル糸によって、基布面に沿って平行に配置されたステッチパイルを有する第2の面とを具備し、前記第1の面にパイル糸を基布に固着させるための接着剤層を設け、前記第2の面を使用面(表面)としたことを特徴とするタフテッドカーペット。 【請求項2】 前記第2の面におけるステッチパイルの形成密度を、ヨコ方向については2本/cmから13本/cmの範囲とし、タテ方向については単位ステッチパイルの長さを0.2cmから5cmの範囲で構成したことを特徴とする請求項1記載のタフテッドカーペット。 【請求項3】 前記接着剤層を発泡弾性材層としたことを特徴とする請求項1又は2記載のタフテッドカーペット。 【請求項4】 前記接着剤層に二次基布を裏貼りしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタフテッドカーペット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、タフテッドカーペットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のタフテッドカーペットは、使用面(表面)にループパイル又はカットパイル或いは両方のパイルを形成し、各パイルの高低、パイル糸の太さ、色、タフティングマシンのニードルシフト、ジュートムーバー等により図柄を表現している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のタフテッドカーペットにおけるパイルの形状は、基本的にループパイルとカットパイルの2種類であって、何れも基布面に対して垂直に起立させた状態で形成されている。その為、カーペット使用時の荷重により、パイルが押しつぶされたり、倒れたりし、他の部分のパイルに比べて外観変化が大きく目立ち、不体裁であった。又、各パイル間、パイルを構成する繊維間にゴミ等の異物が入り込みやすく、掃除も容易ではなかった。 【0004】本発明は、従来のタフテッドカーペットの上記問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、使用時の荷重によるパイルの外観変化が少なく、パイル間へのゴミ等の異物の侵入を少なくして掃除をしやすくし、従来にないユニークな外観と機能を備えたタフテッドカーペットを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、本発明は、基布と、基布にパイル糸をタフティングマシンで刺し通して起立形成したループパイル又はカットパイル或いは両方のパイルを有する第1の面と、前記パイル糸によって、基布面に沿って平行に配置されたステッチパイルを有する第2の面とを具備し、前記第1の面にパイル糸を基布に固着させるための接着剤層を設け、前記第2の面を使用面(表面)としたものである。 【0006】本発明は、上記構成としたから、使用面(表面)側のステッチパイルが基布面に対し、平行に並ぶため、使用時の荷重により倒れたり、押しつぶされることがなく、外観変化が少ない。しかも、パイル間等へゴミ等が入り込みにくく、表面が平滑であるので、掃除がしやすい。さらに、使用面は平滑でありながら、裏面には起立して高さをもったループパイル、カットパイル等を有するので、適度なクッション性を有する。しかも、使用面( 表面)は、基布面に沿って平行に配置されたステッチパイルにより、フラットな織り目模様状の組織を表出させることができ、変化に富んだ外観形状を提供することができる。 【0007】本発明の実施に当っては、前記第2の面におけるステッチパイルの形成密度を、ヨコ方向については2本/cmから13本/cmの範囲とし、タテ方向については単位ステッチパイルの長さを0.2cmから5cmの範囲で構成することができる。 【0008】また、前記接着剤層を発泡弾性材層とし、さらには、接着剤層に二次基布を裏貼りして実施してもよい。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明に係るタフテッドカーペットの実施例を示す縦断側面図、図2は本発明に係るタフテッドカーペットの実施例を示す表面組織例図である。 【0010】図1において、1は基布、2はパイル糸、3は接着剤層、4は二次基布を示している。 【0011】基布1は、天然繊維、合成繊維その他適宜の繊維材料によって作成された織布又は不織布等、従来のタフト用基布がそのまま使用できる。 【0012】パイル糸2は、天然繊維、合成繊維、鉱物繊維その他適宜の繊維材料で作成されたスパン糸、フィラメント糸その他従来使用のパイル糸がそのまま使用され、パイル糸2の太さについては、500dから20,000dの範囲が望ましい。そして、上記パイル糸2を公知のタフティングマシンにより基布1に刺し通して第1の面Aにループパイル2aを起立形成し、第2の面Bに基布1の面に平行なステッチパイル2bを形成する。そのための製造手段としては、従来のタフティングマシンを使用できる。また、図柄作成についても、ニードルシフト、ジュートムーバー等、従来の設備がそのまま使用できる。 【0013】なお、上記第1の面Aに起立形成するループパイル2aの代わりにカットパイルとしてもよく、また、両方のパイルを混在させてもよい。 【0014】また、前記第2の面Bに形成するステッチパイル2bの形成密度は、ヨコ方向については2本/cmから13本/cmの範囲とし、タテ方向については単位ステッチパイルの長さが0.2cmから5cmの範囲で構成することができる。これらは、公知のタフティングマシンにおけるヨコ方向密度が5/16ゲージ〜5/64ゲージの範囲に相当し、タテ方向には12ステッチ〜0.5ステッチの範囲に相当する。 【0015】前記タフティングマシンによるパイル糸2の基布1への刺し通しによるパイル形成後、即ち、タフト後は、従来のタフテッドカーペットと同様な手段によって第1の面A側に接着剤を塗布して乾燥させ、接着剤層3を形成してパイル糸2を基布1に固着させる。使用する接着剤としては、スチレン・ブタジエンラバー(SBR)、ニトリル・ブタジエンラバー(NBR)、エチレン・ビニールアセテート(EVA)、ポリウレタン(PUR)、ポリエチレン(PE)、塩化ビニール(PVC)、ビチューメン、その他、従来使用のものをそのまま使用することができる。この接着剤層3は、発泡ウレタン等の発泡弾性材層としてもよい。 【0016】また、上記接着剤層3には二次基布4を裏貼りしてもよい。二次基布4は、ジュート、その他、従来と同様な布地を使用することができる。 【0017】本発明のタフテッドカーペットは、以上の構成からなり、基布1の面に平行に配置されたステッチパイル2bをもつ第2の面Bを使用面(表面)として、対象となる床面に敷設施工する。このステッチパイル2bをもつ第2の面Bは、例えば、図2のようなフラットな織り目模様となるため、荷重による倒れや押しつぶれが少なくなり、荷重作用部分と他の部分との外観上の形状変化が少ないため、体裁が良くなる。 【0018】また、本発明は、防ダニ処理、防虫処理、抗菌処理等を施した基布1を使用することができる。この場合では、従来のタフテッドカーペットに比較し、使用面のステッチパイル2bの占める体積が小さく、基布1の面とパイル糸2の密着面積が大きいため、より効果が高い。 【0019】更に本発明は、パイル糸2に、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂等の撥水剤、撥油剤で表面処理を施したものを使用することができる。この場合では、同等の処理を施した従来のタフテッドカーペットに比較し、大きな効果が得られ、表面組織の平滑性との相乗効果で汚れが付着しにくく、とれやすくなる。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、使用面(表面)側のステッチパイルが基布面に対し、平行に並ぶため、使用時の荷重により倒れたり、押しつぶされることがなく、外観変化が少ない。しかも、パイル間等へゴミ等が入り込みにくく、表面が平滑であるので、掃除がしやすい。さらに、使用面は平滑でありながら、裏面には起立して高さをもったループパイル、カットパイル等を有するので、適度なクッション性を有する。しかも、使用面( 表面)は、基布面に沿って平行に配置されたステッチパイルにより、フラットな織り目模様状の組織を表出させることができ、変化に富んだ外観形状をもつタフテッドカーペットを提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596063403 【氏名又は名称】山本産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月23日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】江原 省吾 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−299629 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)11月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−112602 |
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