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【発明の名称】 斜倒立可能コップおよび斜倒立用コップ支持具
【発明者】 【氏名】鈴木 清正

【要約】 【課題】使用後は斜め倒立させてコップ本体内の残渣液を完全に流下させて所謂水切れのよい斜倒立可能コップの提供。

【解決手段】ガラス、プラスチック、陶器などで作られるコップの類であって、コップ本体1の開口部2を下向きにして傾斜させて起立できる支持台部3をコップ本体の周側に設けて成ることを特徴とする斜倒立可能コップ。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガラス、プラスチック、陶器などで作られるコップの類であって、コップ本体の開口部を下向きにして傾斜させて起立できる支持台部をコップ本体の周側に設けて成ることを特徴とする斜倒立可能コップ。
【請求項2】 支持台部は、コップ本体に設けられる半弧状の取手の上部に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の斜倒立可能コップ。
【請求項3】 支持台部はコップ本体の重心の垂線上に位置して設けられ重力の大きな重錘として形成したことを特徴とする請求項1または2記載の斜倒立可能コップ。
【請求項4】 ガラス、プラスチック、陶器などで作られるコップの類を斜倒立して支持できる支持具であって、コップ本体の開口部を下向きにして傾斜させて支持する支持部を備え、所望の卓上に吸着できる吸盤を有することを特徴とする斜倒立用コップ支持具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、斜め倒立状態で水切れの良い起立可能な斜倒立可能コップおよび斜倒立用コップ支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラス、プラスチック、陶器などで作られるコップは、使用時は勿論のこと、常時コップ本体の外底部を利用して載置するのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、呑みほした後にもコップの内底部に僅かながら液体が残り、水垢などの派生を伴うなど不衛生を免れ得ない。
【0004】また、コップを倒立状態で支持するコップ支持具も知られているが、コップ支持具の先端がコップの内底部と当接させて掛止させているので、当接部が不衛生になるという不都合があった。
【0005】この発明は叙上の点に着目して成されたもので、使用後は斜め倒立させてコップ本体内の残渣液を完全に流下させて所謂水切れのよい斜倒立可能コップおよび斜倒立用コップ支持具を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)ガラス、プラスチック、陶器などで作られるコップの類であって、コップ本体の開口部を下向きにして傾斜させて起立できる支持台部をコップ本体の周側に設けて成ることを特徴とする斜倒立可能コップ。
【0007】(2)支持台部は、コップ本体に設けられる半弧状の取手の上部に設けて成ることを特徴とする前記(1)記載の斜倒立可能コップ。
【0008】(3)支持台部はコップ本体の重心の垂線上に位置して設けられた重力の大きな重錘として形成したことを特徴とする前記(1)または(2)記載の斜倒立可能コップ。
【0009】(4)ガラス、プラスチック、陶器などで作られるコップの類を斜倒立して支持できる支持具であって、コップ本体の開口部を下向きにして傾斜させて支持する支持部を備え、所望の卓上に吸着できる吸盤を有することを特徴とする斜倒立用コップ支持具。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0011】図1,図2および図3は、この発明に係る斜倒立可能コップの一実施の形態を示し、順次と斜倒立状態の側面図、正面図、および底面図であり、図4は同上の斜倒立可能コップの使用時の卓上静置状態を示す側面図である。
【0012】各図において、1は開口部2を有し、水などの液体を収容できる筒状のコップ本体、3は開口部2に近く、その外周に設けた支持台部で、図示では側面鈎状に屈曲した構造を備え、コップ本体1と鋭角の傾斜角度αを形成できる底面3aを有すると共に斜倒立状態で全体の重心Wが重力として作用する垂線Hと直交する状態で前記底面3aを形成する。したがって、コップ本体1を、設定した鋭角を保持して傾斜して倒立させることができる。
【0013】なお、傾斜角度αは余りに小さいと横臥状態となり、水切り効果も小さくなり、有効性が低くなるのでできるだけ直角に近い方が望ましいが、直角に近くなると安定性が悪くなるので、好ましくは50°〜30°位が水切り効果も良く斜倒立も安定性に優れると認められる。
【0014】この斜倒立可能コップAは、通常の使用状態では、図4に示すように正立させて水やその他の液体用の容器として既存のものと同様に使用できる。使用後、水洗して斜倒立させれば図1ないし図3の状態にコップ本体1は開口部2を斜め下向にして倒立できるので、コップ内面に付着した水滴分は直ちに流下し、残溜することがないので、水垢など不衛生になることはなく、速やかに乾燥状態を得ることができるのできわめて衛生的である。
【0015】つぎに、第2の実施の形態を図5ないし図8について説明する。
【0016】この実施の形態の傾倒立可能コップBは、前記実施の形態の支持台部が鋭角な傾斜角度αを備えた底部3aだけであったのに対し、これに続く延長部3bが、全体として半弧状の取手4としたもので、その他はすべて前記実施の形態と同一であるので、同一符号を付し、その説明の詳細は省く。
【0017】すなわち、コップ本体1を把持する時、取手4を利用して通常の状態(図8)で使用できると共に使用後は前記実施の形態と同様に斜め傾倒させて倒立させことにより図5ないし図7の状態に斜倒置できるものである。
【0018】以上、2例について説明したが、さらに支持台部はこれを比重の大きな材料または大きな形状にして局部的に重力の大きな重鎮とし、重心をこの支持台部に形成することにより所謂起き上がりこぶしとしてコップ本体1を傾斜倒立させれば、ひとりでに斜倒立できるような構成とすることも可能である(図示せず)。
【0019】なお、上述したコップ本体は、ガラス製、陶器製は勿論のこと、プラスチックその他の好みの材料で形成でき、しかも支持台部も同一材料、異種材料など好みのもので、一体または別体で形成実施できる。
【0020】つぎに、この発明の第3の実施の形態を図9,図10について説明する。この実施の形態は、斜倒立用コップ支持具Cに係わるものである。
【0021】各図において、5は水平な卓上等に吸着固定できる吸盤、6は、この吸盤5と連結固着された支持具本体で、図示では鎖線で示すコップ類Pの開口部端縁で僅かに係止7aし、かつコップ類Pの外周を支持する二又状の支持部7を有し、コップ類Pを斜倒立させることができるようになっている。
【0022】図示では、杆体を屈曲させて二又状の支持部7を形成しているが、同一の機能を有するものであれば、板体に代えても実施できると共に衛生上抗菌加工を施すこともできる。
【0023】そして、支持部7の傾斜角度βは、前記実施の形態と同一の50°〜30°位が好ましいが、必ずしも限定されず、鋭角であれば良い。
【0024】叙上の構成になるので、台所、洗面所など好みの場所に吸盤5を用いて固着し、コップ類Pを支持部7を利用して斜倒立状態でコップPの開口部2を斜め下方に向けて支持できるので、コップ内面の水分、液分は傾斜状態のコップ内面に沿って滑らかに流下し、水滴などが残溜する虞れがなく、僅かにコップPの開口部2の端縁と係止7aしているがコップ内面と接触する箇所がないので、絶えず、コップ内面を衛生的に支持できる。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、斜倒立可能コップは、通常のガラスコップや椀やマグカップなど既存のものと同様に利用できると共に、不使用時に、斜倒立させてコップ本体の開口部を斜め下向きに向けさせて支持させることができ、また斜倒立用コップ支持具は普通のコップ類を斜倒立させて支持できるので、いづれのコップ内の水分も完全に流下させて速やかに乾燥状態を保持できるものであって水垢や微生物などの繁殖を防いで衛生的に保持できる利点がある。
【出願人】 【識別番号】592038292
【氏名又は名称】鈴木 清正
【出願日】 平成10年(1998)4月17日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 宏之 (外1名)
【公開番号】 特開平11−299622
【公開日】 平成11年(1999)11月2日
【出願番号】 特願平10−107659