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【発明の名称】 椀形食器
【発明者】 【氏名】大野 泰一

【要約】 【課題】外観を損ねることなく、水切れ性が改善され得、また樹脂材料を用いて成形する場合にあっても、比較的簡単に成形可能な椀形食器を提供する。

【解決手段】食物が盛りつけられる、椀形状の食物収容部12の底部に一体形成された、筒状乃至は台形状の台座部14の内側に、該台座部14の下端部28よりも内方に入り込んだ状態において、該台座部14の下端開口部32を閉塞する閉塞面30を設けると共に、かかる台座部14の下端部に、該閉塞面30に達する深さの切欠部34を、周方向において間欠的に設けて構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上方に向かって漸次大径となる椀形形状を呈する、食物が盛りつけられる食物収容部の底部に、筒状乃至は台形状の台座部が一体的に形成されてなる椀形食器にして、前記台座部の内側に、該台座部の下端部よりも内方に入り込んだ状態において、該台座部の下端開口部を閉塞する閉塞面を設けると共に、かかる台座部の下端部に、該閉塞面に達する深さの切欠部を、周方向において間欠的に設けたことを特徴とする椀形食器。
【請求項2】 前記閉塞面が、前記台座部の内側に配設された、該台座部の下端開口部を覆蓋する底蓋部材の下面にて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の椀形食器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【技術分野】本発明は、椀形食器に係り、特に、上方に向かって漸次大径となる椀形形状を呈する食物収容部の底部下面部位に、筒状乃至は台形状の台座部が一体的に形成されてなる椀形食器の改良された構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】日常生活において、御飯や汁等は、それらの食物が盛りつけられる食物収容部が上方に向かって漸次大径となる椀形形状に形成されると共に、かかる食物収容部の底部に、該食物収容部を卓上に載置するための、筒状乃至は台形状の台座部が一体的に設けられた、所謂椀形食器に盛りつけられて、食されている。また、そのような椀形食器は、従来から、種々の材料から形成されたものが用いられており、一般には、陶器製や木製、或いは合成樹脂製のもの等が、使用されている。
【0003】ところで、かかる椀形食器は、通常、使用後に洗浄された後、速やかに乾燥させるために、食物収容部の開口部側を下に向けた状態で、水切り籠等の中に載置されて、食物収容部の表面等の水切りが行なわれることとなる。
【0004】しかしながら、従来の椀形食器にあっては、上述の如く、伏せて載置された際に、食物収容部の底部に一体形成された台座部が、上向きに開口せしめられることとなるところから、該台座部の内面に付着している水滴が、該台座部の内側において、食物収容部の底部外面上に溜まってしまい、そのために、かかる台座部の内側の水切りがうまく為され得ないといった欠点を有していた。
【0005】そこで、本願出願人は、特願平8−275637号において、台座部の食物収容部側基部に、内外に貫通する水抜き孔が形成されてなる椀形食器を提案した。このような椀形食器にあっては、食物収容部の開口部側が下に向けられて載置された際に、台座部の内面に付着している水滴が、台座部の内側における食物収容部の底部外面上に留まることなく、該台座部の食物収容部側基部に設けられた水抜き孔を通じて、台座部の外側に導かれた後、食物収容部外面を伝って流下せしめられるようになっており、それによって、食物収容部の表面は勿論、台座部の内側の水切りも、良好が行なわれ得ることとなるのである。
【0006】ところが、かくの如き特徴的な椀形食器にあっては、水抜き孔が、台座部の食物収容部側基部に、内外に貫通するように設けられるものであるため、かかる水抜き孔が目立ち易く、それが、見栄え上、あまり好ましいことではなかったのであり、また、特に、合成樹脂製の椀形食器において、その成形と同時に水抜き孔を一定の形状をもって形成しようとすると、金型形状が複雑なものとなるばかりでなく、そのような水抜き孔の形成操作、ひいては椀形食器の成形操作も、煩雑なものとなってしまうことが避けられず、それ故、それらの点において、未だ改良の余地が存していたのである。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述せる如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、外観を損ねることなく、水切れ性が改善され得、しかも合成樹脂材料を用いて成形する場合にあっても、比較的簡単に成形可能な椀形食器を提供することにある。
【0008】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の解決のために、上方に向かって漸次大径となる椀形形状を呈する、食物が盛りつけられる食物収容部の底部に、筒状乃至は台形状の台座部が一体的に形成されてなる椀形食器において、前記台座部の内側に、該台座部の下端部よりも内方に入り込んだ状態において、該台座部の下端開口部を閉塞する閉塞面を設けると共に、かかる台座部の下端部に、該閉塞面に達する深さの切欠部を、周方向において間欠的に設けたことを、その特徴とするものである。
【0009】すなわち、本発明に従う椀形食器にあっては、台座部の内側に、その下端開口部を閉塞する閉塞面が、該台座部の下端部よりも内方に入り込んだ状態下で設けられ、また、かかる台座部の下端部に、該閉塞面に達する深さの切欠部が設けられているところから、食物収容部の開口部側を下に向けて載置された際に、台座部の内面に付着している水滴が、台座部の内側において、該閉塞面上に集められ、そして、該閉塞面上に集められた水が、かかる切欠部を通じて、台座部の外側に導かれた後、食物収容部外面を伝って流下せしめられるようになっているのであり、それによって、台座部の内側の水切りが、良好に行なわれ得ることとなるのである。
【0010】しかも、かかる椀形食器においては、上述の如く、台座部の内側の水が、該台座部の下端部に設けられた切欠部を通じて台座部の外側に導かれるようになっていることから、従来品とは異なり、かかる水を台座部の外側に導くための水抜き孔を何等設ける必要がなく、それ故に、そのような水抜き孔の形成に伴う外観の低下が有利に回避され得るばかりでなく、合成樹脂材料を用いて成形される場合にあっても、成形と同時に水抜き孔を一定の形状をもって形成するために、金型形状が複雑化したり、成形操作が煩雑化したりするといったことが効果的に皆無ならしめられ得るのである。
【0011】従って、本発明に従う椀形食器にあっては、良好な外観が確保されつつ、優れた水切れ性が極めて有利に発揮され得るのであり、しかも合成樹脂材料を用いて成形される場合にあっても、水切れ性の改善のために水抜き孔が設けられてなる従来品よりも、比較的簡単に成形され得ることとなるのである。
【0012】また、かかる椀形食器においては、前述の如く、台座部の下端開口部を閉塞する閉塞面が、該台座部の下端部よりも内方に入り込んだ状態で設けられているところから、使用者が親指を食物収容部の上端部に掛けると共に、残りの指を台座部に掛けた状態で、該使用者により把持される際に、かかる残りの指の指先が台座部の下端部に引っ掛けられ得、それによって、使用者の手指から滑り落ちること等なく、確実に把持され得るのであり、またそれに加えて、テーブル上等に載置された際に、該テーブル面と前記閉塞面との間に所定の空間が形成され得て、かかるテーブル面に多少の突起があっても、そのような突起と閉塞面とが接触するようなことが有効に回避され得、以て、テーブル上等に対して、より安定的に載置され得るといった種々の利点が得られるのである。
【0013】なお、そのような本発明に従う椀形食器にあっては、有利には、前記閉塞面が、前記台座部の下側端部の内側に設けられた、該台座部の下側開口部を覆蓋する底蓋部材の下面にて構成されることとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明に係る椀形食器について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0015】先ず、図1及び図2には、本発明に従う構造を有する椀形食器の一例としての、合成樹脂製の飯茶碗が、概略的に示されている。それらの図からも明らかなように、飯茶碗10は、御飯等の食物が盛りつけられる食物収容部12を有して、成っている。
【0016】より具体的には、この飯茶碗10の食物収容部12は、ポリプロピレンやポリカーボネート等の所定の合成樹脂材料からなり、全体として、上方に向かって次第に大径となる椀形形状を呈して、構成されている。また、かかる食物収容部12にあっては、その上部外周面に、径方向外方に向かって、水平方向に所定寸法突出し、且つ周方向に連続して延びるフランジ部16が、一体的に設けられている。そして、このフランジ部16は、外周部分と内周部分とにおけるそれぞれの肉厚が互いに異ならしめられており、その外周部分が、薄肉部18とされている一方、内周部分が、該薄肉部18よりも所定寸法下方に向かって厚肉化された厚肉部20とされている。また、かかるフランジ部16の薄肉部18にあっては、その外径が、食物収容部12の上端周縁部22の外径よりも一周り大きくされており、更に、厚肉部20においては、その外径が、該上端周縁部22の内径よりも一周り小さくされている。
【0017】また、そのようなフランジ部16の下面には、四つの凹所24が、互いに90°の位相差をもって、設けられている。そして、それら四つの凹所24は、フランジ部16における厚肉部20の径方向中間部分において、その周方向に沿って所定寸法延びる側壁と、互いに対向する状態で、該側壁からフランジ部16の外周縁部に向かって延びる二つの側壁との、三つの側壁に囲まれてなっている。即ち、各凹所24は、所定の周方向長さと、該フランジ部16における厚肉部20の外周部と薄肉部18とに跨がって延びる径方向長さとを有しており、下方と、フランジ部16の径方向外方とに向かって、それぞれ開口するように形成されているのである。
【0018】これによって、本具体例の飯茶碗10にあっては、図3に示される如く、その複数(図3では、二つ)が、食物収容部12の開口部側を下に向けた状態で積み重ねられた際に、上に位置する飯茶碗10が、その食物収容部12における上端周縁部22において、下に位置する飯茶碗10のフランジ部16における厚肉部20に外嵌せしめられ、且つ該フランジ部16の薄肉部18の下面に当接せしめられつつ、配置されるようになっている。そして、そのような配置状態下において、上側に位置する飯茶碗10の上端周縁部22と下側に位置する飯茶碗10のフランジ部16との間に、それら上下に位置する飯茶碗10,10の各食物収容部12間に形成される空間25を外部に連通せしめる連通部27が、下側の飯茶碗10のフランジ部16に設けられた凹所24によって形成されるようになっているのである。
【0019】一方、図1及び図2からも明らかなように、食物収容部12の底部外面29上には、該食物収容部12を与える樹脂材料と同一の材料からなる台座部14が、一体的に形成されている。また、この台座部14は、下方に向かうに従って次第に大径となる円錐台形状の外形を有する筒状を呈しており、食物収容部12を、テーブル等の上に安定的に載置させ得るように構成されている。
【0020】そして、本具体例では、特に、かかる台座部14の内側に、底蓋26が、食物収容部12の底部外面29と所定距離を隔てて、対向配置されている。また、この底蓋26は、台座部14において、その高さ方向の中心部から下端部28側に所定寸法偏倚した部位の内径と同一の外径を有する円板からなり、前記食物収容部12の底部外面29との対向面とは反対側の下面が、かかる台座部14における下端部28寄りの部位の内径と同一径を有する円形の閉塞面30とされている。そして、そのような底蓋26が、台座部14の内面に対応したテーパ面形状の外周面において、該台座部14における下端部28寄りの部位の内周面に対して、所定の接着剤にて接着されている。
【0021】すなわち、本具体例の飯茶碗10にあっては、底蓋26が、その下面からなる閉塞面30を、台座部14の内側において、該台座部14の下端部28よりも内方(食物収容部12の底部外面29側)に僅かな寸法だけ入り込ませて位置せしめた状態で、該台座部14に対して、それを覆蓋するように取り付けられているのであり、それによって、台座部14の下端開口部32が、かかる底蓋26の閉塞面30にて閉塞せしめられるようになっていると共に、テーブル上等に載置された際に、そのテーブル面と底蓋26の閉塞面30との間に僅かな空間が形成されるようになっているのである。
【0022】また、かかる飯茶碗10における台座部14の下端部28には、複数(ここでは、五つ)の切欠部34が設けられている。この複数の切欠部34は、それぞれ、台座部14の下端面29が、該台座部14の周方向に所定長さにわたって、湾曲面形態をもって凹まされてなる如き凹所形状を有しており、該台座部14の下端部28に対して、その周方向に等距離を隔てて、間欠的に形成されているのである。そして、ここでは、特に、それぞれの切欠部34が、その最深部分において、前記底蓋26の閉塞面30と面一となる深さをもって、形成されている。
【0023】このように、本具体例に係る飯茶碗10にあっては、台座部14の内側に底蓋26が取り付けられて、該台座部14の下端開口部32が、該台座部14の下端部28よりも内方に僅かな寸法だけ入り込んで位置せしめられた、底蓋26の下面からなる閉塞面30により閉塞せしめられるようになっていると共に、台座部14の下端部28に、複数の切欠部34が、該底蓋26の閉塞面30と面一となる深さをもって形成されているところから、食物収容部12の開口部側を下に向けて載置された際に、台座部14の内面に付着している水滴が、台座部14の内側において、食物収容部12の底部外面29上に溜まることなく、該閉塞面30上に集められ、そして、そこに集められた水が、該閉塞面30上に溜まることなく、そこから溢れ出るようにして、複数の切欠部34を通じて台座部14の外側に導かれた後、食物収容部12の外面を伝って流下せしめられるようになっているのであり、それによって、台座部14の内側の水切りが、良好に行なわれ得るのである。
【0024】また、かかる飯茶碗10においては、上述の如く、台座部14の内側に付着している水滴が、該台座部14の下端部28に設けられた複数の切欠部34を通じて、台座部14の外側に水を導かれるようになっているところから、台座部14の内側の水をその外側に導くための、目立ち易い水抜き孔を何等設ける必要がなく、それによって、従来の水抜き孔付食器とは異なり、水抜き孔の形成に伴う外観の低下が有利に回避され得るのである。
【0025】しかも、かかる飯茶碗10においては、切欠部34が、台座部14の下端面29を、該台座部14の周方向に所定長さにわたって、湾曲面形態をもって凹ませてなる如き凹所形状をもって、構成されていることから、成形時に使用される金型における、該台座部14の下端面29を与える部位に、かかる切欠部34に対応した、一定形状を有する突部を設けておけば、飯茶碗10の成形と同時に、一定形状の切欠部34が容易に形成され得るのであり、それによって、従来の水抜き孔付食器の成形と同時に水抜き孔を形成する際に惹起されていた、金型形状の複雑化や成形操作の煩雑化といった種々の問題の発生が効果的に解消され得るのである。
【0026】従って、本具体例に係る飯茶碗10にあっては、見栄えの低下を招くことなく、優れた水切れ性が付与され得ているのであり、しかも比較的容易に成形され得ることとなるのである。
【0027】また、かかる飯茶碗10においては、複数のものが食物収容部12の開口部側を下に向けた状態で積み重ねられた際に、上側に位置する飯茶碗10の上端周縁部22と下側に位置する飯茶碗10のフランジ部16との間に、それら上下に位置する二つの飯茶碗10,10の各食物収容部12間に形成される空間25を外部に連通せしめる連通部27が形成されるようになっているところから、上側に位置する飯茶碗10において、台座部14の複数の切欠部34を通じて、台座部14の内側から外側に導かれた水や、食物収容部12の外面に付着している水が、該食物収容部12外面を伝って流下せしめられた後、前記空間25内に溜まることなく、前記連通部27を通じて、確実に下方に移動せしめられ得るのであり、それによって、より優れた水切れ性が発揮され得るのである。
【0028】さらに、本具体例の飯茶碗10においては、底蓋26の閉塞面30が、台座部14の下端部28よりも内方に僅かな寸法だけ入り込んで位置せしめられていることにより、テーブル上等に載置された際に、そのテーブル面と底蓋26の閉塞面30との間に僅かな空間が形成されるようになっているところから、かかるテーブルの上面に多少の突起があっても、そのような突起と底蓋26の閉塞面30との接触が有効に回避され得、以て、テーブル上等に、より安定的に載置され得るのであり、また、テーブル上等から持ち上げる際にも、使用者の手指が、台座部14の下端部28に確実に引っ掛けられ得て、使用者の手指から滑り落ちるようなことなく、確実に把持され得るのであり、それによって、良好な使用性が効果的に発揮され得ることとなるのである。
【0029】以上、本発明の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受けるものではない。
【0030】例えば、前記具体例では、食物収容部12にフランジ部16が一体形成されていたが、このフランジ部16は、本発明において必須のものではない。
【0031】また、前記具体例では、台座部14が、下方に向かうに従って次第に大径となる円錐台形状の外形を有する筒状を有して、構成されていたが、この台座部14の形状は、特にこれに限定されるものではなく、例えば、円筒等の筒形状とされていても、何等差し支えない。
【0032】さらに、前記具体例では、台座部14の下端部28に設けられた切欠部34が、その最深部分において、台座部14の下端開口部32を閉塞する閉塞面30と面一となる深さをもって、構成されていたが、かかる切欠部34は、該閉塞面30上に集められた水を台座部14の内側から外側に導き得るように、該閉塞面30に達する深さを有して、台座部14の下端部28に形成されておれば良いのである。それ故、切欠部34を、その最深部分において、該閉塞面30よりも深い深さをもって、台座部14の下端部28に形成することも、勿論可能である。
【0033】更にまた、そのような切欠部34の形状や配設個数も、前記具体例に示されるものに、特に限定されるものでないことは、言うまでもないところである。
【0034】また、前記具体例では、台座部14の下端開口部32を閉塞する閉塞面30が、該台座部14の内側に配設された、該台座部14の下端開口部32を覆蓋する底蓋26の下面にて構成されていたが、この閉塞面30は、台座部14の下端部28よりも内方に入り込んだ状態において、該台座部14の下端開口部32を閉塞するものであれば、その構造が何等限定されるものではなく、例えば、食物収容部12の底部における、台座部14にて囲まれた部分を厚肉化して、かかる厚肉化された食物収容部12の底部外面により、閉塞面30を構成するようしても、良いのである。
【0035】加えて、前記具体例では、 合成樹脂製の飯茶碗に対して、本発明を適用したものの具体例を示したが、本発明は、その他、上方に向かって漸次大径となる椀形形状を呈する、食物が盛りつけられる食物収容部の底部に、筒状乃至は台形状の台座部が一体的に形成されてなる椀形食器の何れに対しても、有利に適用され得るものであることは、勿論である。
【0036】その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることが、理解されるべきである。
【0037】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発明に従う椀形食器にあっては、良好な外観が確保されつつ、優れた水切れ性が極めて有利に発揮され得るのであり、しかも合成樹脂材料を用いて成形される場合にあっても、水切れ性の改善のために水抜き孔が設けられてなる従来品とは異なって、金型形状が複雑化したり、成形操作が煩雑化したりすることなく、比較的簡単に成形され得ることとなるのである。
【出願人】 【識別番号】591249068
【氏名又は名称】大野 泰一
【出願日】 平成10年(1998)4月24日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】中島 三千雄 (外2名)
【公開番号】 特開平11−299620
【公開日】 平成11年(1999)11月2日
【出願番号】 特願平10−115178