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【発明の名称】 簡易組み立てカーテン
【発明者】 【氏名】石原 誠

【要約】 【課題】持ち運びや搬送の際、折り畳んでコンパクト化できる簡易組み立て式のカーテンを提供する。

【解決手段】下端に自立可能な足部を屈曲自在に軸着し、上端に回転盤を設けた伸縮自在な主軸棒に係合ピンを有するヘッド(a)を介して左右に伸縮可能な展開棒を上下展開自在に軸着させてなるダブル棒(A)と、前記主軸棒に2本の係合ピン有するヘッド(b)を介して一方に前記展開棒上下展開自在に軸着させてなる基本棒(B)と、上向係合ピンを設けたヘッド(c)をを設けた前記主軸棒に固着したシングル棒(C)と、展開棒及び主軸棒に張合固定するカーテン地からなり、ダブル棒(A)、基本棒(B)及びシングル棒(C)を適宜組み合わせてなる簡易組み立てカーテン。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下端に止めスリーブを嵌合保持し半割ジョイントを介して自立可能な足部を屈曲自在に軸着し、上端に360°回転自在な回転盤を設けた伸縮自在な主軸棒と、左右に半割ジョイントの一方を形成し上面に上向係合ピンを設けたヘッド(a)を上記回転盤に固着し、一端に半割ジョイントの他方を形成し他端に係合ピンに係合する凹部を持つ凹部材を有する伸縮可能な展開棒を、ヘッド(a)と展開棒の半割ジョイントを介して上下展開自在に軸着させてなるダブル棒(A)と、左に半割ジョイントの一方と右に上向係合ピンを設け更に上向係合ピンを適宜個所に形成したヘッド(b)を前記主軸棒の回転盤に固着し、前記展開棒をヘッド(b)と展開棒の半割ジョイントを介して上下展開自在に軸着させてなる基本棒(B)と、上向係合ピンを設けたヘッド(c)を前記主軸棒の回転盤に固着したシングル棒(C)と、展開棒及び主軸棒に張合固定するカーテン地からなり、ダブル棒(A)、基本棒(B)及びシングル棒(C)を適宜組み合わせてなる簡易組み立てカーテン。
【請求項2】 シングル棒(C)が、上向係合ピンを中央に設けたヘッド(c)を、回転盤を介在せず直接主軸棒の上端に設けた請求項1記載の簡易組み立てカーテン。
【請求項3】 各構成棒が、ダブル棒(A)1本、、基本棒(B)3本及びシングル棒(C)2本から構成される請求項1記載の簡易組み立てカーテン。
【請求項4】 各構成棒、及びカーテン地が肩掛けバンド及びカーテン地収容ポケットを備えたキャリーバックに収容されてなる請求項3記載の簡易組み立てカーテン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、持ち運びの際や搬送時に折り畳んでコンパクト化でき、且つ組み立て容易であり、更にカーテンで仕切るスペースを適宜拡張・短縮することが可能なる折り畳み式簡易組み立てカーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】健康診断、特に企業などの集団検診などの場合には、医師や施術者側が当該企業側に出向き、当該企業の会議室や適当な空き部屋などを借り受けて、当該室内で検診することが大部分である。また、病院、接骨院などで一時的に間仕切りを行ったり、催し物会場やアウトドアスポーツのイベント会場で着替えののための一時的な更衣室を設けたりする必要がある。このような場合、例えば、検診場合には、被診断者は、医師や施術者の前で上半身裸などの状態を晒すわけであるが、このとき、診断中の被診断者を後の被診断者の視線などから遮断したり、プライバシを保護するため、医師や施術者、診断機器などの回りに簡易な間仕切りをカーテン式衝立で作ることが多い。
【0003】このような衝立としては、一般に図9に示したようなカーテン式衝立1が用いられている。この衝立は、縦長の枠フレーム2の上下部分にカーテン装着用のロッド3、3を設け、この上下のロツド問にカーテン地4を張る一方、枠フレームの下端には、立設用の脚部となる脚フレーム5を設けたものであって、その使用にあたっては、少なくとも2基(台)を用い、当該複数のカーテン式衝立同士を連結具6で連結させると共に、複数の脚フレームの向きを適宜変えて自立させるものである。これによって、医師や施術者、診断機器などの回りに簡易な間仕切りが形成される。
【0004】ところが、このような従来のカーテン式衝立1の搬送にあたっては、一般に他の診断機器などの検診用具一式と共に、ワンボックスカー(ワゴン)などのレントンゲン搭載車などに積み込んだり、また催し物会場、スポーツイベント会場などでは他の販売品、椅子、机などの荷物と共に搬送するのであるが、該衝立1は通常2m程度と結構長いため、荷物室内で大きなスペースを取り、積み難く、他の診断器機、荷物との上手な配列を考えなければならず、結構煩わしいなどの問題があった。
【0005】そして、目的とする企業側、会場などに到着してからは、上記診断や開催場所に、医師や施術者、開催者自身、あるいはその補助者などが持ち運ばなければならず、その際、上記衝立1は2mほどの長さがあると同時にかなりの重量があるため、結構大変な作業となっていた。特に診断場所や開催場所が工場や倉庫などの上層階にあって、エレベータなどがない場合には、狭い階段などを上がり下りしなければならず、大変な重労働となっていた。また、複数のテナントが入居しているビルのエレベータにあっては、2mほどの長さもあるカーテン式衝立を持ち込んだ場合、依頼企業以外の社員などにも大きな迷惑を掛け、運搬者が肩身の狭い思いをするなどの問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、持ち運びや搬送の際、折り畳んでコンパクト化できる簡易組み立て式のカーテンを提供せんとするものであ【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討した結果、自立自在な足部を屈曲可能とし、かつ主軸棒、展開棒を伸縮自在とし、各構成部材を係合ピンと該ピンを受け入れる凹部で連結することにより上記問題点を解決し得ることを見出し本発明を完成した。すなわち本発明は、下端に止めスリーブを嵌合保持した半割ジョイントを介して自立可能な足部を屈曲自在に軸着し、上端に360°回転自在な回転盤を設けた伸縮自在な主軸棒と、左右に半割ジョイントの一方を形成し上面に上向係合ピンを設けたヘッド(a)を上記回転盤に固着し、一端に半割ジョイントの他方を形成し他端に係合ピンに係合する凹部を持つ凹部材を有する伸縮自在な展開棒を、ヘッド(a)と展開棒の半割ジョイントを介して上下展開自在に軸着させてなるダブル棒(A)と、左に半割ジョイントの一方と右に上向係合ピンを設け更に適宜個所に上向係合ピンを形成したヘッド(b)を前記主軸棒の回転盤に固着し、前記展開棒をヘッド(b)と展開棒とを半割ジョイントを介して上下展開自在に軸着させてなる基本棒(B)と、上向係合ピンを設けたヘッド(c)を前記主軸棒の回転盤に固着したシングル棒(C)と、展開棒及び主軸棒に張合固定するカーテン地からなり、ダブル棒(A)、基本棒(B)及びシングル棒(C)を適宜組み合わせてなる簡易組み立てカーテンである。
【0008】また、その際シングル棒(C)が、上向係合ピンを中央に形成したヘッド(c)を、回転盤を介在せず直接主軸棒の上端に設けた上記簡易組み立てカーテンである。更に、各構成棒が、ダブル棒(A)1本、、基本棒(B)3本及びシングル棒(C)2本から構成される上記簡易組み立てカーテンであり、各構成棒、及びカーテン地が肩掛けバンド及びカーテン地収容ポケットを備えたキャリーバックに収容されてなる上記簡易組み立てカーテンである。
【0009】
【作用】上記構成をとることにより本発明の簡易組み立てカーテンは、不便用時においては、主軸棒に軸着された足部を止めスリーブを上部にスライドさせ半割ジョイントより90°折り曲げると共に、伸縮自在な主軸棒及び展開棒を縮小させることにより、長さ、幅を共に減少させ、キャリーバックに格納し得る程度の大きさとし、保管時、搬送時の利便性に沿わせることができ、更にカーテン地もその特性上適当に折り畳むことができ、簡易組み立てカーテン全体を極めてコンパクト化(小型化)することができる。すなわち、良好な積載性ないし携帯性、保管性が得られ、かつキャリーバックに各構成棒を格納し、カーテン地をキャリーバックに設けたポケットに収容する場合には、より一層の優れた携帯性が得られると同時にカーテン地の汚れや破損なども防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の簡易組み立てカーテンを簡易診察室、即ち医師の診察室と心電図、超音波診断等の測定室の2区画室を有する診察室を形成する場合を一例にとって説明する。
<ダブル棒(A)>図1に本発明の構成棒の一つであるダブル棒(A)の構造を示し、各棒の縮小した時の図(イ)、伸長した時の図(ロ)及び上部の拡大図(ハ)を示す。図中、主軸棒(d)は、下端に、嵌合した止めスリーブ(n)を保持し、半割ジョイント(D)を介して自立可能な足部(f)を屈曲自在に軸(g)で軸着し、上端に360°回転自在な回転盤(j)を設けた伸縮自在なの棒である。
【0011】主軸棒(d)に保持された伸縮自在な止めスリーブ(n)は、半割ジョイント(h)を折り曲げた時には上方にスライドさせ、直立させた時には下方にスライドさせ半割ジョイント(h)を覆いかぶせ半割ジョイントが折り曲がるのを防止するためのものであるから、主軸棒にスライドする程度の内径を有し半割ジョイントを覆う長さのものである。該主軸棒の及び後述する展開棒の形状及び材質はカーテン地を支えることができるものであれば如何なるものでもよ良く、例えば形状は四角、六角などの角筒状、円筒状などが挙げられるが、好ましくは円筒状であり、またその材質も軽量で強度の高い鉄、アルミニウム等の金属、強化プラスチックなどが挙げられるが、好ましくはアルミニウムであり、特に好ましくはアルミニウムパイプである。
【0012】主軸棒を伸縮自在とする構造は、外筒体と内筒体とからなり内筒体を外筒体の挿入して内筒体をスライドさせて伸縮自在となるものであれば如何なるものでも良いが、使用中にこれら筒体にガタが発生するものであってはならず、例えば、図5(半割ジョイントの一方と回転盤は図示せず)に示す如く下端に半割ジョイントの一方を有し上端を内筒体の外面と密着する程度に縮径した縮径部7を有し、中間の所定位置に玉弾き8の玉9を挿入する円穴10を形成した外筒体2と、上端に回転盤を有し下端の所定位置の玉弾き8の玉9を挿入した穴とストッパ・リング11を外装する内筒体3とから構成され内筒体を外筒体に挿入してなる伸縮自在な棒である。
【0013】該伸縮自在な棒において、内筒体を引き出す(伸ばす)と内筒体の外装したストッパ・リング11が外筒体の縮径部の段差で係止し、その係止位置において内筒体の玉弾き玉と同じ位置に設けた外筒体の円穴10に、内筒体を回転させることにより玉を挿入して係止する。内筒体を挿入(縮ませる)するには、玉を指先で押し込めてから内筒体を挿入し、内筒体の底部が外筒体の底部に設けた半割ジョイント部材により係止され、その係止位置において内筒体の玉弾き玉と同じ位置に設けた外筒体の円穴10に、内筒体を回転させることにより玉を挿入して係止する。内筒体は外筒体の縮径部とストッパ・リングの外面とで支持されるので容易に且つスムースにスライドし、また内筒体と外筒体は玉弾き8の玉9で係止するので伸長時、縮小時には強固に係止する。該係止めを解除するには前述の如く外筒体の円穴に突出している玉弾きの玉を指先で押し込めることにより簡単に行うことができる。
【0014】半割ジョイント(D)は、図4に示される如く、足部(f)の円筒突起を半割にして半割ジョイントの一方(D’)を形成し、同様にして主軸棒(d)の下端に半割ジョイントの他方(D”)を形成し、両者を軸(g)により屈曲自在に軸着したいわゆるピン・ジョイントであり、図4の(ロ)に示す様に軸(g)を中心にして90°以上の角度に屈強自在である。足部(f)は、図4(イ)ではH型で下面の滑り止め用のゴム板(m)を備えているが、その形状は自立可能で折り曲げた時にコンパクト化する形状のものであれば任意なもので良く、またその大きさ及び重量は自立可能な範囲のものであればよいが、あまり大きいとコンパクト化が望めず、あまり重いと携帯性が損なわれる。通常は、大きさは20〜30cm×10〜20cm、重さは0.1〜1gである。
【0015】主軸棒の上端部に設ける回転盤(j)は、その上に固定するヘッド(a)を360°回転させ任意の方向に向けるようにするためのものであり、図6に示す如く主軸棒の上端の挿入された部材(j’)の中心穴にピン(j”)で嵌着されている。ヘッド(a)は、図1(ハ)に示す如く、左右に半割ジョイントの一方(D’)(D”)を形成し上面に上向係合ピン(k)が設けられたものであり、回転盤(j)に固定されており、360°回転自在となっている。図中、(i)は展開棒を屈曲させた場合に展開棒を固定するための止金であり、該止金(i)は1個でも、また複数個設けてもよい。ヘッド(a)の左右の端部には、図1の(イ)(伸長時)、(ロ)(縮小時)(ハ)(上端部)に示す如く、一端に半割ジョイントの他方(D”)を形成し他端に係合ピンに係合する凹部を有する凹部材(h)を有する伸縮可能な展開棒(e)を軸(g)でピン止めした半割ジョイント(D)を介して軸着する。
【0016】伸縮可能な展開棒は、その伸縮構造は前記主軸棒の構造と同様で外筒体と内筒体からなり玉弾き8の玉9で固定するものであり、また半割ジョイントの他方(D”)も主軸棒の下端に形成した半割ジョイントの一方と同じである。これら左右の展開棒は、半割ジョイント(D)を介して上下に屈曲自在であって両者は左右平行に双翼に展開し、その先端の設けた凹部材は他の構成棒の上端に設けた上向係合ピン(k)と係合して後記するカーテン地(E)を張貼し得る枠体を形成する。
【0017】<基本棒>図2に本発明の構成棒の一つであり構成棒で形成される枠体の基本となる基本棒(B)の構造を示し、各棒の縮小した時の図(イ)、伸長した時の図(ロ)及び上部の拡大図(ハ)を示す。図中、主軸棒(d)は、下端に、嵌合した止めスリーブ(n)を有し、半割ジョイント(D)を介して自立可能な足部(f)を屈曲自在に軸(g)で軸着し、上端に360°回転自在な回転盤(j)を設けた伸縮自在なの棒であり、前記ダブル棒(A)で述べた主軸棒と同じ構造のものである。
【0018】回転盤(j)に固定するヘッド(b)は、左に半割ジョイントの一方(D’)を形成し右に上向係合ピン(k)を設け、更に適宜箇所(図では中央)に上向係合ピン(k)を設けたものである。ヘッド(b)には2本の上向係合ピンを設けているので他の構成棒からの展開棒を2本受け入れることができ、該ヘッドを介して更に他の構成棒を係合させることが可能となり、それにより各構成棒を用いて枠体を拡張していくことが可能となる。ヘッド(b)の半割ジョイントの一方(D’)には、前記ダブル棒(A)で用いたと同じ展開棒(e)を半割ジョイントを介し軸着され、左方向に片翼に展開し、その先端の設けた凹部材は他の構成棒の上端に設けた上向係合ピンと係合して後記するカーテン地(E)を張貼し得る枠体を形成する。
【0019】<シングル棒>図3に本発明の構成棒の一つであるシングル棒(C)の構造を示し、該棒の縮小した時の図(イ)、伸長した時の図(ロ)及び上部の拡大図(ハ)(ハ’)を示す。図中、主軸棒(d)は、下端に、嵌合した止めスリーブ(e)を有し半割ジョイント(D)を介して自立可能な足部(f)を屈曲自在に軸(g)で軸着し、上端に、360°回転自在な回転盤(j)を設けた伸縮自在なの棒であり、前記ダブル棒(A)で述べた主軸棒と同じ構造のものである。回転盤(j)に固定するヘッド(c)は、一方に上向係合ピン(k)を設け片辺のヘッドである。ヘッド(c)に設けた上向係合ピン(k)は、他の構成棒の先端に設けた凹部材と係合して枠体を形成するものであり、即ちヘッド(c)は単に上向係合ピン1個を有するものであり、従って該ヘッドを有するシングル棒(C)は他の構成棒の展開棒を受け入れるのみであり、枠体の端部材として機能する。上向係合ピンは、凹部材を360°回転自在に受け入れるので、ヘッド(c)は如何なる方向からの他の構成棒の展開棒を受け入れることができ、従って上向係合ピンを中央に設ければ回転盤を用いる必要はなく固定してもよい。
【0020】<保管・搬送>図7にダブル棒(A)1本、基本棒(B)3本及びシングル棒(C)2本からなる構成棒をキャリーバック(p)に収容し、保管時、搬送時の状態を示す。図(イ)はヘッド(c)を有するシングル棒(C)を含む構成棒をキャリーバック(p)に収容した図であり、図(ロ)はシングル棒(C)として回転盤(j)を介在せず直接主軸棒に設けたものからなる構成棒をキャリーバック(p)に収容した図であり、図(ハ)はそれらの断面図である。図中、(p)はキャリーバッグ、(q)は肩掛けバンド、(r)はポケット、(E)はカーテン地である。各構成棒(A)、(B)及び(C)の主軸棒(d)及び展開棒(e)は図1〜3の(ロ)に示す如く、縮小させ、また足部(f)は半割ジョイントを90°屈曲させてバック(p)に収納して簡易組み立てカーテンとする。
【0021】<枠体の組み立て・収納>上記簡易組み立てカーテンを搬送して検診会場に到着すると、各構成棒の足部(f)を半割ジョイントを直立させ、嵌合している止めスリーブ(n)をスライド降下して足部が屈曲しない様に半割ジョイントを固定させ、適宜位置に配置する。次いで主軸棒及び展開棒を玉弾き8の玉9を指先で押し込めて内筒体を引き出すことにより伸長させ、同玉を外筒体に設けた円穴に挿入することにより固定させ、更に展開棒を半割ジョイントを介して略水平となる程度に展開させ、その先端に設けた凹部材の位置の配置した他の構成棒の上向係合ピンに凹部を嵌め込むことにより係合させる。
【0022】例えば図8に示す如き2区画室を有する診察室を形成する場合には、ダブル棒(A)を中央に配置し、該棒の両展開棒の先端位置の基本棒(B)2本を配置してダブル棒(A)の展開棒の先端の凹部を基本棒(B)のヘッド(b)に設けた上向係合ピンに嵌め込む。次いで、該基本棒(B)の展開棒をダブル棒(A)の展開棒と直交する方向に展開し、その先端の各々凹部を各々のシングル棒の上向係合ピンに嵌め込み区画室の両側面の枠を形成する。一方、ダブル棒(A)の主軸棒位置に直交する様な位置に基本棒を配置し該棒の展開棒を展開してその先端の凹部をダブル棒のヘッド(a)上面に設けた上向係合ピンのはめ込み中央区画面を形成する。図8の(イ)に形成された枠体を示す。
【0023】次に、このように形成された枠体にカーテン地(E)を張貼する。カーテン地(E)には、その三辺に枠体に固定する固定具(s)が設けられており、該固定具を介してカーテン地を枠体に張貼する。図8の(ロ)においては、固定具は面ファスナーを用いているが、該固定具は適宜のもので良く、例えば、リング、フック、ボタン等が挙げられる。カーテン地としては、内部が透視できないものであれば如何なるものでも良く、例えば、通常の編織地、レーズ地、プラスチックシート、合成紙等が挙げられる。
【0024】更に、図8の(ハ)に示す如く、上記枠体の片側面から平面の衝立を形成する場合には、他のダブル棒(A)とシングル棒(C)を用いて、側面を形成している基本棒の他の上向係合ピンにダブル棒の一方の展開棒の凹部を嵌め込み、他方の展開棒の凹部をシングル棒(C)の上向係合ピンに嵌め込むことによりカーテン式衝立を形成することができる。即ち、適宜の構成棒を用いることにより、上記枠体からカーテン式衝立なり、区画室なりを適宜増加させることができる。逆に、使用後の簡易組み立てカーテンは、先ず、カーテン地を取り外し、折り畳んでキャリーバッグのポケットに収納し、次いで枠体を前記組み立て時の操作とは反対の操作により、各構成棒の上向係合ピンの嵌め込みを取り外し、次いで展開棒を半割ジョイントを介して下降させ、展開棒、主軸棒を玉弾きの玉を指先で押し込めながら内筒体を縮小し、足部を止めスリーブを上方に摺動させ半割ジョイントを90℃屈曲させてコンパクト化する。更に該コンパクト化した構成棒をキャリーバッグに収納して肩掛けバンドを用いて搬送する。
【0025】<用途>上述の如く、本発明における簡易組み立てカーテンは、特設の診療室に用いられる他、病院、接骨院、針灸院などの簡易的カーテン、企業等におけ広いフロアーなどの間仕切り、特設面接室の形成、冠婚葬祭時の一時的間仕切り、マラソン、柔道などのスポーツイベントにおける簡易更衣室の形成、アウトドアースポーツにおける特設室の形成、家庭におけるカーテン衣紋掛け、テレビスタジオなどにおける簡易カーテン式衝立などに用いられる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る簡易組み立てカーテンによると、次のような優れた効果が得られる。
(1)先ず、本発明の簡易組み立てカーテンは、不使用時には、折り畳んでコンパクトに縮めることができ、キャリーバッグ等に収納できるため、良好な保管性、搬送性や積載性が得られる。例えば、企業などの集団検診などの場合、該簡易組み立てカーテンは他の診断機器などと共に、ワンボックスカー(ワゴン)などのレントゲン車などに積み込み込まれるわけであるが、このとき、上記コンパクト化によって、察易に積み込むことができる。したがって、従来のように、他の診断機器との上手な西己列を考える煩わしさなどが根本的に解消される。
【0027】(2)また、診断場所への持ち運びにあたっても、上記コンパクト化による良好な搬送性によって、察易に行うことができる。例えば、診断場所が工場や倉庫などの上層階にあっても、従来ほど大きな重労働となることはない。また、複数のテナントが入居しているビルのエレベータにあっても、当該コンパクト化によって、大幅な迷惑の低減が可能となり、気分的に楽な搬送が可能となる。
(3)特に、キャリーバッグに収納した場合には、より一層の優れた積載性ないし携帯性が得られる。さらに、カーテン地がキャリーバッグ内に納められるため、保管時、積載時や搬送中における汚れや引っ掛けなどによる破損等を効果的に防止することができる利点も得られる。
【0028】(4)次に、本発明の簡易組み立てカーテンは、使用時にあたって、簡単な操作によって、迅速に組み立てることができ、使用後においても容易に収納できるため、極めて良好な使い勝手が得られる。
以上の説明から明らかなように、企業等でフロアの間仕切りや、カーテンの種類を変えれば気分転換も計れ、従来の固定型ボードよりも安価に提供することができ、必要ないときはフロアの片隅に折り畳んで収納することができる。また、本発明の簡易組み立てカーテンは、イベント会場、冠婚葬祭の式場等で使用されている縄等による上部のたるみがなく、広い範囲で直線化できるため美観が損なわれない。また本発明は、主に健康診断でレントゲン車にコンパクトに畳んで容易に持ち運びするために開発した商品であるが、各デパート等の商品を吊して展示している場所でも骨組を利用すれば自由に設定できる。尚、カーテンの高さを変化させたり、円穴の位置をずらしたりすることで自在な変化が可能である。
【出願人】 【識別番号】594018393
【氏名又は名称】石原 誠
【出願日】 平成10年(1998)4月15日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】武井 英夫
【公開番号】 特開平11−299611
【公開日】 平成11年(1999)11月2日
【出願番号】 特願平10−119940