| 【発明の名称】 |
寿司製造・搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 邦彦
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| 【要約】 |
【課題】搬送装置の搬送路から取り出された寿司の種類と同一種類の寿司を製造して、客が好んで食しているネタの寿司を自動的に搬送路に提供することの出来る寿司製造・搬送装置を提供する。
【解決手段】寿司を載せた皿を循環搬送する搬送路を有するすし搬送装置と、すしネタの保管部と、この保管部からすしネタを搬出して、皿上のシャリ玉に載せるためのネタ搬出装置と、出来上がったすしが載った皿を前記搬送装置の搬送路上に移し替える移送装置と、搬送装置の搬送路より取り出された寿司の種類を検出して、該搬送路より取り出された寿司と同一のすしネタを搬出するように前記ネタ搬出装置を駆動制御する制御手段とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】すしを載せた皿を循環搬送する搬送路を有する搬送装置と、すしネタの保管部と、この保管部からすしネタを搬出して、皿上のシャリ玉に載せるためのネタ搬出装置と、出来上がったすしが載った皿を前記搬送装置の搬送路上に移し替える移送装置とを備えていることを特徴とする寿司製造・搬送装置。 【請求項2】搬送装置の搬送路より取り出された寿司の種類を検出して、該搬送路より取り出された寿司と同一のすしネタを搬出するように前記ネタ搬出装置を駆動制御する制御手段を備えている請求項1記載の寿司製造・搬送装置。 【請求項3】保管部が冷蔵室である請求項1または2記載の寿司製造・搬送装置。 【請求項4】ネタ搬出装置が、吸引により行うようにしている請求項1、2または3記載の寿司製造・搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主として皿に盛り合わせた寿司を、搬送装置により循環搬送して客に提供するようにした寿司店で用いる寿司製造・搬送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、皿に盛り合わせた寿司を搬送装置により客室に循環搬送するようにした寿司店では、調理場において、調理人が、シャリ玉上にすしネタを載せて握って、出来上がった寿司を皿上に載せると共に、かかる作業により作られた寿司を、搬送装置の搬送路上に載置して、該搬送装置により客室に順次搬送する一方、前記搬送装置を介して流れてくる複数種類の寿司を客が好みに応じて搬送路から任意取り出して食するようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のように寿司を人の手で握っていると、人件費がそれだけ高くなるのは勿論のこと、客が好む寿司の種類は一様ではなく、例えば客の年齢や性別或いは食事の時間帯によって異なるものであるが、調理場では、どの種類の寿司を搬送装置の搬送路上に提供するのが良いかを知ることが困難であり、従来では調理人の感にたよっているのが現状である。 【0004】本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、シャリ玉上にすしネタを自動的に載せて寿司を作ることの出来る寿司製造・搬送装置、並びに、搬送装置の搬送路から取り出された寿司の種類と同一種類の寿司を製造して、客が好んで食しているネタの寿司を自動的に搬送路に提供することの出来る寿司製造・搬送装置を提供するにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、寿司を載せた皿を循環搬送する搬送路を有するすし搬送装置と、すしネタの保管部と、この保管部からすしネタを搬出して、皿上のシャリ玉に載せるためのネタ搬出装置と、出来上がったすしが載った皿を前記搬送装置の搬送路上に移し替える移送装置とを備えたのである。 【0006】また請求項2記載の発明は、請求項1記載の寿司製造・搬送装置において、搬送装置の搬送路より取り出された寿司の種類を検出して、該搬送路より取り出された寿司と同一のすしネタを搬出するように前記ネタ搬出装置を駆動制御する制御手段をを備えたのである。以上の寿司製造・搬送装置においては、保管部を冷蔵室とするのが好ましく、またネタ搬出装置は、吸引により行うようにするのが好ましい。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は、客室11に設置する複数のテーブル12及びカウンターテーブル12と、厨房室13の前面乃至各テーブル12に沿って配置した仕切ハウジング14と、該仕切ハウジング14上に周回状に設けられて、前記厨房室13内で、皿2に盛り合わされた寿司20を各テーブル12に循環搬送するための搬送路30を設けた飲食物搬送装置3を有する寿司店舗内を平面的に表したものである。 【0008】前記仕切ハウジング14は、断面ボックス状に形成されたものであって、前記厨房室13の前面に沿って配設されて該厨房室13と客室11とを区画する第1ハウジング部14aと、該第1ハウジング部14aの長手方向両端から屈曲して前記客室11内に平行に延びる第2,第3ハウジング部14b,14cとから成り、前記第2,第3ハウジング部14b,14cの外側方には、前記テーブル12とカウンターテーブル12とを配置している。 【0009】前記搬送路30は、図1に示すように、前記各ハウジング部14a,14b,14cの上壁に設けた凹所内をモータ駆動により循環移動する無端状のフラットチェーン31から構成されており、図2に示すように、前記搬送路30のフラットチェーン31上に、寿司20を載せた皿2を載せて、該皿2を循環搬送するようにしている。 【0010】しかして図に示す実施形態では、以上の飲食物搬送装置3において、すしネタ21の保管部4と、この保管部4からすしネタ21を搬出して、皿2上のシャリ玉22に載せるためのネタ搬出装置5と、シャリ玉22を載せた複数個の皿2を移動させると共に出来上がった寿司20が載った皿2を前記搬送装置3の搬送路30上に移し替える移送装置6と、搬送装置3の搬送路30より取り出された寿司20の種類を検知して、搬送路30より取り出された寿司20と同一のすしネタ21を搬出するように前記ネタ搬出装置5を駆動制御する制御手段7とを設けるのである。 【0011】すしネタ21の保管部4は、上部開口を蓋41により開閉可能とした保管室40を複数備え、各保管室40にそれぞれ個別のすしネタ21を上下に積み重ねた状態で保管可能としたものであって、該保管室40は、前記厨房室13内に設置され、すしネタ21を保管するのに適した温度が保たれるように冷蔵室とすると共に、前記蓋41は、制御手段7を介して電気的に自動開閉可能としている。 【0012】移送装置6は、モーター駆動する一対の駆動ローラー(図示せず)間に無端状のベルト61を掛け渡したものであって、その移送方向前端を搬送路4に合流させて、該移送装置6の駆動により、ベルト61上に載った皿2を前記搬送路30に移し替えられるようにしている。ネタ搬出装置5は、基本的には、前記保管部4に沿って配設されたレール51に沿って往復移動可能な移動体52と、この移動体52に対して昇降可能なアーム53とを備えて成り、前記アーム53の先端にすしネタ21の吸着部54を設けると共に、該吸着部54の吸着面にエアーの通気孔55を多数開口させて、該通気孔55を介してエアーを吸引することにより、すしネタ21を前記吸着部54に吸着させるようにしている。 【0013】一方、制御手段7は、フラットチェーン31上の所定位置に寿司20の置かれた皿2が載っているか否かを検出するための検出器71と、該該検出器71からの検出信号に基づいて前記ネタ搬出装置5・移送装置6の駆動を制御するマイクロコンピューターを有するコントローラ72とから成り、具体的には、フラットチェーン31上に、皿2を所定位置に載せるための突起から成る多数の仕切り34を所定間隔開けて設けて、フラットチェーン31上に載せる寿司20の種類を前記各仕切り34間毎に予め前記コントローラ72のプログラム上に設定する一方、フラットチェーン31上の所定位置に寿司20が載っているか否かを前記検出器71により検出して、該検出器71からの検出信号に基づいてコントローラ72により、フラットチェーン31上から客が取り出した寿司20の種類とその位置を判別するようにしている。 【0014】また以上のコントローラ72は、次のごとく前記ネタ搬出装置5及び移送装置6の駆動を制御する。先ず、検出器71の出力信号により顧客により搬送路30から取り出された寿司20の種類とその位置を判別して、前記ネタ搬出装置5を制御し、前記アーム53を移動体52を介して前記種類のすしネタ21が保管されている保管室40上まで移動させると共に該保管室40の蓋41を開かせる。 【0015】次にアーム53を下降させて、該アーム53の吸着部54の吸着面を保管室40内のすしネタ21に密着させ、エアーの吸引により該すしネタ21を吸着部54に吸着させた上で、アーム53を上昇させる。続いて移動体52を前記移送装置6上まで移動させて、再度アーム53を下降させ、すしネタ21を、皿2上のシャリ玉22上に載せると同時に下方に僅かに押し込む。 【0016】しかる後、アーム53を上昇させて、エアーを通気孔55から外方に吹き出して、通気孔55に詰まるシャリを除去する。そして移送装置6の駆動を制御して、搬送路30の所定位置が移送装置6と合流する際に前記皿2を搬送路30の前記所定位置に送り込む。斯くして以上の構成から成る寿司製造・搬送装置では、前記搬送路30上の各所定位置に、予め定められている種類の寿司20を載せた皿2を置いて客室内に順次搬送するのであり、顧客が好みの寿司20を搬送路30から取り出して食されると、コントローラ72が検出器71からの信号に基づいて搬送路30から取り出された寿司20の種類とその位置を検知して、判別した寿司20の種類とその位置に従って、アーム53が移動体52を介して前記種類のすしネタ21を保管している保管室40上まで移動する。 【0017】そして保管室40の蓋41が開くと、アーム53が下降して、吸着部54の吸着面が保管室40内のすしネタ21に密着するに伴い、エアーの吸引が開始されて、該すしネタ21が吸着部54に吸着される。すしネタ21の吸着部54への吸着に伴い、アーム53が上昇して、移動体52と共にアーム53が前記移送装置6上まで移動し、その位置でアーム53が下降して、すしネタ21が皿2上のシャリ玉22上に載るとエアーの吸引が停止するのであって、アーム53が上昇すると共に、エアーが通気孔55から外方に吹き出されて、通気孔55に詰まるシャリが除去され、続いて移送装置6が駆動して、出来上がった寿司20を載せた皿2が搬送路30の所定位置に送り込まれるのである。 【0018】斯くして、以上の寿司製造・搬送装置によれば、制御手段により、顧客が食した寿司20を判別して、それと同じ種類の寿司20を自動的に製造して、搬送路30の所定位置に自動的に送り込むことが出来るのである。 【0019】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、すしを載せた皿を循環搬送する搬送路を有するすし搬送装置と、すしネタの保管部と、この保管部からすしネタを搬出して、皿上のシャリ玉に載せるためのネタ搬出装置と、出来上がったすしが載った皿を前記搬送装置の搬送路上に移し替える移送装置とを備えたことにより、ネタ搬出装置により、保管部に保管しているすしネタを皿上のシャリ玉上に自動的に載せて、出来上がった寿司を移送装置により、搬送装置の搬送路に自動的に移し替えることが出来るので、寿司の製造及び搬送が人手に頼ることなくしかも衛生的に行うことが出来る。 【0020】また請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の寿司製造・搬送装置において、搬送装置の搬送路より取り出された寿司の種類を検出して、該搬送路より取り出された寿司と同一のすしネタを搬出するように前記ネタ搬出装置を駆動制御する制御手段を備えたことにより、搬送路から取り出された寿司と同一種類の寿司を直ちに製造して、客が好んで食しているネタの寿司を自動的に搬送路に提供することの出来る。 【0021】また請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の寿司製造・搬送装置において、保管部を冷蔵室としたことにより、請求項1または2記載の発明の作用効果に加え、すしネタを衛生的に保管することが出来る。更に請求項4記載の発明によれば、請求項1、2または3記載の寿司製造・搬送装置において、ネタ搬出装置が吸引により行われるので、請求項1、2または3記載の発明の作用効果に加え、すしネタを衛生的にしゃり玉上に載せることが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】396011174 【氏名又は名称】株式会社くらコーポレーション
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)4月1日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】杉本 勝徳 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−285437 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月19日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−88622 |
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