| 【発明の名称】 |
盛籠台 |
| 【発明者】 |
【氏名】大谷 弘
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| 【要約】 |
【課題】盛籠台を再利用部と消耗品部とから構成することでゴミの発生を削減すると共に省資源化を図り、さらには、特に未使用時における再利用部の収納空間を省スペ−ス化する。
【解決手段】盛籠台を供物収容ケ−ス4と該ケ−ス4を取外し可能に装着する本体とから構成し、該本体の下端側に脚フレ−ム8を形成し、該脚フレ−ム8の下面には複数のキャスタ−11を回転自在に設けると共に、該脚フレ−ム8は後方に向かって拡開状に延出しており、複数の盛籠台を互いに重合可能とした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】盛籠台を供物収容ケ−スと該ケ−スを取外し可能に装着する本体とから構成し、該本体の下端側に脚フレ−ムを形成し、該脚フレ−ムの下面には複数のキャスタ−を回転自在に設けると共に、該脚フレ−ムは後方に向かって拡開状に延出しており、複数の盛籠台を互いに重合可能としたことを特徴とする盛籠台。 【請求項2】該本体は板状部材を有することを特徴とする請求項1に記載の盛籠台。 【請求項3】該板状部材は後傾状に設けてあることを特徴とする請求項2に記載の盛籠台。 【請求項4】該ケ−スは焼却可能な材料で形成されていることを特徴とする請求項1、2、3いずれかに記載の盛籠台。 【請求項5】該ケ−スは本体の前面に形成した支持枠に受け入れられており、該支持枠の周囲にはつる花装着用枠体を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4いずれかに記載の盛籠台。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本考案は、葬儀のお供え用として果物や缶詰等の供物をセットして飾る盛籠台に関するものである。 【0002】 【従来の技術】最近は葬儀の方法も自宅葬から斎場葬へと変化し、斎場において葬儀が施工された後に、盛籠台を自宅に届けなければならないという手間があった。また、盛籠台はそこそこの場所を取るので、アパ−ト、マンションなどの住宅事情の狭隘化もこの問題に拍車をかけている。また、最近においては、手間のかかる盛籠の飾り付けや移動の際の手間も敬遠されがちである。 【0003】また、従来、このような盛籠台はプラスティックから形成されているが、最近において環境問題やゴミ問題への関心が高まるにしたがって、葬儀後における盛籠台の処分に苦慮しているのが現状である。なぜなら、プラスティックからなる盛籠台を焼却するとすれば、焼却の際に発生するであろう黒煙やダイオキシンが問題となり、かと言って、盛籠台はその性格上それ自体一般に用いられることのない特殊なものなので、そのまま再利用の方法も見当らないからである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本考案は、かかる従来の盛籠台における不具合を解消するべく創案されたものであって、盛籠台を再利用部と消耗品部とから構成することでゴミの発生を削減すると共に省資源化を図り、さらには、特に未使用時における再利用部の収納空間を省スペ−ス化することにある。 【0005】本考案の他の目的は、未使用時あるいは缶詰等の重量物をセットした場合にもかかわらず、移動を簡単に省力で行えるような盛籠台を提供することにある。本考案のさらに他の目的は、盛籠の飾り付けを容易に行うことができるようにすることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記課題を達成するべく本発明が採用した技術手段は、盛籠台を供物収容ケ−スと該ケ−スを取外し可能に装着する本体とから構成し、該本体の下端側に脚フレ−ムを形成し、該脚フレ−ムの下面には複数のキャスタ−を回転自在に設けると共に、該脚フレ−ムは後方に向かって拡開状に延出しており、複数の盛籠台を互いに重合可能としたことを特徴とするものである。 【0007】こうすることで、葬儀後には供物収容ケ−スのみを家に持ち帰ることができ、盛籠本体を再利用することができる。好ましくは、該本体は板状部材を有し、こうすることで、複数の盛籠台の本体部分を良好に重合させることができ、盛籠台の収納時における省スペ−ス化を図ることができる。さらに好ましくは、該板状部材は後傾状に設けてあり、複数の盛籠台の重合を一層容易にしている。 【0008】さらに、該ケ−スは焼却可能な材料、例えば紙で形成されるのがよく、そうすることで、家に持ち帰った後におけるケ−スの最終処分を容易にする。また、該ケ−スは本体の前面に形成した支持枠に受け入れられており、該支持枠の周囲にはつる花装着用枠体を設けてある。 【0009】 【発明の実施の形態】本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。本考案に係る盛籠台は基本的に、本体1と、名札枠2と、つる花装着用枠体3と、缶詰や果物等の供物を収容する供物収容ケ−ス4とを有しており、供物収容ケ−ス4に供物を収容すると共に、つる花装着用枠体3につる花14を装着することで、つる花14が供物が収容された供物収容ケ−ス4を囲繞するようになっている。このような盛籠台において、供物収容ケ−ス4のみが消耗品として形成され、他の構成部材は基本的に再利用可能である。 【0010】図1および図2は盛籠本体を示しており、本体1は、フレ−ム5と、フレ−ム5の前面に設けた平板部6と、平板部6の前面に設けた支持枠7とからなる。フレ−ム5は略前後方向に水平状に延出する一対の脚フレ−ム8と、脚フレ−ム8の前端部から上方に向かって鉛直状に延出した鉛直状部9aと、さらに斜め後方側に上方に向かって傾斜状に延出する傾斜状部9bとからなる支持フレ−ム9とから構成される。一対のフレ−ム8、9間には、フレ−ムの長さ方向に対して直交する方向(横方向に水平状に延出する)に複数の補強フレ−ム10が連結してある。フレ−ム5はある程度の強度を有する部材から構成され、好ましくは金属から構成される。フレ−ム5は、複数の部材を連結することで構成してもよいし、あるいは一つの部材を折曲することで一対のフレ−ム8、9を形成してもよい。 【0011】特に図2(a)から明らかなように、一対の脚フレ−ム8は後方に向かって拡開状に延出しており、すなわち、後方に向かって平面視ハ字状に広がっており、他の盛籠台の脚フレ−ム8と互いに重合できるようになっている。また、脚フレ−ム8の下面側には複数のキャスタ−11が回転自在に設けてあり、キャスタ−11を介して盛籠台が移動自在となっている。尚、キャスタ−11にストッパ−を設けることは任意である。 【0012】支持フレ−ム8の傾斜状部8bの前面には、支持フレ−ム8あるいは補強フレ−ム10を介して平板部6が装着されている。平板部6は正面視略方形状の平板であり、角部が湾曲状に形成されている。平板部6は好ましくは木製であり、取付金具12を介してその裏面側がフレ−ム5に装着されており、平板部6は後傾状に延出する支持フレ−ム8の傾斜状部8bに沿って後傾状に装着される。平板部6の上辺には切欠6aが所定間隔を存して形成されており、つる花装着用枠体3に設けた止め金具3aを係止させるようにしている。平面部6の上辺の中央部位には名札枠受部6bが形成されており、平板部6の上辺の中央部位に名札枠2を着脱自在に装着するようにしている。尚、支持フレ−ム8の鉛直状部8aにも平板材60を取着するのがよい。 【0013】平板部6の前面側には支持枠7が面部に対して立上り状に形成してあり、供物収容ケ−ス4を取外し自在に受け入れるようになっている。支持枠7は下方に向かって開口状とした正面視コ字状の上枠7aと、上方に向かって開口状とした正面視コ字状の下枠7bとからなり、上下枠7a、7bは所定間隔を存して対向状に形成されており、上下枠7a、7b間に形成される空間は供物収納ケ−ス4の外形寸法に対応している。そして、上下枠7a、7bを所定間隔を存して対向状に設けることによって、正面視方形状の四周枠体において上下方向に延出する側辺の長さ方向中間部位を対向状に切り欠いてなる支持枠7が形成されることになり、該切欠部においては供物収容ケ−ス4の側部が露出することになるので、供物収容ケ−ス4の取外しを容易に行うことができる。 【0014】供物収容ケ−ス4は、前面を開口状とした箱体であり、開口部4aより缶詰や果物等の供物13が見えるようになっている。供物収容ケ−ス4は紙等の焼却可能な材質で形成されており、使用後はそのまま廃棄焼却することができるようになっている。また、供物収容ケ−ス4の裏面側には予めミシン目を加工形成しておき、ミシン目に沿って折ることで支承部4bを形成することができ、供物収容ケ−ス4を家に持ち帰った後で、そのまま立て掛けることができるようになっている。このような支承部4bの形成は、供物収容ケ−ス4を紙製とすることで容易に行うことができる。 【0015】つる花装着用枠体3は、平板部6の全体を覆うような寸法を有する四周状の枠体であって、中心の開口部で供物収容ケ−ス4を囲むようにして本体に着脱自在に装着されるようになっている。枠体3の上辺にはフック状の止め金具3aが形成されている共に、角部に近傍する部位には枠体3が形成する面方向に対して直交に延出するスペ−サ3bが形成されており、枠体3はスペ−サ3aの延出寸法によって決定される所定空間を存して本体に装着される。スペ−サ3bによって本体の平板部6との間に空間を形成することで、つる花14を良好に取り付けることができるようになっている。つる花装着用枠体3の各辺は正面視梯子状の網状に形成されており、つる花14の取付を容易にしている。つる花装着用枠体3の四周辺の構成は梯子状のものに限定されるものではなく、要は網状とすることでつる花の取付を容易にすると共に、軽量化を図れるものであればよい。前記開口部は供物収容ケ−ス4に対して若干大きめに形成されており、つる花を取り付けた状態でも供物収容ケ−ス4の取外しができるようになっている。 【0016】名札枠2は平板状の四周枠体であり、枠内に消耗品である紙名札20をセットできるようになっている。さらに名札枠2の最上部には孔雀の飾り15が取付自在であるように図示しない受け具が設けてある。 【0017】このように構成された盛籠台において、フレ−ム5、平板部6および支持枠7等の盛籠台の本体を構成する部材、名札枠2、つる花装着用枠体3は、ホ−ル備品として何度でも繰り返して使用することができる。また、つる花14や孔雀15についても少なくとも数回は繰り返して使用することができる。一方、毎回の消耗品は、缶詰や果物等の供物を収容する供物収容ケ−ス4、名札の替え紙20だけとなり、自宅に持ち帰るのは、缶詰や果物等を収容した供物収容ケ−ス4だけであると共に、上述したように供物収容ケ−ス4はそれ自体で立て掛けることができ、さらに、供物収容ケ−ス4は紙製なので、最後に処分するときには、古紙としてリサイクルが可能であると共に、焼却することもできる。 【0018】また、本発明に係る盛籠台は、その脚フレ−ム8が後方に向かって拡開状に延出しており、複数の盛籠台の脚部同士を互いに密着重合させることができ、不使用時における収納スペ−スが小さくて済む。さらに、本体はフレ−ム5と平板部6とから構成され、側面視において全体として肉薄状に形成されているので、図5(b)に示すように、脚フレ−ム8同士が重合すると共に、本体同士も重合させた状態で収納することができる。さらに脚フレ−ム8の下面には複数のキャスタ−11が設けてあるので、盛籠台の移動が楽である。 【0019】 【発明の効果】請求項1に記載したものでは、盛籠台を供物収容ケ−スと該ケ−スを取外し可能に装着する本体とから構成したので、斎場での葬儀が終わった後には、盛籠台から供物収容ケ−スを取り外して家に持ち帰ることができ、一方盛籠台の本体は斎場において再利用することができる。また、脚フレ−ムの下面には複数のキャスタ−を回転自在に設けると共に、該脚フレ−ムは後方に向かって拡開状に延出しており、複数の盛籠台を互いに重合可能としたので、盛籠台あるいは盛籠台本体は移動が楽であると共に、不使用時にはコンパクトに収容することができる。特に、請求項2、3に記載したものでは、盛籠本体は全体として板状に形成されるので、複数の盛籠台をより一層良好に重ね合わせて収納することができる。 【0020】請求項4に記載したものでは、供物を収容した供物収容ケ−スを家に持ち帰った後における最終処分においては、該ケ−スを焼却したり、あるいは古紙としてリサイクルすることができ、処分が楽であると共に、公害の発生を可及的に防止することができる。 【0021】請求項5に記載したものでは、つる花の飾り付けが楽であると共に、つる花も再度使用することができて省資源化に資するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591143504 【氏名又は名称】大谷 弘
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】稲葉 昭治 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−276337 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−100599 |
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