| 【発明の名称】 |
水を介在させた装飾調度体 |
| 【発明者】 |
【氏名】横尾 正彦
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| 【要約】 |
【課題】ごく自然に水の湧出、流れ、又は気泡の放出等を行なう。
【解決手段】内部に水を収容する容器を有し、その容器の底面に水漏れ封止栓体14を介して内部の水に流動性を与える稼動手段を容器外部に連結配置する。水漏れ封止栓体は、例えば円錐台形をし、上下方向の中央に貫通孔を形成し、その貫通孔に至る拡開用の切れ目を形成したゴム製のものとする。また、容器の頂部に水の湧出口9を形成し、その湧出口9の周囲に水張り部を形成し、送水用の水中ポンプ11のコード13を水漏れ封止栓体の貫通孔を通して引き出しす。更に、容器の底部に小孔を多数穿設したエアパイプを備え、そのエアパイプと連接するエアポンプのパイプを水漏れ封止栓体の貫通孔に挿通し、ドア、パーテーション、壁材等の建具の一部に着脱自在とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に水を収容する容器を有し、その容器の底面に水漏れ封止栓体を介して内部の水に流動性を与える稼動手段を容器外部に連結配置してあることを特徴とする水を介在させた装飾調度体。 【請求項2】 前記した水漏れ封止栓体は円錐台形をし、上下方向の中央に貫通孔を形成し、その貫通孔に至る拡開用の切れ目を形成したゴム製のものとしたことを特徴とする請求項1に記載の水を介在させた装飾調度体。 【請求項3】 前記容器の頂部に水の湧出口を形成し、その湧出口の周囲に水張り部を形成し、かつ、頂部の裾部分に水張り部との通水口を形成し、さらに、前記した湧出口には容器内にあって垂直の汲み上げパイプが連通され、その汲み上げパイプの下端には水中ポンプを備えるとともに、その水中ポンプのコードを前記水漏れ封止栓体の貫通孔を通して引き出してあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水を介在させた装飾調度体。 【請求項4】 前記した容器の底部に小孔を多数穿設したエアパイプを備え、そのエアパイプと連接するエアポンプのパイプを前記水漏れ封止栓体の貫通孔に挿通してあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水を介在させた装飾調度体。 【請求項5】 ドア、パーテーション、壁材等の建具の一部に着脱自在としてあることを特徴とする請求項4に記載の水を介在させた装飾調度体。 【請求項6】 前記した水漏れ封止栓体はL字状をした貫通孔を有するゴム製のものとしたことを特徴とする請求項1、請求項3、請求項4または請求項5に記載の水を介在させた装飾調度体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明を水を介在させた装飾調度体、例えばインテリアをはじめ、ドアや壁、パーテーション等建具や家具の役割もなし、室内、屋外を問わず設置をすることが可能な水を介在させた装飾調度体に関する。 【0002】 【発明の背景】一般的に水を介在させた装飾調度体としては、観賞魚や水草等の水槽が知られ、屋外における不動のものとしては噴水や池等が知られている。ここで可動なものとなる水槽等の類にあっては水の腐敗を防ぎ、飼育、育成するための酸素を送り込むため、ポンプ等の装置が付加される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の水を介在させた装飾調度体にあって、特にその水に対して流動、その他の変化を加える場合、その駆動手段としてのポンプやモータ等を使うこととなり、どうしても水を収用する容器類の上面開口から、エアを送り込むチューブ等を入れざるを得ず、見た目の興をそぐものとなっている。 【0004】 【発明の目的】そこで、本発明は上記した従来の実情、問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を解消して、水に流動等の変化を人工的、強制的に付加しながらも、その手段を外観上隠し、ごく自然に水の湧出、流れ、あるいは気泡の放出等を行なうことができるものとした水を介在させた装飾調度体を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、本発明に係る水を介在させた装飾調度体は内部に水を収容する容器を有し、その容器の底面に水漏れ封止栓体を介して内部の水に流動性を与える稼動手段を容器外部に連結配置してあることを特徴とし、前記した水漏れ封止栓体は円錐台形をし、上下方向の中央に貫通孔を形成し、その貫通孔に至る拡開用の切れ目を形成したゴム製のものとしたことを特徴とし、前記容器の頂部に水の湧出口を形成し、その湧出口の周囲に水張り部を形成し、かつ、頂部の裾部分に水張り部との通水口を形成し、さらに、前記した湧出口には容器内にあって垂直の汲み上げパイプが連通され、その汲み上げパイプの下端には水中ポンプを備えるとともに、その水中ポンプのコードを前記水漏れ封止栓体の貫通孔を通して引き出してあることを特徴とし、前記した容器の底部に小孔を多数穿設したエアパイプを備え、そのエアパイプと連接するエアポンプのパイプを前記水漏れ封止栓体の貫通孔に挿通してあることを特徴とし、ドア、パーテーション、壁材等の建具の一部に着脱自在としてあることを特徴とし、前記した水漏れ封止栓体はL字状をした貫通孔を有するゴム製のものとしたことを特徴としている。 【0006】 【作用】かかる構成としたことにより、水を流動、汲み上げ、あるいは気泡を放出させるためのポンプ類等の要素は外観上、一切表出することがなく、あたかも自然に前記した水の変化が生じているかの如き状況とすることができ、趣味感も大いに満足させることができ、従来にはない新規な装飾調度体となるのである。 【0007】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明を循環式湧泉装置として実施した場合を示す縦断面図、図2は同じく斜視図、図3は同じくウォーターウォールとして実施した場合を示す斜視図、図4は同じく底部を示す部分断面正面図、図5は同じく底部を示す部分断面側面図、図6は同じく上部を示す部分断面側面図、図7は同じく要部拡大断面図、図8は同じく要部の他の例を示す拡大断面図、図9は同じくウォーターウォールをドアに装備した状態を示す斜視図、図10は同じく図1における底部を示す部分断面図、図11は栓体を示す縦断面図、図12は同じく斜視図、図13は同じく拡開状態を示す斜視図である。 【0008】これらの図にあって1は据置部を示しており、この実施の形態にあって据置部1は安定性と外観上の美感から裾広がりのものとなっており、その底部近くには底板2が上げ底状態で形成され、内部を中空状態として貯水タンク3としている。この底板2は据置部1の素材と同一のものとして一体物としても、別物として嵌装固定するものでもよい。 【0009】また、この据置部1の頭部の周域には盃状とされた水張り部4が一体的に形成されており、この実施の形態にあっては、その水張り部4の開口縁の半周程に沿って、予め水耕によって育成され、水耕に適する根を有する好みの草木P、P…植栽する植栽部5が形成されている。 【0010】この植栽部5は陥凹状態とされ、一部に、水張り部4内の水を通水させる通水口6、6…が形成されている。植栽部5内には例えばハイドロボール等の培養体7、7…が充填され、その培養体7、7…に前記した草木P、P…が植栽されることとなる。 【0011】さらに、前記した据置部1の頂部は逆椀状をした突出部8として水張り部4内の中央部分に延長突設されており、その突出部8の中央には水の湧出口9が形成されている。 【0012】この水の湧出口9の開口縁から内方にかけて垂直状態に屈折されて保持部8aが形成され、この保持部8aによって上端部を位置決めされて水の汲み上げ用となる塩化ビニールパイプ10が垂直状態に備えられている。即ち、この塩化ビニールパイプ10の上端開口が水の湧出口9に臨まされている。そして、この塩化ビニールパイプ10には水の送量(湧出量)の調整手段が施され、保持部8aに沿って回動が可能とされている。 【0013】この塩化ビニールパイプ10の下端にはモータ駆動の水中ポンプ11が接続されており、常時、貯水タンク3内の水を汲み上げ湧出口9より放出されるものとなっており、この湧出口9より放出された水は突出部8の外壁面に沿って流れ、水張り部4内へ流入していくものとなっている。 【0014】さらに、前記した突出部8の下端寄りには水張り部4内の水を貯水タンク3内へ戻す戻し口15、15…が複数個穿設されており、水張り部4の底面近くには、この戻し口15、15…よりも上の位置に水の濾過手段が設けられている。 【0015】この濾過手段は細かな通水孔を形成するか、あるいは通水可能な素材によって形成されている仕切板16上に綿等の濾材17を敷設し、その濾材17上に第二の濾材として砂、砂利等による濾過層18を形成したものとなっており、前記した草木P、P…も好みに応じてこの濾過層18に植栽することも可能である。 【0016】一方、前記した水中ポンプ11の駆動モータの駆動電力は、本実施の形態にあってはプラグ12を介して商用100V電源より得られるが、このプラグ12を先端に有するコード13は底板2に設けられた透孔に密に圧入嵌着される合成ゴム製の止水栓14内を密に挿通させたものとなっている。 【0017】この合成ゴム製の止水栓14は図10〜図13として示すように円錐台形状とされ、底板2の下方より圧入嵌着されるもので、略中央に上下方向の貫通孔19が形成され、その上面開口縁20は断面弧状をしたものとされている。 【0018】また、この止水栓14には前記した貫通孔19へ至る拡開用の切れ目21が形成され、コード13をこの切れ目21を拡げることで貫通孔19内へセットし、上方より防水剤22を充填することで、貫通孔19内に生じるクリアランスを埋め、水漏れを防止する。この止水栓14はかかる構成とすることで、ガラスや陶磁器に穿設される変形した透孔にも密に嵌着し、その外面サイドにおける水漏れも防止することとなっている。 【0019】この実施の形態における循環式の湧泉装置では常に水の流動を伴う観賞物、演出物として場所を問わず設置することができ、好みに応じて植物や魚類との組み合せも楽しむことができる。 【0020】さらに、図3として示すのは本発明をウォーターウォールとして実施した場合であり、このウォーターウォール23は少なくとも一対の相対向する透視可能なガラス板24、24を有する矩形の容器25となっており、この容器25の底部分は受座26に嵌め込まれて立設され、この受座26には安定性を図る支持部27、27…が設けられている。 【0021】また、この容器25の底面には支持脚28、28…が設けられて、その容器25の底面25aを床面より浮くように設置するものとしている。そして、この容器25の底面25aには前記したと同様に透孔が穿設され、第一の合成ゴム製の止水栓14aが圧入嵌着されている。 【0022】この第一の止水栓14aにはエアポンプ29の送気管30が挿通され、容器25内の底面25a近くで、その送気管30は小孔を多数穿設した気泡パイプ31に連結されており、容器25内に収用されている水内に気泡B、B…を生成させるものとなっている。 【0023】さらに、前記した容器25の底面25aには第二の合成ゴム製の止水栓14bも圧入嵌着され、この第二の止水栓14bには排水用管32が連接され、この排水用管32にはハンドル33aを備えたバルブ33が取り付けられ、必要に応じて容器25内の水を排水できるものとしている。 【0024】また、図7として示すように、前記した第一の止水栓14aは天面に段差34を形成し、その段差34に連通するL字状の貫通孔19aを形成しており、送気管30と底面25aを略平行状態に配備することを可能としており、より省スペースと、設置作業を容易なものとしている。 【0025】一方、第二の止水栓14bにあっても貫通孔19bはL字形のものとしており排水用管32を底面25aと平行状態に配備できるものとしている。そして、容器25の底面25a近くには気泡パイプ31を隠す、略断面L字状をした仕切板39が設けられ、この仕切板39上には濾材を兼ねて砂40等が配設されている。 【0026】さらに前記した容器25の上面は開口とされているもので、その開口近くにはガラス板24、24の内側にフランジ24a、24aが形成されている。このフランジ24a、24a上に蓋板35が載置されるが、この蓋板35とフランジ24a、24a間にはクリアランスを形成するため、例えば突起状のスペーサ36、36が介在されている。 【0027】そして、ガラス板24、24の頂面には内方に向けて屈成された庇部37a、37aを備えたカバー37、37が設置されている。かかる構成としたことによって気泡B、B…が水から離れて生じるエアは容器25内に溜まることなく、クリアランスを通って外部へ放出され、さらに、水が跳ねて容器25の周辺に飛散してしまうことをカバー37、37の庇部37a、37aが抑えることとなっている。 【0028】さらに、図9として示すのは前記したウォーターウォール23a、23aをコンパクト化して、ドア38に組み込んだもので、このウォーターウォール23aはドア38に着脱自在のものとしてある。なお、このドア38の形態はパーテーションや壁等の建具にも応用が可能となっている。 【0029】 【発明の効果】本発明に係る水を介在させた装飾調度体は上述のように構成されている。そのために、外観上、ポンプや管、チューブ等々の稼動手段は見えることなく、あたかも自然に水が流動し、気泡を生じているような状態とすることができる。従って、従来にない、雅趣に富んだ製品とすることができ、その応用範囲も広く、製作やメンテナンスも容易なものとなっている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591076578 【氏名又は名称】横尾 正彦
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月27日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 彰芳
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| 【公開番号】 |
特開平11−276325 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月12日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−100491 |
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