| 【発明の名称】 |
下り取付具 |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 保之
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】螺子軸の打ち込み方向先部外周において後方に向けて突出する複数の小突起を有するオニメナットを設け、その後方において該螺子軸に軸合する固定盤を固定し、該固定盤の後方において、両端に該螺子軸を貫通させる貫通孔を有する硬質の可曲体よりなり、その中央部において該貫通孔の向きと直交する軸に対して約180゜屈曲させて下りを掛止できるようにした掛止具を、該螺子軸に両端の該貫通孔を通すことにより軸装し、該螺子軸の後端部においてそれに螺合する止体を螺合したことを特徴とする下り取付具。 【請求項2】請求項1記載の螺子軸、オニメナット、固定盤、掛止具、及び止体を必須部品として含むセットよりなる下り取付具。 【請求項3】両端に螺子軸を貫通させる貫通孔を有する硬質の可曲体よりなり、その中央部において該貫通孔の向きと直交する軸に対し約180゜屈曲させて下りを掛止できるようにした請求項1記載の掛止具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は仏壇の扉及び引出し部などに取付ける下(さら)りに関する。 【0002】 【従来の技術】仏壇の扉や引出しの開閉や取出しの際に摘む下り(1a)は、以前は図1のような割りピン(2)を用い、これを折曲げて取付けていたが、近時は図2のような螺子軸(3)の頭部に横方向に設けた貫通孔にC字状頭部を有する金属製の下り(1b)を強制嵌合させるようにして取付けているのが現状である。 【0003】この場合、下りをぶらさげる掛止具に設けられた貫通孔の方向と、これにぶらさがる下りの上部に生成された貫通孔ないしC字状部の向きは、互いに直角をなすことになる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記の螺子軸(3)を用いた方法は、強固に取付けられる長所があるものの、頭部の貫通孔に下り(1b)の上部のC字状体をその解放部より打ち込んで強制嵌合しなくてはならないために、下り(1b)は過酷な力を受ける関係上、どうしても強靭な金属製のものにせざるをえなかった。従ってその形態もその金属という材質に制限されることになり、着脱も下り本体と共に強力に回転させなくてはならないという問題点があった。本発明はかかる難点を解消することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】図3に示すように、螺子軸(3)の打ち込み方向先部外周において後方に突出する複数の小突起を有するオニメナット(4)を設け、その後方において螺子軸(3)に軸合する固定盤(5)を固定し、固定盤(5)の後方において、両端に螺子軸(3)を貫通させる貫通孔(6)を有する硬質の可曲体よりなり、その中央部において貫通孔(6)の向きと直交する軸に対し約180゜屈曲させて下り(1c)を掛止できるようにした掛止具(7)を、螺子軸(3)に両端の貫通孔(6)を通すことにより軸装し、螺子軸(3)の後端部においてそれに螺合する止体(8)を螺合して下り取付具とし、或いはこれ等の螺子軸(3)、オニメナット(4)、固定盤(5)、掛止具(7)、及び止体(8)を必須部品として含む下り取付具のセットとする。 【0006】固定盤(5)は中央に雌螺子孔が設けられた円板体に類するものでもよいが、必要に応じその先方に略同形状のワッシャー(図示せず)を設けてもよい。 【0007】上記の硬質の可曲体とは、例えば鉄や真鍮のような金属よりなる小さな略帯状体であり、これを約180゜中央部で屈曲させて両端の貫通孔(6)を合わせるようにするとともに、中央屈曲部においては、下り(のリング部分)を掛けるべく円弧状に丸めるようにする。 【0008】或いは、当該掛止具(7)を始めからそのような形に成形してもよい。但しその端部において解放もしくは解放可能状であるようにする。 【0009】なおオニメナット(4)は原則として螺子軸(3)に螺合する円筒状の独立部品であるが、これが螺子軸(3)に一体成形されていてもよく、またその小突起もリングないしらせん状であってもよい。 【0010】 【作用】本発明の取付具を用いて下りを仏壇の扉などに取付けるには、予め扉の所定位置に設けられた取付孔にオニメナット(4)と固定盤(5)の付いた螺子軸(3)を打込み、掛止具(7)を下り(1c)上部のリングに通すようにして繋ぐとともに、屈曲により合わさった2つの貫通孔(6)に螺子軸(3)を通し、最後に止体(8)を螺合して止めればよい。但し作業順序は必ずしもこれに限定されるわけではない。 【0011】このように本発明においては、下り(1c)を掛止する掛止具(7)が可曲性の素材であって、屈曲状態であっても下りを取付ける箇所が解放状となるから、そこよりリング状の下り上端部を通すことができ、従ってそこをC字状にして強制嵌合するを要しない。これは必ずしも材質が強靭な金属に限定されないことを意味し、プラスチックや陶磁器、天然素材等にまで選択の範囲が広がることになる。 【0012】 【実施例】長さ約16mm、太さ約2mmの真鍮製螺子軸の片端(打込み方向)より10mmを隔てて、厚さ2mm、直径8mmの円板状真鍮製固定盤を軸合しつつ固定する。その10mmの部分に、長さ8mmの円筒状で外周に約30個の鋸歯状後向き小突起が形成されたオニメナットを(ワッシャーを介して)螺合する。 【0013】掛止具は幅4mm、長さ25mm、厚さ0.3mmの略帯状メッキ被覆真鍮板(但し両端を直径5mmの円板状にする)の両端に直径3mmの貫通孔をあけたものを中央で内径約4mmの円弧を描くようにして約180゜折り曲げて作成し、その円弧部にリング状の下りを通してから該貫通孔に前記螺子軸の固定盤の後方部を通し、後端に直径7mm、厚さ4mmの真鍮製円柱状雌螺子付き止体を螺合する。なお本発明はかかる例に限定されるものでないことは勿論である。 【0014】 【発明の効果】このように本発明によれば、下りの取付け及び取外しが甚だ容易で、かつ堅牢であるとともに、下りの材質が金属に限定されることがなくなり、様々な形態に多様化できる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598057615 【氏名又は名称】加藤金具株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月25日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−267001 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−121591 |
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