| 【発明の名称】 |
キッチンマット |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 秋江
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| 【要約】 |
【課題】安全性を向上させたキッチンマットを提供する。
【解決手段】合成樹脂、合成紙等のフィルムまたはシート等に絵柄または模様を印刷した絵柄層2と、透明で油分を弾く樹脂を絵柄層の片面にコーティングしたコート層1と、滑り止め加工が施されたフィルム状の合成樹脂からなり絵柄層の他方の面に配置された滑り止め層4とを有して構成され、コート層を上にしてガスレンジを乗せた台座付近の床面に敷くことにより、調理により飛び散る油滴が床面に付着するのを防ぐことができる。また床面と密着する面に滑り止め加工を施しているので、マット上で人が動いてもマットが動いたりずれたりすることがなくなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 床面に敷いて調理作業中に飛び散る油滴やその他の液体状の汚れから床面を保護するキッチンマットにおいて、合成樹脂、合成紙等のフィルムまたはシート等に絵柄または模様を印刷した絵柄層と、透明で油分を弾く樹脂を前記絵柄層の片面にコーティングしたコート層と、滑り止め加工が施されたフィルム状の合成樹脂からなり前記絵柄層の他方の面に配置された滑り止め層とを有して構成されることを特徴とするキッチンマット。 【請求項2】 前記絵柄層と前記滑り止め層との間に弾力性のある合成樹脂により形成された発泡層を設けたことを特徴とする請求項1記載のキッチンマット。 【請求項3】 前記滑り止め層は、摩擦係数の高い材料を片面にコーティングしたフィルムの層であることを特徴とする請求項1記載のキッチンマット。 【請求項4】 前記滑り止め層は、吸盤性能を維持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レース模様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成したポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオレフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシートを前記絵柄層の一部分または全面に配置した層であることを特徴とする請求項1記載のキッチンマット。 【請求項5】 吸盤性能を維持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レース模様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成したポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオレフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシートをガスレンジ及び/または流し台の周囲の床に前記吸盤層が床面に当接するように配置することを特徴とするキッチンマット。 【請求項6】 摩擦係数の高い材料をフィルムまたはシートの片面にコーティングしてガスレンジ及び/または流し台の周囲の床にコーティングを施した面が床面に当接するように配置することを特徴とするキッチンマット。 【請求項7】 前記吸盤層は、柔軟質で可撓性のある吸盤となるように調合製造された、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂あるいはエポキシ樹脂等を主剤または配合して製造された常温乾燥または紫外線反応硬化型或いは二液反液応硬化型等のインキ様物質を使用してスクリーン印刷または型押し成形により形成することを特徴とする請求項4または5記載のキッチンマット。 【請求項8】 前記摩擦係数の高い材料は、ラテックスまたはブチルゴムであることを特徴とする請求項3または6記載のキッチンマット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ガスレンジを乗せた台座の周辺の床面に敷き、床面が汚れることを防止するキッチンマットに関し、特に使用時の安全性を向上させたキッチンマットに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、キッチンマットは流し台や洗面台の周りの床面に敷き、調理や洗い物をするときに飛び散る水滴や油滴が床面に付着して表面が汚れることを防止するために用いられる。また、一般的に用いられるマットの素材として、織り込んだ厚手の敷物、吸水性のある不織布が主に用いられていた。 【0003】また、一般家庭において、ガスレンジにより油を使った調理、例えば炒め物や揚げ物などを行うと、油滴が床に飛び散り床が油で汚れてしまい、キッチンの美観を損なう原因となっていた。そこで新聞紙や広告紙などを料理を始める前に床に広げておくか、上述の織り込んだ厚手の敷物を床に敷いておき、床が油で汚れるのを防止していた。 【0004】また、近年、システムキッチンの普及に伴い、ガスコンロの数を3口、4口と増やす傾向にある。ガスコンロの数を増やすとコンロの設置位置を従来の2口のものより前に設けることとなり、油滴の飛び散りがさらに増加することとなる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の新聞紙や広告紙はカラーインクを使用していることが多く、床に敷くとカラーインクや黒インクが色写りする可能性がある。また、飛び散る油の量が多かった場合、新聞紙や広告を数枚重ねただけでは、油が裏面にまでしみ込み床を汚してしまう可能性がある。 【0006】また、厚手のマットを床に敷いておく場合、床に油が飛び散るのを防ぐことはできるものの、この種のものは地が厚いため、女性またはお年寄りが洗濯するのは大変な労力を必要とした。また、単に床面に置くだけなので、調理作業を行う際にずれたり滑ったりすることがあり、使いにくいばかりでなく危険な面も有していた。 【0007】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、安全性を向上させたキッチンマットを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するために本発明のキッチンマットは、床面に敷いて調理作業中に飛び散る油滴やその他の液体状の汚れから床面を保護するキッチンマットであって、合成樹脂、合成紙等のフィルムまたはシート等に絵柄または模様を印刷した絵柄層と、透明で油分を弾く樹脂を絵柄層の片面にコーティングしたコート層と、滑り止め加工が施されたフィルム状の合成樹脂からなり絵柄層の他方の面に配置された滑り止め層とを有して構成されることを特徴としている。 【0009】上記の絵柄層と滑り止め層との間に弾力性のある合成樹脂により形成された発泡層を設けるとよい。 【0010】上記の滑り止め層は、摩擦係数の高い材料を片面にコーティングしたフィルムの層であるとよい。 【0011】上記の滑り止め層は、吸盤性能を維持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レース模様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成したポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオレフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシートを絵柄層の一部分または全面に配置した層であるとよい。 【0012】本発明のキッチンマットは、吸盤性能を維持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レース模様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成したポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオレフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシートをガスレンジ及び/または流し台の周囲の床に吸盤層が床面に当接するように配置することを特徴としている。 【0013】本発明のキッチンマットは、摩擦係数の高い材料をフィルムまたはシートの片面にコーティングしてガスレンジ及び/または流し台の周囲の床にコーティングを施した面が床面に当接するように配置することを特徴としている。 【0014】上記の吸盤層は、柔軟質で可撓性のある吸盤となるように調合製造された、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂あるいはエポキシ樹脂等を主剤または配合して製造された常温乾燥または紫外線反応硬化型或いは二液反液応硬化型等のインキ様物質を使用してスクリーン印刷または型押し成形により形成するとよい。 【0015】上記の摩擦係数の高い材料は、ラテックスまたはブチルゴムであるとよい。 【0016】 【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明のキッチンマットの実施の形態を詳細に説明する。図1〜図4を参照すると本発明のキッチンマットの実施形態が示されている。 【0017】図1には本発明のキッチンマットの第1の実施形態の一部断面図が示されている。同図に示されるように、本実施形態はコート層1と、絵柄層2と、滑り止め層4とが上からこの順に積層されている。本発明の特徴は、キッチンマットの厚さを極力薄くすることで床面との段差を無くし、マットにつまずくことのないようにした点である。 【0018】コート層1は、透明で油分を弾く樹脂により形成されている。このコート層1で火にかけられたフライパンや鍋から飛び散る油滴やその他の液体状の汚れを受ける。絵柄層2は、表面に絵柄や模様が印刷されたポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂、合成紙等のフィルムまたはシート等の層である。滑り止め層4は、例えば、ラテックスやブチルゴムなどからなる摩擦係数の高い材料を片面にコーティングしたフィルム、または吸盤性能を維持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レース模様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成したポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオレフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシートの層である。なお、吸盤層は、柔軟質で可撓性のある吸盤となるように調合製造された、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂あるいはエポキシ樹脂等を主剤または配合して製造された常温乾燥または紫外線反応硬化型或いは二液反液応硬化型等のインキ様物質を使用してスクリーン印刷、または型押し成形により形成することができる。これらのフィルムまたはシートを絵柄層の一部分または全面に配置している。この滑り止め層を設けることによりマット上に人が乗って調理などを行ったときにマットが動いたりずれたりするのを防止することができる。 【0019】このように構成されたキッチンマットは、図4のAの使用状態を示す説明図にも示されるように、ガスレンジを乗せた台座または流し台の周りの床面に、油滴を弾くコーティングが施されたコート層を上にして敷かれる。また図4のBに示されるように、大きめのキッチンマットを用意することによりガスレンジを乗せた台座と流し台の周りの床面全体に敷くこともできる。また、下面は適度な粘着性を有する滑り止め層により容易には移動しない程度に床面に固定される。なお、フィルムに上記の吸盤層を設けて滑り止め層とした場合、どのような方向から力が加えられてもマットがずれることがなく、従来の滑り止め方法と比較するとより滑り止め効果を発揮することができる。 【0020】この状態で天ぷら等の調理を行うと、鍋から飛び散った油滴がキッチンマットの上に付着する。また、流し台で食器などを洗うときに飛び散る水滴もこのキッチンマットに付着する。付着した油滴または水滴は料理終了後に濡れ雑巾などで拭けば簡単に拭き取ることができ、キッチンマットの表面を清潔に保つことができる。またキッチンマット全体を洗濯することも可能である。 【0021】また、前述のように滑り止め層により床面に固定され、さらに床面に敷いた時に床面との段差がほとんどできないので、調理作業中につまずいたり、マットが動いたりすることがなくなる。これにより安心して作業が行えるばかりでなく、キッチンでの事故の発生の可能性をより少なくすることができる。 【0022】次に図2を用いて本発明のキッチンマットの第2の実施形態について説明する。図2には本発明のキッチンマットの第2の実施形態の一部断面図が示されている。同図に示されるように本実施形態は、コート層1と、絵柄層2と、発泡層3と、滑り止め層4とが上からこの順に積層されている。このように第2の実施形態は第1の実施形態にはない発泡層3をさらに設けている。この発泡層3は発泡性の合成樹脂、例えばポリ塩化ビニル等により形成されるクッション層である。第2の実施形態では、この発泡層を設けてマットに弾力性を持たせることで、第1の実施形態による効果に加えてさらに長時間の立ち仕事による足の疲れを和らげることができる。 【0023】次に図3を用いて本発明のキッチンマットの第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は、ラテックスやブチルゴムなどからなる摩擦係数の高い材料を片面にコーティングしたフィルム、または吸盤性能を維持できる内側に空洞室がある肉盛りの外堤を有した形状の円輪形、多角形、蜂の巣形、網目形、花柄模様形、レース模様形、幾何学等の単体または複数の連続した連鎖あるいは網状等の任意の紋様の吸盤層を片面に形成したポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、処理ポリオレフィン系の合成樹脂、あるいは軟質または硬質の塩化ビニル樹脂、その他の合成樹脂のフィルムまたはシートだけでできている。なお、吸盤層は、柔軟質で可撓性のある吸盤となるように調合製造された、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂あるいはエポキシ樹脂等を主剤または配合して製造された常温乾燥または紫外線反応硬化型或いは二液反液応硬化型等のインキ様物質を使用してスクリーン印刷、または型押し成形により形成することができる。なお、図3には、網目状の吸盤型の連続した紋様をスクリーン印刷により形成した実施例が示されている。 【0024】使用する際には、滑り止め加工を施した面を下にして、図4のAまたはBに示されるガスレンジを乗せた台座及び流し台の周囲の床面に敷く。この実施形態は、上述のようにフィルムの片面に滑り止め加工を施しただけの構成であるので、上記の他の実施形態と比較して厚さをさらに薄くすることができる。よって床面に敷いた時に床面との段差をさらに少なくすることができる。従ってキッチンマット上で調理等を行ったときにマットにつまずき怪我をすることがなくなり安全性をさらに向上させることができる。また、フィルムに上記の吸盤層を設けて滑り止め層とした場合、どのような方向から力が加えられてもマットがずれることがなく、従来の滑り止め方法と比較するとより滑り止め効果を発揮することができる。 【0025】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。 【0026】 【発明の効果】以上の説明より明らかなように本発明のキッチンマットは、コート層を上にしてガスレンジを乗せた台座及び/または流し台の周囲の床面に敷くことにより、調理作業中に調理器具から飛び散る油滴や、食器を洗うときに飛び散る水滴またはその他の液体状の汚れをコート層で受けることができ、床面を油滴で汚す不具合を防止することができる。また、コート層に飛び散った油滴や水滴は濡れ雑巾などで簡単に拭き取ることができ、キッチンマットの表面を清潔に保つことができる。また汚れが目立つようになった場合に洗濯することもできる。また、キッチンマットの厚さを必要最小限の厚さとすることにより、床面との段差が無くなり、マットにつまずくという不具合を防止することがきる。また絵柄層を設けたことによりキッチンでの美観を損なうことがない。さらに滑り止め層を設けることにより、マット上で人が調理などをして動いてもマットがずれたり動いたりしない。また、フィルムに吸盤層を設けて滑り止め層とした場合、どのような方向から力が加えられてもマットがずれることがなく、従来の滑り止め方法と比較するとより滑り止め効果を発揮することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591011960 【氏名又は名称】山田 秋江
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】丸山 隆夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−266995 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)10月5日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−70942 |
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