トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 保温容器
【発明者】 【氏名】後藤 義之

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 耐熱性を有する樹脂又は陶器製の二重容器(1)で、この二重容器(1)の隙間(2)に畜熱剤(3)を封入し、且つ注入口(4)を側面部に設けた二重容器(1)において、前記注入口(4)に栓(5)を取り付け、この栓(5)に空気抜き孔(5a)を開口しこの空気抜き孔(5a)を耐熱性織布又は、不織布のフィルター(5b)で封印して栓(5)を注入口(4)に固定したことを特徴とする保温容器。
【請求項2】 前記二重容器(1)の材質を金属製にして、ガス火などで加熱可能にしたことを特徴とする請求項1記載の保温容器。
【請求項3】 前記畜熱剤(3)が砂材又は電触マグネシアを封入したことを特徴とする請求項1又は2記載の保温容器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、家庭用の保温容器に関する。詳しくは、電子レンジ加熱用又は、ガス火加熱用の保温容器に関する。
【0002】
【従来の技術】此の種の従来の技術として、一定時間保温容器を電子レンジなどで加熱して、電子レンジから保温容器を食卓に取出して鍋料理のスープ、コーヒー、紅茶スポットやホットなパンなどを保温容器に入れて食材の冷えるのを防ぐ為の用具が知られる。これらの容器は二重構造の陶器が一般的で、容器は完全密封で知られる。
【0003】そしてまた、昭61−29674号の実開公報で開示されるように、二重容器に注入される畜熱剤は油性が用いられ、注口には空気抜き孔の開口する栓体が差し込まれているのが知られる。
【0004】また、畜熱剤は上記油性の他にケイ酸アルミナー、酸化マグネシューム、ケイソー土などが一般的に注入されているのが知られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来技術の場合は、空気孔のない密閉式の二重容器は、電子レンジやガス火などで加熱して使用する際に過剰な加熱によって内部上昇温度によって空気の体積膨張による内部圧力の急上昇に耐えうる強度の強い且つ気密性の優れた容器が要求されるなどの課題が残る。
【0006】また、密閉体での容器は、わずかな容器のクラックや不完全な密閉状態での加熱で、容器内の空気体積の膨張による内部圧力によってクラック発生や不完全密閉部から畜熱剤が外部にもれたり、容器の暴発などの課題が残る。
【0007】また、昭61−29674号の実開公報での二重の容器は、注口に設けた空気抜き孔の開口する栓は、図3で示すように外部に通路が開口することで内部の空気圧力による畜熱剤の噴出や目づまりの発生又は、二重容器の使用後の手入れによる水洗いなどで異物による空気抜き孔の目づまりなどの課題が残る。
【0008】そして、望まれることは畜熱剤としては、短時間の加熱で容器が加熱されて保温持続性がよく、収縮、膨張の小さなもので且つ、腐食のない径時変化に強く、不燃性で無害の安全な畜熱剤が望まれ、しかもコスト面での安価な畜熱剤が理想的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記のかかる課題を解決するために、図1、2で示すように耐熱性に優れたポリカボネート樹脂、ポリメチルペンテン樹脂のように電子レンジの電波の透過性のよい材質が選定されている。
【0010】また、他の引例としてガス火などやシーズヒーターなどの加熱に対応するのに金属性の材質にして容器を構成している。
【0011】次に、畜熱剤3は安価で短時間に加熱され且つ保温の持続性が長く、材質が収縮、膨張などがなく、径時変化の少ない、不燃性で無害な砂材を用いている。
【0012】次に、二重容器1の内部に密封された空気が過剰な加熱によって容器の破裂や暴発を防止するため、畜熱剤3を注入するのに二重容器1の上部側面に設けた注入口4を密封する栓5に空気抜き孔5aを開口し且つ、この空気抜き孔5aの側面を不織布又は織布材のフィルター5aで封印して、栓5を注入口4に挿入して固定する構造である。
【0013】
【作用】本発明によれば、本発明の保温容器は、電子レンジで数分間加熱し或いは金属製容器から出来ている保温容器は、ガス火やオーブンなどで数分間加熱して使用するが、電子レンジ用の保温容器の二重容器1はポリカボネート合成樹脂で成形されて電子レンジの電波の透過性のよい材質が選ばれている。
【0014】次に、畜熱剤3は二重容器1の上部側面に開口する注入口4から注入されるが本発明では、砂材が選ばれている。これらの砂材は、電子レンジ用の加熱でもガス火やオーブンなどの加熱で最適な畜熱材1が用いられる。即ち、容器の材質違いのみで畜熱剤1は一般的な砂材でよい。
【0015】次に、上記した砂材は瀬戸地方に点在する石英砂を全体としたケイ砂などが最適で小粒で粒ぞろいで電子レンジで加熱される際にこれらの粒体が電子レンジから発射する電波によって、激しい摩擦運動をおこして、摩擦熱の発生がよく、非加熱後も余熱が上昇し、長時間に渡って保温が持続するがこれらの特性は図3で示される。
【0016】また、二重容器1に設けた注入口4には、空気抜き孔5aの開口部にフィルター5aが密閉され栓5が固定されて二重容器1の内部空気が流通されることで、安全性を高めることで暴発を防止出来る。
【0017】このように上記フィルター5aは耐熱性に強く、耐久性の優れた、超メッシュ加工不織布が選定されるが二重容器1に注入される畜熱剤3の材質などの選定に相まってフィルター5aの材質として織布などが選定されるのはその限りではない。
【0018】
【実施例】本実施例について、図面を参照にして説明すると図1で示すように略円形で有底の片面開放状態からできている容器で、本体は耐熱性のすぐれたポリカボネート材又は、ポリメチルペンテン樹脂で成形され、電子レンジの加熱に向けられる。
【0019】また、上記容器の材質はポリカーボネート材の変わりに他の実施例としては、金属製にしてガス火や、オーブンや、シーズヒーターなどの加熱に向けられる。
【0020】また、これらの上記の二重容器1の材質、形状は家庭での卓上にて利用される点から、デザイン的に目立って変わった形状の陶器製で加工しても面白い。
【0021】次に本実施例での二重容器1は底面に数個の凸状1aと持ち運びを考えての取っ手1bを設けた形状であるが、容器の形状は自在で、栓5の設定位置は畜熱剤1の注入のしやすい位置に開口は側面任意であるので例えば底面に設定するなどもよい。
【0022】次に二重容器1に注入する畜熱剤3の材質は種々知られているが図3で夫々の材質での特性を示すように、このグラフでは、500ccの容器で水道の水を450cc入れて電子レンジで5分間加熱し、この加熱した容器を卓上にのせて水道水が温水化した状態から除々に冷えていく時間を実験した結果を3様の材質での特性を示している。
【0023】次に、二重容器1に注入する畜熱剤3の注入後にこれらの注入口4を栓5で密封するが、栓5の中心部に空気抜き孔5aが開口して、この空気抜き孔5aはフィルター5aで密封された栓5で注入口4が固定封印される。
【0024】このように栓5はフィルター5aで密封されるが、このフィルター5aの材質は砂材の流出を防ぎ且つ、容器加熱時の容器内部の空気の膨張による内圧を防ぐために外部に空気の透過に必要な極細メッシュ状の不織布や織布を貼りつけるなどで実施されている。
【0025】
【発明の効果】図1、2で示す通り、二重容器の隙間に注入する畜熱剤がほぼ密封状態に近い状態に近い状態での加熱においても内部の畜熱剤が容器からもれて外部に流出したり、空気の膨張による支障の全くない保温容器を提供出来る。
【0026】また、二重容器に注入する畜熱剤の注入口を空気抜き孔として共用出来、且つ畜熱剤の外部もれのない保温容器を提供出来る。
【0027】そしてまた、畜熱剤に砂材を利用することで、手軽に入手出来る安価なそして熱伝導性の秀れた且つ安全性の高い保温容器が提供出来る。
【出願人】 【識別番号】595120367
【氏名又は名称】後藤 義之
【出願日】 平成10年(1998)3月17日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−262439
【公開日】 平成11年(1999)9月28日
【出願番号】 特願平10−110036