| 【発明の名称】 |
神 棚 |
| 【発明者】 |
【氏名】角田 智広
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| 【要約】 |
【課題】小型の神棚に、種々の神札を納めることができるようにする。
【解決手段】神棚11の神札収納部23の底板となる縁板13の後端部分に、神札Kを挿通する開口部25を、背面壁16に沿って神札収納部23の横幅いっぱいに延びるように形成する。縁板13下方の左右の台板12の内面に形成された嵌合溝28に、神札収納部23の下部の開口部25を開閉する開閉部材27を前後方向にスライド可能に嵌合する。神札Kを納める場合、開閉部材27を前方にスライドさせて、神札収納部23の下部の開口部25を開放すれば、縁板13、欄干19、階段20等の張り出し部分の多い正面側とは異なり、神札Kを神札収納部23に対してほぼ上下方向に挿入することができ、種々の大きさの神札Kを神札収納部23に容易に納めることができる。また、長めの神札K1は開閉部材27上に載せ、短めの神札K2は、縁板13上に載せる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 神札を収納する神札収納部を備えた神棚において、前記神札収納部の下部又は背面部を開閉して前記神札の出し入れを可能にする開閉部材を設けたことを特徴とする神棚。 【請求項2】 前記神札収納部の下部には、上下に所定の間隔を隔てた二枚の底板が設けられ、上側の底板には、前記神札を挿通可能な横長の開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の神棚。 【請求項3】 前記二枚の底板のうち下側の底板は、前記神札収納部の下部を開閉する開閉部材を兼ねていることを特徴とする請求項2に記載の神棚。 【請求項4】 前記神札収納部の背面部は、表面に金襴模様を印刷したプリント合板で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の神棚。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、神札の収納方式を改良した神棚に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、日本の一般的な家庭では、神棚を床の間の棚等に設置し、その正面に設けられた神札出入口部から神札を神棚内に納めて、家内安全・商売繁盛等を祈願する風習がある。また、近年、住宅事情による省スペース化の要求から、神棚は小型化されたものが増えてきている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、神棚を小型化すると、それに応じて神棚の正面に設けられる神札出入口部も小さくなる。神棚は、正面下部に縁板、欄干、階段等が前方に張り出しているため、神札を神棚内に納める際には、神札出入口部に神札を斜めにして挿入する必要があり、そのため、神札出入口部の高さ寸法が小さくなると、神札が神札収納部の背面に突き当ってしまい、神札を神棚内に納めることができないという欠点がある。また、神札出入口部が更に小型化されると、神札を神札出入口部に挿入することすらできなくなる。 【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、小型でありながら、種々の大きさの神札を容易に納めることができる神棚を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の請求項1の神棚は、神札収納部の下部又は背面部を開閉して神札の出し入れを可能にする開閉部材を設けた構成としたものである。神札収納部の下部や背面部であれば、張り出し部分の多い正面側とは異なり、神札を神札収納部に対してほぼ上下方向から挿入することが可能となるため、神札収納部の高さ寸法以下の神札であれば、たとえ、神札出入口部より幅の広い神札であっても、神札収納部に容易に納めることができる。これにより、普通サイズの神札の高さ寸法に近い寸法まで神棚の高さ寸法を小さくすることが可能となる。 【0006】この場合、請求項2のように、神札収納部の下部に、上下に所定の間隔を隔てた二枚の底板を設け、上側の底板に、神札を挿通可能な横長の開口部を設けるようにすると良い。このようにすれば、長めの神札は、上側の底板に設けられた開口部を通して下側の底板に載せることで、長めの神札を納めるのに十分な高さ方向のスペースを確保することができ、一方、短めの神札は、上側の底板に載せるようにすれば、短めの神札にも拘らず、神札を適当な高さ位置で納めることができる。 【0007】更に、請求項3のように、下側の底板を、神札収納部の下部を開閉する開閉部材と兼用するようにすると良い。このようにすれば、別個に開閉部材を設ける必要がなく、部品点数が少なくて済む。 【0008】また、請求項4のように、神札収納部の背面部を、表面に金襴模様を印刷したプリント合板で形成するようにすると良い。このようにすれば、神札収納部の背面部に金襴模様を施した豪華な仕様の神棚となる。しかも、金襴模様を印刷したプリント合板を用いるため、実際に金糸で金襴模様を織った織物を用いる場合に比べて安価で済む。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態(1)の神棚11を図1乃至図3に基づいて説明する。比較的小型サイズの神棚11は、台板12によって支持された縁板13上に、正面壁14、側面壁15、背面壁16、屋根17等から構成される神棚本体部18が設けられ、この神棚本体部18の前方及び側方を取り囲むように欄干19が設けられている。また、神棚本体部18の正面下部には、縁板13につながる階段20が設けられ、神棚本体部18の正面壁14には、扉21で開閉される神札出入口部22が設けられている。 【0010】神棚本体部18内には、各神札出入口部22に対応する神札収納部23が、仕切壁24により仕切り形成されている。また、前記背面壁16は、表面に金襴模様を印刷したプリント合板で構成され、それによって、神札収納部23の背面に金襴模様が施されている(図3参照)。 【0011】一方、縁板13の後端部分には、開口部25が、背面壁16に沿って全神札収納部23の横幅いっぱいに延びるように形成され、各神札収納部23の横幅寸法までの神札Kが開口部25を挿通できるようになっている。また、縁板13の下方には、神札収納部23の下部を開閉する開閉部材27が設けられている。この開閉部材27は、左右の台板12の内面に形成された嵌合溝28に、前後方向にスライド可能に嵌合されている。 【0012】以上のように構成した神棚11に神札Kを納める場合、図2の矢印Cで示すように開閉部材27を前方にスライドさせて、神札収納部23の下部の開口部25を開放し、神札Kを神棚11の下方から開口部25を通して神札収納部23に挿入する。この際、縁板13、欄干19、階段20等の張り出し部分の多い正面側からの挿入とは異なり、神札Kを神札収納部23に対してほぼ上下方向に挿入する。そして、図2中に二点鎖線で示すように、比較的長めの神札K1は、縁板13に設けられた開口部25を通して、閉鎖位置に戻された開閉部材27上に載せた状態で背面壁16に立て掛ける。一方、比較的短めの神札K2は、縁板13上に載せた状態で背面壁16に立て掛ける。この場合、縁板13のうちの神札収納部23内の部分が特許請求の範囲でいう上側の底板としての役割を果たし、開閉部材27が特許請求の範囲でいう下側の底板としての役割を果たす。 【0013】この神棚11によれば、開閉部材27により神札収納部23の下部を開放することで、神札Kを神札収納部23に対してほぼ上下方向に挿入することができるため、挿入時、神札Kが神札収納部23の内壁に突き当ることが防止され、神札収納部23の高さ及び幅寸法以下の神札26は全て、神札収納部23に納めることが可能となる。しかも、開閉部材27を底板として利用することで、神棚11の高さ寸法を有効に利用して高さ方向の収納スペースを確保することができる。これにより、比較的長めの神札K1の高さ寸法に近い寸法まで神棚11の高さ寸法を小さくすることが可能となる。また、短めの神札K2であっても、縁板13(上側の底板)に載せることで、適当な高さ位置で納めることができる。以上により、本実施形態(1)の神棚11は、小型でありながら、種々の大きさの神札を見栄え良く納めることができる。尚、神札出入口部22から納めることができるような小さい神札は、神札出入口部22から神札収納部23に納めても良いことはいうまでもない。 【0014】更に、上記実施形態(1)では、背面壁16を金襴模様を印刷したプリント合板で構成しているので、神札収納部23の背面に金襴模様を施した豪華な仕様の神棚11となるにも拘らず、実際に金糸で金襴模様を織った織物を用いる場合に比べて材料費が非常に安くなるばかりか、組立方法の変更が生じず、生産性も良く、低価格化を実現できる。 【0015】尚、上記実施形態(1)では、神札収納部23の下部を開閉する開閉部材27を台板12にスライド可能に取り付けたが、図4に示す本発明の実施形態(2)の神棚29のように、開閉部材30を、ヒンジ機構31を介して後側の台板12に開閉回動可能に取り付けて、神札収納部23の下部を開閉できるようにしても良い。開閉部材30の閉鎖位置での留付は、例えば左右の台板12に留付レバー(図示せず)を回動可能に取り付け、この留付レバーで開閉部材30を左右の台板12に留め付けるようにすれば良い。 【0016】また、上記各実施形態(1)及び(2)では、神札収納部23の下部を開閉する開閉部材27,30を下側の底板として兼用するようにしたが、図5に示す本発明の実施形態(3)の神棚32のように、縁板13の下方に、下側の底板33を固定すると共に、神棚本体部18の背面壁16を、ヒンジ機構36を介して後側の台板12に開閉回動可能に取り付けて、背面壁16を開閉部材として機能させるようにしても良い。背面壁16の閉鎖位置での留付は、例えば神棚本体部18の上部裏面側に留付レバー(図示せず)を回動可能に取り付け、この留付レバーで背面壁16を神棚本体部18の裏面側に留め付けるようにすれば良い。 【0017】神棚11の背面部も、正面側とは異なり張り出し部分がないため、神札収納部23に対してほぼ上下方向に神札Kを挿入することが可能であり、種々の大きさの神札Kに対応することができる。しかも、背面部は、開口スペースを大きくとることができ、神札Kの収納作業が簡単になる。 【0018】尚、図5の構成では、背面壁16のほぼ全体が開閉可能となっているが、背面壁16の上部或は下部のみを開閉可能とする構成としても良い。また、開閉構造は、ヒンジ機構を用いた構成に限定されず、前記実施形態(1)と同じく、スライド構造であっても良い。 【0019】以上説明した各実施形態(1)〜(3)では、いずれも神札Kを受け支える底板を2枚設けるようにしたが、必ずしも底板を2枚設ける必要はなく、例えば、実施形態(1),(2)では、底板を縁板13のみとし、縁板13の開口部25を開閉部材で開閉する構成としても良く、また、実施形態(3)では、底板を開口部の無い1枚の縁板で形成しても良い。 【0020】その他、本発明の神棚は、三社構成に限定されず、一社構成としたり、神棚11の形状を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることはいうまでもない。 【0021】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明の請求項1の神棚によれば、神札収納部の下部又は背面部を開閉できるようにしたので、神札を神札収納部に対してほぼ上下方向から挿入することが可能となり、小型の神棚でありながら、種々の大きさの神札を容易に納めることができる。 【0022】また、請求項2では、神札収納部の下部に、二枚の底板を設け、上側の底板に開口部を設けたので、神棚の高さ寸法を有効に使って収納スペースとして利用できる上に、種々の大きさの神札を見栄え良く納めることができる。 【0023】更に、請求項3では、下側の底板を、神札収納部の下部を開閉する開閉部材と兼用するようにしたので、別個に開閉部材を設ける必要がなく、部品点数が少なく、低コスト化となる。 【0024】また、請求項4では、神札収納部の背面部を、表面に金襴模様を印刷したプリント合板で形成したので、低価格で神札収納部の背面部に金襴模様を施した豪華な仕様の神棚を実現できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398014676 【氏名又は名称】山六産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】加古 宗男
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| 【公開番号】 |
特開平11−244133 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月14日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−49159 |
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