トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 回転飲食台における湯茶提供方法およびその装置
【発明者】 【氏名】徳野 信雄

【要約】 【課題】コイン投入口へのコイン投入時のみ湯茶を供給することにより、幼児があやまって触れても火傷することがなく、湯茶の提供における経費節減を図ることができ、最初に食する商品の料金を精算するシステムの導入に極めて有効である湯茶提供方法および装置を提供する。

【解決手段】基台12の上方にクレセントチェーン14が設けられてなる回転飲食台において、基台12側縁または基台12側縁に配設されたカウンター28上面に配設されたコイン投入口30からのコイン投入を感知して湯茶を一定量供給する湯茶供給機構32から、コイン投入口30へのコイン投入により湯茶を湯呑み44に供給する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 基台(12)の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーン(14)が設けられてなる回転飲食台において、基台(12)側縁または基台(12)側縁に配設されたカウンター(28)上面に配設されたコイン投入口(30)からのコイン投入を感知して湯茶を一定量供給する湯茶供給機構(32)から、コイン投入口(30)へのコイン投入により湯茶を湯呑み(44)内に供給することを特徴とする回転飲食台における湯茶提供方法。
【請求項2】 湯呑み(44)内に予め茶類のティーパックを挿入し、この湯呑み(44)に湯茶供給機構(32)から湯を供給し、茶として提供することを特徴とする請求項1記載の回転飲食台における湯茶提供方法。
【請求項3】 基台(12)の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーン(14)が設けられてなる回転飲食台において、基台(12)側縁または基台(12)側縁に配設されたカウンター(28)上面に、コイン投入口(30)が配設され、このコイン投入口(30)に隣接させてコイン投入口(30)からのコイン投入を感知して湯茶を湯呑み(44)内に一定量供給する湯茶供給機構(32)が設けられてなる回転飲食台における湯茶提供装置。
【請求項4】 湯呑み(44)内に予め茶類のティーパックを挿入し、この湯呑み(44)に湯茶供給機構(32)から湯を供給し、茶として提供することを特徴とする請求項3記載の回転飲食台における湯茶提供装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上方で商品、例えば寿司を、一つの巡回搬送路(一連のクレセントチェーン)により提供する回転飲食台が設置された店内における湯茶の提供方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転飲食台は、一連のクレセントチェーンからなる一つの巡回搬送路を有するものが主流であり、商品である寿司は、個別に商品皿に載置させ、一連のクレセントチェーンのプレート上に載置させ客に提供し、湯茶は回転飲食台のカウンター上面に配設させた湯供給機構であるグラスフィーラーから、予め日本茶、ウーロン茶等のティーパックを挿入した湯呑み内に、湯供給機構の弁体を湯呑みで押圧して給湯口から給湯することにより、客が逐次茶として無料で飲んでいた。
【0003】また、この種の回転飲食台を設置した飲食店の営業形態は、客が回転飲食台の周囲に着座した状態で一連のクレセントチェーン上を巡回搬送されてくる商品皿に載置された商品を選定し、商品皿と共にカウンター上に取り、飲食後、レジにて精算するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転飲食台における湯茶提供方法において、客に無料で提供していたため、ティーパックの使用量および給湯量が増大し、高騰なティーパックを多大に使用されるおそれがあり、経費が非常にかかることが問題となっていた。
【0005】また、給湯機構は弁体を押圧することにより給湯口から常時湯が供給される機構であったため、幼児等があやまって弁体を押圧し、手に火傷を負う等の恐れがあることが問題となっていた。
【0006】また、客は回転飲食台の周囲に着座して食するため、回転飲食台の周囲に配設するカウンターの面積が広く必要となり、装置が大型化するばかりか、昼食および夕食等の混雑時においては、食事するスペースが制限され易く、また順番を待つ客が着座位置の後方にまで立ち並び、あわただしく、ゆったりと食事をすることができないことが問題となっていた。
【0007】また、近年では店内で最初に好みの商品を注文し、商品と引き換えに精算を済ませ、トレーに商品を載置させて店内の好きな場所の座席に着座して商品を自由に食することができるファーストフード店が若い世代を中心に浸透してきており、寿司等を提供する日本料理店、飲茶等を提供する中華料理店においてもこのシステムの導入が強く要望されてきている。
【0008】本発明は、この要望に対処すべく、コイン投入口へのコイン投入時のみ湯茶を供給することにより、幼児等があやまって触れても火傷することが全くなく、湯茶の提供における経費削減を図ることができると共に、最初に食する商品の料金を精算するシステムの導入に極めて有効である回転飲食台における湯茶提供方法およびその装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台の上方に商品を巡回搬送させるクレセントチェーンが設けられてなる回転飲食台において、基台側縁または基台側縁に配設されたカウンター上面に配設されたコイン投入口からのコイン投入を感知して湯茶を一定量供給する湯茶供給機構から、コイン投入口へのコイン投入により湯茶を湯呑み内に供給することを特徴とするもの、または湯呑み内に予め茶類のティーパックを挿入し、この湯呑みに湯茶供給機構から湯を供給し、茶として提供することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る回転飲食台における湯茶提供装置は、図1〜図6に示すように、以下の構成からなるものである。
【0011】本発明で使用する回転飲食台は、基台12の上方で寿司、フルーツ類等の通常商品が載置された商品皿(図示略)を巡回搬送させるクレセントチェーン14が設けられてなるものである。
【0012】さらに、図5に示すように、基台12内部に配設されたレール16に摺動自在に電源である給電器具18が配設され、この給電器具18は、クレセントチェーン14に上設された所定のプレート20に垂下させた連結管22と支持アーム24を介して連結され、所定のプレート20と一体に巡回搬送される。
【0013】このクレセントチェーン14に上設された所定のプレート20内にヒーター26が内装され、このヒーター26と給電器具18とが接続されている。
【0014】基台12側縁に配設されたカウンター28上面に、コイン投入口30が設けられている。
【0015】このコイン投入口30に隣接させて、コイン投入口30からのコイン投入を感知して湯茶を一定量供給する湯茶供給機構32が配設されている。
【0016】本例の湯茶供給機構32は、従前の弁体を備えた給湯口ではなく、弁体を省略した給湯口であり、内部に電磁弁(図示略)が内装され、コイン投入口30からのコイン投入によりこの電磁弁が一定時間(数秒間)開放され、給湯口から給湯される構造のものである。
【0017】湯茶供給機構32に隣接させてティーパック入れ34および湯呑みである紙コップ44のストッカー36が設けられている。
【0018】本例のティーパック入れ34は、数種類のティーパックを区分けして収納することができる棚である。
【0019】本例の紙コップストッカー36は、図2に示すように、上部が開口され、この開口縁に係止部38を形成した外枠40内に、スプリング42を配設させてなるものであり、湯呑みである紙コップ44をこのスプリング42上に積層させ、紙コップ44の開口縁を外枠40の上部開口縁の係止部38に当接させることにより紙コップ44を多数収納させることができる。
【0020】また、トレー46を客に取り易くするため、カウンター28にトレーストッカー48が設けられている。
【0021】本例のトレーストッカー48は、図3に示すように、カウンター28の上下方向に穿孔されたトレー46に対応する開口50と、この開口50の下部に形成されたトレー収納スペース52と、トレー収納スペース52の底部に配設されたスプリング54と、により構成され、トレー46はスプリング54上に積層させてあり、スプリング54の弾性力により最上段のトレー46を開口50から上方に突出させると共に、最上段のトレー46が取られた際にはその下段のトレー46が最上段の位置となるように制御されている。
【0021】また、クレセントチェーン14の駆動機構は、図6に示すように、クレセントチェーン14の一側隅に駆動スプロケット66が設けられ、この駆動スプロケット66の駆動軸68が減速機70、伝動チェーン72を介してモーター74に連結されてなるものである。
【0022】その駆動作用は、モーター74を駆動させると、伝動チェーン72、減速機70を経て駆動軸68が駆動され、ついでクレセントチェーン14が駆動され、巡回搬送される。
【0023】なお、図中76はテーブル、78は椅子、80は厨房、82はレジ(会計)を示す。
【0024】本発明に係る回転飲食台における湯茶提供装置を使用して湯茶を提供する際、まず加熱、保温を必要としない商品、例えば寿司、フルーツ類をクレセントチェーン14の通常のプレート20上に、加熱、保温を必要とする商品、例えば焼売、餃子等をクレセントチェーン14のヒーター26が内装されたプレート20上にそれぞれ商品皿および商品容器(図示略)を介して載置させる。
【0025】その後、客はカウンター28の上面開口から突出したトレーストッカー48に積層された最上段のトレー46を1個取り出し、クレセントチェーン14の各プレート20上から好みの商品を商品皿および商品容器とともに取り、トレー46上に載置させる。
【0026】次に、客は紙コップストッカー36から湯呑みである紙コップ44を1個取り出し、好みのティーパックをティーパック入れ34から取り出し、紙コップ44内に挿入し、カウンター28上の湯茶供給機構32の直下に位置させる。
【0027】次に、コイン投入口30にコイン、例えば10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨を投入することにより、湯茶供給機構32が可動し、一定量の湯が紙コップ44内に給湯される。
【0028】客は、この給湯された紙コップ44をトレー46上に載置させ、商品および湯茶をトレー46と共にレジ82に持って行き、料金精算後、店内の各テーブル76上で自由に飲食する。
【0029】また、商品皿および商品容器を紙コップ44と同様使い捨て素材、例えば紙製とすることにより、客は飲食後商品皿および商品容器、紙コップ44をゴミ箱に廃棄することにより、使用済食器類の洗浄作業負担を皆無とすることができる。
【0030】この湯茶を有料とすることにより、従来無料で提供していた湯茶経費を大幅に削減することができると共に、湯茶提供における火傷等の問題を解消することができる。
【0031】なお、本例において、一つの巡回搬送路(一連のクレセントチェーン14)を有し、通常商品と加熱、保温商品とを同時に提供する回転飲食台におけるものであるが、通常商品のみを提供する回転飲食台、複数(段)の巡回搬送路を有する回転飲食台、に転用することは自明のことである。
【0032】また、本例において、湯茶供給機構32は弁体を省略し、内部に電磁弁(図示略)が内装されてなる給湯口であるが、従前のように弁体を備え、コイン投入口30へのコイン投入時のみ弁体を作動させるものとしてもよい。
【0033】また、本例において、湯茶供給機構32は湯を供給するものであるが、予め日本茶、ウーロン茶、ジャスミンティー等を直接供給させることは自明のことである。
【0034】また、コイン投入口30はカウンター28上に配設させてあるが、回転飲食台の基台12の側縁に配設させることは自由である。
【0035】また、コイン投入口30へは直接流通硬貨を投入するものであるが、店内で予め湯茶用コインを販売し、このコインを使用することは自由である。
【0036】また、湯飲みとして紙コップ44を使用しているが、陶磁器製の湯呑みを使用することにより紙コップストッカー36を省略し、湯呑みをカウンター28上に予め載置させるか、あるいはクレセントチェーン14の通常のプレート20上に載置させて提供することは自由である。
【0037】また、トレー46はトレーストッカー48に収納させてあるが、このトレーストッカー48を省略し、カウンター28下部にトレー収納棚を形成させ、このトレー収納棚内に積層させて収納させることは自由である。
【0038】また、ティーパックはティーパック入れ34内に区分けして収納させてあるが、クレセントチェーン14の通常のプレート20上に商品皿および商品容器を介して載置させてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明に係る回転飲食台における湯茶提供方法およびその装置によれば、コイン投入口へのコイン投入を感知して湯茶供給機構から給湯するため、従来無料で提供していた湯茶にかかる経費を大幅に削減できると共に、幼児等が湯茶供給機構にあやまって触れても火傷等をする恐れが全くない。
【0040】また、湯茶供給機構から湯だけを供給することにより、客は茶の種類を自由に選定して湯飲み内にテーパックを挿入し、この湯呑み内に湯を給湯して飲むことができる。
【0041】また、本発明に係る湯茶提供方法およびその装置を採用することにより、クレセントチェーン上を巡回搬送される好みの商品をトレー上に載置させ、予めレジにて精算するシステムを容易に導入でき、このシステム導入により、客は店内の好きな場所の座席に着座して食することができるため、ゆったりと飲食することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000228475
【氏名又は名称】日本クレセント株式会社
【出願日】 平成10年(1998)3月3日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】小川 宏嗣
【公開番号】 特開平11−244121
【公開日】 平成11年(1999)9月14日
【出願番号】 特願平10−67748