| 【発明の名称】 |
食品搬送装置における回収時期表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 邦彦
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| 【要約】 |
【課題】鮮度が保たれた状態の食材を無駄なく提供するために食材の回収時期を表示できるようにして消費者である客にも安心して食せるようにするための回収時期表示装置の提供を目的とするものである。
【解決手段】食品が無限軌道装置で周回状に搬送される食品搬送装置において、当該食品の近傍に設けられ、その食品の回収時期を設定する時限装置と、時限装置の時限起動によりその食品の回収時期を表示する表示装置とを備えたことを特徴と食品が無限軌道装置で周回状に搬送される食品搬送装置において、当該食品の近傍に設けられ、その食品の回収時期を設定する時限装置と、時限装置の時限起動によりその食品の回収時期を表示する表示装置とを備えたことを特徴とするものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】食品が無限軌道装置で周回状に搬送される食品搬送装置において、当該食品の近傍に設けられ、その食品の回収時期を設定する時限装置と、時限装置の時限起動によりその食品の回収時期を表示する表示装置とを備えたことを特徴とする食品搬送装置における回収時期表示装置。 【請求項2】無限軌道装置で周回状に搬送される搬送用トレーの周囲に側壁を形成し、該側壁の上方に食品が露出するように搬送用トレーを位置させるとともに、時限装置の時限起動により食品が側壁から隠れるように搬送用トレーを下降可能に構成して表示装置を形成したことを特徴とする請求項1に記載の食品搬送装置における回収時期表示装置。 【請求項3】表示装置が時限装置の時限起動により搬送用トレーに載置された食品の上方を被蔽してその食品の回収時期を表示するように構成してなる請求項1に記載の食品搬送装置における回収時期表示装置。 【請求項4】表示装置が時限装置の時限起動で搬送用トレーに載置された食品の近傍にその食品の回収時期を表示する表示具を出現させるように構成してなる請求項1に記載の食品搬送装置における回収時期表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は無限軌道装置で周回状に搬送される食品、例えば無限軌道上の搬送用トレーに載せられて周回搬送される寿司等の搬送装置において、これら寿司の鮮度を保つためにその回収時期を表示する装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】無限軌道上の搬送用トレーに載せられて周回搬送される寿司等の食品の鮮度を保持するのもとして、本願発明者が先に提案した例えば特開平8−80244号公報に記載されたものが知られている。この公報に記載されたものは、無限軌道上の搬送用トレーにバーコードやIDコード等の識別マークを設け、この識別マークを所定の場所に設置した読み取り機により当該場所を何度通過したかをカウントし、そのカウント数が設定回数に達した搬送用トレーは無限軌道上から側方に外すように識別マークを設け、この識別マークを所定の場所に設置した読み取り機により当該場所を何度通過したかをカウントし、そのカウント数が設定された通過回数に達した搬送用トレーを無限軌道上から外して回収するようにしたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記本発明者の先の提案にかかる周回搬送される食品の回収装置では、搬送用トレーに設けた識別マークが読み取り機を通過する回数で搬送用トレーを無限軌道上から側方に外すか否かを判定していることから、一定時間を経過したものは画一的に回収されることになる。 【0004】従って、例えば寿司の“ネタ”は種類が多く、いたみやすい食材と比較的鮮度保持期間が長い食材とがあり、読み取り機を通過する搬送用トレーの回数をいたみやすい食材の回収時間にあわせると、鮮度保持期間が長い食材は未だ鮮度が十分にあるにも拘らず回収しなくてはならず、無駄が多く、不経済になり高価になってしまうという問題があった。 【0005】また逆に鮮度保持期間が長い食材回収時間にあわせた場合にはいたみやすい食材の鮮度保持期間を越えてしまい、これを食すると食中毒の発生原因にもなってしまい、安心して食せないという問題がある。特に大規模で周回搬送路が長くものになると周回搬送中に鮮度保持期間を越えてしまうおそれがあり、消費者である客は鮮度維持期間を越えた食品で有るかどうかの判断ができないのが現状である。 【0006】本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、鮮度が保たれた状態の食材を無駄なく提供するために食材の回収時期を表示できるようにして消費者である客にも安心して食せるようにするための回収時期表示装置の提供を目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明にかかる食品搬送装置における回収時期表示装置は、食品が無限軌道装置で周回状に搬送される食品搬送装置において、当該食品の近傍に設けられ、その食品の回収時期を設定する時限装置と、時限装置の時限起動によりその食品の回収時期を表示する表示装置とを備えたことを特徴と食品が無限軌道装置で周回状に搬送される食品搬送装置において、当該食品の近傍に設けられ、その食品の回収時期を設定する時限装置と、時限装置の時限起動によりその食品の回収時期を表示する表示装置とを備えたことを特徴とするものである。 【0008】また、無限軌道装置で周回状に搬送される搬送用トレーの周囲に側壁を形成し、該側壁の上方に食品が露出するように搬送用トレーを位置させるとともに、時限装置の時限起動により食品が側壁から隠れるように搬送用トレーを下降可能に構成したり、時限装置の時限起動により搬送用トレーに載置された食品の上方を被蔽してその食品の回収時期を表示するように表示装置を構成したことも特徴とするものである。 【0009】更に、時限装置の時限起動で搬送用トレーに載置された食品の近傍にその食品の回収時期を表示する表示具を出現させるように表示装置を構成したことも特徴の1つである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下本発明の食品搬送装置における回収時期表示装置にかかる実施の形態を図面に基づいて説明する。 <実施例1>図1は寿司を搬送経路に沿って搬送させる食品搬送装置の概略を示す平面図であって、図中符号1は食品搬送装置を全体的に示す。 【0011】この食品搬送装置1は、厨房部2とその前方に設置地されたシート3・3・・・との間に亙って食品である寿司4を入れた皿5を周回状に搬送する搬送路6を形成してなる。 【0012】この搬送路6には、モーター等の駆動源7により、走行駆動されるチェーン(無限軌道)8が設けられており、チェーン8の上面部分には図2及び図3に示すように表示装置9により昇降可能な搬送用トレー10が設けられている。上記表示装置9は、搬送用トレー10と同行し、搬送用トレー10の周囲を囲繞する側壁11・11・・・の内方に設けられた昇降機構12と、この昇降機構12を昇降制御する時限装置16とからなる。 【0013】昇降機構12は、搬送用トレー10の裏面側に設けられたガイドロッド13と、側壁11の下端部に回転可能に枢支され、中央部分を境にして右ネジ14aと左ネジ14bとが刻設されたスクリュー軸14と、ガイドロッド13とスクリュー軸14とに亙って懸け渡された二本のクロスプレート15とからなる。クロスプレート15は、その中央部分が枢支ピン16で回動可能に枢支され、クロスプレート15の各上端部15a・15aはガイドロッド13に摺動可能に外嵌されるとともに、クロスプレート15の各下端部15b・15bがスクリュー軸14の各ネジ14b・14bに螺嵌されており、スクリュー軸14の回転によりクロスプレート15の交差角度が変化して搬送用トレー10 が昇降駆動されるように構成されている。 【0014】上記スクリュー軸14を回転駆動する時限装置16は、搬送用トレー10と同行するケーシング17内に電池からなる電源18と、ケーシング17の外面に露出させた設定用摘まみ19を操作して作動時間を設定可能なタイマー20と、このタイマー20の時限作動により電源18からの給電で回転駆動されるモーター21とを備え、モーター21の回転軸22とスクリュー軸14の軸端とに取付けられた傘歯車23によりスクリュー軸14を回転駆動するようになっている。 【0015】尚、図中符号25は、時限装置16のケーシング17上面に設けられた回収時期の到来を示す表示ランプである。 【0016】上記のように構成された食品搬送装置における回収時期表示装置の作用を次に説明する。まず、駆動源7のモーターを起動させてチェーン8を走行させ、搬送用トレー10を搬送路6に沿って周回走行させる。次に、厨房部2で握られた寿司4を載せた皿5を走行する搬送用トレー10上に載置すると同時に、その寿司4のネタに合わせて時限装置16のタイマー20をセットする。 【0017】この状態で厨房部2から出た寿司4は搬送路6を通って客の待つシート3に搬送される。かくして搬送された寿司4は客の好みに合えば皿5ごと搬送用トレー10上から取り出されて食されるのであるが、客の好みに合わない場合には搬送路6を繰り返し周回搬送される。搬送路6を繰り返し周回搬送されている間にも寿司4のネタの鮮度は徐々に落ちてゆくが、この鮮度の低下に合わせてタイマー20も時を刻んでゆく。 【0018】そして、タイマー20が寿司4のネタに合わせて設定された時間になると、電源18から表示ランプ25及びモーター21とに給電され、表示ランプ25が点灯し、モーター21が回転駆動される。このモーター21の回転駆動により傘歯車23を介してスクリュー軸14が回転駆動されると、クロスプレート15の下端部が左右に開かれて搬送用トレー10が下降するので、鮮度の落ちたネタの寿司4は皿5とともに下降し、側壁11から見えなくなる。 【0019】これにより、シート3にいる客は新鮮なネタの寿司4と鮮度の低下した寿司4とを区別でき、客には安心感を与えるとともに、これを供給する店等に対しては客からの信頼が増すことになる。 【0020】<実施例2>本例における食品搬送装置における回収時期の表示装置9は図4及び図5に示すように、旗(表示具)30を上げて寿司4の回収時期を表示するようにして形成したものである。即ち、搬送用トレー10の一側部に下端部が搬送用トレー10に回動可能に枢支され、蔓巻きバネ31で起立姿勢に押圧付勢された旗30と、時限装置16の時限作動により前記旗30を寝かせた状態の先端部に係合した係止部材32を先端部から係合を離脱させるように構成してなる。 【0021】本例における時限装置16は搬送用トレー10と同行するケーシング17にゼンマイを駆動源として歯車(ともに図示せず)で調時されながら上昇する出力軸33と、この出力軸33の上昇で角部が枢支点34として回動可能に枢支されたL形の操作レバー35とからなり、操作レバー35の下端部は押圧バネ36で突出方向に付勢されている楔形の係止部材32に嵌合させてある。 【0022】上記のように構成された食品搬送装置における回収時期の表示装置9では、寿司4を周回搬送させるのは上記実施例1と同様であるので、時限装置16による旗30を上げて寿司4の回収時期を表示する作用のみを次に説明する。 【0023】厨房部2で握られた寿司4が皿5とともに搬送路6を繰り返し周回搬送されて寿司4のネタの鮮度が徐々に落ちてゆくと、この鮮度の低下に合わせて出力軸33も徐々に上昇してゆく。寿司4のネタに合わせて設定された時間になると、これに合わせてL形の操作レバー35がその角部の枢支点34を回動中心として回動し、旗30の先端部に係合している楔形の係止部材32を押圧バネ36の弾性に抗して係合を解除する方向に移動させる。 【0024】そして、係止部材32と旗30の先端部と係合が解除されると、旗30は、蔓巻きバネ31の弾性により寝た状態から起立した状態に起き上がる。これにより、シート3にいる客は新鮮なネタの寿司4と鮮度の低下した寿司4とを区別できるのである。尚、旗30が上げられた部分の寿司4は、厨房部2で回収され、搬送用トレー10に新たな寿司4の皿5が載せられると、その寿司4のネタに合わせて制御装置16がセットされる。 【0025】これと同時に旗30はその先端部が押さえ込まれて起立した状態から寝かされた状態にされる。すると旗30の先端部は楔形の係止部材32に係合した状態になる。 【0026】<実施例3>本例の食品搬送装置における回収時期の表示装置9は図6に示すように、回収時期になった寿司4を時限装置16の時限起動によりカバー部材40で覆うようにして表示装置9を構成したものである。即ち、半円状のカバー部材40をその開口部同士が対面する状態で搬送用トレー10がその内方に位置する状態で対面する状態に一対設け、両カバー部材40・40の下端部分に歯車式同期連動機構41を設け、両カバー部材40・40の何れか一方のカバー部材40を時限装置16の時限作動により揺動操作具42で揺動操作させ、もって両カバー部材40・40を開閉可能に構成してある。 【0027】この揺動操作具42は、バネ43が内蔵された単動式エアーシリンダ44を備え、このエアーシリンダ44のピストンロッド45の先端に一方のカバー部材40から延出された操作杆46を連結するとともに、ピストンロッド45がシリンダ49内に収納されて両カバー部材40・40が大きく開かれた状態のピストンロッド45の先端を鉤形の係合片47で受け止め、この係合片47を上記実施例2と同様に構成された時限装置16でピストンロッド45の先端から係合を解除可能に構成したものである。 【0028】このエアーシリンダ44の通気部分48は、ピストンロッド45がシリンダ49内に収納される時、即ち通気部分48から外気を吸引する時は大径のオリフィス50となり、ピストンロッド45がシリンダ49から出て伸長する時には通気部分48のオリフィス51が小径となるようになっている。 【0029】従って、両カバー部材40・40が閉じる時は緩やかに閉じて客が手を挟んだりすることがなく、両カバー部材40・40を開くときは軽い力で速やかに開くことができるようになっている。尚、上記各実施例では時限装置16を電気式若しくはゼンマイ式でタイマーを形成するようにしてあるが、こうしたものに限られず、バキューム式やその他、例えば搬送用トレー10が定速走行されていることから、この搬送用トレー10の走行距離をカウントして時限作動させるようにすることもできる。 【0030】また、上記各実施例ではモーター等の駆動源7とこれにより走行駆動されるチェーン8で無限軌道装置を構成するようにしてあるが、チェーン8をワイヤやベルトにかえることができるのは勿論のことである。 【0031】 【発明の効果】本発明にかかる食品搬送装置における回収時期表示装置は、以上に説明したように、無限軌道装置で周回状に搬送される食品の近傍に時限装置を設け、この時限装置の時限起動により表示装置にその食品の回収時期が表示されるようになっているので、これを消費者が見た時にはその食品の購入を控えるので、例えば食品が寿司の場合には鮮度が低下したものを食することによる食中毒等の事故を未然に防止することができる利点がある。 【0032】また、食品の提供者においては表示装置に表示された回収時期を見るだけで、その食品の回収時期を簡単に且つ正確に認識することができ、充分に鮮度が保たれているににもかかわらず、早期回収による無駄を無くすことができ、その分食品を有効利用することによりコストを低減することができるという利点もある。 【0033】また、無限軌道装置で周回状に搬送される搬送用トレーの周囲に側壁を形成し、該側壁の上方に食品が露出するように搬送用トレーを位置させ、時限装置の時限起動により食品が側壁から隠れるように搬送用トレーを下降可能に構成して表示装置を形成したものでは、その食品の回収時期が判るだけでなく食品が周壁内に隠れて取り難くなるので表示装置の見落としによる誤食等を防止することができる。 【0034】更に、表示装置が時限装置の時限起動により搬送用トレーに載置された食品の上方を被蔽してその食品の回収時期を表示するように構成したものでは、回収時期が過ぎると、食品の上方が被蔽されるのでその食品を物理的に取り出すことが出来なくなるので、回収時期が過ぎた食品の誤食等を確実に防止することができる利点もある。 【0035】加えて、表示装置が時限装置の時限起動で搬送用トレーに載置された食品の近傍にその食品の回収時期を表示する表示具を出現させるように構成したものでは、目で食品の回収時期が判るだけでなく当該食品の取り出しも簡単に行えるので回収作業が至って簡単に行えるという利点もある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】396011174 【氏名又は名称】株式会社くらコーポレーション
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】杉本 勝徳 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−225866 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月24日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−29836 |
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