| 【発明の名称】 |
棚装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】真野 通
【氏名】山崎 貴司
【氏名】鈴木 正文
【氏名】久納 一夫
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| 【要約】 |
【課題】植物栽培容器を保持するのが面倒でなく、保持する全ての植物栽培容器を棚桟間に落とし込こんで保持することができ、かつ種々の大きさの棚装置を安価に用意することができるようにする。
【解決手段】前後に間隔をおいて配される複数の棚桟6と、棚桟6の両端部を受ける前後方向にのびている左右の支持部材9と、棚桟6の両端部を上方から押さえる前後方向にのびている左右の押圧部材7とを設ける。棚桟6を、前後に間隔をおいた垂直壁と両垂直壁の上端同士を連結した水平壁とにより形成する。支持部材9に、棚桟6の垂直壁が嵌め入れられる多数の溝11aを形成し、隣り合う棚桟6間の間隔を、両棚桟6間に落とし込まれる栽培容器のフランジを両棚桟によって支持しうるように調整した状態において、支持部材9と押圧部材7とを固定手段13,14によって互いに固定して棚桟6を支持部材9と押圧部材7とにより狭持する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前後に間隔をおいて配される複数の棚桟と、棚桟の両端部を受ける前後方向にのびている左右の支持部材と、棚桟の両端部を上方から押さえる前後方向にのびている左右の押圧部材とを備え、隣り合う棚桟間に、フランジを有する植物栽培容器を落とし込むとともに両棚桟によって栽培容器のフランジを支持して栽培容器を保持する棚装置であって、棚桟が、前後に間隔をおいた垂直壁と両垂直壁の上端同士を連結した水平壁とよりなり、支持部材に、棚桟の垂直壁が嵌め入れられる多数の溝が形成され、隣り合う棚桟間の間隔が、両棚桟間に落とし込まれる栽培容器のフランジを両棚桟によって支持しうるように調整された状態において、支持部材と押圧部材とが固定手段によって互いに固定されて棚桟が支持部材と押圧部材とにより狭持されるようになされている棚装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、植木鉢やプランタなど、フランジを有する植物栽培容器を保持する棚装置に関する。 【0002】なお、本明細書において、前後左右は、図3を基準とするものとし、図3の紙面表側を前、紙面裏側を後といい、図3の左を左、右を右という。 【0003】 【従来の技術】植木鉢やプランタなどの植物栽培容器を保持するための棚装置は、通常、平面から見て方形の四隅に位置するように立設された前後左右4本の支柱の、左の前後支柱間および右の前後支柱間にそれぞれ渡された棚受けにより左右端部が支持されている。 【0004】従来、この種棚装置として、前後に間隔をおいて配される左右方向に長い複数の棚桟と、それぞれ各棚桟の左右端部が固定された前後方向に長い左右一対の棚桟保持部材とよりなるものが用いられている。 【0005】この棚装置においては、小型の植物栽培容器にあっては棚桟上に載置され、前後に隣り合う棚桟間の間隔に適合する植物栽培容器にあっては、隣り合う棚桟間に植物栽培容器が落とし込まれ、植物栽培容器のフランジが、両棚桟に支持されて植物栽培容器が保持される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の棚装置においては、植物栽培容器の大きさによっては、棚桟上に載置することも、隣り合う棚桟間に植物栽培容器を落とし込んで保持することもできないため、棚桟上に板などを載せその上に植物栽培容器を載置せねばならず、植物栽培容器を保持するのが面倒であるという問題がある。 【0007】また、棚桟間に植物栽培容器を落とし込めず、棚桟上または棚桟上に配された板などに植物栽培容器を載置すると、誤って人が棚装置にぶつかったり、あるいは強風が吹いたり地震が起きたさいに、棚装置が揺れて、植物栽培容器が倒れることがあるという問題もある。これは、ランなど、高価な花を収める場合、特に問題となる。 【0008】さらに、棚桟と棚桟保持部材とは一体に固定されているため、棚装置の一部が破損しても全部を交換しなければならないという問題がある。そのうえ棚装置が、一体に固定されているため、棚装置の寸法に対する自由度が小さい、すなわち、種々の大きさの棚装置を用意しようとすると、様々な大きさの棚装置を個別に用意しなければならず、各棚装置が高価になるという問題がある。 【0009】本発明の目的は、上記課題を解決した、植物栽培容器を保持するのが面倒でなく、保持する全ての植物栽培容器を棚桟間に落とし込こんで保持するとができ、かつ種々の大きさの棚装置を安価に用意することのできる棚装置を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の棚装置は、前後に間隔をおいて配される複数の棚桟と、棚桟の両端部を受ける前後方向にのびている左右の支持部材と、棚桟の両端部を上方から押さえる前後方向にのびている左右の押圧部材とを備え、隣り合う棚桟間に、フランジを有する植物栽培容器を落とし込むとともに両棚桟によって栽培容器のフランジを支持して栽培容器を保持する棚装置であって、棚桟が、前後に間隔をおいた垂直壁と両垂直壁の上端同士を連結した水平壁とよりなり、支持部材に、棚桟の垂直壁が嵌め入れられる多数の溝が形成され、隣り合う棚桟間の間隔が、両棚桟間に落とし込まれる栽培容器のフランジを両棚桟によって支持しうるように調整された状態において、支持部材と押圧部材とが固定手段によって互いに固定されて棚桟が支持部材と押圧部材とにより狭持されるようになされているものである。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を参照して本発明の1実施形態の棚装置について説明する。 【0012】図1は、本発明の棚装置の使用状態を示す概略斜視図であり、平面から見て方形の四隅に位置するように配された前後左右4本の支柱(1)(2)と、左の前後支柱(1) 間および右の前後支柱(2) 間に、それぞれ配された左右一対の棚受け(3)(4)と、左右一対の棚受け(3)(4)により左右端部がそれぞれ支持された棚装置(5) とが示されている。なお、棚受け(3)(4)は、横断面断面L字状の部材により構成されており、後に詳しく述べるように、棚受け(3)(4)の水平壁部に棚装置(5) の左右端部がそれぞれ載置されている。 【0013】以下、本発明の棚装置(5) について詳細に説明する。 【0014】棚装置(5) は、前後に間隔をおいて配される左右方向に長い複数の棚桟(6) と、棚桟(6) の両端部を受ける前後方向にのびている左右の支持部材(9) と、棚桟(6) の両端部を上方から押さえる前後方向にのびている左右の押圧部材(7) とを備えている。 【0015】支持部材(9) は、左右の向きは異なるが同一形状のものであり、以下左の支持部材(9) について説明する。 【0016】支持部材(9) は、アルミニウム製押出形材よりなるものであり、左の棚受け(3) 上に載置される水平壁部を備えている。水平壁部の右縁には、支持部材(9) の全長にわたって伸びる凸条(9a)が形成されている。さらに、水平壁部の左右方向の中央やや右よりおよび左縁に支持部材(9) の全長にわたって伸びる上方突出壁(9b)(9c)がそれぞれ形成されている。以下、中央よりの突出壁(9b)を第1突出壁と、左縁の突出壁(9c)を第2突出壁とよぶ。なお、本実施形態においては、第2突出壁(9c)の高さが、第1突出壁(9b)の高さより低くなされている。 【0017】凸条(9a)と第1突出壁(9b)との間には、支持部材(9) の全長にわたって伸びる天然ゴム製ベルト状部材(11)が配されている。ベルト状部材(11)は、ベルト状部材(11)が支持部材(9) に載置された状態で、これの上端高さが、凸条(9a)の上端より高くなる厚さを有している。さらに、ベルト状部材(11)には、支持部材(9)の長さ方向に、所定の間隔をおいて多数の棚桟嵌入溝(11a) が形成されているが、この棚桟嵌入溝(11a) の底面も、凸条(9a)の上端より上方に位置するようになされている。また、棚桟嵌入溝(11a) は、後に詳しく述べるように棚桟(6) の左端部が嵌め入れられるものであり、棚桟(6) の数の2倍より多くの数の棚桟嵌入溝(11a) が、棚桟(6) の垂直壁間の間隔より小さい間隔をおいて形成されている。 【0018】第2突出壁(9c)は、棚受け(3) の垂直壁に当接している。そして、第2突出壁(9c)の上縁に、右方に向かって突出した水平壁が形成されている。さらに、第1突出壁(9b)における第2突出壁(9c)の上端高さに相当する位置に左方に向かって突出した水平壁が形成されており、両水平壁、第2突出壁(9c)および第1突出壁(9b)における水平壁より下方の部分によって内部拡大溝(12)が形成されている。 【0019】棚桟(6) は、前後に間隔をおいた垂直壁と両垂直壁の上端同士を連結した水平壁とによって構成されているものであり、アルミニウム製押出形材よりなり、前後の垂直壁が、それぞれ、棚桟嵌入溝(11a) に嵌め入れられるようになされている。また、棚桟(6) の上面にはローレット加工が施されており、棚桟(6) 上に栽培容器を載置したさいに、容器が滑るのが防止されている。 【0020】押圧部材(7) は、左右の向きは異なるが同一形状のものであり、以下左の押圧部材(7) について説明する。 【0021】押圧部材(7) は、アルミニウム製押出形材よりなり、L字状横断面を有する棚受け(3) の垂直壁に当接する垂直壁(7a)と、垂直壁(7a)の下端に設けられて支持部材(9) の第2突出壁(9c)に載置されている右方突出凸条(7b)と、垂直壁(7a)の上端に設けられた右方に突出している水平壁(7c)と、水平壁(7c)の先端に設けられて棚桟(6) の上面に接触している下方突出凸条(7d)とを有している。 【0022】そして、頭が支持部材(9) の内部拡大溝(12)に嵌め入れられて押圧部材(7) の水平壁(7c)を貫通するボルト(13)と、ナット(14)との対により押圧部材(7) が支持部材(9) に固定されて棚桟(6) が両部材(7)(9)により狭持される。なお、両部材(7)(9)が長いさいなどは、複数のボルト(13)とナット(14)との対を用意し、複数箇所おいて両部材(7)(9)を互いに固定することが望ましい。 【0023】このようにして支持部材(9) 、押圧部材(7) 、ベルト状部材(11)および棚桟(6) を組み合わして構成される棚装置(5) においては、棚桟(6) の垂直壁を任意の棚桟嵌入溝(11a) に嵌め入れることにより前後に隣り合う棚桟(6) の間隔を自由に変えることができる。したがって、植木鉢やプランタの大きさに合わせて隣り合う桟(6) 間の間隔を調整すれば、図1に示したように、植木鉢(P1)など様々な大きさの栽培容器を棚桟(6) 間に落とし込んで保持することができる。 【0024】なお、棚装置(5) は、ボルトおよびナットなどの適当な固定手段により棚受け(3)(4)に、固定してもよい。 【0025】そうすれば、棚装置(5) に人がぶつかったりしても、棚装置(5) が上下に揺れることがなく、栽培容器が倒れることがない。 【0026】また、上記実施形態の棚装置(5) においては、ベルト状部材(11)に棚桟嵌入溝(11a) が形成されている。この場合は、押出形材である支持部材(9) を特に加工する必要がない。また、ベルト状部材(11)を用いずに、支持部材(9) の凸条(9a)に棚桟嵌入溝を形成してもよい。 【0027】さらに、棚桟嵌入溝(11a) の幅を棚桟(6) の垂直壁の厚みより大きくしておけば、棚桟(6) の位置の微調整をすることができる。 【0028】また、前後の支柱間の距離が長い場合などには、棚装置を前後に2分割してもよい。 【0029】そのうえ、棚桟(6) 間の間隔をきわめて小さくすれば、図1に示したように、小さな植木鉢(P2)などを、棚桟上に置くこともできる。 【0030】なお、棚装置の構成は、上記実施形態のものに限らず、適宜変更可能である。 【0031】 【発明の効果】本発明の棚装置によれば、隣り合う棚桟間の間隔を自由に変えることができるので、種々の大きさの植物栽培容器を保持する場合であっても、それぞれの栽培容器に適合するように、隣り合う棚桟間の間隔を調整して、全ての栽培容器を棚桟間の間隔に落とし込んで保持することができる。したがって、棚装置を棚受けに固定しておけば、強風や地震などのために、栽培容器が倒れることがない。 【0032】また、本発明の棚装置は、支持部材、押圧部材および棚桟を固定手段により組み合わせて構成されるので、長めの支持部材、押圧部材および棚桟を用意し、それぞれを、適当な長さに切断して構成することにより、棚装置の幅や長さを容易にかつ安価に変更することができる。したがって、棚装置を支持する支柱などの大きさに適合した大きさの棚装置を容易かつ安価に提供することができる。さらに、棚桟など一部が破損した場合にも、破損した部分のみを交換すればよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598021982 【氏名又は名称】昭和サービス株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月18日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岸本 瑛之助 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−225861 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月24日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−35914 |
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