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【発明の名称】 ラーメン用の器
【発明者】 【氏名】三宅 義夫

【氏名】三宅 幸子

【要約】 【課題】文献によれば、椀と身及び蓋の環状壁に、3箇所の切欠き及び3箇所の水切り溝をそれぞれ形成したので、洗浄後の水切り・乾燥効果、又は摘み易い効果等が図ることは理解できる。しかし、椀又は蓋を重畳した際の空気の流通、例えば、糸底、又は重なった盛付け内面における空気の流通がなく、水切り及び乾燥効果が今だ十分でない課題がある。

【解決手段】器洗浄後の水切り・水はけ効果、及び迅速な乾燥、或いは持ち易い糸底形状の確保、また吸込み易い器本体の外周部を確保することを意図する。切込みを設けた糸底と、この糸底が係止される段付を備えた盛付け内面を有する器本体と、この器本体の外周部に設けられた多数の吸口用の窪み部とで構成されるラーメン用の器である。器本体を重畳した際に、糸底が、盛付け内面の段付に載置される器である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 切込みを設けた糸底と、この糸底が係止される段付を備えた盛付け内面を有する器本体と、この器本体の外周部に設けられた多数の吸口用の窪み部とで構成されるラーメン用の器であって、前記器本体を重畳した際に、前記糸底が、前記盛付け内面の段付に載置されることを特徴とするラーメン用の器。
【請求項2】 上記の糸底の切込みが均等間隔に多数設けられている請求項1に記載のラーメン用の器。
【請求項3】 上記の器本体の外郭部を膨出形状とした請求項1に記載のラーメン用の器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラーメン用の器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラーメン用の器(以下、器とする。)は、低めの糸底と、略末広がりの器本体とで構成されている。従って、器を重畳した際に、器本体の糸底又は器本体の糸底面には空気の流通がなく、乾燥に時間を要すること、細菌の温床となり易いこと、等の課題がある。また前記の如く、糸底間又は器本体の糸底面には空気の流通がないことから、糸底近辺の熱が逃げなく、何時迄も熱いという課題がある。
【0003】このような課題を解決するための手段として、次のような文献が挙げられる。
(1)実用新案登録第3011540号の椀があり、その要旨は、椀と身及び蓋の環状壁に、3箇所の切欠き及び3箇所の水切り溝をそれぞれ形成した構成であり、洗浄後の水切り・乾燥効果、又は摘み易い効果等を図ることを意図する。(2)実開平6-5569号の茶碗であり、その要旨は、数個の切込部を設けた糸底と、この糸底に囲まれた茶碗底面部に、中心から糸底に向かって傾斜する傾斜部を設けた構成であり、洗浄後の水切り・水はけ効果、又は持ち易い効果等を図ることを意図する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】文献(1)は、椀と身及び蓋の環状壁に、3箇所の切欠き及び3箇所の水切り溝をそれぞれ形成したので、洗浄後の水切り・乾燥効果、又は摘み易い効果等が図れることは理解できる。しかし、椀又は蓋を重畳した際の空気の流通、例えば、糸底、又は重なった盛付け内面における空気の流通がなく、水切り及び乾燥効果が今だ十分でない課題がある。文献(2)は、数個の切込部を設けた糸底と、この糸底に囲まれた茶碗底面部に、中心から糸底に向かって傾斜する傾斜部を設けた構成であるので、洗浄後の水切り・水はけ効果、又は持ち易い効果等が図れることは理解できる。しかし、前述の(1)と同様な課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、器洗浄後の水切り・水はけ効果、及び迅速な乾燥、或いは持ち易い糸底形状の確保、またスープの吸込み易い器本体の外周部を確保することを意図して、下記の構成を採用する。
【0006】この請求項1は、切込みを設けた糸底と、この糸底が係止される段付を備えた盛付け内面を有する器本体と、この器本体の外周部に設けられた多数の吸口用の窪み部とで構成されるラーメン用の器であって、前記器本体を重畳した際に、前記糸底が、前記盛付け内面の段付に載置されることを特徴とする器である。
【0007】請求項2の発明は、糸底の安定性、略均一な水切り・乾燥を意図して、下記の構成を採用する。
【0008】この請求項2は、糸底の切込みが均等間隔に多数設けられている事を特徴とする器である。
【0009】請求項3の発明は、持ち易くかつ違和感なく両手で把持できる器を提供することを意図して、下記の構成を採用する。
【0010】請求項3は、器本体の外郭部を膨出形状とした器である。
【0011】
【発明の実施の形態】器の外面は膨出形状であり、手で把持した場合に、この手の平に馴染み易いので重宝する。殊に、大きめの器では重宝する。そして、糸底には切込みが形成されていることから、この糸底の熱が拡散し易く、かつ比較的早く手を添接できる特徴があり、安定状態で、当該器を把持できる特徴がある。そして、器内のスープを吸う場合には、窪み部に口を当て、この窪み部を利用して、確実かつスムーズに行える特徴がある。
【0012】また器を積み重ねる(重畳する)際には、盛付け内面の段付に、重ねる器の糸底を載置(セット)できるので、確実に積み重ねができかつ重ねた器の間に空気流通用の隙間Sが形成される。この確実な積み重ねで、器が倒れることが防止できる。また重ねた器の間に空気流通用の隙間Sを形成して、器の効率的な乾燥に役立てる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一例を図面に基づいて説明する。
【0014】図中の器1は一個又は数個の切込み21を設けた糸底2と、この糸底2が係止される段付31を備えた盛付け内面32を有する器本体3とを主構成とし、この器本体3の外周部3aには多数の吸口用の窪み部33が形成されている。また器本体3の外郭部3bを膨出形状34とする。尚、糸底2の数個の切込み21は、図3の如く、等間隔で設けることが、効率的な乾燥(製造、使用、保管等での乾燥)、器の安定設置(製造、使用、保管等での安定設置)に役立つ特徴がある。また段付31は器本体3を重畳した際に、糸底2が載置されるので、器の安定設置(製造、使用、保管等での安定設置)に役立つ特徴がある。そして、前記外郭部3bを膨出形状34とすることにより、器が持ち易くかつ違和感なく両手で把持できる特徴がある。またこの膨出形状34は、絵・図柄、宣伝用の絵・図柄、又は文字等を書するに最適な面積となっている。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は、切込みを設けた糸底と、器本体を重畳したときに糸底が係止される段付を備えた盛付け内面を有する器本体と、この器本体の外周部に設けられた多数の吸口用の窪み部とで構成されるラーメン用の器である。従って、器洗浄後の水切り・水はけ効果、及び迅速な乾燥、或いは持ち易い糸底形状の確保、またスープの吸込み易い器本体の外周部を確保することを意図して、下記の構成を採用する。
【0016】請求項2の発明は、糸底の切込みが均等間隔に多数設けられている事を特徴とする器である。従って、糸底の安定性、略均一な水切り・乾燥が図れる。
【0017】請求項3の発明は、器本体の外郭部を膨出形状とした器である。従って、持ち易くかつ違和感なく両手で把持できる器を提供できる。
【出願人】 【識別番号】591149872
【氏名又は名称】有限会社加古家
【出願日】 平成10年(1998)2月5日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 一宣
【公開番号】 特開平11−216054
【公開日】 平成11年(1999)8月10日
【出願番号】 特願平10−24158