| 【発明の名称】 |
仏 壇 |
| 【発明者】 |
【氏名】中原 ヨシ子
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| 【要約】 |
【課題】内部に安置される仏像をより尊く見せことができ、かつ比較的安価な仏壇を提供する。
【解決手段】箱体前面に開閉部を設け、開閉部の一部又は全部に透光性を持たせた。また、箱体の内部に光源を設けた。なお、開閉部の全部が半透明であり、このうち一部が他の部分に比べ透明度の低いものとしても良い。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 箱体前面に開閉部を有し、開閉部の一部又は全部が透光性を有する仏壇。 【請求項2】 箱体の内部に光源を有する、請求項1に記載の仏壇。 【請求項3】 開閉部の全部が半透明であり、このうち一部が他の部分に比べ透明度の低い、請求項1に記載の仏壇。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、仏壇に関し、特に、内部に収納される仏像をより尊く見せる仏壇に関する。 【0002】 【従来の技術】仏壇は、古くから仏を安置する収納具として使われている。仏は尊いものであって、決して軽んじられてはならないものである。信仰心のあつい人であればあるほど、仏は立派な仏壇に収納し、より大切に扱いたくなるものである。それと同時に、仏壇が立派であるということは、その中に安置された仏様を、見る者に尊いものであると思わせるという心理的効果を有するものである。建前では信仰心の厚さと仏壇の立派さとは無関係であっても、現実には、仏を収納するものが粗末であったらその中の仏までが一段低いもののように見えてしまう。そのため、仏壇はできれば荘厳かつ立派なものがいいというのが多くの人の思いである。 【0003】従来は、仏壇の大きさや材質によって立派さに差をつけるほか、貴金属メッキ等により豪華な装飾を施したり、彫り物に趣向を凝らす等の手段により、予算の許す範囲内で立派かつ荘厳な仏壇を作っていた。しかし、これらの手段では立派にすればするほど多額の費用が必要となっていた。また、荘厳かつ立派にするにしても、箱体全体が木材で作製されるという従来の仏壇ではバリエーションに限界があり、前記以外の方法で、内部に安置される仏様を尊いものに見せることができる仏壇の登場が待たれていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、内部に安置される仏をより尊く見せ、信仰心を昂揚させることができ、かつ比較的安価な仏壇を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するために、本発明は、箱体前面に開閉部を有し、開閉部の一部又は全部が透光性を有することを特徴とする。また、ここで箱体の内部に光源を有することとしてもよい。本発明はまた、開閉部の全部が半透明であり、このうち一部が他の部分に比べ透明度の低いものとしてもよい。 【0006】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る仏壇の扉を閉じた状態を示す正面図である。図2は、図1の仏壇の扉を開いた状態を示す正面図である。但し扉の装飾を省略している。図3は、図1のA−A線断面図である。 【0007】これらの図に示されるように、仏壇1は、上面、下面、右側面、左側面及び背面を覆う略直方体の箱体2と、前面に配された開閉部である扉31、32を含んでいる。 【0008】箱体2は木材又はこれと代替可能な材料で作製されている。箱体2の外面、特に上下端付近には必要に応じて装飾が施される。 【0009】扉31、32は、2枚の無色のガラス板で構成されており、表面加工により半透明となっている。さらに扉31、32の一部には絵画等の装飾33がエッチングにより施されており、その部分はより透明度が低く、自然光のもとでは白色に浮き出るようになっている。 【0010】左側の扉31の左端近傍の上下端には枢軸41が、右側の扉32の右端近傍の上下端には枢軸42が、それぞれ取り付けられている。また、左側の扉31の右端近傍には取っ手51が、右側の扉32の左端近傍には取っ手52が、それぞれ取り付けられている。これにより前面の扉31、32は観音開きが可能となっている。なお、枢軸41、42の代わりに、左側の扉31の左端及び右側の扉32の右端に蝶番(図示せず)を取り付けても良い。 【0011】仏壇1の内部には、必要に応じ光源である白色の蛍光燈6(図3)が取り付けられる。なお、蛍光燈6が外から直接見えることの無いよう、覆い61を設けることが望ましい。 【0012】次にこの仏壇1の使用方法及び作用を説明する。扉31、32を開き、仏壇1の内部に仏像を安置する。通常の保管状態においては、図1のように扉31、32を閉じておく。この場合、仏壇1の外部からは、扉31、32を通して仏像の姿をおぼろげながら見ることができるが、扉が半透明になっているため、はっきりとは見えない。特にエッチングにより装飾33を施した部分は透明度が低いため、ここを通して外から見るときは、より見にくくなっている。 【0013】扉31、32を閉じたまま仏壇1の蛍光燈6を点灯させると、仏壇1の内部が明るくなり、仏像が照らされるため、仏像が比較的良く見えるようになる。ただし、エッチングにより装飾33を施した部分は透明度が低いため、装飾を施していない部分を通して見るほどには見えない。 【0014】蛍光燈6を点灯させることにより、仏像が明るく映え、仏像の色彩によっては輝きが増す。また、ガラス製の扉31、32により乱反射が起こり、扉31、32全体が明るく輝くとともに、装飾33を施した部分が特に明るく浮き出て見える。 【0015】扉31、32を開けることにより、仏像に直接対面することができる。 【0016】この実施形態の仏壇1は、扉をガラスにしたことによって、中に安置される仏像を視認可能としつつも、ガラスという物理的障壁により外部と隔てることによって、見る者から心理的な距離を置き、尊い仏像をさらに尊く見せるという心理的効果を奏するものである。この心理的効果は、例えば貴金属店の店頭で売られている装飾品が、ショーケースの中に収納されている場合と、その外に並べられている場合とで、見る者の受ける感じが異なってくるという場合の心理的効果に近い。 【0017】さらにこの実施形態の仏壇1は、扉を半透明とし、かつその透明度を、一部は高く、他の一部は低くしている。これにより、内部の仏像は外部から丸見えではなく、仏像のある部分は細部はわからないが輪郭が見え、またある部分は輪郭ははっきりしないが大まかな形がおぼろげに見える。このように、「見えそうで見えない」「微妙に見え隠れする」状態は、その背後にある仏像をより有り難く尊いものに見せるという心理的効果を奏する。 【0018】 【発明の効果】本発明によれば、内部に安置する仏像をより尊く見せる仏壇を提供することができる。また、高価な材料や凝った装飾は必須の要件ではないので、製造コストを比較的安くすることが可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598007528 【氏名又は名称】有限会社中原商店
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】稲葉 良幸 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−197003 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−8128 |
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