| 【発明の名称】 |
飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 利浩
【氏名】森下 邦夫
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| 【要約】 |
【課題】飲食物の移動方向の違いに応じて取付位置を容易に変更することが出来る飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材を提供すること。
【解決手段】進路変更部材8の配設位置を、固定手段を有する基部10を介して容易に変更出来るとともに、ガイド棒32が回動自在に設けられているため、配設位置変更と共にガイド棒32の位置変更が可能となり、搬送路2もしくはバイパス路7の移動方向に関係なく、1個の進路変更部材8で飲食物4の載置台3を前記搬送路2からバイパス路7に、もしくはバイパス路7から搬送路2へ選択的に移動させることが可能となる |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 飲食物を飲食客に供給する循環型搬送路と、該搬送路の長手方向に対してほぼ直交するように設けられるバイパス路との分岐部に設けられ、前記搬送路もしくはバイパス路上を移動する飲食物の載置台の進路を変更可能とする飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材であって、前記進路変更部材は、少なくとも前記搬送路もしくはバイパス路上を移動する前記飲食物の載置台を進路方向に摺接案内するガイド棒と、このガイド棒を少なくとも水平方向に回動自在に枢支する基部とから構成され、この基部が、該基部所定箇所に設けられた固定手段を介して、前記分岐部における前記バイパス路の左右側に選択的に、かつ着脱自在に配設出来るようになっていることを特徴とする飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材。 【請求項2】 前記固定手段が、前記基部所定箇所に設けられたマグネットである請求項1に記載の飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材。 【請求項3】 前記基部所定箇所に凹部が形成され、該凹部内において一端が枢支されたガイド棒が、前記凹部の内面により回動規制されるようになっている請求項1または2に記載の飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材。 【請求項4】 前記基部が、前記搬送路もしくはバイパス路の長手方向左右側に設けられる飲食物の載置台の搬送路もしくはバイパス路からの逸脱防止用のガイド部の一部を構成するように配設されている請求項1ないし3のいずれかに記載の飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、飲食物等、特には寿司等を搬送して飲食客に供給する循環型の搬送路において、搬送路上を移動する飲食物の載置台の進路変更部材に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、無端状に形成されている飲食物搬送用の循環型搬送路を、カウンタ−等の飲食台に沿って設け、この搬送路に飲食物、例えば寿司等を盛り付けた皿等の容器を載置して搬送、供給する循環搬送型の飲食カウンタ−は、飲食客や調理人が移動することなく飲食或いは調理することができ、更に飲食客は席にいながらにして自分の所望する商品を選びながら飲食できることから広く使用されている。 【0003】近年においては、より多くの飲食客を収容できるように店舗等が大型化される傾向にあり、これに伴って前記循環搬送路の経路が長くなると、特に飲食客が少ない時間帯等において、所定位置にいる各々の飲食客に対する飲食物の供給効率が低下することがあるため、循環型搬送路の経路中にバイパス路を設け、前記搬送路の経路長さを短縮化することがある。このような場合、搬送路とバイパス路との分岐部に進路変更部材を設け、飲食物を搬送路からバイパス路へ、もしくはバイパス路から搬送路へ移動させている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような進路変更部材を用いる場合、通常通り飲食物を搬送路上にて移動させる場合と、搬送路からバイパス路へ、もしくはバイパス路から搬送路へ移送する場合との切り替えは簡単に行えるものの、搬送路もしくはバイパス路の移動方向が変わった場合等において、進路変更部材の取付位置を変えることが難しいといった問題があった。 【0005】本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、飲食物の移動方向の違いに応じて取付位置を容易に変更することが出来る飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記した問題を解決するために、本発明の飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材は、飲食物を飲食客に供給する循環型搬送路と、該搬送路の長手方向に対してほぼ直交するように設けられるバイパス路との分岐部に設けられ、前記搬送路もしくはバイパス路上を移動する飲食物の載置台の進路を変更可能とする飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材であって、前記進路変更部材は、少なくとも前記搬送路もしくはバイパス路上を移動する前記飲食物の載置台を進路方向に摺接案内するガイド棒と、このガイド棒を少なくとも水平方向に回動自在に枢支する基部とから構成され、この基部が、該基部所定箇所に設けられた固定手段を介して、前記分岐部における前記バイパス路の左右側に選択的に、かつ着脱自在に配設出来るようになっていることを特徴としている。この特徴によれば、進路変更部材の配設位置を、固定手段を有する基部を介して容易に変更出来るとともに、ガイド棒が回動自在に設けられているため、配設位置変更と共にガイド棒の位置変更が可能となり、搬送路もしくはバイパス路の移動方向に関係なく、1個の進路変更部材で飲食物の載置台を前記搬送路からバイパス路に、もしくはバイパス路から搬送路へ選択的に移動させることが可能となる。 【0007】本発明の飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材は、前記固定手段が、前記基部所定箇所に設けられたマグネットであることが好ましい。このようにすれば、基部もしくは配設位置に特別な加工を施すことなく、基部の配設位置への簡単な着脱が達成される。 【0008】本発明の飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材は、前記基部所定箇所に凹部が形成され、該凹部内において一端が枢支されたガイド棒が、前記凹部の内面により回動規制されるようになっていることが好ましい。このようにすれば、ガイド棒を適宜位置にて回動規制できるので、搬送路もしくはバイパス路上を移動する飲食物の載置台を確実に適宜進路方向へ案内することが可能となる。 【0009】本発明の飲食物供給用循環搬送路における進路変更部材は、前記基部が、前記搬送路もしくはバイパス路の長手方向左右側に設けられる飲食物の載置台の搬送路もしくはバイパス路からの逸脱防止用のガイド部の一部を構成するように配設されていることが好ましい。このようにすれば、進路変更部材を小スペース内に効率よく設けることが出来、見栄えがよいばかりか、基部自体が飲食物の載置台を進路方向へ案内するため、飲食物の載置台の搬送路もしくはバイパス路からの逸脱が効果的に防止される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、まず図1には本発明の実施例としてのバイパス路を有する飲食物供給用循環搬送路が示されており、1はカウンター、2は循環型搬送路であるクレセントチェーンコンベア、30は椅子をそれぞれ示している。無端状のクレセントチェーンコンベア2は折り返し部により折り返され、カウウンタ−1に沿うように全体略コ字状に配設されている。本実施例においては図中2点鎖線右側の部分が厨房、左側が客席とされており、この厨房にて飲食物である各種の寿司4が載置された寿司皿3が前記クレセントチェーンコンベア2上に適宜投入されるようになっている。 【0011】クレセントチェーンコンベア2の前記コ字状の凹部位置には、客席側にあるクレセントチェーンコンベア2と厨房側にあるクレセントチェーンコンベア2とを連結するコンベア路6(図2参照)を有するバイパス路7が形成されており、これらバイパス路7と搬送路との分岐部T1、T2近傍に設けられる進路変更部材8を用いることにより、クレセントチェーンコンベア2上を移動する寿司皿3の循環経路を、バイパス路7を経由して図中上部のクレセントチェーンコンベア2上を移動する循環経路Aと、同じくバイパス路7を経由して図中下部のクレセントチェーンコンベア2上を移動する循環経路バイパス路とに選択的に切り替えることが出来るようになっている。 【0012】分岐部T1(T2)近傍の構成を、図2及び図4(a)、(b)に基づいて説明すると、クレセントチェーンコンベア2は、略半月状の表面板であるスタット21が適宜駆動モータ(図示略)により移動する駆動チェーン22に係合されて、前記スタット21と搬送路の一部を構成する水平板12との間に敷設されたコンベアレール23上をスライド移動するようになっており、スタット21上に寿司皿3を載置すると、寿司皿3がスタット21の移動とともに搬送されるようになっている。 【0013】水平板12の左右側には、所定高さを有するガイド部13がクレセントチェーンコンベア2の長手方向左右側に設けられており、寿司皿3のクレセントチェーンコンベア2からの逸脱が防止されるようになっている。 【0014】また分岐部T1(T2)においては、バイパス路7のコンベア路6が、クレセントチェーンコンベア2の進行方向に対して直角方向に設けられている。このコンベア路6は、特に図4(a)に示されるように、循環移動する搬送ベルト24が駆動ローラ26およびガイドローラ25を介して、その一端が前記クレセントチェーンコンベア2に近接し、その上面位置がスタット21の上面とほぼ同一平面になるように配置されている。駆動ローラ26は、連結ベルト27を介して搬送路の下部所定箇所に配設される駆動モータ(図示略)に連結されており、この駆動モータの駆動に連動するようになっている。 【0015】進路変更部材8は、図3及び図4(a)に示されるように、前面及び側面が開口するように横方向に凹部9が形成された基部10と、一端がこの凹部9内に嵌入され、軸部材31を介して約180度水平方向に回転自在に枢支されたガイド棒32とから構成される。なお、38はスペーサである。また、この基部10の後方下端からは案内片34が垂下されており、この案内片34の前面にはマグネット33が固着されている。 【0016】本実施例においては、図2〜図4に示されるように、コンベア路6の両側に位置するガイド部13の一部が切欠形成され、このコンベア路6の両側には基部10の配設スペースS(図3参照)が形成されている。またこの基部10の配設位置は、案内片34の前面と水平板12の端部より垂下される垂直片12aとの当接により決定されるようになっており、かつこの当接によりマグネット33が垂直片12aに吸着されることで、配設位置からの逸脱が防止されるようになっている。 【0017】また、特に図2に示されるように基部10はバイパス路7の左右いずれの側でも取り付けできるようになっている。そして例えば基部10が図中バイパス路7の左側に配設された場合、図4(a)及び図5(b)に示されるように、ガイド棒32を有さないガイドブロック35がバイパス路7の右側に取り付けられ、ガイド部13の一部を構成するようになっている。なお、このガイドブロック35にも案内片34が形成され、この案内片34にはマグネット33が設けられている。 【0018】このように基部10がクレセントチェーンコンベア7の左右側いずれかにガイド部13の一部を構成するように取り付けられた状態において、ガイド棒32は軸部材31を中心とし、バイパス路7をその移動方向に対して直交方向に横切る通常位置と、クレセントチェーンコンベア2上を斜めに横切り、かつその先端部32aが、基部10が取り付けられた反対側のガイド部13の内側面13a(図2参照)に当接される進路変更位置とに選択的に切り替え可能になっている。なお、前記通常位置において、ガイド棒32の側面32bは凹部9の内面9aに当接され、回動規制されるようになっている。 【0019】よって通常時、すなわちバイパス路7を使用せず、クレセントチェーンコンベア2のみで寿司皿3を循環させる場合、ガイド棒32を前述のようにバイパス路7をその移動方向に対して直交方向に横切る通常位置にすればよい。この時基部10、ガイドブロック35及びガイド棒32がガイド部13の一部として機能するため、分岐部T1、T2における寿司皿3のクレセントチェーンコンベア2からの逸脱が防止される。 【0020】また、寿司皿3を、バイパス路7を用いて図1における循環系路Aもしくは循環系路バイパス路にて循環させる場合、クレセントチェーンコンベア2上を斜めに横切り、かつその先端部32aが、反対側のガイド部13の内側面13aに当接される進路変更位置にすればよい。こうすることで、クレセントチェーンコンベア2上、もしくはバイパス路7上を移動してきた寿司皿3の縁部がガイド棒32に当接され、寿司皿3がバイパス路7、もしくはクレセントチェーンコンベア2上に案内されることになる。この時ガイド棒32は、一端が基部10に、他端がガイド部13によりそれぞれ支持されているため、寿司皿3との当接により位置が変化することはない。 【0021】ここで、図1中の循環型搬送路におけるクレセントチェーンコンベア2を、図中矢印方向に移動させることを前提とした場合において、バイパス路7を利用して、例えば循環経路Aにおいてのみ寿司皿3を循環させるには、まず分岐部T1においては、進路変更部材8を図1及び図5(a)に示されるようにバイパス路7の右側に配設し、ガイド棒32をクレセントチェーンコンベア2上を横切るように設ければ、クレセントチェーンコンベア2上左側から移動してくる寿司皿3をバイパス路7へと移動させることが出来る。そして分岐部T2においては、進路変更部材8を図1に示されるように配設することにより、バイパス路7から移動してくる寿司皿3を反対側のクレセントチェーンコンベア2上に移動させることが可能となり、経路長さを短縮化することが出来る。 【0022】次に前記クレセントチェーンコンベア2の移動方向を変えずに、寿司皿3を循環経路バイパス路にて循環するように変更するには、分岐部T1における進路変更部材8及びガイドブロック35をそれぞれ取り外し、ガイド棒32の向きを変えた後、図5(b)に示されるように、それぞれ左右逆に取り付ける。そしてバイパス路7におけるコンベア路6の移動方向を逆転させれば、バイパス路7から移動してくる寿司皿3をクレセントチェーンコンベア2上に戻すことが出来るようになる。なお、当然ながらここでは分岐部T2における進路変更部材8及びガイドブロック35も逆位置に取付けられる。 【0023】このように本実施例における進路変更部材8は、配設位置を変更するだけで、クレセントチェーンコンベア2およびバイパス路7の移動方向に関係なく、寿司皿3をクレセントチェーンコンベア2からバイパス路7、もしくはバイパス路7からクレセントチェーンコンベア2に進路変更させることが出来る。よって、部品点数を増やすことなく、寿司皿3の循環経路を種々に変更することが可能である。 【0024】図6には本発明の進路変更部材の他の実施例が示されている。本実施例において前述の実施例と相違する点は、配設位置への取り付け方法であり、マグネット33の替わりに、基部10の底面に設けられた複数の突部36を配設位置としての水平板12上に形成された凹部37内にそれぞれ嵌合させることで、配設位置に固定出来るようになっている点である。 【0025】このように、進路変更部材8の配設位置における固定方法は任意であり、その他の方法により固定できるようになっていてもよい。 【0026】以上、本発明の実施形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。 【0027】例えば、循環型搬送路の形状、バイパス路及び分岐部の数等は任意であり、種々に変形可能であるとともに、本実施例において分岐部は1つの搬送路、バイパス路によりT字状に構成されていたが、例えば1つの搬送路と、これに互いに対向するように設けられる2つのバイパス路とにより十字状に形成されていている分岐部において進路変更部材を選択的に使用できるようにしてもよい。 【0028】 【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。 【0029】(a)請求項1項の発明によれば、進路変更部材の配設位置を、固定手段を有する基部を介して容易に変更出来るとともに、ガイド棒が回動自在に設けられているため、配設位置変更と共にガイド棒の位置変更が可能となり、搬送路もしくはバイパス路の移動方向に関係なく、1個の進路変更部材で飲食物の載置台を前記搬送路からバイパス路に、もしくはバイパス路から搬送路へ選択的に移動させることが可能となる。 【0030】(b)請求項2項の発明によれば、基部もしくは配設位置に特別な加工を施すことなく、基部の配設位置への簡単な着脱が達成される。 【0031】(c)請求項3項の発明によれば、ガイド棒を適宜位置にて回動規制できるので、搬送路もしくはバイパス路上を移動する飲食物の載置台を確実に適宜進路方向へ案内することが可能となる。 【0032】(d)請求項4項の発明によれば、進路変更部材を小スペース内に効率よく設けることが出来、見栄えがよいばかりか、基部自体が飲食物の載置台を進路方向へ案内するため、飲食物の載置台の搬送路もしくはバイパス路からの逸脱が効果的に防止される。 【0033】
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| 【出願人】 |
【識別番号】390010319 【氏名又は名称】株式会社石野製作所
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月25日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】日高 一樹 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−187963 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月13日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−367436 |
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