| 【発明の名称】 |
枕 |
| 【発明者】 |
【氏名】大島 康弘
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| 【要約】 |
【課題】寝転んで頭を枕部に載せたときの首部の疲れを少なくすることができて、さらに、使用者に対する滑りをなくすることができるようにする。
【解決手段】台座部2が支持する枕部1を前記台座部2に連結して、寝転んで頭を枕部1に載せたときの首部の疲れを少なくし、さらに、台座部2に枕部1と所定の角度をなして背を載せることができる方向へ延びる背載せ部3を設けて、背の荷重を背載せ部3に作用させ、使用者に対する滑りを防止するようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 頭が載せられる枕部を台座部に支持してなる枕において、前記枕部は台座部に連結されており、該台座部は前記枕部と所定の角度をなして背を載せることができる方向へ延びる背載せ部が設けられていることを特徴とする枕。 【請求項2】 前記枕部の前記台座部との連結部には、枕部の台座部に対する角度を調節可能とした角度調節具が設けられている請求項1記載の枕。 【請求項3】 前記背載せ部の上面は、基端部から先端部の下面へ向かって傾斜している請求項1又は2記載の枕。 【請求項4】 前記枕部と台座部及び背載せ部は骨組みを備え、該骨組みの背載せ部が線材により形成されている請求項3記載の枕。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主としてテレビ鑑賞用として好適な枕に関する。 【0002】 【従来の技術】寝転んでテレビを鑑賞するときに使用するようにした枕は、例えば実開平4−81562号公報、実公昭63−43968号公報、実用新案登録第3028682号に記載されている。これら従来の枕は、台座部に、上向きに延びる支持杆部を設け、該支持杆部の頂部に頭が載せられる枕部を設け、さらにこの枕部と前記支持杆部との間に、角度調節具を設けて枕部の台座部に対する角度を調節可能とするか、または、高さ調節具を設けて枕部の高さを調節可能としてあり、肘枕の代用として好適な構成としたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の枕は、支持杆部の頂部に頭が載せられる枕部を設けて、肘枕の代用となるように構成されているため、使用者が寝転んで頭を枕部に載せたとき、背部分と床との間に大きな空間が生じて、背部分の荷重が首部に作用して、該首部が疲れ易いという問題があった。また、台座部は、殆ど背部分と接触しないように構成されているため、枕部から支持杆部を介して台座部に作用する荷重が小さくて、使用者に対し枕が滑り易いという問題もあった。 【0004】本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、枕部を台座部に連結し、該台座部に背載せ部を設けることにより、使用者が寝転んで頭部を枕部に載せたときの首部の疲れを少なくすることができて、さらに、使用者に対する滑りをなくすることができる枕を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】第1発明に係る枕は、頭が載せられる枕部を台座部に支持してなる枕において、前記枕部は台座部に連結されており、該台座部は前記枕部と所定の角度をなして背を載せることができる方向へ延びる背載せ部が設けられていることを特徴とする。 【0006】第1発明にあっては、使用者が寝転んで頭部を枕部に載せたとき、背部分が背載せ部と接触して、背部分の荷重が背載せ部に作用するから、使用者に対する滑りを良好に防止することができる。しかも、枕部は、台座部に直接連結されているから、背部分を台座部に接触させた状態で首部を枕部に載せることができ、従って、首部の疲れを少なくすることができる。 【0007】第2発明に係る枕は、前記枕部の前記台座部との連結部には、枕部の台座部に対する角度を調節可能とした角度調節具が設けられていることを特徴とする。 【0008】第2発明にあっては、枕部の台座部に対する角度を調節することにより、枕部の角度及び高さを変えることができるから、枕の配置位置からテレビまでの距離、及び使用者の体格などに影響されることなく、使用者に対応した角度で使用することができるのであり、また、仰向きになって休息する場合でも、枕の高さを、通常の枕の高さと同程度に低くすることができる。 【0009】第3発明に係る枕は、前記背載せ部の上面が、基端部から先端部の下面へ向かって傾斜していることを特徴とする。 【0010】第3発明にあっては、背載せ部の床との間の段差を少なくすることができるから、寝転んで頭部を枕部に載せたとき、背部分の台座部による痛みをなくすることができる。 【0011】第4発明に係る枕は、前記枕部と台座部及び背載せ部が骨組みを備え、該骨組みの背載せ部が線材により形成されていることを特徴とする。 【0012】第4発明にあっては、背載せ部の骨組み自体の厚さを可及的に薄くすることができるから、背載せ部の長さを所定以上に長くすることなく、背載せ部の傾斜を緩くすることができ、全長を短くできる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は本発明の枕の縦断面図、図2は斜視図、図3は骨組みの斜視図である。 【0014】この枕は、円柱状に形成されて頭が載せられる枕部1と、該枕部1の底部に連結される台座部2、及び該台座部2から枕部1と所定の角度をなして背を載せることができる方向へ延びる背載せ部3とを備えている。 【0015】これら枕部1と、台座部2及び背載せ部3は、図1に示す如く骨組み4と、ポリウレタンフォームのチップを接着剤で硬化してなり、前記骨組み4の大部分を取囲む芯部5と、該芯部5を取囲むポリウレタンフォーム製のクッション層6と、該クッション層6を被覆する表皮7とを備え、芯部5と、クッション層6及び表皮7とにより、枕部1を台座部2に揺動可能に連結している。この枕部1の台座部2への連結部は、前記芯部5と、クッション層6及び表皮7を弾性変形させることにより揺動可能としている。 【0016】骨組み4は、図3に示す如くパイプ材を用いてなり、所定間隔を隔てて対向する一対の第1部材41,41と、これら第1部材41,41の一端部に角度調節具40を介して角度調節可能に連結され、パイプ材を用いてなる一対の第2部材42,42と、コ字形に屈曲した線材を用いてなり、前記各第2部材42,42の他端部に結合される第3部材43と、コ字形に屈曲した線材を用いてなり、前記各第1部材41,41の他端部に結合される第4部材44と、線材を用いてなり、第1部材41,41間を連結する連結部材45とを備えている。 【0017】角度調節具40は、ラチェット歯が設けられた歯体と、前記ラチェット歯と係合する爪体と、該爪体のラチェット歯との係合を制御するカム板とを備え、第2部材42,42の第1部材41,41に対する角度、即ち、枕部1の台座部2に対する角度の調節、及び調節位置の保持が可能に構成されている。 【0018】背載せ部3は、寝転んで頭部を枕部1に載せたとき、背を載せることができる大きさに形成するのであって、線材を用いてなる第4部材44により骨組みを構成し、さらに、図1,図2に示す如く背載せ部3の上面を、基端部から先端部の下面へ向かって傾斜させて、背載せ部3の床との間の段差を少なくし、さらに寝転んで頭を枕部1に載せたとき、肩を台座部2で無理なく受止めることができるようにしている。 【0019】以上の如く構成した枕は、枕部1が台座部2に連結されているから、使用者が背部分を台座部2に接触させた状態で頭を枕部1に載せることができ、従って、首部の疲れを少なくすることができる。また、台座部2には、枕部1と所定の角度をなし背を載せることができる方向へ延びる背載せ部3を設けているため、使用者が寝転んで頭を枕部1に載せたとき、背部分が背載せ部3と接触して、背部分の荷重が背載せ部3に作用するから、使用者に対する枕の滑りを良好に防止することができる。また、背載せ部3の上面は、基端部から先端部の下面へ向かって傾斜させているから、背載せ部3の床との間の段差を少なくすることができ、寝転んで頭を枕部1に載せたとき、背部分の台座部2による痛みをなくすることができる。 【0020】また、枕部1は、台座部2に対し角度を調節することができるから、枕の配置位置からテレビまでの距離、及び使用者の体格などに影響されることなく、使用者に対応した高さで使用することができる。また、枕部1を台座部2に連結し、さらに枕部1の角度を調節可能としているから、テレビ鑑賞をすることなく、仰向きになって休息する場合でも、枕の高さを、通常の枕の高さと同程度に低くすることができる。 【0021】図5は、前記骨組み4の別の実施の形態を示す斜視図である。この実施の形態においては、図3のようにパイプを用いてなる第1部材41,41及び第2部材42,42と、線材を用いてなる第3部材43及び第4部材44と、線材を用いてなる連結部材45とを備えた骨組み4における各第1部材41,41及び第4部材44の外側部と、連結部材45の外側部とに、第1部材41,41の厚みとほぼ同じ厚みの角材を用いてなる補強杆46・・・を取付けて、線材を用いたことによる骨組み4の変形を少なくし、骨組み4の変形による芯部5、クッション層6、表皮7の破損を良好に防ぐことができるようにしている。 【0022】尚、以上説明した実施の形態では、角度調節具40を設けて枕部1を台座部2に対し角度調節可能としたが、その他、前記角度調節具40をなくし、角度を調節することができない構成としてもよい。また、骨組み4を設けた構成としたが、その他、この骨組み4をなくし、芯部5と、クッション層6及び表皮7とにより構成してもよい。 【0023】 【発明の効果】第1発明に係る枕によれば、使用者が寝転んで頭を枕部に載せたとき、背が背載せ部と接触して、背の荷重が背載せ部に作用するから、使用者に対する滑りを良好に防止することができる。しかも、枕部は、台座部に連結されているから、背部分を台座部に接触させた状態で頭を枕部に載せることができ、従って、首部の疲れを少なくすることができる。 【0024】第2発明に係る枕によれば、枕部の角度及び高さを変えることができるから、枕の配置位置からテレビまでの距離、及び使用者の体格などに影響されることなく、使用者に対応した角度で使用することができるのであり、しかも、仰向きになって休息する場合でも、枕の高さを、通常の枕の高さと同程度に低くすることができる。 【0025】第3発明に係る枕によれば、背載せ部の床との間の段差を少なくすることができるから、寝転んで頭を枕部に載せたとき、背の台座部による痛みをなくすることができる。 【0026】第4発明に係る枕によれば、背載せ部の骨組み自体の厚さを可及的に薄くすることができるから、背載せ部の長さを所定以上に長くすることなく、背載せ部の傾斜を緩くすることができ、全長を短くできる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000244235 【氏名又は名称】明和グラビア株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月25日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】河野 登夫
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| 【公開番号】 |
特開平11−187961 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月13日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−358273 |
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