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【発明の名称】 フック構造及びその組立方法
【発明者】 【氏名】谷田 勇

【要約】 【課題】室内壁面の外観が良好なフック構造及びその組立方法を提供する。

【解決手段】室内(70)の壁に物を掛けることができる鉤状のフック(10)を備えたフック構造であって、室内(70)の壁と天井(40)側端面との間に引込み目地状の目地状隙間(42)を設け、その目地状隙間(42)の壁面(41)側に前記フック(10)を形成したことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 室内の壁に物を掛けることができる鉤状のフックを備えたフック構造であって、室内の壁面と天井側端面との間に引込み目地状の目地状隙間を設け、その目地状隙間の壁面側に前記フックを形成したことを特徴とするフック構造。
【請求項2】 フックは、物を掛けることができる鉤状のフック本体部材と、このフック本体部材をスライド可能に係止するとともに室内の壁面に沿って横方向に固定される長尺状のレール部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載のフック構造。
【請求項3】 目地状隙間の壁面側の上端と、天井の側端面及び下面からなる天井角部とを結ぶ線より下方にフックが形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のフック構造。
【請求項4】 レール部材は、目地状隙間の壁面側に沿って固定される壁面固定部と、この壁面固定部から室内側に向かって突出するとともにその先端から上方に向かって延びて縦断面形状が略L字状のL字状レール部とを備え、フック本体部材は、前記レール部材のL字状レール部に係止可能に形成されるとともにL字状レール部に沿って横方向に摺動可能なレール摺動係止部と、このレール摺動係止部からL字状に延びて物を引っかけ可能な引っ掛け部とを備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載のフック構造。
【請求項5】 フック本体部材とレール部材との間には、両者が外れ難くするための外れ止めを形成し、この外れ止めは、レール部材のL字状レール部の先端から室内の壁面側に向かって長手方向に沿って横方向に開口する溝部と、フック本体部材のレール摺動係止部の先端から室内の反壁面側に向かって横方向に突出して前記溝部内に差し込まれる外れ止め突出部とからなり、フック本体部材のレール摺動係止部をレール部材のL字状レール部に係止した際、外れ止め突出部が溝部内に差し込まれた状態で摺動することにより、フック本体部材の上下方向の移動を制限していることを特徴とする請求項4記載のフック構造。
【請求項6】 レール部材のL字状レール部より下方に位置する壁面固定部の室内側の表面には、その下方の室内壁面の表面を化粧する表面化粧部材が連続して貼付されていることを特徴とする請求項4または請求項5記載のフック構造。
【請求項7】 フックに連続するとともに室内壁面の角部に配置される角部材を備え、この角部材は、室内壁面の角部に沿って固定される角固定部と、この角固定部から室内側に向かって突出するとともに角部の左右のレール部材のL字状レール部に連続する突出部とを備えたことを特徴とする請求項4、請求項5または請求項6記載のフック構造。
【請求項8】 レール部材の壁面固定部は、L字状レール部から目地状隙間内の室内側の壁面の上端まで延びていることを特徴とする請求項4、請求項5、請求項6、または請求項7記載のフック構造。
【請求項9】 室内の壁に物を掛けることができる鉤状のフックを備えたフック構造の組立方法であって、フックは、物を掛けることができる鉤状のフック本体部材と、このフック本体部材を摺動可能に係止するとともに室内の壁面に固定される長尺状のレール部材とを備え、室内の壁面と天井側端面との間に引込み目地状の目地状隙間を形成する工程と、その目地状隙間を形成した後、天井の下面側から目地状隙間の下面にまで表面化粧部材を貼付する工程と、その表面化粧部材を貼付した後、目地状隙間の室内側の斜め下方から切断治具を差し込んで、目地状隙間の壁面側の上端に沿って表面化粧部材を切断する工程と、表面化粧部材を切断した後、目地状隙間の壁面側の上端にフック本体部材を係止したレール部材の上端が位置するように固定する工程と、固定したレール部材の室内側の表面の一部に、室内壁面の表面から連続する表面化粧部材を貼付する工程とを備えたことを特徴とするフック構造の組立方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の壁に物を掛けることができる鉤状のフックを備えたフック構造及びその組立方法に関するものである。
【0002】
【先行技術】図6は、従来のフック構造の縦断面図を示すものである。従来のフック構造は、室内170の壁面141に物を掛けることができる鉤状のフック110を備えているものである。そして、室内170の壁面141の表面には、ビニールクロスからなる表面化粧部材160が貼付されてあり、前記フック110は、この表面化粧部材160の室内170側に固定されているものである。具体的には、フック110は、壁面141に横方向に沿ってねじ121により固定された縦断面形状が略コ字状の長尺状のレール部材130と、このレール部材130に沿って摺動可能であるとともに物を掛けることができる鉤状の短尺状のフック本体部材120とを備えている。
【0003】また、このフック110とは、関係なく、室内170の壁面141と天井140の側端面との間に引き込み目地状の目地状隙間142を形成することがある。具体的には、室内170の壁面141に木質からなる天井固定部材150を配置し、この天井固定部材150の下面には天井140の端部をはめ込んだ状態で天井固定部材150に固定可能なアルミニウムからなる天井端部差し込み具151が形成されている。そして、天井140を固定した状態において、その下面側にビニールクロスからなる表面化粧部材160を貼付している。この表面化粧部材160は、天井140の下面から目地状隙間142の下面にまで連続して貼付されている。そして、この表面化粧部材160は、天井端部差し込み具151が壁面141に当接する位置において切断され、室内170の壁面141の表面に貼付された表面化粧部材160と外観上は接続するように形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来のフック構造は、室内170の壁面141の表面にレール部材130を固定し、かかるレール部材130の全部が露出するため、壁面141の外観の見栄えがあまり良くないという第一の問題点があった。さらに、フック110が表面化粧部材160の室内170側の表面に固定されているため、表面化粧部材160を交換する際、フック110も取り外さなければならず、大変、手間であるという第二の問題点があった。
【0005】また、フック110が室内170の壁面141の上下方向の途中の所定の位置に取り付けてあるため、取付作業において、その取付位置を所定の位置から測定して壁面141上に設定しなければならず、位置決め作業が容易ではないという第三の問題点があった。そこで、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第一の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、室内壁面の外観が良好なフック構造を提供しようとするものである。
【0006】これに加え、請求項2記載の発明は、フック本体部材をスライドさせることができて、物を掛けることができる位置を自由に選択することができるフック構造を提供しようとするものである。これに加え、請求項3記載の発明は、目地状隙間の斜め下方から切断治具を差し込むことができて、フックを固定した状態のままで、天井側の表面化粧部材を目地状隙間と壁面との角部で切断することができ、表面化粧部材の取付や交換作業が容易なフック構造を提供しようとするものである。
【0007】これに加え、請求項4記載の発明は、請求項1、請求項2または請求項3記載の発明の構成を具体的に特定したもので、室内壁面の外観が良好であるとともにフック本体部材を横方向にスライドさせることができるフック構造を提供しようとするものである。これに加え、請求項5記載の発明は、フック本体部材の上下方向に移動が制限されることにより、地震等の上下方向の振動等によってもフック本体部材がレール部材から外れることを抑えることができるフック構造を提供しようとするものである。
【0008】これに加え、請求項6記載の発明は、上記した従来の技術の有する第二の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レール部材の下方側を表面化粧部材により室内から見えないように隠すことができて、室内外観を良好なものにすることができるとともに表面化粧部材の交換作業も容易にすることができるフック構造を提供しようとするものである。
【0009】これに加え、請求項7記載の発明は、室内壁面の角部においても、フックを形成している部分と同様に表面化粧部材を貼付することができて、表面化粧部材の角部における処理が容易なフック構造を提供しようとするものである。これに加え、請求項8記載の発明は、上記した従来の技術の有する第三の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レール部材の位置決めを容易にすることができて、現場施工における組立作業を容易にすることができるフック構造を提供しようとするものである。
【0010】請求項9記載の発明は、現場施工における組立作業が容易なフック構造の組立方法を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的を達成するためのものである。請求項1記載の発明は、室内(70)の壁に物を掛けることができる鉤状のフック(10)を備えたフック構造であって、室内(70)の壁面(41)と天井(40)側端面との間に引込み目地状の目地状隙間(42)を設け、その目地状隙間(42)の壁面(41)側に前記フック(10)を形成したことを特徴とする。
【0012】なお、ここで、「引込み目地状の」とは、継ぎ目となる部分が上方側に向かって引っ込んでいるような状態を意味するものである。本発明は、目地状隙間(42)の壁面(41)側にフック(10)を形成している。このため、フック(10)の一部を目地状隙間(42)の内部に位置させることができて、室内(70)側から見て、天井(40)等により、フック(10)の一部を見えないように隠すことができ、フック(10)を室内(70)側から見て、あまり目立たないようにすることができる。これにより、室内(70)の壁面(41)の外観をフック(10)により乱すことなく、調和のとれたものに維持することができ、壁面(41)の外観を良好なものにすることができる。
【0013】請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の特徴点に加え、フック(10)は、物を掛けることができる鉤状のフック本体部材(20)と、このフック本体部材(20)をスライド可能に係止するとともに室内(70)の壁面(41)に沿って横方向に固定される長尺状のレール部材(30)とを備えたことを特徴とする。本発明は、フック本体部材(20)が鉤状に形成されているため、物を掛けることができる。そして、レール部材(30)が室内(70)の壁面(41)に横方向に沿って固定され、このレール部材(30)に沿ってフック本体部材(20)をスライド可能に係止しているため、物を掛けることができる位置を、室内(70)の壁面(41)に沿って横方向に自由に選択することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、上記した請求項1または請求項2記載の特徴点に加え、目地状隙間(42)の壁面(41)側の上端と、天井(40)の側端面及び下面からなる天井角部(43)とを結ぶ線より下方にフック(10)が形成されていることを特徴とする。本発明は、フック(10)が、目地状隙間(42)の壁面(41)側の上端と、天井(40)の側端面及び下面からなる天井角部(43)とを結ぶ線より下方に形成されている。このため、目地状隙間(42)の壁面(41)側の上端と天井角部(43)とを結ぶ線に沿って、長尺状の切断治具等を差し込んでも、かかる長尺状の切断治具がフック(10)に当たることがなく、何の障害物もなく切断治具を目地状隙間(42)の壁面(41)側の上端にまで差し込むことができる。これにより、目地状隙間(42)の壁面(41)側の上端においてクロス等の表面化粧部材(60)を切断するような作業を容易にすることができる。
【0015】請求項4記載の発明は、上記した請求項2または請求項3記載の特徴点に加え、レール部材(30)は、目地状隙間(42)の壁面(41)側に沿って固定される壁面固定部(31)と、この壁面固定部(31)から室内(70)側に向かって突出するとともにその先端から上方に向かって延びて縦断面形状が略L字状のL字状レール部(32)とを備え、フック本体部材(20)は、前記レール部材(30)のL字状レール部(32)に係止可能に形成されるとともにL字状レール部(32)に沿って横方向に摺動可能なレール摺動係止部(22)と、このレール摺動係止部(22)からL字状に延びて物を引っかけ可能な引っ掛け部(23)とを備えたことを特徴とする。
【0016】本発明は、レール部材(30)の壁面固定部(31)を目地状隙間(42)の壁面(41)側に固定している。このため、壁面固定部(31)の一部を目地状隙間(42)の内部に位置させることができて、室内(70)側から見て、天井(40)等により、壁面固定部(31)の一部を見えないように隠すことができる。さらに、この壁面固定部(31)から突出するL字状レール部(32)、それに係止するレール摺動係止部(22)及びこのレール摺動係止部(22)から延びる引っ掛け部(23)の一部も同様に目地状隙間(42)の内部に位置させることができて、室内(70)側からそれらの一部を見えないように隠すことができ、全体として目立たないようにすることができる。これにより、室内(70)の壁面(41)の外観をフック(10)により乱すことなく、調和のとれたものに維持することができ、壁面(41)の外観を良好なものにすることができる。
【0017】そして、レール部材(30)は、壁面固定部(31)から室内(70)側に向かって突出するとともにその先端から上方に向かって延びる略L字状のL字状レール部(32)を備え、フック本体部材(20)は、そのL字状レール部(32)に係止可能に形成されるとともにL字状のL字状レール部(32)に沿って横方向に摺動可能なレール摺動係止部(22)を備えている。このため、レール摺動係止部(22)をL字状レール部(32)に係止した状態で横方向に沿って摺動させることにより、フック本体部材(20)をレール部材(30)に沿って係止した状態で摺動させることができる。これにより、物を掛けることができる位置を、室内(70)の壁面(41)に沿って横方向に自由に選択することができる。
【0018】請求項5記載の発明は、上記した請求項4記載の特徴点に加え、フック本体部材(20)とレール部材(30)との間には、両者が外れ難くするための外れ止め(80)を形成し、この外れ止め(80)は、レール部材(30)のL字状レール部(32)の先端から室内(70)の壁面(41)側に向かって長手方向に沿って横方向に開口する溝部(81)と、フック本体部材(20)のレール摺動係止部(22)の先端から室内(70)の反壁面(41)側に向かって横方向に突出して前記溝部(81)内に差し込まれる外れ止め突出部(82)とからなり、フック本体部材(20)のレール摺動係止部(22)をレール部材(30)のL字状レール部(32)に係止した際、外れ止め突出部(82)が溝部(81)内に差し込まれた状態で摺動することにより、フック本体部材(20)の上下方向の移動を制限していることを特徴とする。
【0019】本発明は、溝部(81)がL字状レール部(32)の先端から室内(70)の壁面(41)側に向かって長手方向に沿って横方向に開口し、外れ止め突出部(82)が、レール摺動係止部(22)の先端から室内(70)の反壁面(41)側に向かって横方向に突出して溝部(81)内に差し込まれている。すなわち、溝部(81)が長手方向に沿って横方向に開口しているため、それに差し込まれた外れ止め突出部(82)は、上下方向の移動が制限される。そして、この外れ止め突出部(82)は、溝部(81)内に差し込まれた状態で摺動するため、フック本体部材(20)をレール部材(30)に沿って摺動させる際にレール部材(30)に対してフック本体部材(20)を上下方向に移動させるような力が加わってもフック本体部材(20)の上下方向の移動が制限され、簡単にフック本体部材(20)がレール部材(30)から外れるのを抑えることができる。また、地震等によりフック本体部材(20)に上下方向の振動が加わっても、この外れ止め(80)により上下方向の移動が抑えられ、フック本体部材(20)がレール部材(30)から簡単に外れるのを抑えることができる。
【0020】請求項6記載の発明は、上記した請求項4または請求項5記載の特徴点に加え、レール部材(30)のL字状レール部(32)より下方に位置する壁面固定部(31)の室内(70)側の表面には、その下方の室内(70)壁面(41)の表面を化粧する表面化粧部材(60)が連続して貼付されていることを特徴とする。本発明は、室内(70)の壁面(41)の表面を化粧する表面化粧部材(60)が、レール部材(30)のL字状レール部(32)より下方に位置する壁面固定部(31)の室内(70)側の表面に連続して貼付されている。このため、表面化粧部材(60)が壁面固定部(31)のL字状レール部(32)より下方の室内(70)側を覆って、室内(70)側から壁面固定部(31)の下部側が見えないように覆い隠すことができる。一方、壁面固定部(31)の上部側は、目地状隙間(42)の内部に差し込むように固定しているため、室内(70)側からは壁面固定部(31)の上部側も見え難いように設定されている。すなわち、室内(70)側からフック(10)を見た際、L字状レール部(32)の一部及びそれに係止されるフック本体部材(20)が見えるのみで、レール部材(30)はその上部及び下部共に、あまり目立たないように形成することができる。これにより、室内(70)の壁面(41)の外観をスッキリとした良好なものにすることができる。
【0021】請求項7記載の発明は、上記した請求項4、請求項5または請求項6記載の特徴点に加え、フック(10)に連続するとともに室内(70)壁面(41)の角部に配置される角部材(61)を備え、この角部材(61)は、室内(70)壁面(41)の角部に沿って固定される角固定部(64)と、この角固定部(64)から室内(70)側に向かって突出するとともに角部の左右のレール部材(30)のL字状レール部(32)に連続する突出部(65)とを備えたことを特徴とする。
【0022】なお、ここで、「フック(10)に連続するとともに室内(70)の壁面(41)の角部に配置される」の「角部」とは、入り隅状の角部及び出隅状の角部のいずれも含むものである。本発明は、角部材(61)の突出部(65)が角部の左右のレール部材(30)のL字状レール部(32)に連続するように形成されている。このため、角部の左右のレール部材(30)の下方に貼付する表面化粧部材(60)の上端を、角部材(61)の突出部(65)の下方においても同様に横方向に連続して形成することができる。すなわち、突出部(65)を有する角部材(61)が無いと、その角部の部分だけ表面化粧部材(60)を天井(40)側の上方にまで延ばさなければならず、表面化粧部材(60)の角部における処理が容易ではないが、角部の左右のレール部材(30)に連続する突出部(65)を形成することにより、表面化粧部材(60)の上端を角部の左右の表面化粧部材(60)の上端と同様に横方向に連続したものにすることができる。これにより、表面化粧部材(60)の上部の処理を角部においても容易なものにすることができる。
【0023】請求項8記載の発明は、上記した請求項4、請求項5、請求項6または請求項7記載の特徴点に加え、レール部材(30)の壁面固定部(31)は、L字状レール部(32)から目地状隙間(42)内の室内(70)側の壁面(41)の上端まで延びていることを特徴とする。本発明は、レール部材(30)の壁面固定部(31)は、L字状レール部(32)から目地状隙間(42)内の室内(70)側の壁面(41)の上端まで延びている。このため、レール部材(30)を取り付ける際に、レール部材(30)の壁面固定部(31)を目地状隙間(42)の下面に当接させるだけで、レール部材(30)の取付位置が決定される。これにより、レール部材(30)の取付位置を決めるにおいて、目地状隙間(42)の下面からの所定の距離を測定して室内(70)側の壁面(41)表面にけがく必要もなく、レール部材(30)の取付位置を容易に設定することができ、現場施工における組立作業を容易にすることができる。
【0024】請求項9記載の発明は、室内(70)の壁に物を掛けることができる鉤状のフック(10)を備えたフック構造の組立方法であって、フック(10)は、物を掛けることができる鉤状のフック本体部材(20)と、このフック本体部材(20)を摺動可能に係止するとともに室内(70)の壁面(41)に固定される長尺状のレール部材(30)とを備え、室内(70)の壁面(41)と天井(40)側端面との間に引込み目地状の目地状隙間(42)を形成する工程と、その目地状隙間(42)を形成した後、天井(40)の下面側から目地状隙間(42)の下面にまで表面化粧部材(60)を貼付する工程と、その表面化粧部材(60)を貼付した後、目地状隙間(42)の室内(70)側の斜め下方から切断治具を差し込んで、目地状隙間(42)の壁面(41)側の上端に沿って表面化粧部材(60)を切断する工程と、表面化粧部材(60)を切断した後、目地状隙間(42)の壁面(41)側の上端にフック本体部材(20)を係止したレール部材(30)の上端が位置するように固定する工程と、固定したレール部材(30)の室内(70)側の表面の一部に、室内(70)壁面(41)の表面から連続する表面化粧部材(60)を貼付する工程とを備えたことを特徴とする。
【0025】本発明は、先ず、最初に、室内(70)の壁面(41)と天井(40)の側端面との間に引込み目地状の目地状隙間(42)を形成する。次に、その目地状隙間(42)を形成した後、天井(40)の下面側から目地状隙間(42)の下面にまで表面化粧部材(60)を貼付する。次に、その表面化粧部材(60)を貼付した後、目地状隙間(42)の室内(70)側の斜め下方から切断治具を差し込んで、目地状隙間(42)の壁面(41)側の上端に沿って表面化粧部材(60)を切断する。
【0026】なお、ここで、「切断治具」とは、刃物やカッター等を含むものである。次に、表面化粧部材(60)を切断した後、目地状隙間(42)の壁面(41)側の上端にフック本体部材(20)を係止したレール部材(30)の上端が位置するように固定する。具体的には、目地状隙間(42)の内部にレール部材(30)の上部を差し込んで、目地状隙間(42)の下面にレール部材(30)の上端面が当接するまで押し込む。これにより、特に別途、取付位置の測定作業を行うことなく、レール部材(30)の取り付け位置の位置決め作業を容易にすることができる。また、フック(10)の一部が目地状隙間(42)の内部に位置させることができて、室内(70)側から見て、天井(40)等により、フック(10)の一部を見えないように隠すことができ、壁面(41)を室内(70)側から見て、フック(10)をあまり目立たないようにすることができる。
【0027】次に、固定したレール部材(30)の室内(70)側の表面の一部に、室内(70)の壁面(41)の表面から連続する表面化粧部材(60)を貼付する。これにより、表面化粧部材(60)が壁面固定部(31)のL字状レール部(32)より下方の室内(70)側の表面を覆って、室内(70)側から壁面固定部(31)の下部側を見えないように覆い隠すことができ、レール部材(30)の下部を目立たないように形成することができる。上記工程により、フック(10)の組立作業が完了する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて、更に詳しく説明する。図1乃至図3は、本発明の第一の実施の形態であって、図1はフック構造の縦断面図、図2はレール部材の側面図、図3はフック本体部材の側面図をそれぞれ示すものである。
【0029】まず、本実施の形態の構成について説明する。本実施の形態に係るフック構造は、室内70の壁に物を掛けることができる鉤状のフック10を備えたものである。ここで、このフック10に掛ける物は特に特定されるものではなく、例えば、ハンガー等を掛けて洋服等を吊るしても良いし、このフック10に直接、帽子等を掛けても良く、また、額縁等を掛けるためのいわゆるピクチャーレールとして使用しても良いものである。そして、このフック構造は、室内70の壁面41と天井40の側端面との間に引込み目地状の目地状隙間42を設け、その目地状隙間42の壁面41側に前記フック10を形成したことを特徴とするものである。
【0030】前記目地状隙間42は、室内70の壁面41に木質からなる天井固定部材50を固定し、この天井固定部材50の下面には天井40の端部をはめ込んだ状態で天井固定部材50に固定可能なアルミニウムからなる天井端部差し込み具51が形成されている。この天井端部差し込み具51は、天井固定部材50の下面に固定される平板状の平板部52と、この平板部52の下面から下方に向かって延びて、その先端から横方向に延びて縦断面形状が略L字状のL字状支持部53とから形成されている。この天井端部差し込み具51は、L字状支持部53と平板部52との間に形成された隙間に天井40の端部を差し込んで、天井40を保持可能に形成されているものである。そして、天井40を固定した状態において、その天井40の下面、側端面及び目地状隙間42の下面には、ビニールクロスからなる表面化粧部材60が貼付されている。この表面化粧部材60は、天井40の下面から目地状隙間42の下面にまで連続して貼付されている。
【0031】前記フック10は、物を掛けることができる鉤状のフック本体部材20と、このフック本体部材20をスライド可能に係止するとともに室内70の壁面41に沿って横方向に固定される長尺状のレール部材30とを備えている。そして、このフック10は、目地状隙間42の壁面41側の上端と、天井40の側端面及び下面からなる天井角部43とを結ぶ線より下方に形成されている。
【0032】前記レール部材30は、目地状隙間42の壁面41側に沿ってねじ21を介して壁面41に固定される平板長尺状の壁面固定部31と、この壁面固定部31から室内70側に向かって突出するとともにその先端から上方に向かって延びて縦断面形状が略L字状のL字状レール部32とを備えている。前記壁面固定部31の室内70側の下部には、下方先端側に向かって厚みが減少するような傾斜部33が形成されている。この傾斜部33は、その上面に表面化粧部材60を貼付する場合に、壁面固定部31の下端面に発生する段差を少なくするために形成されているものである。そして、前記フック本体部材20は、前記レール部材30のL字状レール部32に係止可能に形成されるとともにL字状レール部32に沿って横方向に摺動可能なレール摺動係止部22と、このレール摺動係止部22からL字状に延びて物を引っかけ可能な引っ掛け部23とを備えている。
【0033】そして、フック本体部材20とレール部材30との間には、両者が外れ難くするための外れ止め80を形成している。この外れ止め80は、レール部材30のL字状レール部32の先端から室内70の壁面41側に向かって長手方向に沿って横方向に開口する溝部81と、フック本体部材20のレール摺動係止部22の先端から室内70の反壁面41側に向かって横方向に突出して前記溝部81内に差し込まれる外れ止め突出部82とから形成されている。そして、この外れ止め80は、フック本体部材20のレール摺動係止部22をレール部材30のL字状レール部32に係止した際、外れ止め突出部82が溝部81内に差し込まれた状態で摺動することにより、フック本体部材20の上下方向の移動を制限しているものである。
【0034】そして、レール部材30のL字状レール部32より下方に位置する壁面固定部31の室内70側の表面には、その下方の壁面41の表面を化粧する表面化粧部材60が連続して貼付されている。また、レール部材30の壁面固定部31は、L字状レール部32から目地状隙間42の室内70の壁面41の上端まで延びている。すなわち、レール部材30の壁面固定部31の上端面は、目地状隙間42の下面に当接するような状態で壁面41に固定されている。
【0035】次に、上記した実施の形態の作用及び効果について、組立方法に沿って説明する。先ず、室内70の壁面41と天井40の側端面との間に引込み目地状の目地状隙間42を形成する。具体的には、最初に、長尺状の木質からなる天井固定部材50を天井40を形成する位置の室内70の壁面41に沿って横方向に釘等を介して固定する。そして、天井端部差し込み具51を天井固定部材50の下面に釘等を介して固定する。そして、天井端部差し込み具51に天井40の端部を差し込んで、天井40を所定の位置に形成する。その際、天井40の端部を保持するL字状支持部53と室内70の壁面41との間には、隙間が形成されてあり、天井40の周囲には、引込み目地状の目地状隙間42が形成される。
【0036】次に、その目地状隙間42を形成した後、天井40の下面側から天井40の側端面を経て目地状隙間42の下面にまで表面化粧部材60を接着材等を介して貼付する。次に、その表面化粧部材60を貼付した後、目地状隙間42の室内70側の斜め下方からカッター等の切断治具を差し込んで、目地状隙間42の壁面41側の上端に沿って表面化粧部材60を切断する。
【0037】次に、天井40側の表面化粧部材60を切断した後、目地状隙間42の壁面41側の上端にフック本体部材20を係止したレール部材30の上端が位置するように固定する。すなわち、レール部材30の壁面固定部31の上端面が目地状隙間42の下面側に当接するようにレール部材30を下方側から押し込んだ位置に配置し、ねじ21を介して壁面41に固定する。
【0038】次に、固定したレール部材30の室内70側の表面の一部に、室内70壁面41の表面から連続する表面化粧部材60を貼付する。すなわち、表面化粧部材60を、レール部材30の下方の壁面41から、L字状レール部32の下方側に位置する壁面固定部31の室内70側の表面にまで連続して貼付する。上記工程により、フック10の組立作業が完了する。
【0039】上述したように、本実施の形態は、目地状隙間42の壁面41側にフック10を形成しているため、フック10の一部を目地状隙間42の内部に位置させることができて、室内70側から見て、天井40等により、フック10の一部を見えないように隠すことができ、フック10を室内70側から見て、あまり目立たないようにすることができる。これにより、室内70の壁面41の外観をフック10により乱すことなく、調和のとれたものに維持することができ、壁面41の外観を良好なものにすることができる。
【0040】また、本実施の形態は、フック本体部材20が鉤状に形成されているため、物を掛けることができる。そして、レール摺動係止部22をL字状レール部32に係止した状態で横方向に沿って摺動させることにより、フック本体部材20をレール部材30に沿って係止した状態で摺動させることができる。これにより、物を掛けることができる位置を、室内70の壁面41に沿って横方向に自由に選択することができる。
【0041】そして、本実施の形態は、フック10が、目地状隙間42の壁面41側の上端と、天井40の側端面及び下面からなる天井角部43とを結ぶ線より下方に形成されている。このため、目地状隙間42の壁面41側の上端と天井角部43とを結ぶ線に沿って、長尺状の切断治具等を差し込んでも、かかる長尺状の切断治具がフック10に当たることがなく、何の障害物もなく切断治具を目地状隙間42の壁面41側の上端にまで差し込むことができる。これにより、表面化粧部材60の交換作業をする際、目地状隙間42の壁面41側の上端においてクロス等の表面化粧部材60を切断するような作業を容易にすることができる。
【0042】そして、本実施の形態において、レール部材30の壁面固定部31を目地状隙間42の壁面41側に固定している。このため、壁面固定部31の上部を目地状隙間42の内部に位置させることができて、室内70側から見て、天井40等により、壁面固定部31の上部を見えないように隠すことができる。さらに、この壁面固定部31から突出するL字状レール部32、それに係止するレール摺動係止部22及びレール摺動係止部22から延びる引っ掛け部23の一部も同様に目地状隙間42の内部に位置させることができて、室内70側からそれらの一部を見えないように隠すことができ、全体として目立たないようにすることができる。これにより、室内70の壁面41の外観をフック10により乱すことなく、調和のとれたものに維持することができ、壁面41の外観を良好なものにすることができる。
【0043】また、本実施の形態において、溝部81がL字状レール部32の先端から室内70の壁面41側に向かって長手方向に沿って横方向に開口し、外れ止め突出部82が、レール摺動係止部22の先端から室内70の反壁面41側に向かって横方向に突出して溝部81内に差し込まれている。すなわち、溝部81が長手方向に沿って横方向に開口しているため、それに差し込まれた外れ止め突出部82は、上下方向の移動が制限される。そして、この外れ止め突出部82は、溝部81内に差し込まれた状態で摺動するため、フック本体部材20をレール部材30に沿って摺動させる際にレール部材30に対してフック本体部材20を上下方向に移動させるような力が加わってもフック本体部材20の上下方向の移動が制限され、簡単にフック本体部材20がレール部材30から外れるのを抑えることができる。また、地震等によりフック本体部材20に上下方向の振動が加わっても、この外れ止め80により上下方向の移動が抑えられ、フック本体部材20がレール部材30から簡単に外れるのを抑えることができる。
【0044】そして、本実施の形態は、室内70の壁面41の表面を化粧する表面化粧部材60が、レール部材30のL字状レール部32より下方に位置する壁面固定部31の室内70側の表面に連続して貼付されている。このため、表面化粧部材60が壁面固定部31のL字状レール部32より下方の室内70側を覆って、室内70側から壁面固定部31の下部側が見えないように覆い隠すことができる。一方、壁面固定部31の上部側は、目地状隙間42の内部に差し込むように固定しているため、室内70側からは壁面固定部31の上部側も見え難いように設定されている。すなわち、室内70側からフック10を見た際、L字状レール部32及びそれに係止されるフック本体部材20が見えるのみで、レール部材30はその上部及び下部共に、あまり目立たないように形成することができる。これにより、室内70の壁面41の外観をスッキリとした良好なものにすることができる。そして、本実施の形態において、レール部材30の壁面固定部31は、L字状レール部32から目地状隙間42の室内70の壁面41の上端まで延びている。このため、レール部材30を取り付ける際に、レール部材30の壁面固定部31の上端面を目地状隙間42の下面に当接させるだけで、レール部材30の取付位置が決定される。これにより、レール部材30の取付位置を決めるにおいて、目地状隙間42の下面からの所定の距離を測定して室内70の壁面41表面にけがく必要もなく、レール部材30の取付位置を容易に設定することができ、現場施工における組立作業を容易にすることができる。
【0045】次に、第二の実施の形態について説明する。図4は、本発明の第二の実施の形態であって、フック構造の外観斜視図を示すものである。本実施の形態は、フック10に連続するとともに室内70の壁面41の角部に配置される角部材61を備えているものである。具体的には、この角部材61は、入り隅状の角部に固定される入り隅角部材62から形成されているものである。この入り隅角部材62は、室内70の壁面41の入り隅状角部に沿って固定される角固定部64と、この角固定部64から室内70側に向かって突出するとともに入り隅状角部の左右のレール部材30のL字状レール部32に連続する突出部65とを備えている。なお、この入り隅角部材62の左右に配置されるフック10は、第一の実施の形態で説明したものと同様であって、同様の構成には、同一の部品番号を付与して説明を省略する。
【0046】本実施の形態は、入り隅角部材62の突出部65が入り隅状角部の左右のレール部材30のL字状レール部32に連続するように形成されている。このため、入り隅状角部の左右のレール部材30の下方に貼付する表面化粧部材60の上端を、角部材61の突出部65の下方においても同様に横方向に連続して形成することができる。すなわち、突出部65を有する入り隅角部材62が無いと、その入り隅状角部の部分だけ表面化粧部材60を天井40側の上方にまで延ばさなければならず、表面化粧部材60の入り隅状角部における処理が容易ではないが、入り隅状角部の左右のレール部材30に連続する突出部65を形成することにより、表面化粧部材60の上端を入り隅状角部の左右の表面化粧部材60の上端と同様に横方向に連続した直線にすることができる。これにより、表面化粧部材60の上部の処理を入り隅状角部においても容易なものにすることができる。
【0047】次に、第三の実施の形態について説明する。図5は、本発明の第三の実施の形態であって、フック構造の外観斜視図を示すものである。本実施の形態は、フック10に連続するとともに室内70の壁面41の角部に配置される角部材61を備えているものである。具体的には、この角部材61は、出隅状の角部に固定される出隅角部材63から形成されているものである。すなわち、第二の実施の形態が入り隅状の角部に固定されるものに対して、本実施の形態は、出隅状の角部に固定されるものである。そして、この出隅角部材63は、室内70壁面41の出隅状角部に沿って固定される角固定部64と、この角固定部64から室内70側に向かって突出するとともに出隅状角部の左右のレール部材30のL字状レール部32に連続する突出部65とを備えている。なお、この出隅角部材63の左右に配置されるフック10は、第一の実施の形態で説明したものと同様であって、同様の構成には、同一の部品番号を付与して説明を省略する。
【0048】そして、本実施の形態における作用及び効果も、第二の実施の形態と略同様であって、出隅状の角部においても、出隅状角部の左右のレール部材30に連続する突出部65を形成することにより、表面化粧部材60の上端を出隅状角部の左右の表面化粧部材60の上端と同様に横方向に連続した直線にすることができる。これにより、表面化粧部材60の上部の処理を出隅状角部においても容易なものにすることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1記載の発明によれば、室内壁面の外観が良好なフック構造を提供することができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、フック本体部材をスライドさせることができて、物を掛けることができる位置を自由に選択することができるフック構造を提供することができる。請求項3記載の発明によれば、目地状隙間の斜め下方から切断治具を差し込むことができて、フックを固定した状態のままで、天井側の表面化粧部材を目地状隙間と壁面との角部で切断することができ、表面化粧部材の取付や交換作業が容易なフック構造を提供することができる。
【0051】請求項4記載の発明によれば、室内壁面の外観が良好であるとともにフック本体部材を横方向にスライドさせることができるフック構造を提供することができる。請求項5記載の発明によれば、フック本体部材の上下方向に移動が制限されることにより、地震等の上下方向の振動等によってもフック本体部材がレール部材から外れることを抑えることができるフック構造を提供することができる。
【0052】請求項6記載の発明によれば、レール部材の下方側を表面化粧部材により室内から見えないように隠すことができて、室内外観を良好なものにすることができるとともに表面化粧部材の交換作業も容易にすることができるフック構造を提供することができる。請求項7記載の発明によれば、室内壁面の角部においても、フックを形成している部分と同様に表面化粧部材を貼付することができて、表面化粧部材の角部における処理が容易なフック構造を提供することができる。
【0053】請求項8記載の発明によれば、レール部材の位置決めを容易にすることができて、現場施工における組立作業を容易にすることができるフック構造を提供することができる。請求項9記載の発明によれば、現場施工における組立作業が容易なフック構造の組立方法を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000114086
【氏名又は名称】ミサワホーム株式会社
【出願日】 平成9年(1997)12月25日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 博道 (外4名)
【公開番号】 特開平11−178697
【公開日】 平成11年(1999)7月6日
【出願番号】 特願平9−356456